熊本県警は15日、熊本市中央区のびぷれす広場で、「電話で『お金』詐欺」対策の新マスコット「ワルモン」をお披露目した。
ワルモンは県警と熊本中央署が敬老の日に合わせて開いた被害防止キャンペーンイベントに登場。県警生活安全企画課によると、熊本市出身のオスグマで、詐欺の手口に精通している。黒い体で頰が赤く、県のPRキャラクター「くまモン」とよく似ているが、関係性はない。ワルモンの名前は熊本弁で「悪者」を意味する「わるもん」から名づけられた。
この日は、詐欺の手口を再現する劇の中で「電話で『お金』詐欺」の犯人役を務めた。一緒に登壇したくまモンが横に並ぶと、あまりの〝激似〟ぶりに会場がざわめいた。県警は県民に詐欺の手口を詳しく知ってもらおうと今後、ワルモンを利用する。ワルモンが悪事をしないよう、同じく県警マスコットの「ゆっぴー」が厳しく見守る方針。
ステージイベントにはタレントの英太郎さんも登場。「電話やSNSでお金の話が出たら詐欺。うまい話の裏には必ず〝ワルモン〟がいるから気を付けて」と注意喚起した。(東有咲)