西表島でスノーケリングをしていた60代の男性が溺れ、搬送先の病院で死亡が確認されました。亡くなったのは東京都に住む67歳の男性です。
石垣海上保安部によりますと、男性は14日午前11時半ごろ、西表島にある月が浜ビーチ、友人の女性と共にスノーケリングを始めましたが、何らかの原因で溺れました。うつぶせの状態で浮いていたところをSUPで捜索していた男性が救助し、浜に引き上げましたが、心肺停止の状態で病院に搬送され、午後3時過ぎに死亡が確認されました。友人の女性は浜から泳いできた女性に救助されましたが、体調不良を訴え近くの病院へ搬送、命に別状はないということです。
2人は観光で島を訪れスノーケリングをしていましたが、海流が早く浜に戻れなくなってしまったということです。2人ともライフジャケットを着用していませんでした。
去年から中高年のマリンレジャー事故が増えていて、海保はライフジャケットの着用や体調管理に十分に気を付けてほしいと呼びかけています。
銀行の窓口で現金を振り込もうとする女性の行動を不審に思った行員が話を聞いたことで、詐欺を見破り、被害を未然に防いだとして警察が感謝状を贈りました。
豊見城警察署が感謝状を贈ったのは、沖縄海邦銀行真玉橋支店の親泊朝昭支店長と城田涼子さんです。
警察や銀行によりますと、6月4日、凍結された口座に現金10万円を振り込めなかった70代の女性が再度別の口座に振り込もうと窓口を訪ねました。
対応した城田さんが、振り込みの目的を確認するなかで詐欺を疑い、親泊支店長と2人で連携して女性に振り込まないよう説得、警察に通報したことで被害を未然に防ぎました。女性は、SNS型投資詐欺に騙されていて、ラインで知り合った「投資の先生」を装う面識のない相手に現金を振り込もうとしていました。
豊見城署の川邊茂署長は「詐欺を防いだことでこの銀行から地域の安全安心の発信に繋がる」と感謝を述べました。
沖縄海邦銀行 真玉橋支店・城田涼子さんは「お客さまの話をしっかり聞くことで(詐欺と)分かってきた部分もあるので振り込み内容がどういうものかと深堀りというか聞いて、(今後も)対応していきたいと思いました」と話しました。
県内では、2025年5月までの暫定値で、SNS型投資詐欺の被害が55件、被害額は6億円あまりにのぼり、警察は、「振り込む前に家族や友人、警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。
2025年4月、浦添市役所付近の契約駐車場に停めていた車のタイヤをパンクさせたとして警察は20代の男と17歳の少年を逮捕しました。
器物損壊の容疑で逮捕されたのは、住所不定・自称配達員の大城文哉容疑者(26)と、住所不定・職業不詳の17歳の少年です。
警察によりますと大城容疑者らは2025年4月25日、浦添市役所近くの契約駐車場で、職員が駐車していた普通乗用車など計23台のタイヤを何らかの方法でパンクさせた疑いがもたれています。
事件後、警察が現場付近の防犯カメラを調べるなど捜査を進め、6月12日大城容疑者らを逮捕しました。警察は、捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。
浦添市役所では、4月8日と13日にも公用車のタイヤがパンクさせられたりテープランプが壊される事件が発生していて、警察が、この事件との関連を含め調べています。
本島南部に住む30代女性がSNSで知り合った人物からうその投資話を持ちかけられ、現金2250万円をだまし取られるなど県内ではSNS型の投資詐欺が相次いでいます。
警察によりますと2025年3月、本島南部に住む30代の女性がマッチングアプリで知り合った男とサイト内でやり取りを行い、その後LINEに誘導され投資話を持ちかけられました。
この話を信じた女性は、相手から仮想通貨の取り引きを行うアプリをインストールをするよう求められたうえで、現金2250万円分を指定された口座に10回にわたり送金したということです。
その後、女性が利益分を引き出そうとした際、手数料やサイトの違反金などを要求されたことで不審に思い、5月、警察に相談したところ詐欺事件が発覚しました。
また2月には、県内に住む30代の男性がインスタグラムで知り合った人物からうその投資話を持ちかけられ、現金210万円をだまし取られる詐欺事件も発生しています。
警察では「SNSで知り合った相手から投資話などが出たら必ず詐欺を疑い、家族や友人、警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。
6月9日、警察官や検事を装ううその電話で宮古島市の20代男性が現金約150万円をだまし取られるなど、県内で特殊詐欺事件が相次いで発生しました。
警察によりますと、6月9日正午ごろ宮古島市の20代男性に県外の警察官や検事を装う男女から「あなたの口座が詐欺に使われていて、逮捕される可能性がある」とうその電話がありました。
その後、男性はLINEに誘導され捜索差押許可状などと記載された書類の画像を見せられたうえ「資金の流れを調査する必要がある」と現金を要求されたということです。
この話を信じた男性は、現金約150万円を指定口座に振り込みだまし取られています。
また、沖縄市に住む30代女性にも警察官や検事を装う人物から「ナカムラグループの詐欺事件にあなたの口座が使われている」とうその電話があり、現金約90万円をだまし取られています。
県警は「警察官が金銭を要求することは絶対にない。不審な電話があれば家族や友人、警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。
豊見城市の30代女性が県外の警察官などを装ううその電話で、現金およそ4600万円をだまし取られる特殊詐欺事件がありました。
警察によりますと2025年4月、豊見城市の30代女性に携帯電話会社を装う音声ガイダンスから「2時間以内に電話が止まります」とうその電話がありました。その後、電話は県外の警察官や検察官を装う人物に代わり「あなたの口座が資金洗浄に使われている。無実を証明するなら資産を振り込んでもらう必要がある」と金銭を要求されたということです。
話を信じた女性は、指定された口座に7回にわたり現金を振り込みおよそ4600万円をだまし取られました。
女性にお金を貸した親族が不審に思い警察に相談したことで詐欺被害が発覚。県警では「警察が電話で金銭を要求することは絶対にない。不審な電話は詐欺を疑い、家族や友人、警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。
6月7日夕方、南城市の国道で走行中のオートバイがフェンスに衝突する事故があり運転していた40歳の男性が搬送先の病院で死亡しました。亡くなったのは那覇市与儀に住む男性(40)です。
警察によりますと6月7日午後5時40分すぎ、南城市玉城富里の国道331号で、八重瀬町方面から南城市知念向けに走行していた男性が運転するオートバイが縁石に接触し、住宅のフェンスに衝突しました。男性は空中に投げ出され、路面に体を強く打つなどして心肺停止の状態で病院に搬送され、約7時間後に死亡が確認されました。
事故当時、男性は知人の男性2人とツーリングをしていて最後尾を走行していたところ、何らかの原因で縁石に接触し事故にあったとみられています。
現場はゆるやかな右カーブで、警察はツーリングをしていた知人男性から話を聞くなどして事故の原因を調べています。
被害金額は110万円あまりになります。5月、石垣市の畑で収穫直前のカボチャおよそ2.5トンが盗まれていたことがわかり警察が窃盗事件として捜査しています。
常住智史記者は「こちらが被害があった畑です。人や車通りは少なく人目の付きにくい場所にあります」と話しました。
5月15日の午後3時ごろ、石垣市新川の農家が管理する畑で栽培していたカボチャを収穫しようとしたところ畑を荒らされていました。警察によりますと盗まれたのは収穫直前のカボチャ、およそ2.5トンで、被害額は112万円余りにのぼります。
畑を管理する女性によりますと鋭利な刃物でカボチャの茎や葉の部分をそのまま残し、丁寧に切り取ったうえ、玉の大きいものだけを盗んでいったということです。
カボチャを栽培しておよそ15年、カメラの前で心境を語りました。
農家の女性は「ことしは上出来ですよ。これまでにない出来でした。こんな感じで50センチおきにカボチャが転がっているのを見た時にはよろこんだんでけど、来てみたら何もない。ショックとビックリ頭が真っ白でした。本当に許せません」と話しました。
5月3日の夕方に関係者が畑を訪れ異常がないことを確認していて、警察は5月3日夜から5月15日にかけて何者かが持ち去ったとみて窃盗事件として捜査しています。
6月3日、沖縄市の県道で走行中の車に乗っていた元夫を無理やり降ろし殺害したとして、沖縄市に住む60代の女が逮捕されました。
殺人の疑いで逮捕されたのは沖縄市松本の無職の女(61)です。
警察によりますと女は6月3日午前6時前、沖縄市知花の県道224号線で、自ら運転する車の助手席に乗っていた元夫(61)に対し、車から降りるよう強要し、走行中の車から転落させるなどして殺害した疑いが持たれています。
元夫が車道に倒れているのを通行人が見つけて警察に通報。元夫は意識不明の状態で病院に搬送されましたが搬送先の病院で死亡が確認されました。
元夫の身元を特定した警察が同居していた女に話を聞くなどして捜査を進め、6月5日、殺人の容疑で逮捕しました。
警察は「捜査に支障がある」として認否を明らかにしておらず、2人の間に何らかのトラブルがあったとみて捜査を続けています。
警察官などを装い「あなたが詐欺グループのリストにのっている」などとうその電話で金をだまし取る詐欺事件が発生し、名護市の女性が200万円をだまし取られました。
警察によりますと2025年5月14日、名護市に住む30代の女性の携帯電話に、通信業者を装う人物から「あなたの携帯電話から多数のものに迷惑メールが送られている」と電話がありました。
女性はその後、県外の警察官や検察官を名乗る男らとやり取りするなかで「詐欺グループのリストにあなたの名前がのっていて資金調査の必要がある」と言われたうえに、相手からお金を振り込むよう要求されます。
さらに女性は、「保釈保証金を支払わないと拘留される」といううその話を信じ、あわせて200万円を振り込んだということです。
女性が、県外の検察などに確認したことで、事件が発覚しました。警察は、「警察官が電話などで金の振り込みなど要求することは絶対にない。普段から周りと特殊詐欺について話し合い、怪しい電話があった場合は、家族や警察に相談してほしい」と注意呼びかけています。
4日、南大東島でシュノーケルをしていた男性が溺れ、死亡する事故がありました。亡くなったのは大阪市の75歳の男性です。
警察によりますと男性は4日午前10時20分ごろ、南大東村旧東の海岸からおよそ30メートル沖合でシュノーケルをしていたところ何らかの原因で溺れました。一緒にシュノーケルをしていた友人が引き上げましたが心肺停止の状態で村内の診療所に搬送され、およそ1時間後に死亡が確認されました。
救助にあたった大阪府の70代の男性は自力で岸に戻ったあと体調不良を訴え病院で治療を受けました。命に別状はないということです。
男性は大阪から友人2人と村に住む知人に会うため島を訪れていたということです。事故当時、男性はライフジャケットを付けていませんでした。
警察が、一緒にいた友人に話しを聞くなどして詳しい状況を調べています。
高齢男性がSNSで知り合った人物からうその投資話を持ち掛けられ、現金およそ7900万円をだまし取られる詐欺事件がありました。県内では、こうした事件が相次いでいます。
警察によりますと、2025年3月、県内に住む70代の男性が偽の投資広告から「春の家庭資産増強計画Z1」と称した偽の投資グループラインに招待され、グループの中心人物となっていた「高橋」を名乗る女から「株式を購入すれば資産が増える」などといったメッセージが届きました。
男性は、この投資話を信じ、指定された口座に16回にわたって現金およそ7900万円を振り込んだということです。
振り込んだあとは、グループLINEに投資額が増えているような画像が送られてきたため信用していましたが、2025年5月、男性が貯まったお金を引き出そうとした際、追加で手数料や税金を要求され、それを不審に思った男性が金融機関に相談したところ事件が発覚しました。
また2025年4月には、那覇市に住む30代の男性が、メールで届いた融資の話を信じ、申し込んだ際に委託金などの名目で請求を受け現金およそ85万円をだまし取られた詐欺事件も発生しています。
警察では「手口が巧妙化していて被害が増えている。不審な点があれば家族や友人などと話し合い、警察に相談してほしい」と呼びかけています。
2024年、性的暴行を加えようと女性を襲いけがをさせたとして不同意性交等致傷の罪に問われているアメリカ海兵隊員の男の初公判が開かれ、男は無罪を主張しました。
起訴状などによりますとアメリカ海兵隊の上等兵、ジャメル・クレイトン被告(22)は、2024年5月、本島内で性的暴行を加える目的で女性の首をしめるなどし、全治2週間のけがをさせたとして、不同意性交等致傷の罪に問われています。6月2日に、那覇地裁で開かれた裁判員裁判でクレイトン被告は「疑われるような事実は一切していない」と無罪を主張しました。
冒頭陳述で検察は「被告人は、被害者が拒否したにも関わらず、タクシーに乗り込むなどしてつきまとい性的暴行を加えようとした。犯行は、危険で被害結果は重い」と主張しました。
一方、弁護人側は、「被害者を家まで送るために許可を得たうえでタクシーに乗り込み、被害者とは別れた。被告人は被害者の同意なく性交をしようとした事実もないし、暴力行為を一切、はたらいていない」と主張しました。
裁判の傍聴人した「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の高里鈴代共同代表は「沖縄には継続して犯罪が起こり続けていますね。訴えること自体が難しい。それをあえて訴えざるを得なかったことを被害に遭った人を信用するべきだと思います」と話しました。
6月3日の公判では、被害者の証人尋問が行われます。
1日午後、読谷村の県道で軽乗用車が道路わきのガードパイプや前方の車両などに衝突して横転し、一緒に乗っていた成人女性が死亡する事故がありました。
警察によりますと、1日午後3時ごろ読谷村波平の県道6号線で直進していた軽乗用車が道路左側のガードパイプに衝突し、はずみで前方を走っていた車両などにぶつかり横転する事故がありました。この事故で軽乗用車に乗っていた成人女性が頭を強く打つなどし、駆け付けた消防により現場で死亡が確認されました。
運転していた80代の男性も腕にけがをして病院に搬送されました。衝突された車の運転手にけがはないということです。
現場は片側1車線の直線で、緩やかな下り坂になっています。警察が事故の原因を調べています。
1日夜、本島南部の自宅内で84歳の祖母の顔に熱湯を浴びせケガをさせたとして、警察は、傷害の疑いで孫の男子高校生を現行犯逮捕しました。
傷害の疑いで逮捕されたのは本島南部に住む10代の男子高校生です。
警察によりますと男子高校生は、1日、午後10時45分ごろ本島南部の自宅で、84歳の祖母の顔に熱湯を浴びせた疑いが持たれています。
男子高校生は祖母と口論になり、コップに入れた熱湯を2回にわたって顔にかけ、祖母は火傷などのケガをしました。
祖母からの通報を受け駆けつけた警察が自宅にいた男子高校生を逮捕しました。
警察の調べに対し容疑を認めているということです。警察は犯行の経緯などを調べています。
2023年、那覇市で男性に暴行を加えてけがをさせスマートフォンを奪った罪などに問われている男2人の裁判員裁判で、那覇地裁は実刑判決を言い渡しました。
強盗致傷の罪などに問われているのは、住所不定の無職池間直哉被告(23)と浦添市の無職平識空被告(22)です。
起訴状などによりますと2人は2023年11月那覇市泊の路上で男性の顔面を複数回殴りけがをさせスマートフォンを奪ったなどとされています。
これまでの裁判で2人は強盗致傷の罪について「強盗を企てておらず被害者に暴行を加えてはいない」と起訴内容を否認していました。
検察側は2人に「強盗致傷の共同正犯が成立する」などとして池間被告に懲役9年、平識被告に懲役8年を求刑する一方、弁護側は「窃盗罪の共同正犯にとどまる」などとし、執行猶予付きの判決を求めていました。
那覇地裁の裁判長はどちらが男性を殴ったのか証拠上の決め手に欠けるとし、2人には強盗罪の共同正犯が成立するとしました。さらに被害者の損害や迷惑を考えずに強盗などに及んでいるとして、池間被告に懲役3年6か月平識被告に懲役3年の実刑判決を言い渡しました。
警察官が室内に入るとクッキーを食べた後だったということです。6月2日午後、浦添市で無断で住宅に侵入し食べ物を盗んだとして警察は、20代の男を窃盗などの疑いで逮捕しました。
住居侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定・無職の25歳の男です。
警察によりますと、男は、6月2日午後2時ごろ浦添市で知人女性の家に無断で侵入し、部屋にあったチョコチップクッキー2つを盗んだ疑いがもたれています。
「部屋に侵入者がいる」と女性から通報を受けた警察が、確認のため部屋に入ると室内に男を確認。さらに、男が食べたとみられるお菓子の空き袋2つをを発見し、その場で逮捕したということです。
男は警察の調べに対し「お金も底をついてお腹がすいていた」と容疑を認めていて、警察は、男が過去にもこの家へ侵入していたかなど余罪を詳しく調べています。