日本郵便は28日、新宿郵便局(東京都新宿区)の配達員が27日の集配業務中にオートバイを飲酒運転していたと発表した。酒気帯びの有無をチェックする法定の点呼を受けずに出発したことに管理者が気づき、配達先で確認して判明した。呼気から1リットル当たり0.05ミリグラムのアルコールが検出された。
日本郵便は「飲酒運転は決して許されない悪質な行為であり、事態を真摯に受け止める」とのコメントを出した。社内規定に基づき厳正に対処する。
日本郵便は、集配業務を担う全国の郵便局のうち75%の局で法定点呼業務が適切に実施されていなかったと23日に発表したばかりだ。
【ニューデリー共同】ロイター通信は28日、パキスタンのハワジャ国防相がインドによる侵攻が差し迫っているとの認識を示したと報じた。厳戒態勢を敷き、「部隊を増強した」とも述べた。インドはパキスタンとの係争地カシミール地方の自国支配地域で起きたテロをパキスタンによる犯行だとみなし、両国の対立が激化している。
両国は核兵器保有国で、3度戦争したことがある。ハワジャ氏は、核使用の可能性について「国の存続が直接脅かされる」場合に限ると述べた。
テロは22日に起き、武装集団が観光客ら26人を殺害した。ロイターは、容疑者のうち2人はパキスタン人だとインドが発表したと報道した。
飲食店従業員の脚を蹴り、けがを負わせたとして、神奈川県警伊勢佐木署は28日、傷害の疑いで横浜市議会議員梶村充容疑者(76)=同市泉区=を現行犯逮捕した。署によると「蹴っていない」と容疑を否認している。
逮捕容疑は28日午後11時5分ごろ、同市中区福富町仲通のビル敷地内で、飲食店の女性従業員(45)の左脚を蹴ってけがを負わせた疑い。
署によると、会計の一部を支払わずに退店。追いかけてきた従業員を暴行したという。
市議会のホームページによると、梶村容疑者は現在7期目で、2015~17年に議長を務めた。
自民党旧安倍派の政治資金パーティー裏金事件で、東京第1検察審査会は28日までに、政治資金規正法違反の疑いで告発された橋本聖子元五輪相(参院比例)の関連政治団体の事務担当者について、東京地検が不起訴にしたのを「不当」と議決した。10日付。橋本氏や団体の会計責任者の不起訴については「相当」と判断した。
神戸学院大の上脇博之教授が審査を申し立てていた。審査申立書によると、橋本氏が代表だった自民党北海道参院比例区第83支部は、2019、20年に旧安倍派から計1855万円の裏金を受領したのに、それぞれの年の政治資金収支報告書に収入として記載しなかったなどとしている。
東京都足立区の新築工事現場で銅線を盗んだとして、警視庁捜査3課は28日までに、窃盗と建造物侵入の疑いで、埼玉県越谷市、職業不詳飯島史也容疑者(23)と同県春日部市、無職猿川光汰容疑者(22)を逮捕した。
捜査3課によると、容疑者らは昨年3月から東京都と埼玉、千葉両県の新築工事現場で100件ほどの窃盗を繰り返し、被害額は約2500万円に上るとみられる。「チーム忍者」と名付けたLINEグループでやりとりしていた。
逮捕容疑は1月13日午前0時ごろ、足立区の新築マンションの工事現場に侵入し、銅線18点(時価26万円相当)を盗んだ疑い。
熊本市で2023年、12歳だった養子の娘に熱湯を浴びせ約1カ月のけがをさせたなどとして、傷害罪に問われた会社員小崎幸二被告(55)に、熊本地裁は28日、懲役1年6月、執行猶予4年(求刑懲役3年6月)の判決を言い渡した。暴行罪の成立にとどまるとした。一方、7歳だった養子の息子に対する傷害罪は認定した。
中田幹人裁判長は判決理由で、被害者の食事が遅いことなどに立腹して犯行に及び「短絡的で強い非難に値する」と指摘。同種事件の傾向を考慮し刑の執行を猶予するものの「反省の態度が見られない」として猶予期間を長くした。
26日午後10時ごろ、栃木県那須塩原市の東北自動車道上り線で、逆走した乗用車が別の乗用車と正面衝突した。さらに事故に伴い発生した渋滞にトラックが突っ込み、複数台が巻き込まれた。県警によると、正面衝突した車の双方の男性運転手と、トラック追突に巻き込まれた女性の計3人が死亡した。他にも多数のけが人がいるといい、県警が詳しい状況を調べている。
事故はいずれも那須インターチェンジ(IC)―黒磯板室IC間であった。逆走車は黒磯板室IC近くで接触事故を起こした後、そのまま約2キロ走行、乗用車と正面衝突した。
事故により、東北道上り線は那須IC―黒磯板室IC間が通行止めとなった。
宮城県岩沼市の海岸で女性保育士の遺体が見つかった事件で、女性の生存が最後に確認された約1時間後、死体遺棄容疑で逮捕された職業不詳佐藤蓮真容疑者(21)=同市=が現場周辺の防犯カメラに1人で写っていたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。県警は、女性が殺害された経緯を知っているとみて捜査している。
女性は仙台市太白区の行仕由佳さん(35)で、2人は知人という。県警は27日、佐藤容疑者を送検した。
捜査関係者によると、行仕さんは12日午後6時50分台に佐藤容疑者と電話をし、同7時ごろ家族に忘れ物を取りに行くと伝え外出した。防犯カメラの捜査で、行仕さんの姿は同7時40分ごろ岩沼市で、佐藤容疑者の姿は同8時45分ごろ現場周辺で確認された。
行仕さんは車を持っておらず、現場までは約14キロ。家を出た後、佐藤容疑者の車で移動したとみられる。岩沼署捜査本部は車やスマートフォンを押収し、殺人容疑も視野に入れ捜査している。
【ロンドン共同】2015年に東京・表参道の高級宝石店で起きた強盗致傷事件を巡り警視庁が国際指名手配した英国籍のダニエル・ケリー容疑者(46)について、ロンドンの中央刑事裁判所は25日、別の事件の殺人未遂罪で禁錮36年の判決を言い渡した。日本側が求めている身柄引き渡しの可否の判断は遠のいた。
他の男らと共謀して19年にロンドンで元格闘家の男性を銃撃し、殺害しようとした事件で被告として罪に問われた。
強盗致傷事件は15年11月、東京都渋谷区の「ハリー・ウィンストン」で発生。客を装った3人が警備員を殴り、ショーケースを壊して指輪など46点、1億600万円相当を奪って逃走した。
神戸市西区の住宅で1月2日、男女3人の遺体が見つかった事件で、兵庫県警が25日、3人のうち首をつって死亡していた住人の男=当時(64)=を殺人容疑で書類送検したことが捜査関係者への取材で分かった。他の2人は、正月に訪れていた兄の妻(62)とその息子(27)で、男は殺害後に自殺したとみられる。
捜査関係者によると書類送検容疑は1月2日、2人の頭をハンマーで殴ったり刃物で刺したりして殺害した疑い。県警は家の窓や玄関が施錠されていた状況などから男が殺害したと判断した。
2日午後、2人と連絡が取れないと親族から110番があり、警察官が3人の遺体を見つけた。
【ニューヨーク共同】FBIは25日、不法移民をかくまって捜査を妨害した疑いで、ウィスコンシン州のハンナ・ドゥガン地裁判事を逮捕、訴追したと発表した。トランプ政権の強硬な移民取り締まりに反発する地方自治体や司法とのあつれきが背景にあり、民主党議員から「やり過ぎだ」との批判が上がった。
AP通信によると、判事は同州の連邦地裁に出廷した後、保釈された。弁護人は法廷で「抗議する」と反発した。
裁判資料によると、移民・税関捜査局の捜査官らは18日、暴行罪に問われて州地裁に出廷した不法滞在のメキシコ移民の男を法廷の外で逮捕しようとしたところ、判事が男を陪審員用の出入り口から逃したとされる。
【モスクワ共同】ロシア連邦捜査委員会は25日、首都モスクワ郊外で車が爆発し、ロシア軍中将のヤロスラフ・モスカリク参謀次長が死亡したと発表した。暫定捜査の結果として、手製の爆発物が作動したのが原因だとした。ロシア外務省のザハロワ情報局長は、ウクライナの特務機関が殺害したとみなす根拠があるとの声明を発表した。
昨年12月にもモスクワ東部の住宅入り口付近で電動キックボードに仕掛けられた爆発物が爆発し、ロシア軍中将のイーゴリ・キリロフ放射線化学生物学防護部隊長とその補佐官が死亡。ウクライナ治安筋は共同通信の取材に、特殊作戦で殺害したと認めた。
2023年2月に起きたトルコ・シリア大地震で8千人以上が死亡したトルコ南東部アドゥヤマンで、女性たちが被災経験の風化を防ごうと、短編ドキュメンタリー映像作品「暗闇の後」を制作した。保守的な地域で避難生活を送る女性特有の困難さも紹介。建物の耐震性の不備が大きな犠牲を生んだ反省から「次世代が悲劇を繰り返さないように」との願いも込めた。(共同通信イスタンブール支局=横田晋作)
「声が反響してる。もう少し近くを撮って」。2024年1月中旬、アドゥヤマンの住宅で、撮影隊の女性3人が声をかけ合いながら慣れた手つきで撮影を進めていた。この日は、取材対象の女性が犠牲になった親族らの思い出を語る場面を撮影。3人の表情は真剣そのものだ。
カメラマンのセビム・タシュタンさん(33)は3児の母。16歳で結婚し専業主婦だったが、地震で自宅が倒壊して生活が困窮した。学校で掃除の仕事を始めたところ「もっと自分を成長させたい」と感じ、アドゥヤマン市が募集した映像作品の企画に応募した。カメラに触れたことすらなかったが、今では「趣味や仕事としても続けていきたい」と夢中になっている。
26日午後0時5分ごろ、和歌山県串本町で「近所の家が燃えている」と近隣住民から119番があり、焼け跡から3人の遺体が見つかった。この家に住む70代の男女と連絡が取れていない。2人暮らしの夫婦とみられる。新宮署が3人の身元と出火原因を調べる。
署によると、2人は須崎和男さん(76)とひな子さん(74)。住宅は全焼し、焼損面積は約175平方メートル。
現場の隣に住む会社員(68)は「煙が出ているのが見えてすぐに通報した。火の勢いが非常に強く、あっという間に燃え広がった」と驚いた様子で振り返った。
現場はJR串本駅から南約600メートルの住宅街。
国立がん研究センターは25日、たばこを多く吸う人や、過去に多く吸っていた50~74歳には、年1回の低線量CT検査を推奨するとの「肺がん検診ガイドライン(指針)」2025年度版を公表した。肺がんによる死亡率が減るとの科学的な根拠が得られたため。厚生労働省は今後、自治体による住民検診など公費負担の対策型検診に反映するかどうかを検討する。
指針改定は06年度版以来。対策型検診では現在、40歳以上のヘビースモーカーらに年1回の胸部エックス線検査をし、50歳以上はさらに痰の検査を追加している。
低線量CT検査は、エックス線を使って数十枚の胸部断面図を得る検査。放射線量は診断で使うCT検査の7分の1~3分の1に抑えられている。胸部エックス線検査と比べると10~20倍だが、がんが増えるほどの線量ではないとされる。
センターによると、胸部エックス線検査と比較するなどした欧米での試験結果から、たばこを多く吸う人への低線量CT検査は、肺がんでの死亡リスクを16%下げることが分かった。
【キーウ共同】ウクライナの首都キーウで24日、ロシア軍の弾道ミサイルや無人機による大規模攻撃があり、ウクライナ当局者によると、12人が死亡し、子どもや妊婦を含む90人が負傷した。ウクライナ側が防空システムで迎撃し、中心部で爆発音が続いた。和平交渉が難航する中、民間人の犠牲が後を絶たない。市民からは「早く停戦を」との声が上がった。
トランプ米大統領は大規模攻撃について「不必要」だとし、和平交渉を進める上で「タイミングがとても悪い」と交流サイト(SNS)で不満を示した。
24日午前、キーウ中心部から西に約10キロ。木立に囲まれた住宅地の一角でアパートが完全に破壊されていた。付近の航空関連工場を狙ったミサイルが迎撃され、破片が落下したとみられる。
住人たちは寝間着のまま避難し、アパート跡地で続く救助活動を見守っている。頭に包帯を巻いた男性も、ベンチに座り込む女性も、ぼうぜんとした表情だ。
東京都新宿区のアパートで住人の70代女性に暴行し金を奪おうとしたとして、警視庁は25日までに、強盗致傷と住居侵入の疑いで、ウズベキスタン国籍の住所不定、無職アジモフ・サルコルベック容疑者(28)=邸宅侵入罪で起訴=を逮捕した。同庁によるとLINE(ライン)のメッセージで、日本語の指示を受けており他に指示役がいるとみて調べている。
逮捕容疑は3月20日午後1時ごろ、新宿区大久保の女性宅に侵入し、女性の口をふさいで「お金はどこにある」と脅迫して顎などにけがを負わせた疑い。「アパートに乱入したことは間違いない」と話している。
女性に抵抗され、何も取らずに自転車で逃げた。
【カトマンズ共同】インド政府は23日、パキスタンとの国境を閉鎖した。パキスタン人のインド入国を制限すると宣言した。両国の係争地カシミール地方のうち、インド政府が直轄地とするジャム・カシミールで武装集団に観光客ら26人が殺害されたテロにパキスタンが関与したと主張し、報復措置に出た。
テロを巡っては、パキスタンを拠点とするイスラム過激派「ラシュカレトイバ」系の組織が犯行声明を出した。パキスタン政府は関与を否定している。カシミール地方では散発的にテロが起き、緊張状態が続いていた両国の関係は悪化が決定的になった。
インド政府は、両国を流れるインダス川水系の資源管理を規定する条約の停止も一方的に表明した。ミスリ外務次官は記者会見で「条約はパキスタンが国境を越えたテロの支援をやめるまで停止する」と述べた。
インド政府は、在パキスタンのインド高等弁務官事務所(大使館に相当)の態勢を55人から30人に減らすことや、在インドのパキスタン高等弁務官事務所の軍関係者を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に指定した。
札幌市西区で2023年11月、改造車を運転中に緩んで外れたタイヤを女児(5)に衝突させ、全身の完全まひを伴う頸髄損傷などを負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)などの罪に問われたアルバイト若本豊嗣被告(51)=同市西区=に、札幌地裁(渡辺史朗裁判長)は24日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。
車の所有者で、道路運送車両法違反罪に問われた会社員田中正満被告(51)=同=は罰金20万円(求刑罰金20万円)とした。
判決によると、2人は23年10月28日に不正な改造をしたほか、若本被告が同11月14日、タイヤの緩みに気付かないまま運転した。
埼玉県八潮市で1月、県道が陥没しトラックが転落した事故で、県は24日、不明となっている70代男性運転手の捜索を妨げていた下水を迂回させるバイパス工事が完了したと明らかにした。県は5月中旬を目標に、捜索活動を本格化する方針。
県によると、運転席部分は陥没地点から下流約30メートルの下水道管内に残されており、男性が中にいるとみられる。県は大量に流入する下水を止めるため、地中に新たな仮排水管を設置するバイパス工事を実施していた。
県は並行して、運転席部分を地上から直接引き上げるため、穴を掘る工事も進めている。
陥没事故は1月28日に発生し、陥没の穴は徐々に拡大した。
特殊詐欺被害を防止しようと、警視庁麻布署は24日、署内で啓発イベントを開いた。手品師のマギー審司さんが一日署長に就任し、マジックショーを披露。地域住民らに注意を呼びかけた。
トークショーでは署員が、警察官をかたる詐欺について紹介した。警察官のふりをして国際電話などで「事件にあなたの口座が使われている」と伝え、ビデオ通話に誘導。偽の警察手帳を示し、指定する口座に現金を振り込ませる。マギーさんは「(不審な)国際電話には出ない方がいいと広めてほしい」と強調した。
高橋季樹署長は「特殊詐欺の電話は、携帯にかかってくることが圧倒的に多い。全世代が被害に遭っている」と説明した。
【カトマンズ共同】インドとパキスタンの係争地カシミール地方のうち、インド政府が直轄地とするジャム・カシミールで22日、数人の武装集団が観光客らに発砲し、地元メディアによると26人が死亡した。負傷者も複数おり、死者が増える恐れがある。当局はテロ事件として捜査を始めた。
モディ首相はX(旧ツイッター)に「テロを強く非難する。凶悪行為の背後にいる者たちは裁きを受けなければならない」と投稿した。インドがパキスタン側の関与を疑い、両国関係がさらに悪化する可能性もある。
地元警察や報道によると、現場は「小さなスイス」と呼ばれるリゾート地パハルガム周辺の草原地帯。武装集団は景色を眺めたりポニーに乗ったりしていた観光客らに発砲した。被害者は大半がインド人だが、死者にはアラブ首長国連邦(UAE)とネパールの人が含まれるとの情報がある。
郵便局で配達員に酒気帯びの有無を確認する点呼業務を怠っていた問題を巡り、日本郵便が全国の3200局を調査した結果、7割に当たる2千超で点呼を行わないなど不適切な事例があったことが23日分かった。全13支社で確認された。日本郵便は昨年の時点で点呼の徹底を全国の郵便局に指示していたが、現場に浸透していなかった実態が浮き彫りになった。点呼は貨物自動車運送事業法で定められており、日本郵便は同日、国土交通省に報告する。
点呼問題は、今年1月に近畿支社管内の郵便局で発覚。点呼したように見せかける記録の虚偽記載もあった。近畿運輸局は報告を受け、2月に同郵便局を監査した。
近畿支社が管内を調査したところ、集配機能を持つ拠点の約8割に当たる140局で点呼業務をしていなかったことが判明し、日本郵便は調査対象を広げ集配を担う全国の局を調査していた。
これに先立つ昨年5月、横浜市の郵便局で配達員が業務中に車内で飲酒し酩酊状態で配達していた事案があり、日本郵便は全国に点呼徹底の通知を出していた。
「ルフィグループ」による広域強盗事件に絡み、被害金の一部をマネーロンダリング(資金洗浄)したとみられる犯罪組織幹部らが詐欺容疑で逮捕された事件で、逮捕容疑となった架空請求の電話が、海外の拠点から発信された疑いがあることが23日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁と愛知県警の合同捜査本部は実態解明を進める。
仲間と共謀し、千葉県の60代男性から約120万円をだまし取った疑いで逮捕されたのは、職業不詳樋口拓也容疑者(37)ら3人。特殊詐欺や資金洗浄を繰り返す匿名・流動型犯罪グループ(匿流)とみられる。
プロ野球で違法なオンラインカジノの利用者が発覚した問題で、大阪地検は23日、賭博容疑で書類送検されたプロ野球オリックス山岡泰輔投手(29)を不起訴処分にした。地検は「捜査の結果、諸事情を考慮した」としており、詳しい理由を明らかにしていない。
捜査関係者によると、山岡投手はキャンプ中の2023年2月、宮崎市の宿泊施設でスマートフォンから海外のオンラインカジノサイトに接続し、ポーカーゲーム賭博をした疑いを持たれていた。
オンラインカジノを巡っては、スポーツ選手や吉本興業の所属タレントらの利用が相次いで発覚。今年2月に球団側が大阪府警に相談し、山岡投手が自首した。
長崎県佐々町の公共工事の入札を巡り、官製談合防止法違反(入札妨害)などの罪で起訴された町長の古庄剛被告(78)は23日、弁護士を通じ町議会に25日付の辞職願を提出した。町議会は近く臨時議会を開く。淡田邦夫議長(76)は取材に対し「反対する意見は出ておらず、同意することになるだろう」と述べた。
古庄被告を巡っては、長崎県警が3月8日、同法違反などの疑いで逮捕。長崎地検が同28日に起訴した。別の入札でも入札情報を業者側に漏らしたとして再逮捕、追起訴された後、4月21日に保釈された。
弁護士によると、入札情報を業者側に漏らしたことを認める一方、金品の授受はなかったと主張している。
【ヤンゴン共同】ミャンマーで3月に起きた大地震で最大級の被害が出た中部マンダレーにある刑務所で、政治犯少なくとも20人が死亡したと支援団体が発表した。地元メディアが23日までに報じた。支援団体は、軍事政権が刑務所での犠牲者を隠していると批判。国際人権団体や国連に対し、政治犯の状況に注意を向けるよう呼びかけた。
地元メディアによると「政治犯支援協会(AAPP)」など7組織がマンダレーのオボ刑務所の犠牲者を発表した。老朽化した建物は大きな被害を受け、消毒液や包帯などの基本的な医療用品が不足。支援物資も届かなかったとしている。政治犯以外にも10人前後が死亡。負傷者は280人以上としている。
車検が切れた軽トラックを知人に運転させたとして、大阪府警高槻署は22日までに、道路運送車両法違反の疑いで、大阪商業大の野球部監督冨山陽一容疑者(60)=吹田市=を逮捕した。
大商大は関西六大学リーグの強豪で、昨年秋まで6季連続優勝。阪神のドラフト1位ルーキーの伊原陵人投手ら、多数のプロ野球選手を輩出している。
逮捕容疑は21日午前8時40分ごろ、高槻市の路上で、車検が切れた軽トラックを知人に運転させた疑い。
署によると、高槻市の車検場に同日持ち込まれた軽トラックに、別の車のナンバープレートが付いていたことに職員が気付き、署に通報した。
愛知県一宮市の住宅で女子高校生の遺体が見つかった事件で、県警は21日、高校生を刃物で複数回刺して殺害したとして、殺人容疑で住人の無職江口真先容疑者(21)を再逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。
再逮捕容疑は3月29日午前11時~午後2時ごろ、自宅で東京都葛飾区の加藤和華さん(16)の首などを刃物で複数回刺して殺害した疑い。
県警などによると、加藤さんは3月28日「オンラインゲームで知り合った友人に会いに行く」と母親に伝えて外出、29日に連絡が取れなくなった。母親が同日夜に行方不明届を警視庁に出した。
心神耗弱状態の高齢女性から約4100万円をだまし取ったり盗んだりしたとして、準詐欺や窃盗などの罪に問われた元佐賀市議川崎直幸被告(75)の論告求刑公判が21日、佐賀地裁(山田直之裁判官)で開かれ、検察側は懲役8年を求刑した。初公判で被告は起訴内容を認めていた。判決は5月12日。
検察側は論告で「高齢女性の認知機能低下につけ込み、巧妙で卑劣」と非難。「市議の信頼を逆手に取り、反省の態度も十分ではない」と述べた。弁護側は最終弁論で「社会復帰後、入院も予定され、再犯の恐れは低い」として寛大な判決を求めた。
被告は21年10月まで市議を3期務めていた。
2014年に浜松市中央区の住宅で無職曽根栄子さん=当時(79)=が首を切られ殺害された事件は、21日で発生から11年を迎えた。静岡県警の捜査員ら約20人が同日、解決に向け事件現場近くの住宅街でチラシを配布し、情報提供を呼びかけた。
捜査員らは車や自転車に止まってもらい、「『参考にならない』『昔の話だから』と思う情報が事件を大きく前進させることもある」と書かれたチラシ約100枚を配布。浜松中央署の吉村潤刑事官は「必ず逮捕するという信念で捜査を続けている。どんな些細なことでも情報をお寄せいただきたい」と話した。
情報提供は浜松中央署捜査本部、電話(0120)762288。
警視庁高輪署と東京都港区は20日、区の施設で防犯イベントを開催し、アイドルグループ「乃木坂46」元メンバーでタレントの山崎怜奈さんが参加して特殊詐欺防止を地域住民らに訴えた。警察庁の「特別防犯支援官」を務めている。
山崎さんは「警察官をかたる詐欺」の手口を紹介した。警察官のふりをして電話をかけ、犯罪に加担している疑いがあると言ってLINE(ライン)に誘導。偽の警察手帳などを示した上、加担していない証拠として指定する口座にお金を振り込ませるといい、「トリッキー」だと説明した。「こうした犯罪があることを改めて認識していただけたらうれしい」とも話した。
愛知県一宮市の住宅で女子高校生(16)の遺体が見つかった事件で、愛知県警は、死体遺棄容疑で逮捕していた住人の無職江口真先容疑者(21)を21日にも殺人容疑で再逮捕する方針を固めた。18日、捜査関係者への取材で分かった。
亡くなったのは東京都葛飾区の加藤和華さん。捜査関係者によると、江口容疑者は自宅の自室で包丁で複数回刺すなどして殺害した疑いが持たれている。
加藤さんは3月28日「オンラインゲームで知り合った友人に会いに行く」と外出し、29日に連絡がとれなくなった。31日夜、一宮署員が容疑者宅のクローゼットで遺体を発見した。
容疑者は「会った翌日に自宅の包丁で刺した」と供述していた。
【エルサレム共同】イスラエル政府が提示したパレスチナ自治区ガザでの停戦案をイスラム組織ハマスが拒否し、同国のメディアは18日、イスラエル軍がガザ攻撃をさらに強化する方針だと報じた。避難民が暮らすテントへの空爆などガザ各地に攻撃があり、中東メディアによると、少なくとも50人が死亡した。
イスラエルはガザへの支援物資搬入を約1カ月半停止し、ガザの人道状況は悪化の一途をたどっている。世界食糧計画(WFP)は食料備蓄が少なくなり、数十万人が危機に陥っていると指摘。ガザ救急当局は燃料不足のため数日で車が使えなくなり、負傷者の搬送ができなくなると訴えた。
イスラエルは45日間の停戦と引き換えにハマスが拘束している人質10人を解放する案を示したとされる。「ガザの非武装化」にも触れていると報じられている。ハマス幹部は17日のテレビ演説で受け入れを拒否し、恒久停戦やイスラエル軍のガザ完全撤収を要求する姿勢を強調した。
警察官らを名乗る人物から資産を金地金(金塊)に換えるよう指示され、だまし取られる詐欺被害が相次いでいる。警察庁によると昨年6~12月、少なくとも10都府県で21件計9億円超の被害を確認。金の価格高騰や持ち運びやすさが背景とされ、警察庁や貴金属店が注意を呼びかけ、対策にも乗り出した。
「金融詐欺の逮捕状が出ている。身の潔白を証明するために資産を全て教えてほしい」。昨年6~7月、京都府の男性(69)に高知県警の警察官を名乗る男から電話があった。交流サイト(SNS)でやりとりを続けると「逮捕状」だとする画像も届いた。検察官を名乗る別の男の指示で、約1億円を7.4キロの金塊に換え自宅玄関に置くと、何者かに回収された。
仙台市では昨年11~12月、70代女性が2億円相当の金塊約13キロの被害に。警察庁によると被害の10都府県21件のうち、京都が5件で最多だった。
地金大手の田中貴金属工業(東京)によると、金の店頭販売価格は3月に1グラム当たり1万6千円を超え、5年前の3倍近くになっている。
宮城県岩沼市の海岸で女性の遺体が見つかった事件で、女性が日常的に持ち歩いていたバッグやスマートフォンなどがなくなっていることが17日、捜査関係者への取材で分かった。スマホの位置情報がたどれなくなっていることも判明。岩沼署捜査本部は、何者かが持ち去るなど処分した可能性もあるとみて調べている。
女性は仙台市の保育士行仕由佳さん(35)。捜査関係者によると、13日午前、岩沼市下野郷の海岸で散歩中の人が見つけたが、スマホや財布など所持品がなかった。バッグは自宅や現場でも見つかっていない。
近くの堤防から発見場所の砂浜にかけて血痕が残されていたことも明らかになった。
17日午後6時25分ごろ、岡山県備前市の山中の道路沿いで、同県瀬戸内市の清水里奈さん(24)が毛布を掛けられた状態で倒れているのを警察官が見つけ、死亡が確認された。県警は死体遺棄事件とみて捜査し、何者かに殺害された可能性も視野に死因などを調べる。
県警によると、清水さんは16日午後10時半ごろ、「友人が近くまで来ている」と家族に伝えて、自宅を出た。約50分後に清水さんとみられる「当て逃げされた」との110番があった。電話口で男女がもめるような声がしたといい、トラブルに巻き込まれた可能性があるとみて行方を捜していた。
清水さんの知人で、同県玉野市に住む30代男性の親族から17日午前、「連絡が取れないので家を確認したら首をつっていた」と110番があった。県警は死亡を確認し、男性が自殺したとみて、清水さんの死亡との関連を調べる。
愛知県一宮市で乗用車から女性の遺体が見つかった事件で、行方不明になっている岐阜県の女性(19)が、死体遺棄容疑で逮捕された藤井貴也容疑者(24)と交際を巡ってトラブルになり、岐阜県警に複数回相談していたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。愛知県警一宮署捜査本部は事件との関連を調べる。
捜査本部によると、容疑者は死体遺棄容疑を認め殺害もほのめかしている。司法解剖の結果、遺体は20歳前後で死後数カ月以上が経過。死因は判明しなかった。
女性の親が今月14日、岐阜羽島署に行方不明届を提出。岐阜県警から16日に情報提供を受けた愛知県警が、容疑者の親族名義の乗用車を調べ遺体を発見した。
【ニューヨーク共同】米連邦地裁は17日、米IT大手グーグルが反トラスト法(独占禁止法)に違反し、インターネット広告の仕組みの一部で不当な独占をしていたとの米司法省などの訴えを認める判決を下した。ウェブサイトに広告を表示するためのシステムや、広告の売買を行う仕組みを使って競争を妨げていたと判断した。
今回の訴訟は米司法省などが2023年1月に起こしたもので、一審で敗訴した検索サービスの独占を巡る訴訟とは別のもの。グーグルは、オンライン広告関連の事業を巡っても売却や分割を含む是正措置を迫られる可能性がある。
地裁は、グーグルが広告を表示するシステムと広告を売買する仕組みを一体で提供し、他の企業が入り込めないようにしていたと指摘。広告を掲載したいウェブサイトの運営者や、広告を出したい企業が不利な立場に置かれたと認定した。一方で、広告を出す企業向けの別のサービスについては、違法と認めなかった。
三菱UFJ銀行の支店の貸金庫から顧客が預けた現金や金塊を盗んだとして、窃盗罪に問われた元行員山崎由香理被告(46)は18日、東京地裁の初公判で「全部認めさせていただきます」と起訴内容を認めた。
この日は、金塊を盗んだ罪について審理された。起訴状によると、昨年3~9月、勤務先だった練馬支店の貸金庫室に顧客2人が預けた計2億8800万円相当の金塊を盗んだとされる。
検察側は冒頭陳述で、支店長代理として貸金庫を管理する立場だった被告は、予備の鍵を使って金塊を盗み出したと指摘。質入れして換金し、自身が多額の損失を出していたFXの補填に充てたと説明した。
警視庁や捜査関係者によると、被告は昨年10月までの4年半に現金総額10億円以上、金塊7億円相当以上を盗んだとみられる。調べに「FXや競馬で多額の損失を出し、借金返済に困っていた」と供述していた。
被告は短大卒業後の1999年に一般職として入行。試験を受け総合職に転じた。昨年10月に顧客から相談があり窃盗が発覚。翌月に懲戒解雇された。
若年女性を支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」(東京)をブログで中傷したとして、東京地検が名誉毀損罪で、「暇空茜」を名乗る男性ユーチューバーを在宅起訴していたことが18日分かった。コラボと弁護団は同日、都内で記者会見し「可能な限り厳しい処罰が下されることを強く求める」との声明を発表した。
声明では、被告はコラボ側に対して民事訴訟を複数回提起しているものの、敗訴が続いていると指摘。今回の在宅起訴を動画の「ネタ」にして寄付も募っているとし「罰金刑や執行猶予付き判決では誹謗中傷攻撃は今後も止まらないことが予想される」と、厳罰を求めた。
在宅起訴は3月26日付。起訴内容によると、2022年9月、自身のブログに「10代の女の子をタコ部屋に住まわせて生活保護を受給させ、毎月一人6万5千円ずつ徴収している」などと書き込み、コラボの名誉を傷つけたとしている。
宮城県岩沼市の海岸で女性の遺体が見つかった事件で、女性が仙台市の自宅から徒歩で外出したとみられることが18日、捜査関係者への取材で分かった。車を所有しておらず、自宅には自転車が残されていた。現場まで10キロ以上離れており、岩沼署捜査本部は、何者かと車で移動した可能性もあるとみて捜査している。
女性は仙台市の保育士行仕由佳さん(35)。12日の帰宅後、忘れ物を取りに行くと伝えて外出し、行方が分からなくなった。
捜査関係者によると、子どもから連絡を受けた親族が同日、行仕さんのスマートフォンに電話をかけたがつながらなかったことも判明。コートなどを着ずに軽装で出かけたという。
特殊詐欺などの被害深刻化を受け、警察庁が、被害金の入金に悪用されている口座の売買について、犯罪収益移転防止法を改正し、法定刑を引き上げる罰則強化を検討していることが18日、関係者への取材で分かった。不正譲渡の抑止を狙う。
警察庁によると、特殊詐欺や交流サイト(SNS)を介した投資・ロマンス詐欺の2024年の被害総額は計約2千億円(暫定値)で過去最悪。被害金は、犯人側に不正に売り渡された口座に入金されているとみられる。
口座譲渡に対する同法の法定刑は1年以下の懲役か100万円以下の罰金、またはその両方など。警察庁は今後、関係省庁や有識者と議論を進めていくとみられる。
愛知県一宮市で乗用車から女性の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された藤井貴也容疑者(24)=同県豊田市=が「昨年夏ごろ、首を絞めて殺した」との趣旨の供述をしていることが18日、捜査関係者への取材で分かった。遺体は行方不明になっている元交際相手の岐阜県の女性(19)とみられ、愛知県警一宮署捜査本部は、交際のもつれが事件に発展した可能性があるとみて調べる。
捜査関係者によると、女性は昨年の初めごろから、交際を巡るトラブルを岐阜県警に複数回相談していた。女性は8月ごろに行方が分からなくなったとみられる。
司法解剖の結果、遺体は20歳前後で死後数カ月以上が経過。目立った外傷はなく、死因は判明しなかった。
女性の親が今月14日、岐阜羽島署に行方不明届を提出。岐阜県警から16日に情報提供を受けた愛知県警が、藤井容疑者の親族名義の車を調べ、トランクから遺体を発見した。
車は容疑者の以前の居住地に近い一宮市の路上に放置されていた。長期間駐車しても不審に思われにくい地点を選んだ疑いがある。
高齢男性の死亡事案で臨場したアパートを再訪し現金計約3千万円を盗んだとして、警視庁は18日、邸宅侵入や窃盗などの罪で起訴された蒲田署刑事組織犯罪対策課の巡査部長小林元気被告(45)を懲戒免職処分にした。警視庁によると「大金を目の当たりにして魔が差した」と話している。
東京都大田区にあるアパートで1月31日、1人暮らしの80代男性が死亡しているのが見つかったため上司と臨場。押し入れ内で現金が入っているとみられるリュックサックを見つけた。その日の夜に1人で再訪し現金約300万円と合鍵を持ち去ったほか、2月4日には現金約2700万円を盗んだ。
罪悪感を抱き、上司に申告した。
交流サイト(SNS)で家出をほのめかす投稿をしていた女子中学生を自宅に連れ込んだとして、大阪府警は17日までに、未成年者誘拐容疑で、東京都江戸川区西葛西、無職今村友昭容疑者(36)を逮捕した。府警によると「投稿を見つけて誘い出した」と容疑を認めている。
逮捕容疑は7日午後4時55分~8日午後5時半ごろ、大阪府の女子中学生に、SNSのダイレクトメッセージで誘い、自宅に連れ込んだ疑い。
府警によると、中学生は新幹線で東京駅に向かい、容疑者と合流したという。
中学生の母親が7日夜、「娘が帰ってこない」と府警に申告。中学生が8日午後、母親に「新宿駅にいる」と連絡、警視庁の警察官が保護した。
昨年11月に開催された自動車の世界ラリー選手権(WRC)で、岐阜県恵那市のコースに車で進入し競技を妨害したとして、威力業務妨害罪に問われた会社員須田真吾被告(42)に、岐阜地裁多治見支部は17日、「危険かつ悪質で、結果は重大だ」として懲役2年6月、執行猶予5年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。
細野なおみ裁判官は判決理由で「知人との待ち合わせ場所に赴くための犯行で、身勝手で自己中心的。衝突事故が発生しかねない」と指摘。「約1年かけて準備された競技が中止になり、主催者は国際自動車連盟(FIA)に800万円を超える罰金の支払いを余儀なくされた。刑事責任は軽視できない」と述べた。
愛知県一宮市で乗用車から遺体が発見された事件で、死体遺棄容疑で逮捕された無職藤井貴也容疑者(24)の以前の住所に近い同市の路上に、車両が放置されていたことが17日、関係者への取材で分かった。豊田市に住む容疑者が、路上駐車が多く長期間止めても不審に思われにくい地点を土地勘のある場所から選んだ疑いがあるとみて、県警が調べている。
関係者によると、車両は一宮市相生の路上で見つかり、藤井容疑者は過去に近くで暮らしていた。近隣住民によると、付近は日常的に路上駐車が多く、30代女性は「同じ車がずっと止まっていても不審に思わない。止まっている車から特に異常は感じなかった」と話した。