岡山県警岡山東署は24日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで岡山市東区、運送業の男(51)を現行犯逮捕した。店舗入り口付近のガラスに衝突する交通事故を起こして発覚。けが人はいなかった。
逮捕容疑は24日午後1時15分ごろ、岡山市東区可知の県道で、酒気を帯びた状態で軽乗用車を運転した疑い。「飲酒して車を運転し、交通事故を起こしたことに間違いない」と容疑を認めている。
署によると、事故後に従業員が110番。駆けつけた署員が、飲酒検知で呼気1リットル中1・7ミリグラムのアルコールを検出した。
岡山県警は24日、不同意わいせつの疑いで警察署勤務の男性警部補=40代=を書類送検した。他に女性との不適切な交際も判明し、同日付で停職6カ月の懲戒処分とした。警部補は依願退職した。
書類送検容疑は9月21日早朝、岡山市内の駐車場に止めた車の中で、同乗の知人女性=20代=にわいせつな行為をした疑い。「大変申し訳ない。会話をしているうちに興奮し、事件を起こした」と容疑を認めている。
県警は、被害者の特定につながるとして元警部補の所属などを明かしていない。関係者によると県南の警察署に勤め、勤務中に体を無理やり触ったという。
県警によると2022年ごろ~25年8月ごろ、県内の40代女性と不適切な交際をしていた。難波隆弘首席監察官は「誠に遺憾であり、深くおわび申し上げる。指導教養や人事管理をさらに徹底し、再発防止と信頼回復に努める」としている。
岡山県警倉敷署は23日夜、詐欺の疑いで、特殊詐欺グループの「受け子」とみられる東京都練馬区、無職の男(38)を現行犯逮捕した。容疑を認めている。
逮捕容疑は何者かと共謀し、息子になりすまして倉敷市の女性(85)から現金をだまし取ろうと考え、23日、投資の利益分の税金支払いが必要との名目で「400万円を用意し、弁護士に渡してほしい」などと電話でうそを言い、弁護士のふりをして女性方を訪ね、現金373万円をだまし取った疑い。
署によると、広島県警から「広島県内で受け子をした男が岡山方面に向かった」との情報を受け、警戒に当たった岡山県警の警察官が駅で男を発見。追跡したところ、男が女性から現金を受け取ったのを確認、逮捕した。
23日午後10時35分ごろ、総社市三須、松田茂さん(75)方から出火。木造2階(1階約110平方メートル)を全焼した。焼け跡から1人の遺体が見つかり、総社署は連絡が取れない松田さんの妻(73)とみて身元の確認を急いでいる。
署によると、松田さんは2人暮らし。松田さんが煙を吸うなどして倉敷市内の病院に搬送されたが軽傷もよう。近所の女性(25)が火災に気付き119番した。原因を調べている。
現場は住宅団地の一角。近所の40代男性は「サイレンの音で駆け付けると家全体が炎に包まれていた」と話した。
岡山県警赤磐署は22日、不同意性交の疑いで、赤磐市消防本部の消防副士長の男(29)=岡山市東区=を逮捕した。
逮捕容疑は12日午後6時半~同45分ごろの間、自宅で20代の知人女性=岡山県南部=に性的暴行を加えた疑い。行為は認めた上で「嫌がったり拒否したりする様子はなかった」と不同意については否認している。
署によると、13日に女性から被害申告があり、女性への聞き取りや防犯カメラの映像などから容疑を固めた。
消防本部によると、男は2016年に採用され、20年から本部勤務。楢原秀幸消防長は「誠に遺憾。事実関係を確認し厳正に対処したい」とコメントした。
会社の敷地に忍び込んだとして岡山県警津山署は22日、建造物侵入の疑いで、津山市、無職の男(45)を逮捕した。屋外の水道の蛇口が開放され、水が出しっぱなしになっていたといい、関連を調べる。
逮捕容疑は9月8日午前4時ごろ、同市の建設工事業者の事務所敷地内に侵入した疑い。「やっていないし、会社に近づいたこともない」と容疑を否認している。
署によると、業者からの被害届を受けて捜査し、防犯カメラ映像から容疑を固めた。同市内では2021年以降、蛇口が無断で開放されたとして小中学校や保育園、会社などから50件以上の被害相談が寄せられているという。
特定抗争指定暴力団池田組の本部事務所(岡山市北区田町)に張られた使用制限の標章を剝がしたとして、岡山中央署は19日、暴力団対策法違反の疑いで、同市、職業不詳の男(35)を逮捕した。
逮捕容疑は同日午前7時55分ごろ、事務所の出入り口ドアなどに岡山県公安委員会が貼付していた標章3枚を素手で剝ぎ取った疑い。容疑を認めている。
署によると、事務所前に不審者がいると通報を受け、駆け付けた署員が標章がなくなっているのを確認。付近にいた男に職務質問するなどして容疑を固めた。男は暴力団関係者ではないという。
池田組を巡っては山口組との抗争事件が相次ぎ、県公安委が2022年12月、同法に基づき特定抗争指定暴力団に指定し、本部事務所などを使用禁止としている。
17日午前10時40分ごろ、岡山市中区乙多見、スーパー「ティオ東岡山店」の出入り口付近に、男性(93)=同区=が運転する乗用車がバックで衝突し、店のガラスを割った。さらに前進して駐車中の軽乗用車に接触、店から約40メートル先の駐車場のフェンスをなぎ倒した。男性が顔に軽傷。店の客らにけがはなかった。
岡山中央署などによると、男性は知人女性の運転で店を訪れ、女性が買い物中に車を移動させようとしてアクセルとブレーキを踏み間違えたとみられる。約6年前に免許を返納しており、道交法違反(無免許運転)の疑いで事情を聴く。
自衛官が逮捕された特殊詐欺事件で広島県警福山東署は15日、高齢女性から現金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで三次市、海上自衛隊海士長の男(27)を再逮捕した。
再逮捕容疑は氏名不詳者と共謀し9月21~23日、福山市の女性(86)に、息子になりすまして複数回電話。「現金を至急必要としているので、代わりに行く者に渡してもらいたい」とうそを言い、23日午後0時20分ごろ、女性方で現金100万円を詐取した疑い。「電話をかけたわけではないし、お金も受け取っていない」と容疑を否認している。
男は、呉基地所属の護衛艦「さざなみ」の隊員。別の高齢女性=同市=から現金200万円をだまし取ったとして9月25日、詐欺容疑で署に逮捕されていた。
広島県福山市のコンビニで14日に起きた強盗未遂事件で福山東署は15日夜、同容疑で福山市、無職の男(20)を逮捕した。
逮捕容疑は14日午前3時5分ごろ、同市箕沖町のコンビニ「ローソン福山箕沖町店」で男性店員(71)に包丁のようなものを見せて現金を奪おうとしたが、大声を出されたため、何も取らずに逃げた疑い。「私がやったかもしれませんが記憶が曖昧です」と供述している。
署によると、防犯カメラの映像などから容疑者を割り出した。当時、店内に客はおらず、店員は1人だけで、けがはなかった。
知人を車にしがみつかせたまま運転したとして、広島県警福山東署は15日、殺人未遂の疑いで福山市、会社員の男(20)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は14日午後8時50分~55分ごろの間、運転する乗用車のボンネットに、知人の男性会社員(26)がしがみついた状態で、同市大門町の道路約1キロを走行した疑い。「ボンネットの上に乗せたまま運転したことに間違いないが、殺そうと思ってやったことではない」と供述している。男性にけがはなかった。
署によると、2人と一緒にいた知人の男性から110番があり、駆け付けた警察官が逮捕した。トラブルの有無などを調べている。
14日午前3時ごろ、広島県福山市箕沖町のコンビニ「ローソン福山箕沖町店」で、黒い目出し帽の人物が、無言で男性店員(71)に刃物を突きつけた。店員が大声を出したため、犯人は何も取らず、バイクで西方向に逃走した。店内に客はおらず、店員は1人だけで、けがはなかった。
福山東署は強盗未遂事件とみて捜査している。犯人は上下黒色の服だったという。
発生から約4時間後、男性店長(46)が店員から報告を受け、110番した。現場は福山市南部の工業地帯。
岡山南署は12日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、岡山県里庄町、自称建設作業員の男(22)を逮捕した。
逮捕容疑は12日午前5時45分ごろ、岡山市南区妹尾崎の県道で酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。「覚えていないことなので逮捕されるのはおかしい」と容疑を否認している。
署によると「コンビニ駐車場で寝ている男がいる」との110番で署員が駆け付け、飲酒検知で呼気1リットル中0・42ミリグラムのアルコールを検知。防犯カメラ映像などから容疑を固めた。免許取り消し処分を受けており、無免許運転の疑いでも調べる。
岡山県高梁市内の病院で昨年7月、看護師の女性(39)を刃物で刺し殺そうとしたとして、殺人未遂罪などに問われた高梁市、作業員の男(33)の裁判員裁判で、岡山地裁は7日、懲役8年(求刑懲役10年)の判決を言い渡した。
判決理由で本村暁宏裁判長は「鋭利なナイフで無防備な被害者を攻撃し続けた。人命を軽視するもので強い非難に値する」と指摘。交際解消後も女性への思いを断ちきれず、被害妄想的な思い込みから殺害を決意した動機に触れ「自己中心的で身勝手。同情の余地はない。同種事案の中でも重い部類に属する」とした。
判決では昨年7月8日、女性の腹や胸をナイフで4回刺し、殺害しようとした。女性は後遺症を伴う重傷を負った。
岡山市中区今在家の防災ステーションに塗料で文字を大書したとして、岡山中央署は7日、器物損壊の疑いで、同市東消防署予防係消防士長の男(60)=同市中区=を逮捕した。
逮捕容疑は5月6日午前3時20分ごろ、旭川河川敷にある国土交通省の「旭川今在家河川防災ステーション」駐車場で、白色のスプレー塗料で「国の土地だ 市消防に専有の権利はない」(縦約0・6メートル、横約13・0メートル)とアスファルトに大書し汚損した疑い。「やっていない」と容疑を否認している。
署などによると、駐車場を管理するステーション内の市中消防署から通報があり、防犯カメラ映像などから容疑を固めた。
男は1985年の採用で、2024年4月から現職。市消防局は「残念で重く受け止める。事実関係を確認して厳正に対応する」としている。
岡山市内の路上で少女7人に卑わいな言動をしたとして、岡山西署は7日、岡山県迷惑行為防止条例違反(卑わいな言動)の疑いで、岡山市北区、無職の男(26)=児童買春・ポルノ禁止法違反罪などで起訴=を再逮捕した。逮捕は4回目。
再逮捕容疑は昨年3月22日~今年7月8日の間、4回にわたり、10代少女5人と10歳未満の女児2人の計7人=いずれも県南部=に卑わいな言動をしたほか、わいせつな画像を見せつけた疑い。「(卑わいな言動は)よく思い出して話すかどうか決める。(見せつけたのは)一見男性器にみえる犬の画像だった」と供述している。
男はこれまでに、別の少女4人にみだらな行為やわいせつ行為をしたとして逮捕された。岡山市立岡山中央小の元講師で、9月30日に懲戒免職処分となっている。