今年9月、三重県いなべ市大安町の民家で、80代と50代の男性2人が死亡しているのが見つかった事件で、津地方検察庁は22日、50代の息子を殺害したとして同居する79歳の母親を殺人の罪で起訴しました。
起訴されたのは、いなべ市大安町平塚の無職・水谷洋子被告(79)です。
起訴状などによりますと、水谷被告は、9月29日から30日の間に、自宅で夫と共謀し、殺意を持って53歳の息子の頭を金づちで複数回殴った上、コードなどを首に巻きつけて強く締め付け窒息死させた殺人の罪に問われています。
敷地内の車庫で首を吊っている82歳の夫を発見した水谷被告は、警察の調べに対し「主人から言われたので手伝った」と犯行を認める供述をしています。
検察は水谷被告の認否を明らかにしていません。
今年8月、三重県伊勢市内のコンビニエンスストアからフィギュアを盗んだとして、20日、伊勢市に住む三重県職員の男を逮捕しました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、伊勢市小俣町湯田の県職員・川村和彦容疑者(42)です。
川村容疑者は今年8月10日未明、伊勢市内のコンビニからフィギュア4個を盗んだ疑いがもたれています。
従業員が商品がないのに気付き警察に通報し、その後の防犯カメラの解析などから川村容疑者が浮上し20日、逮捕したということです。
警察の調べに対し、川村容疑者は容疑を認めているということで警察は余罪も含めて調べを進めています。
特殊詐欺などの犯罪被害を金融機関で未然に防ぐため金融機関を対象にした研修会が17日、三重県桑名市で開かれました。
この研修会は、全国地域安全運動の期間に合わせて開かれたもので、桑名警察署管内の銀行や信用金庫、郵便局の支店長ら約60人が参加しました。
研修会では、桑名警察署の担当者が特殊詐欺の現状や近年増加している国際電話を使った詐欺への対策強化について説明しました。
その後、今年度、桑名警察署管内で特殊詐欺を未然に防いだ金融機関の職員らの体験談が語られ、実際に起きた詐欺の手口を再現する寸劇を行うなど参加者の防犯の意識を高めていました。
今年9月末までに桑名警察署管内で起こった特殊詐欺による被害は18件、約7050万円にのぼり、前年の同じ時期と比べ7件、約5240万円増加しています。
担当者は「怪しい電話があれば誰かに相談し警察に連絡をしてほしい」と呼びかけています。
三重大学が行う研究や地域での活動などを多くの人に知ってもらおうというイベント「ミエキスポ」が19日、三重大学で開かれました。
「ミエキスポ」では、どの世代でも楽しんでもらえるようにとオープンキャンパスや研究発表などの催しが同時に開かれました。
18日から開かれたイベントには、三重大学への進学を希望する高校生をはじめ、地域の人など約5千人が訪れました。
19日は、大学生らによる研究発表やそれぞれの学部の模擬授業、さらに、在校生が校内を案内する「キャンパスツアー」が行われました。
また、学食のランチ販売は長蛇の列ができ、ありつけた人たちは嬉しそうに味わい楽しんでいました。
三重大学広報室長の杉谷太圭史さんは「大学というと学生だけのイメージがあるが、小さなお子さまから大人まで、いろいろな方にいろいろな体験をしていただきながら三重大学のことを知っていただけたら」と話していました。
18日午前10時すぎ、三重県津市で住宅火災があり、焼け跡から性別不明の1人の遺体が見つかりました。警察と消防で出火の原因を調べています。
18日午前10時12分ごろ、津市河芸町で「近くの家から大きな音が聞こえ、煙が上がっている」と近隣住民から消防に通報がありました。
火は約1時間後に消し止められましたが、木造平屋が全焼したということです。
この火事で、焼け跡から性別不明の1人の遺体が見つかりました。
警察によりますと、この家には濱口憲一さん(84)が一人で住んでいて、連絡が取れていないということです。
警察は見つかった遺体が、濱口さんの可能性もあるとみて、身元の確認を進めるとともに、消防と出火の原因を調べています。
三重県御浜町で県道沿いの崖下に転落していた車両が発見され、車の中から町内に住む無職の84歳女性が遺体で発見されました。
警察によりますと、女性は御浜町内に一人で暮していて、数日間連絡がとれなくなっていたことから10月9日に家族が行方不明者届を提出していました。
届け出を受けた警察が捜索を行っていたところ、11日午前10時30分ごろに県道沿いの崖下に転落している車両を発見。
救助要請を受けた消防隊員が崖下に降りて車の中で女性が死亡していることを確認しました。
車は県道のカーブ部分のガードレールが設置されていない場所から40メートルほど転落したものと見られていて、警察では事故の可能性を含め、転落した原因を捜査しているということです。
10日午後、三重県津市の住宅街で鉄骨2階建てのアトリエ教室が全焼する火事があり、焼け跡から性別不明の一人の遺体が発見されました。
警察や消防の調べによると10日午後2時47分頃、津市藤方の住宅街で「建物が燃えている」と通行人から119番通報がありました。
火事があったのは「アトリエ珠煌彫金教室」の鉄骨2階建ての建物で、消防車など10台が駆け付け消火にあたりました。
火は約2時間後に消し止められましたが、焼け跡から性別不明の一人の遺体が発見され、警察では身元を確認しています。
出火当時、アトリエ教室には代表の女性と生徒5人がいて、代表の女性を含む2人が救急車で病院に運ばれましたが命に別条はないということです。
警察と消防では出火原因も含めて火事の経緯を調べています。
今年5月、三重県亀山市の新名神高速道路で乗用車が逆走し、避けようとした車が巻き込まれた事故で、危険運転致傷と道路交通法違反の罪に問われていたペルー国籍の男に対し、津地方裁判所は8日、懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
危険運転致傷と道路交通法違反の罪に問われていたのは、ペルー国籍のロッシ・クルーズジョン・エリアス被告(35)です。
起訴状などによりますと、エリアス被告は今年5月、名古屋市内で酒を飲んだ上で車を運転し、新名神高速道路の下り線を逆走。車4台が絡む追突事故を起こし6人にケガをさせた罪に問われていました。
津地方裁判所で開かれた裁判で湯川亮裁判官は「約9キロもの距離を逆走し続け、犯行の約7時間前には酒気帯び運転にも及んでおり交通ルールを軽視する態度は限度を超えている」としてエリアス被告に懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
三重県名張市の国道で軽乗用車が横転し5人が死亡した事故で、司法解剖の結果、5人は頭や胸などを強く打ったことにより死亡したことが判明したほか、少なくとも1人からアルコールが検出されたことがわかりました。
この事故は、10月3日の未明、名張市上小波田の片側一車線の国道で、男女6人が乗った軽乗用車が横転し、名張市内に住む10代から20代の男女5人が死亡し男子高校生1人が大けがをしたものです。
警察によりますと、事故で死亡した5人の司法解剖が5日までに終わり、その結果、5人は頭や胸などを強く打ったことにより死亡したことがわかりました。
また、遺体からアルコールが検出されたこともわかりましたが、警察は、捜査に支障あるとして何人からアルコールが検出されたかは明らかにしていません。
事故を起こした車は、死亡した20歳の男性が所有していましたが、事故当時、誰が運転していたかは特定できていないということで、警察は大けがをして入院中の男子高校生から話を聞くとともに付近の防犯カメラなどの映像の分析を進めています。
9月、三重県鈴鹿市の質店に、バールの様なものを持った男が押し入り、店主らから現金など約2万円を奪って逃走した事件で、6日までに暴力団組員の男ら2人が逮捕されました。
強盗の疑いで逮捕されたのは、住居不定の暴力団組員谷口健太容疑者(39)と、鈴鹿市の飲食業・大谷秀幸容疑者(52)の2人です。
警察の調べによりますと谷口容疑者ら2人は。9月28日の午後3時半頃、鈴鹿市阿古曽町の住宅を兼ねた質店に覆面をかぶって押し入り、バールの様なもので高齢の夫婦を脅し、現金1万7000円と商品券5000円相当を奪って逃走した疑いが持たれています。
防犯カメラの映像や周辺の聞き込みから谷口容疑者と大谷容疑者が浮上し、逮捕に至ったということです。
質店に押し入ったのは谷口容疑者一人で、大谷容疑者は現場周辺での見張り役か逃走を手助けした疑いがあるということです。
警察は共犯事件のため2人の認否を明らかにしておらず、組織的な犯罪の可能性もあるとして捜査を進めることにしています。