八戸市のみちのく記念病院を巡る殺人隠蔽事件で、当時の理事長の男は初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は「病院を守りたくて事件を隠蔽した」と指摘しました。
★青森放送 木下玲斗 記者
「元理事長の男が裁判所へと入っていきます」
起訴内容によりますと、みちのく記念病院を運営する医療法人の当時の理事長・石山隆被告と、弟で医師の石山哲被告の2人が、おととし3月院内で起きた殺人事件を隠そうと、虚偽の診断書を遺族に渡した罪に問われています。
死亡診断書には当時、認知症の疑いで入院していた医師の名前がありました。
この医師の名前が書かれた死亡診断書は、2021年4月からおととし3月までに作成されたもので200枚以上に上り、死因の7割が「肺炎」でした。
青森地方裁判所で開かれた初公判で隆被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
冒頭陳述で検察側は哲被告から「白血球の数値が高いから肺炎でいけるんじゃない?」と言われたことを指摘。
看護師の供述調書を読み上げ、隆被告が「殺人事件はなかったことにする 何を守るのか俺は病院を守る」と発言したとしています。
虚偽の診断書については、隆被告の指示で作成され、看護師の手の上に認知症の医師「みとり医」の手を置き、書かれたものだと指摘しました。
弁護側は公訴事実について争わない方針ですが、看護記録の改ざんなどには隆被告が関わっていないと主張しました。
争点は量刑となる見込みです。
次の裁判は今月29日に開かれ、結審する予定です。
SNSに関連した詐欺被害が相次ぎました。
アプリ上で投資の利益が発生したように見える詐欺では、県内で過去2番目に高い、およそ1億円の被害がありました。
むつ警察署によりますと、ことし6月県内に住む50代の男性が「AI株式診断」というLINEアカウントや実在する証券会社を名乗る人を通して、投資とアプリのインストールを勧められました。
男性は13回にわたり、指定された口座にあわせて7,690万円を振り込みました。
アプリ上では、およそ5億円の利益が出たように見えていたということです。
その後、出金するためには1,800万円が必要と言われて振り込み、あわせて9,490万円を騙し取られました。
警察によりますと、県内では特殊詐欺として過去2番目に高い被害額です。
また八戸警察署によりますと、ことし7月から8月にかけて県内に住む60代の男性が、SNSを通して親近感を抱いた女に暗号資産取引を持ちかけられ、およそ3,864万円をだまし取られました。
警察は「必ずもうかる」などと投資を勧めてくる場合は詐欺の可能性があると注意を呼びかけています。
先月、むつ市の住宅で高齢の男性が脇腹などを刺され殺害された事件です。
警察はきょう被害者の弟を殺人の疑いで逮捕しました。
★青森放送 太田修平 記者
「男が病院から出てきました。これから殺人事件について詳しく事情を聞くとみられます」
★青森放送 一戸亮太 記者
「弟を乗せたとみられる車が、むつ警察署に入ります」
殺人の疑いで逮捕されたのは、むつ市川内町宿野部の坂井守容疑者70歳です。
この事件は先月14日、むつ市川内町宿野部で坂井勇さん75歳が、弟の守容疑者の自宅の一階の居間で腹から血を流して亡くなっているのが見つかりました。
司法解剖の結果、死因は右の脇腹近くを鋭利な刃物のようなもので刺されたことによる呼吸困難と出血性ショックと判明し、警察が殺人事件として捜査していました。
捜査関係者によりますと、警察官が臨場した際に、守容疑者は遺体のそばに上半身裸の状態でいたということです。
その後の調べで現場に第三者が侵入した形跡が見られないことなどから、警察は守容疑者が勇さんを殺害した疑いが固まったとして、きょう青森市内の病院で逮捕しました。
遺体を明らかに移動した形跡が見られないことから、殺害現場は1階の居間と見られています。
また現場からは包丁などの刃物が数十本押収され、凶器の特定を急いでいます。
警察は裁判員裁判の対象事件として、守容疑者の認否を明らかにしていません。
警察が詳しいいきさつや動機などを調べています。
八戸市のみちのく記念病院を巡る殺人隠蔽事件は、あす当時の理事長の男の初公判が開かれます。
死因を偽った診断書が作成された経緯や、理事長の男の関わりなどが、どこまで明らかになるかが焦点です。
この事件は、みちのく記念病院を運営する医療法人の当時の理事長 石山隆被告と、弟で医師の石山哲被告の2人が、おととし3月院内で起きた殺人事件を隠そうと虚偽の診断書を遺族に渡した罪で起訴されました。
事件の鍵を握るのは、遺族に死因を肺炎と偽った死亡診断書が、だれの指示をもとになぜ作成されたかです。
死亡診断書には当時、認知症の疑いで入院していた医師の名前がありました。
この医師の名前が書かれた死亡診断書は、2021年4月からおととし3月までに作成されたもので200枚以上に上り、死因の7割が「肺炎」でした。
また関係者によりますと、院内では死亡診断書を書くだけの医師を「みとり医」と呼び、これまでに少なくとも3人いたことを証言しています。
県や関係者によりますと、事件後にも後任のみとり医とされる80歳代の医師が、診察をせずに死亡診断書を作成していた疑いが明らかになり、県が適性を欠く行為が行われていた疑いが生じたとして刑事告発しています。
裁判では常態化していたとみられる「みとり医」の実態や、虚偽の診断書の作成について、検察側がどこまで真相に迫れるかが注目されます。
起訴段階で「そもそも知らない」と事件への関与を否認していた、もと理事長の男。
殺人事件はなぜ隠されたのか。
理事長の男の初公判は、あす青森地方裁判所で開かれます。
むつ警察署によりますと、ことし6月23日、青森県内に居住する50代男性は、スマートフォンでインターネットを閲覧中に表示された広告を介して、LINEアカウント名「AI株式診断」や、アカウントの運営担当で実在する証券会社の社員と称する「石井惠子」とメッセージのやり取りをするようになりました。
すると、石井からLINEメッセージで、
・AI銘柄選定システムの勝率はすでに90%を超えています。
などと言われ、更に石井から招待されたグループLINE「E108夢の出発」では、複数の者がAIシステムを活用した投資で利益を得ていると話していたことから、男性は利益を得るため、石井の指示に従い、紹介されたアプリをインストールした上で、7月17日から9月9日までの間、13回にわたって、自宅からネットバンキングを利用して、石井から紹介された投資金を管理するLINEアカウント「チャールズ・シュワブカスタマーサポート」から指定された大手金融機関等の個人及び法人名義口座に現金合計7,690万円を振り込みました。
振込後、アプリ上では利益が発生したことから、男性が出金を依頼したところ、石井からLINEメッセージで、
・口座資金を出金するためには、サービス料として1,800万円を支払う必要がある。
などと言われたことから、9月18日及び9月22日の2回にわたり、石井から指定された大手金融機関の個人及び法人名義口座に現金合計1,800万円を振り込みました。
しかしその後も、送金手続ミスなどの名目で現金を要求されたことから、不審に思った男性が警察に相談し、被害に気づいたということです。
警察は投資話において「必ずもうかる」などと話し、投資を勧めてくる場合は詐欺の可能性があると注意を呼びかけています。
きのう夕方、むつ市で青信号の横断歩道を渡っていた男子中学生を、乗用車ではねてけがをさせたとして、55歳の男が現行犯逮捕されました。
逮捕されたのは、むつ市金谷2丁目の会社員 畑中武容疑者55歳です。
畑中容疑者は、きのう午後6時ごろ、むつ市金曲1丁目の国道279号で、横断歩道を渡っていた市内に住む13歳の男子中学生を、乗用車ではねてけがをさせた過失運転致傷の疑いです。
男子中学生は、むつ市内の病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。
現場は苫生小学校近くの信号機がある横断歩道で、警察によりますと当時、歩行者用の信号機は青だったということです。
調べに対し、畑中容疑者は容疑をおおむね認めています。
警察が詳しいいきさつなどを調べています。
先月むつ市の住宅で高齢の男性が脇腹などを刺され殺害された事件で、警察はきょう被害者の弟を殺人の疑いで逮捕しました。
★青森放送 太田修平 記者
「男が病院から出てきました。これから殺人事件について詳しく事情を聞くとみられます」
★青森放送 一戸亮太 記者
「弟を乗せたとみられる車がむつ警察署に入ります」
殺人の疑いで逮捕されたのは、むつ市川内町宿野部の坂井守容疑者70歳です。
この事件は先月14日、むつ市川内町宿野部で坂井勇さん75歳が、弟の守容疑者の自宅の一階の居間で腹から血を流して亡くなっているのが見つかりました。
司法解剖の結果、死因は右の脇腹近くを鋭利な刃物のようなもので刺されたことによる呼吸困難と出血性ショックと判明し、警察が殺人事件として捜査していました。
捜査関係者によりますと警察官が臨場した際に、守容疑者は遺体のそばに上半身裸の状態でいたということです。
警察はその後の調べで現場に第三者が侵入した形跡が見られないことなどから、守容疑者が勇さんを殺害した疑いが固まったとして、きょう青森市内の病院で逮捕しました。
警察が詳しいいきさつや動機などを調べています。
五所川原警察署によりますと、9月16日、青森県内に居住する40代女性は、スマートフォンでXを閲覧中に届いた
・当選しました。おめでとうございます。
という副業を勧めるダイレクトメッセージに記載のURLをタップしたところ、LINEグループ「【52チーム】ヤフー株式会社」に登録されました。
すると、そのグループにいたアカウント「佐藤美咲ヤフー株式会社」からLINEメッセージで、副業タスクと称し、
・指定するYahoo!ショッピングの商品画像を撮影して送信後、送られてくるQRコードで商品代金をPayPay払いすれば、報酬を上乗せして支払う。
というもうけ話を勧めらたことから、女性は利益を得るため、佐藤の指示に従って作業を行い、LINEで送信を受けたQRコードを利用し、3回にわたり、自宅から合計2万1,000円分をPayPay払いしました。
すると、実際に報酬が上乗せされてPayPay払いで利益を受け取ることができたため、更に利益を得るため、同日、4回にわたり、自宅から合計26万5,000円分をPayPay払いしました。
そうしたところ、9月18日、佐藤からLINEメッセージで、
・5回連続でタスクを完了する必要があり、タスク完了後、一括で報酬が支払われる。
・最後は指定口座に50万円を振り込む必要がある。
と言われたことから、女性はネットネットバンキングを使用し、県内の勤務先から、指定されたネット銀行の個人名義口座に現金50万円を振り込みました。
しかし、報酬を受け取ることできなかったため、女性ネット検索したところ、同様の詐欺被害の記事を見つけ、警察署に相談して、詐欺の被害に気付いたということです。
警察は「簡単に稼げる」、「必ずもうかる」は、詐欺の可能性が高いと注意を呼びかけています。
八戸警察署によりますと、7月18日頃、青森県内に居住する60代男性は、スマートフォンでFacebookを利用していたところ、Facebookアカウント「福田恵未」と名乗る女と知り合い、福田が使うLINEを登録し、メッセージのやり取りをするようになりました。
男性は、メッセージでやり取りをするうちに、福田に親近感を抱くようになり、8月8日頃、福田からLINEメッセージで
・ビットコインの運用で稼げる。
・まず20万円から始めたらどうか。
と暗号資産取引を勧められ、暗号資産取引アプリをインストールするとともに、暗号資産投資サイトを紹介されました。
男性は、福田からの指示に従い、8月10日、県内金融機関の窓口を利用して20万円を入金し、18万6,559円相当のビットコイン(BTC)を購入して、指定されたアドレスに送信しました。
送信後確認したところ、サイト上では、男性が送信した暗号資産が反映され、利益が発生していました。
男性は、その後も福田の指示に従い、3,845万8,070円相当のビットコインを購入し、8月13日から8月20日にかけて、3回にわたり、指定されたアドレスに送信しました。
しかし、その後、利益を出金しようとしたところ、出金するためには保証金を払う必要があると言われ、被害に気が付いたということです。
警察は「必ずもうかる」などと話し、投資などを勧めてくる場合は詐欺の可能性があるとして注意を呼びかけています。
八戸市のみちのく記念病院を巡る殺人隠蔽事件は25日、青森地方裁判所で当時の理事長の男の初公判が開かれました。
犯人隠避罪に問われているのは、みちのく記念病院の元院長で運営する医療法人「杏林会」の当時の理事長 石山隆被告です。
起訴内容によりますと、石山被告は2023年3月、院内で入院していた男性の顔面を歯ブラシの柄で何度も突き刺したとして、相部屋の男が逮捕・実刑判決を言い渡された殺人事件を隠そうと、弟で医師の石山哲被告と共謀し被害者の死因を「肺炎」とする虚偽の死亡診断書を遺族に渡すなどした罪に問われています。
罪状認否で石山被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
先月、むつ市の住宅で男性が脇腹などを刺され殺害された事件で、警察はきょう亡くなった男性の弟を、殺人の疑いで逮捕しました。
殺人の疑いで逮捕されたのは、むつ市川内町宿野部の無職 坂井守容疑者(70)です。
坂井容疑者は8月14日、むつ市川内町宿野部の自宅で、兄の坂井勇さん(75)の腹を刃物で刺し殺害した疑いです。
勇さんは1階の居間であおむけに倒れ全身に毛布がかけられた状態で発見されました。
司法解剖の結果、死因は右脇腹近くを鋭利な刃物のようなもので刺されたことによる呼吸困難と出血性ショックと判明し、警察が殺人事件として捜査していました。
捜査関係者などによりますと、警察官が臨場した際に、守容疑者は遺体のそばに上半身裸の状態でいたということです。
きょう午後、つがる市で住宅1棟が全焼する火事がありました。
けが人はいませんでしたが、大量の煙が立ちこめるなどして一時騒然としました。
★青森放送 甲地壮起 記者
「消火活動が行われていますが建物を包み込むような煙が充満しています」
火が出たのはつがる市木造蓮川清川の中野浩美さん42歳の住宅です。
午後1時まえ、住宅の換気扇から黒い煙が出ていると消防に通報がありました。
現場は全龍寺から川を挟んだ向かい側の住宅です。
★全龍寺 中村純一 住職
「換気扇からちょっと普通じゃない煙が出ていたのが見えたんです。ちょっとおかしいんじゃないかということで消防に連絡しました」
消防車両6台が出動して消火活動にあたり、火はおよそ2時間半後に消し止められました。
この火事で木造サイディング張り一部2階建ての住宅およそ140平方メートルが全焼しました。
当時、中村さんは外出中だったということで、けが人はいませんでした。
住宅から出た大量の煙が立ちこめ、付近は一時、騒然としました。
警察が火が出た原因などを調べています。
自転車で努力義務化されているヘルメットの県内の着用率は、全国ワースト2位と低い状況が続いています。
警察は命を守るため、ヘルメットの着用を強く呼びかけています。
今月20日、弘前市百田の国道7号で自転車に乗っていた83歳の女性が、軽乗用車にはねられ亡くなる事故がありました。
警察によりますと、自転車に乗っていた女性はヘルメットを着用をしていなかったということです。
おととし4月に改正道路交通法が施行され、努力義務となった自転車のヘルメット着用。
県内では、いまだに浸透していません。
警察庁はことし6月に全国の駅前や商店街などで、ヘルメットの着用状況を調査した結果を公表しました。
県内の着用率は7.5%と、全国平均の21.2%を大きく下回りました。
沖縄県に次いで全国ワースト2位です。
過去3年ではおととしが2.5%、去年が9.1%と、いずれも10%に満たない低い水準が続いています。
★県警察本部交通企画課 吉葉里香 課長補佐
「道路の横断方法自転車のヘルメット着用、自らの安全を守るための交通安全の行動を取っていただきたい」
県警察本部によりますと、去年自転車事故の死傷者224人のうち185人がヘルメットを着用していなかったということです。
青森県は八戸市のみちのく記念病院について、医療従事者の勤務環境改善に向け第三者の視点で適切な病院運営を確保していく方針です。
みちのく記念病院での事件を巡っては、病院を運営する医療法人の当時の理事長と医師の2人が、おととし3月院内で起きた殺人事件を隠そうとした罪で起訴されています。
県は今月2日、みちのく記念病院を運営する医療法人「杏林会」に改善措置命令を出し、医師の勤務内容を把握する体制をつくり、県や八戸市に事実と異なる報告をした原因を調べ、再発防止策を講じることを求めました。
きょう県議会の一般質問では、自民党会派の清水議員が病院を巡る県の対応をただしました。
これに対し県は…
★県健康医療福祉部 守川義信 部長
「県としても今後、みちのく記念病院における医師の勤務状況等の指導監督を行う上で、第三者による視点も必要と考えている」
その上で県は病院に対し、公的な支援機関である「県医療勤務環境改善支援センター」の支援を受けるよう、改善措置命令に盛り込み指導しているとしました。
病院側は今月30日までに県に改善計画を提出し、来年2月末までに改善措置を行うことが求められています。
あすから始まる「結核・呼吸器感染症予防週間」に合わせ、青森市で予防を呼びかける募金活動が行われました。
結核をはじめとする呼吸器の病気の撲滅と予防を目的とした募金活動「複十字シール運動」は、県総合健診センターと県結核予防婦人会が青森市内の2か所で開きました。
このうちサンロード青森では、婦人会たち6人が買い物客に冊子やポケットティッシュを配り、善意を募りました。
「結核」は全国的に減少傾向にありますが、まいとしおよそ1,500人が命を落としている感染症です。
県内ではおととし15人が結核で亡くなっています。
寄せられた募金は結核への関心が薄れていることから、啓発活動を中心に活用されます。
「結核・呼吸器感染症予防週間」は、あすから今月30日までです。
八戸市のみちのく記念病院で起きた殺人隠ぺい事件を受けて、八戸市議会は精神保健福祉法の改正を求める意見書を全会一致で可決しました。
八戸市議会は12人の議員がきょう藤川議長宛ての意見書を提出しました。
意見書では現行の精神保健福祉法では、虐待をはじめとする不祥事の防止効果が限定的だと指摘しています。
提出した議員によりますと、八戸市のみちのく記念病院で医師の2人が、おととし3月、院内で起きた殺人事件を隠そうとした罪で起訴された事件を受けて意見書提出に踏み切ったということです。
みちのく記念病院では事件の発覚後、8回に及ぶ県や八戸市の臨時の立ち入り検査で医師の正確な勤務時間を把握せず虚偽の報告をするなど違反が確認され、県が運営する医療法人「杏林会」に対し改善措置命令を出しました。
意見書では精神科病院に対する実地指導は臨床現場の確認や聞き取り調査の実施を徹底し、法に反する行為があった病院には厳格な行政処分を科すことができるように法律を改正するよう求めています。
意見書はきょうの定例市議会で即日審議され、全会一致で可決されました。
八戸市の熊谷市長は議会の判断を重く尊重すると応えていました。
★八戸市 熊谷雄一市長
「(意見書は)ひじょうに意義深いものだと思いますので、議会の今回の対応も尊重していますし、市としても何らかの対応を考えていかなければならないのではないかと思っています」
八戸市議会は意見書をもとに今後関係省庁に働きかけます。
むつ警察署によりますと、ことし8月31日頃、青森県内に居住する40代男性は、TikTokを介して、LINEアカウント名「Miko」とメッセージのやり取りをするようになりました。
男性は、「Miko」から、高価なバイクや車両の画像が送られてくるとともに
・私の兄は投資に精通していて、政治家にも顔が利くほどの力がある。
・私も兄から投資を教えてもらって、これらの高価なバイクや車を購入している。
・サポートとするから、あなたも投資を始めてみないか。
などと暗号資産取引を勧められ、相手を信用して投資をすることを決め、相手から指示されたとおりに、紹介されたアプリをインストールした上で、暗号資産取引所で暗号資産を購入し、9月11日から9月14日の間、2回にわたり、合計105万5,857円相当を、指定されたアドレスヘ送信しました。
その後、アプリの画面上では資産が増えていたことから、アプリ内のメッセージ機能を通じて、資産の出金を申し出たところ、
・保証金が必要だ。
と言われたことから、9月18日、74万3,123円相当を、指定されたアドレスに送金しました。
しかし、その後も重ねて保証金を請求されたことから、不審に思い、ネット検索したところ、同種被害の記事を見つけ、詐欺被害に気付いたということです。
警察は投資話において「必ずもうかる」などと話し、投資を勧めてくる場合は詐欺の可能性があると注意を呼びかけています。
青森警察署によりますと、ことし7月25日ころ、青森県内に居住する50代男性はYouTubeで動画を閲覧中、株式投資の広告をクリックし、実在する経済学者と同名のLINEアカウントを登録しました。
そのアカウントから紹介されたアシスタントと称するLINEアカウント「佐藤由美」から株式投資アプリを紹介された上、「高橋誠」という投資の先生が参加するグループ「G5株式エキスパート交流ラウンジ」に招待され、
・高橋先生の秋の資産形成プランは560パーセントの利益が出る。
などと言われました。
更にLINEグループ内では、毎日安定して稼げるという話が出ていたことから、男性は利益を得るため、8月30日から9月12日までの間、5回にわたって、紹介されたアカウントに指定された大手金融機関の個人名義口座に、自宅からインターネットバンキングで、株式投資資金として、現金合計430万円を振込入金しました。
入金後、アプリ上で約4,000万円の利益が出ていたことから、更に利益を得るため、1,000万円を借入して投資した後、利益を出金して返済しようとしたところ、先に1,000万円を返済するように言われ、家族に相談した結果、詐欺を指摘され、被害に気付いたということです。
警察は投資話において「必ずもうかる」などと話し、投資を勧めてくる場合は詐欺の可能性があるとして注意を呼びかけています。
青森県が条例で禁止した地域で店舗型の風俗店を営業したとして中国国籍の女2人が逮捕されました。
逮捕されたのは東京都葛飾区の無職 リ・エイリン容疑者51歳と神奈川県川崎市の無職 賈延輝容疑者48歳です。
リ容疑者たちは8月26日、県が条例で店舗型の風俗店の営業を禁止している青森市安方1丁目のマンションで、不特定の男性客に対し性的サービスを行った風営法違反の疑いが持たれています。
警察によりますと、インターネット広告や店のホームページで店を知り、発生場所を利用した男性客への聴取で発覚したということです。
警察の調べに対しリ容疑者は容疑を否認していますが、賈容疑者は「リ容疑者に誘われた」という趣旨の供述をし容疑を認めています。
また捜索差押の結果、スマートフォンなど36点を押収したということです。
警察は押収したスマートフォンなどの解析を進め、2人の関係性や、余罪などを調べています。
きのう深浦町で山菜採りに出かけた男性が行方不明になりけさ、亡くなった状態で発見されました。
亡くなったのは、つがる市柏桑野木田の無職・木村秋夫さん82歳です。
木村さんはきのう午前8時ごろ、自宅を出て深浦町深浦の円覚寺の近くから山へ山菜採りに入り、夕方になっても帰宅しなかったため家族が警察に届け出ました。
きのう警察が現場を捜索し、県道岩崎深浦線沿いで木村さんの車を発見。
けさ警察と消防が車から100メートルほど離れた所で倒れている木村さんを発見し、その後死亡が確認されました。
現場は円覚寺から南におよそ2.3キロの山中で、木村さんに目立った外傷などはなく、警察が死因や詳しい状況を調べています
ことし6月、弘前市で自宅に火をつけ放火の疑いで逮捕された男が起訴されました。
男は服や毛布に、マッチで火をつけていたことが新たに分かりました。
起訴されたのは弘前市石川に住む無職 川口鉄治被告58歳です。
起訴内容によりますと、川口被告はことし6月28日の午後11時半ごろ、2階建ての自宅に火をつけ、全焼させた放火の罪に問われています。
川口被告は妻と息子、それに娘と同居していて、火事の直前に警察が川口被告の住宅で、けんかをしているという通報を受けていました。
検察によりますと、川口被告は自宅2階の居間など3か所で衣服や毛布にマッチで火を放ち、壁や天井に燃え移らせたということです。
検察は川口被告を鑑定留置した結果、刑事責任能力があると判断して起訴しました。
七戸町の地中から男性の遺体が見つかった事件です。
主犯とされる男の裁判員裁判で、検察側は懲役15年を求刑しました。
七戸町の元運送会社代表 十枝内伸一郎被告49歳は、去年1月、七戸町のトラック運転手 谷名幸児さんの体に重さ30キロのタイヤを数本載せ、さらにプラスチック容器のなかに入れるなどの暴行を加え死亡させました。
そして重機を使って死体を土の中に埋めたなどとして、傷害致死や監禁、死体遺棄などの罪に問われています。
きょうの裁判で、検察側は十枝内被告は事件の首謀者で一度逃げだした被害者を無理矢理プラスチック容器に入れ、容器を逆さまにした上でタイヤを載せる犯行は、被害者が生存している事を前提とした悪質な態様と指摘。
生命軽視の態度が著しいとして、懲役15年を求刑しました。
これに対し弁護側は「嫌がらせをやめさせようと思って事件を起こしてしまった」として、情状酌量を求めました。
最終陳述で十枝内被告は「事件を起こすつもりはなかったが、やり過ぎて起こしてしまいました。谷名さんや息子さんに対して反省しています」と述べました。
判決は今月30日に言い渡されます。
十和田警察署によりますと、ことし5月頃、青森県内に居住する40代女性は、スマートフォンでYouTubeを閲覧中、投資関係の広告が表示されたことから、その広告をタップして、LINEアカウント「Ken Honda本田健」を友だち登録しました。
その後、本田から、LINEグループ「賢い投資家の集い」に招待され、グループ内で多数のメンバーが「Ⅶ未来安心プランという投資計画に基づいて投資をすれば利益を得ることができた。」などと話していたことから、指示どおりに投資をすれば利益が出るものと信用し、グループ内のサポート担当「藤井美智子」を友だち登録しました。
藤井から取引専用アプリをダウンロードするように指示され、更に
・最初は負担なしで投資をすることができ、投資の利益も実際に引き出すことができる。
などと言われ、アプリ内で100万円の投資運用資金がアカウントに振り込まれたことから、指示どおり投資したところ実際に銀行口座に約14万円が振り込まれました。
さらに藤井から
・102万円を追加すれば残りの利益である312万円も出金可能だ。
などと言われ、グループ内の「植田俊介」から送金先口座情報が送信されてきたことから、8月26日、県内の官公庁敷地内に設置されたATMから、指定された大手金融機関の個人名義口座に現金40万円を送金しました。
しかし、その後、相手方と連絡が取れなくなり、不審に思った女性が投資詐欺についてネット検索したところ、同様の詐欺事件があることが分かり、被害に気付いたということです。
警察は投資話において「必ずもうかる」などと話して、投資を勧めてくる場合は詐欺の可能性があるとして注意を呼びかけています。
きょう午後、自衛隊の戦闘機が青森空港に緊急着陸しました。
滑走路が一時閉鎖され、民間機にも影響が出ました。
県によりますときょう午後0時44分、航空自衛隊三沢基地所属のステルス戦闘機「F-35A」1機が青森空港に緊急着陸し、15分後にもう1機が緊急着陸しました。
戦闘機にはそれぞれパイロット1人が乗っていましたが、けが人はいませんでした。
空港の滑走路は12分間一時閉鎖され、民間機2便の離着陸に最大20分の遅れが出るなどの影響が出ました。
★青森放送 木下玲斗記者
「戦闘機2機の緊急着陸から3時間半以上が経ちました。複数の自衛隊員と思われる人が集まってきているのが分かります」
午後4時すぎには三沢基地の隊員たちが到着し、機体の調査を行っていました。
これまでに緊急着陸の原因などは分かっていません。
帰投のメドは立たず、あす朝まで民間機に影響がない誘導路に駐機する予定ということです。
F-35Aは去年6月にも青森空港に緊急着陸しています。
ことし4月、青森市の国道交差点で酒気帯び状態で赤信号を無視し、2人を死傷させた事故を起こしたとして逮捕された男が起訴されました。
男は飲酒後に鶴田町から運転していたことが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。
起訴されたのは、鶴田町鶴田の無職長内良被告24歳です。
長内被告は、ことし4月青森市野内の国道4号交差点で酒気帯び状態で乗用車を運転し、赤信号を無視してトラックとぶつかり2人を死傷させたとして、危険運転致死傷などの罪に問われています。
長内被告の車は時速56キロから59キロで交差点に進入したということです。
この事故で助手席に乗っていた八戸市沢里の岩舘まゆきさん当時23歳が亡くなり、トラックを運転していた男性が大けがをしました。
捜査関係者によりますと、長内被告の血液からは基準値の倍以上のアルコールが検出されています。
また長内被告はバーベキューで飲酒し、鶴田町から運転して青森市で事故を起こしたことが新たに分かりました。
事故では長内被告自身も意識不明となり退院後に逮捕されましたが、その後、処分保留で釈放されていました。
青森県警察本部のまとめによりますと、ことし7月1日から8月末の取締り強化期間に飲酒運転で検挙された数は120件にのぼっています。
去年よりも45件多く、おととしよりも75件増加しています。
飲酒運転した理由について、その他以外では「事故を起こさなければいいと思った」が20パーセントと最も多く、「代行料金の節約」「捕まらないと思った」が主な理由でした。
また違反車両は自動車が74パーセント、自転車が26パーセントでした。
県警察本部は飲酒運転は悪質な犯罪で第三者を巻き込んだ悲惨な事故を起こす可能性があるため、絶対しないように呼びかけています。
八戸警察署によりますと、ことし8月17日頃、青森県内に居住する50代女性は、TikTokを通じて、LINEアカウント「ラッキー」を使用する幸子と名乗る女と知り合い、メッセージのやり取りをするようになりました。
メッセージでやり取りをするうちに親しくなり、8月下旬頃からLINEメッセージで
・ウイスキーのコレクターで資金を出し合い、山崎ウイスキーを独占購入した後に転売する計画があります。
と言われ、ウイスキーヘの投資を勧められるようになりました。
9月10日頃、LINEメッセージで
・ウイスキーは1本35万円です。
・利益は購入価格の7倍から10倍になります。
・購入する本数を決めたら私の親友である『春子』に連絡して予約してください。
・酒商の口座を教えてもらえるので、そこに購入資金を振り込んでください。
と言われ、LINEアカウント「春子」を紹介されました。
女性がウイスキー2本の購入を希望したところ、ウイスキーの購入代金70万円を振り込むように言われ、振込先口座を指定されました。
9月11日、女性は自宅でネットバンキングを利用し、指定された大手金融機関の個人名義の口座に現金50万円を振り込みました。
翌12日、追加で20万円を振り込もうとしましたが、詐欺かもしれないと怖くなり、警察に相談し被害に気が付いたということです。
警察は「必ずもうかる」などと話し、投資などを勧めてくる場合は詐欺の可能性があると呼びかけています。
業務に必要のない商品券など掛け払いで購入し、会社に120万6,300円相当の損害を与えた背任の疑いで、会社役員の男が再逮捕されました。
再逮捕されたのは青森市はまなす2丁目の会社役員 畑山一夫容疑者49歳です。
警察によりますと、畑山容疑者は包装資材販売会社で営業員として商品販売などの業務を担当していた2020年2月1日に、取引先の青森市の商業施設から本来必要のない商品券750枚と、ビール共通券540枚を掛け払いで購入し、本来の売掛金と相殺させて120万6,300円相当の損害を、自分が勤める会社に与えた背任の疑いが持たれています。
畑山容疑者は8月28日にも同じ容疑で逮捕されていました。
去年2月、畑山容疑者が退職したあとに、商業施設に対する未収金を確認したところ事件が発覚し、ことし1月24日に畑山容疑者が勤めていた会社が警察に告訴しました。
これまでの捜査で畑山容疑者は商品券やビール共通券を自分で消費したり、売却して現金にかえていたとみられています。
警察はほかにも、数千万円ほどの余罪があるとみて調べを進めています。
知人女性の家に侵入しわいせつな行為をしたとして、野辺地町の男が逮捕されました。
逮捕されたのは野辺地町雑吉沢の会社員 杉山拓実容疑者49歳です。
杉山容疑者は8月19日の午前5時ころ、青森県内に住む30代の女性の家に侵入し、同意を得ることなくわいせつな行為をした住居侵入と不同意わいせつの疑いが持たれています。
事件は被害関係者からの通報で発覚しました。
警察によりますと杉山容疑者と女性は面識があり、犯行当時、女性は自宅に1人でいたということです。
女性にけがはありませんでした。
また事件より前に、女性から杉山容疑者に関する相談が、警察に2件寄せられていたということです。
警察の調べに対し杉山容疑者は「行為は認めるが、同意はあった」と否認しています。
警察は動機や侵入方法などを調べています。
ことし3月八戸市のマンションから母子が飛び降りて死亡した無理心中とみられる事件について、青森地方検察庁八戸支部は殺人の疑いで容疑者死亡のまま書類送検された母親を不起訴処分としました。
不起訴処分となったのは八戸市内に住む当時38歳の会社員の女性です。
女性は3月11日午前3時55分ごろ、マンションの11階(高さおよそ30メートル)から、隣接する駐車場に生後1か月の長女と飛び降り、長女を死亡させたとして書類送検されていました。
遺書は見つかっておらず、動機は明らかになっていません。
麻薬であるケタミンおよそ2,000万円相当を輸入した疑いでベトナム国籍の男が逮捕されました。
航空貨物として隠され、八戸市の住宅宛てに発送されていました。
航空貨物として輸入されたこちらのボトル。
なかに隠されていたのは麻薬の「ケタミン」でした。
押収された量はおよそ993.4グラム、末端価格は2020年の警察庁の統計で1,986万円相当です。
逮捕されたベトナム国籍の解体工 グエン・ヒュー・トゥオン容疑者26歳は何者かと共謀のうえ、おととし7月18日にポーランドからケタミンを隠した段ボール1箱を、航空貨物として八戸市湊高台5丁目の住宅宛てに発送し、成田国際空港に輸入した疑いです。
グエン容疑者は「私は関係ないし何も知らない」と供述し、容疑を否認しています。
警察が組織的な関与や余罪などを調べています。
弘前警察署によりますと、ことし7月中旬頃、青森県内に居住する50代男性はスマートフォンで副業を検索し、セラピストの副業を紹介するサイトを見つけ、紹介されたLINE アカウント「メールセラピー雇用契約者様専用」「ラブトクスタッフ専用」を登録し、副業を開始しました。
その月の20日、「メールセラピー雇用契約者様専用」から、LINEメッセージで
・サイト内で操作ミスがあり、エラー解除をしなければならない。
・エラー解除をするためには、電子マネーを購入し、利用コードをサイトのフォームに入力する必要がある。
と言われたことをきっかけに、次々に操作ミスを指摘され、更には「ラブトクスタッフ専用」から
・国が認めた副業助成金があり、申請すれば7億円もらうことができる。
と言われて申請をしたところ、こちらも次々に操作ミスを指摘されて電子マネーの利用権コード入力を要求されたことから、県内のコンビニエンスストアでギフトカードを購入し、エラー解除費用として、7月20日から9月1日までの間、58回にわたり、合計311万3,000円分の利用権コードをサイトの入カフォームに入力しました。
その後も入カミスの指摘を受け、エラー解除費用を請求されたため、県内の金融機関に融資の申込みをしたところ詐欺を指摘され、被害に気付いたということです。
警察は「簡単にお金が稼げる」「必ずもうかる」などの甘い言葉には用心し、詐欺を疑うよう呼びかけています。
弘前警察署によりますと、ことし9月17日、青森県内に居住する60代男性の自宅固定電話に、年金機構を名乗る男から電話があり、
・保険料を多く徴収しており、差額が5万4,300円戻ります。
・手続きは今日中にしなければならない。
・銀行から電話がいきますので、スマートフォンの番号を教えてください。
と言われ、男が話した差額が戻る話を信用し、スマートフォンの電話番号を教えました。
すぐに男性のスマートフォンに県内の金融機関行員を名乗る男から電話があり、
・電話を切らずにコンビニのATMに行き手続きして下さい。
などと言われ、自宅近くのコンビニエンスストア店内のATMへ行き、電話で指示を受け、ATMにキャッシュカードを入れて操作し、操作が終わると電話を切りました。
男性がATM操作後に出てきた明細を見ると、口座から大手金融機関の個人名義の口座に現金99万8,917円を振り込みした明細が出てきたため、近くの金融機関に行き確認すると、現金が送金されたことが分かり、詐欺の被害に気付いたということです。
警察は電話で保険料や還付金手続と称して、通帳やキャッシュカード、スマートフォンを持ってATMへ行くよう求めるのは詐欺だとして、注意を呼びかけています。
八戸市のアパートで1人暮らしの女性が殺害された放火殺人事件です。
逮捕された隣人の女が刑事責任能力の有無などを調べるために、鑑定留置されました。
鑑定留置されたのは八戸市新井田の無職 中田恵美子容疑者51歳です。
中田容疑者は先月25日、自分が住む八戸市新井田のアパートで隣の部屋に火を付け、1人暮らしの山内冨貴子さん81歳を殺害した疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと、中田容疑者は取り調べに素直に応じ、被害者との関係について「顔見知り程度」と供述しているということです。
また、これまでに目立ったトラブルは確認されていません。
鑑定留置は青森地方検察庁が請求し認められたもので、きょうから11月14日まで刑事責任能力の有無が調べられます。
去年より2億円以上被害額が増えているSNSに関する詐欺で、県内の男性が1,300万円をだまし取られました。
被害にあったのは県内に住む40代の男性です。
八戸警察署によりますと、男性はことし5月中旬株式投資のサイトを通じて知り合ったLINEアカウントに「資産倍増キャンペーンをやっている」などと株式の購入を勧められ、現金100万円を指定された口座に振り込みました。
教えられた投資サイト上で利益が出て、数万円が男性の口座に振り込まれたため、追加で1,201万円を振り込んだところ、その後、出金費用としてさらに振込を要求されたことで、被害に気づいたということです。
ことし県内ではきのうまでにSNS型投資・ロマンス詐欺の被害額が5億6,000万円と、去年の同じ時期より2億円以上多くなっています。
警察は「必ずもうかる」などと投資を勧めてくる場合は、詐欺の可能性があると注意を呼びかけています。
七戸町の地中から男性の遺体が見つかった事件で、主犯とされる男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。
検察側は一度逃げ出した被害者を無理矢理プラスチック容器に入れ、蓋の上にタイヤを載せたと指摘しました。
七戸町の元運送会社代表の十枝内伸一郎被告49歳は去年1月、七戸町のトラック運転手 谷名幸児さんの体に重さ30キロのタイヤを数本載せ、さらにプラスチック容器のなかにいれるなどの暴行を加え死亡させました。
そして重機を使って死体を土の中に埋めたなどとして、傷害致死や監禁、死体遺棄などの罪に問われています。
きょうの初公判で、十枝内被告は起訴内容を認めました。
検察側はコンテナ内で谷名さんの体にタイヤを数本乗せたあと、一度谷名さんが逃げたため、無理矢理プラスチック容器のなかにいれて、改めて蓋の上に重さ55キロのタイヤを載せて立ち去ったと指摘しました。
弁護側は起訴内容を争わず、裁判は量刑が争点となる予定です。
事件を巡っては七戸町や六戸町の男女5人が逮捕・起訴され、このうち3人は一審で実刑・有罪判決を受けています。
裁判はあさって被告人質問が行われ、今月30日に判決が言い渡されます。
弘前警察署によりますと、青森県内に居住する50代男性は、
ことし7月上旬頃、Instagramを介して、LINEアカウント「美山千夏」を使用する者とやり取りを開始しました。
すると、美山から、LINEメッセージで、
・古銭を購入してオークションに出品すれば、利益が出る。
などともうけ話を勧められたことから指示に基づきLINEグループに登録するなどしてやり取りしたところ、グループ内でも利益が出たという話になっていたため、利益を得るため、8月4日から8月27日までの間、8回にわたり、古銭購入代金等の名目で、県内金融機関のATMから、指定された大手金融機関等の個人名義口座に現金合計325万円を振り込みました。
また7月上旬ごろInstagramを介してLINEアカウント「Peach」を使用する「綾香」と名乗る者とやり取りを開始しました。
すると「綾香」からメッセージで
・天珠という宝石を購入してオークションに出品すれば、利益がでる。
などともうけ話を勧められたことから、綾香の指示に基づき、LINEグループに登録するなどしてやり取りしたところ、グループ内でも利益が出たという話になっていたため、利益を得るため、8月10日から8月28日までの間、6回にわたり、宝石購入代金の名目で、県内金融機関のATMから、指定された大手金融機関等の個人名義口座に現金合計225万円を振り込みました。
その後、男性は振込先が毎回異なる個人名であることなどに不審を抱き、インターネットで見つけた調査会社に調査を依頼したところ、いずれも詐欺であると言われたことから、警察に被害申告したということです。
警察は「必ずもうかる」などと話し、投資を勧めてくる場合は詐欺の可能性があると注意を呼びかけています。
八戸警察署によりますと、ことし8月17日頃、青森県内に居住する50代女性は、TikTokを通じて、LINEアカウント「ラッキー」を使用する幸子と名乗る女と知り合い、メッセージのやり取りをするようになりました。
メッセージでやり取りをするうちに親しくなり、8月下旬頃からLINEメッセージで
・ウイスキーのコレクターで資金を出し合い、山崎ウイスキーを独占購入した後に転売する計画があります。
と言われ、ウイスキーヘの投資を勧められるようになりました。
9月10日頃、LINEメッセージで
・ウイスキーは1本35万円です。
・利益は購入価格の7倍から10倍になります。
・購入する本数を決めたら私の親友である『春子』に連絡して予約してください。
・酒商の口座を教えてもらえるので、そこに購入資金を振り込んでください。
と言われ、LINEアカウント「春子」を紹介されました。
女性がウイスキー2本の購入を希望したところ、ウイスキーの購入代金70万円を振り込むように言われ、振込先口座を指定されました。
9月11日、女性は自宅でネットバンキングを利用し、指定された大手金融機関の個人名義の口座に現金50万円を振り込みました。
翌12日、追加で20万円を振り込もうとしましたが、詐欺かもしれないと怖くなり、警察に相談し被害に気が付いたということです。
警察は「必ずもうかる」などと話し、投資などを勧めてくる場合は詐欺の可能性があると呼びかけています。
七戸町で地中からトラック運転手の男性の遺体が見つかった事件で、主犯とされる元運送会社代表の男の初公判が青森地方裁判所で開かれ、男は起訴内容を認めました。
七戸町の元運送会社代表の十枝内伸一郎被告49歳は去年1月、七戸町のトラック運転手 谷名幸児さんの体に重さ30キロのタイヤを数本載せ、さらにプラスチック容器のなかにいれるなどの暴行を加え死亡させました。
そして重機を使って死体を土の中に埋めたなどとして、傷害致死や監禁、死体遺棄などの罪に問われています。
きょうの初公判で十枝内被告は起訴内容を認めました。
弁護側は起訴内容を争わず、裁判は量刑が争点となる予定です。
事件を巡っては七戸町や六戸町の男女5人が逮捕・起訴され、このうち3人は一審で実刑・有罪判決を受けています。
八戸警察署によりますと、ことし5月中旬頃、青森県内に居住する40代男性が、スマートフォンで、株式投資について検索し、閲覧したサイト内の指示に従い、LINEアカウント「AgnithaFlorist」を使う田中健一と名乗る者ととLINEメッセージでやり取りをするようになりました。
田中から、株式投資を学ぶためのLINEグループアカウント「【AAI投資クラブ】E010」の登録を勧められ、株式投資に関する情報を閲覧していました。すると、7月上旬頃、田中から、LINEメッセージで
・実在する投資会社が資産倍増キャンペーンをやっている。
と教えられ、田中から勧められてLINEアカウント「MAXXSPRAY」を使い、投資会社の社員「小林明」と名乗る者とやり取りを始めました。
小林から、投資サイトを教えられ、サイトを閲覧するとともに、田中から、株式の購入を勧められました。
そこで男性は小林の指示に従い、7月7日、県内から、ネットバンキングを利用して、指定された大手金融機関の個人名義口座に現金100万円を振り込みました。
するとサイト上では、利益が発生し、出金手続をしたところ、利益として、数回、数万円が男性の口座に振り込まれました。
そのため男性は、7月14日から9月10日にかけて、県内から、ネットバンキングを利用して、7回にわたり、指定された大手金融機関等の個人名義口座に、現金合計1,201万円を振り込みました。
その後、サイト上では約4,000万円の利益が発生していたことから、男性が利益を出金しようとしたところ、小林から
・出金するためには税金分800万円を振り込まなければならない。
などと言われ、一向に出金できないため、被害に気付いたということです。
警察は「必ずもうかる」と話し、投資を勧める場合は詐欺の可能性があるとして注意を呼びかけています。
女性に刃物をつきつけ「一緒にいられないなら死んでもらうしかない」などと脅迫したとして、八戸市の男が逮捕されました。
逮捕されたのは八戸市売市の建設業 大野周嗣容疑者27歳です。
大野容疑者は12日午前3時ころから午前5時ころまでの間、過去に交際関係だった女性に対し、刃の長さが14センチの包丁を示して「一緒にいられないなら死んでもらうしかない」などと脅迫した疑いがもたれています。
事件は女性が八戸警察署管内の交番を訪れ「刃物をつきつけられておどかされた」と申告し、発覚しました。
警察によりますと、過去にも女性から大野容疑者に関する相談が警察に寄せられていたということです。
大野容疑者は容疑を認めています。
八戸警察署は犯行の動機などを調べています。
八戸警察署によりますと、9月4日、青森県内に居住する50代女性方の固定電話に、携帯電話会社のヤマモトを名乗る男から電話があり
・携帯料金の未払いがある。
・心当たりがないのであれば詐欺に遭っている可能性がある。
・警察の緊急電話に電話をつなぐ。
と言われ、大阪府警のヤマシタと名乗る男が電話に出ました。
女性はヤマシタから
・詐欺事件を捜査している。
・犯人を捕まえたら、通帳を何十通も持っており、その中にあなた名義の通帳があった。
・警視庁に連絡を取って、あなたの口座が資金洗浄に使われていないか調べる。
などと言われ、口座残高などを聞かれた上、LINEでやり取りを継続するように指示されました。
女性は教えられたLINEアカウント名「本部 山下」を登録した後、9月8日頃、ヤマシタからLINEのビデオ通話機能で、金融財産保管状を見せられた上で
・資金の流れを調べるために、お金を振り込んでもらう必要がある。
・このことは誰にも口外してはいけない。
と言われ、指示に従い、暗号資産取引アプリをスマートフォンにインストールして、指定されたロ座に、100万円を振り込みました。
その後、ヤマシタの指示に従い、スマートフォンでアプリを操作して、暗号資産イーサリアム(ETH) を購入し、9月8日、94万1,534円相当のイーサリアムを指定されたアドレスに送信しました。
送信後、ヤマシタから、さらに送金を要求されたことから、家族に相談したところ、被害に気が付いたということです。
警察は犯人はLINEなどで連絡を取り合い、逮捕状や警察手帳などを見せて信じ込ませようとしますが、警察がLINEなどで連絡することはないと呼びかけています。
八戸警察署によりますと、8月20日頃、青森県内に居住する50代女性は、TikTokを通じて、LINEアカウント「長谷川」を使用する男と知り合い、メッセージのやり取りをするようになりました。
メッセージでやり取りをするうちに親しくなり、LINEメッセージで
・FXのやり方を教えてあげます。
・1回の取引で最低でも元本の10パーセントの利益が出ます。
と言われ、FX投資を勧められました。
女性は取引に興味を示し、教えられた投資サイトを利用して、サイト上でカスタマーサービスの担当者とやり取りを始めました。
8月28日、女性はカスタマーサービスの担当者からLINEメッセージで、
・投資資金として、100万円を振り込んでください。
と言われたことから、県内金融機関のATMから、指定された大手金融機関の法人名義口座に、現金100万円を振り込みました。
振込後、投資サイトを確認したところ、画面上に振り込んだ金額が反映されて利益が発生しました。
そのため、その後も長谷川やカスタマーサービスの担当者の指示に従い、9月4日から9月9日にかけて、7回にわたり、県内金融機関のATMやネットバンキングを利用して、指定された大手金融機関の口座に合計800万円を振り込みました。
しかしその後、利益を出金しようとしたところ、お金を要求されたため、被害に気が付いたということです。
警察は「必ず儲かる」などと話し、投資などを勧めてくる場合は詐欺の可能性があるとして注意を呼びかけています。
青森県内の住宅に侵入し、女性用下着を盗んだ疑いで男が再逮捕されました。
逮捕されたのは中泊町宮野沢の会社員 中村友哉容疑者31歳です。
中村容疑者は去年10月28日午後10時5分ごろから次の日の午前4時30分ごろまでの間に、県内に住む70歳の男性の住宅に侵入し、男性と同居する家族の女性の下着3着、時価合計約700円相当を盗んだ疑いがもたれています。
事件は去年10月29日に被害に遭った女性の警察への通報で発覚しました。
被害に遭ったとき、男性と女性は在宅中でした。
つがる警察署によりますと、中村容疑者は無施錠のところから住宅に侵入したということです。
中村容疑者は容疑を認めています。
中村容疑者は、ことし8月22日に30代の女性が住む住宅の脱衣場の窓からスマートフォンを差し入れ、動画を撮影しようとした性的姿態等撮影未遂の疑いでも逮捕されていました。
警察が動機などを調べています。
13日夜青森市で歩行者の男性が道路横断中ワンボックスカーにはねられ亡くなりました。
13日午後8時半ごろ青森市大野の県道を横断していた男性が左から走ってきたワンボックスカーにはねられました。
この事故で男性は胸などを強く打ち意識不明の状態で青森市内の病院に搬送されましたが、午後10時前死亡が確認されました。
亡くなったのは青森市幸畑3丁目の職業不詳、境和也さん39歳です。
事故があった現場は片側2車線の丁字路交差点近くで信号機や横断歩道はありませんでした。
事故当時、路面は降った雨でぬれていたということで警察は車を運転していた岩手県盛岡市の26歳の男性から話を聴くなどして事故原因を調べています。