鎌ケ谷署は25日、強盗致傷の疑いで、市川市に住む17歳の男子高校生2人と鎌ケ谷市に住む女子高校生(17)を逮捕したと発表した。
3人の逮捕容疑は共謀し19日午後5~6時ごろ、鎌ケ谷市内の公園に、男子大学生(23)=同市=を誘い出して因縁を付け、顔を殴るなどして重傷を負わせた上、カッターナイフを見せて脅迫するなどして現金1万円を奪った疑い。
同署によると、いずれも容疑を認めている。容疑者の一部が大学生と知人関係で、防犯カメラの映像などから浮上した。大学生が110番通報した。
千葉県市原市のホテルで昨年11月、元同僚の女性従業員を殺害し、現金を盗んだとして、殺人や窃盗の罪に問われているホテルの元アルバイト従業員、江川敦被告(48)=同市=の裁判員裁判の論告求刑公判が24日、千葉地裁(池田知史裁判長)であり、検察側は「身勝手で自己中心的な犯行」として懲役22年を求刑した。弁護側は懲役14年を求めた。判決は今月30日。
検察側は論告で、被告が事前にひもや結束バンドを用意していた点などを挙げ「何らかの犯罪をする準備をしていて計画的」と指摘。犯行には、被害者への好意を拒まれた腹いせと口封じのような面もあるとして「被害者の命をあまりに軽視し、身勝手で自己中心的」と非難した。被告が知的障害とそうでないはざまの「境界知能」と診断されている点については「7人に1人程度認められる。正当化する理由にはならない」とした。
弁護側は「被告に粗暴性はなく、殺害行為を計画していたとまでは考えにくい」と主張。加えて、被告は怒られることへの反応が過剰だとして、殺害の背景を「被告に連絡先の交換を求められた被害者は、拒みつつも優しく対応したはずだが、被告からすれば、好意的な反応がなく、立ち去ろうとしているのを見て『このままでは(ホテルの)店長に伝わるかもしれない』と考え、突発的に殺害に及んだ」と推測した。
また、被告の境界知能が事件の経緯や動機の形成に影響しているとした上で「境界知能は生まれつきのもの。努力で改善できず、責められない。被告に粗暴な前科はなく、反省を深めつつある」と訴えた。
起訴状によると、被告は昨年11月1日午前1時25~55分ごろ、ホテルで、勤務中だった従業員の女性=当時(56)=の首をビニールひもで絞め付けた上、包丁で腹を複数回刺し、首を複数回切り付けて殺害したとされる。ホテル事務室のレジ内からは現金1万2600円を盗み、さらに客室の精算機にバールのようなものを差し入れて現金を盗もうとしたともされる。
(井田心平)
千葉北署は23日、銃刀法違反(刃物携帯)の疑いで自称千葉市稲毛区の無職の男(59)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は23日午前1時5分ごろ、同区小深町のコンビニで、正当な理由がないのにナイフ(刃体約13センチ)1本を携帯した疑い。
同署によると「同じ部屋の住人をぶっ飛ばしたかった」と容疑を認めている。容疑者がコンビニの公衆電話から「人を殺そうと思う。同じ寮の人間です」と110番通報。駆け付けた警察官が容疑者のズボンのポケットからナイフを見つけた。酒に酔った状態だったという。(本紙、千葉日報オンラインでは実名報道)
四街道署は23日、器物損壊の疑いで成田市、団体職員の男(27)を逮捕した。
逮捕容疑は20日午後10時半ごろ、四街道市鹿渡の施設駐車場で、同施設所有の乗用車1台に装着されたタイヤ4本を損壊した疑い。
同署によると「仕事でのストレス発散のためにやった」と容疑を認めている。鋭利な物でタイヤを刺してパンクさせたとみられる。容疑者は同施設と同じ法人の別事業所で勤務。同施設の管理者が110番通報した。以前に同様の被害があったことから施設が設置した防犯カメラなどの捜査で、容疑者が浮上した。(本紙、千葉日報オンラインでは実名報道)
四街道署は23日までに、不同意わいせつの疑いで、四街道市の学習塾経営者の男(56)=同市=を再逮捕した。
再逮捕容疑は昨年7月30日午前11時半~午後1時ごろ、千葉県内で10代女性=県内=の服の中に手を入れて体を触るなどした疑い。
同署によると「全く覚えていません」と容疑を否認している。容疑者は別の10代女性への不同意わいせつ容疑で10月2日に逮捕。その報道を見た女性の母親から「娘も性被害に遭っていたかもしれない」と性犯罪被害相談専用電話に通報があった。(本紙、千葉日報オンラインでは実名報道)
電話de詐欺の被害を防止したとして、四街道署(中山智宏署長)は、エミタスタクシーアスカ四街道営業所のタクシー運転手、山中厚二さん(49)に署長感謝状を贈った。
署によると、山中さんは8月29日の夕方、乗せていた80代女性が「息子が事故に遭い、お金が必要と電話がかかってきた」「どうしてもお金を下ろしたい」と話したことから詐欺を疑い、110番通報。被害を未然に防いだ。
当時の状況について山中さんは「女性は完全に信じきっていた。詐欺と判断するのが難しかったが、変な電話だなと思った」と振り返りつつ「市民の助けになれればという気持ちで仕事をしているので、通報して良かった。良心につけこむ犯罪は許さない」と気を引き締めた。同営業所の永田裕紀所長も「今回の事例を社内で周知して、少しでも怪しければ通報するよう徹底する」とした。
中山署長は「受け子がタクシーを使うこともあるので、引き続き協力をしてもらいたい」と話した。
(佐藤楓)
勤務先の市役所の女子トイレで盗撮をしようとしたとして、性的姿態撮影処罰法違反(撮影未遂)などの罪に問われた元市原市職員、土屋海斗被告(21)=懲戒免職=の判決公判が22日、千葉地裁であった。浅香竜太裁判官は懲役1年6月、執行猶予3年を言い渡した。検察側の求刑は懲役1年6月だった。
判決の理由で浅香裁判官は「1~2年前から駅周辺で盗撮を繰り返すようになった被告が、勤務先で盗撮を繰り返し試みた事案」と指摘。「市役所職員として、市民の信頼を確保するよう努めることが求められていたのに、勤務中に卑劣な犯行に及んだ」と非難した。
一方で、被告が今後は携帯電話を撮影機能のないものにすると述べていることや両親の監督が期待できることを踏まえ、執行猶予を付けた。
判決によると、3月12日~6月18日、勤務先の市役所で、3回にわたり女子トイレに侵入し、女性2人の性的な部位を撮影しようとした。
(大村慧)
元同僚の男性に暴行を加えて持ち物を奪い監禁したとして、松戸署は21日、強盗致傷と逮捕監禁の疑いで松戸市、会社役員の男(51)ら男3人を逮捕したと発表した。
他の2人は同市、自営業の男(43)と水戸市、自称食品加工業の男(38)。
3人の逮捕容疑は共謀し、9月25日午後4時45分~5時25分ごろ、市川市の無職男性(43)を自称食品加工業の男宅に呼び出し、顔を殴って結束バンドで縛るなどの暴行を加え、プラスドライバーを突き付けて「持ち物を全部出せ」などと脅し、乗用車や携帯電話などを奪った疑い。さらに同月27日午後11時半ごろまで、両手首をビニールひもで縛り直し、走行中の車や会社役員の男宅のアパートなどに閉じ込めた疑いもある。男性は顔などに重傷を負った。
同署は3人の認否を明らかにしていない。男性が埼玉県警の警察署を訪れ助けを求めた。男性は以前、会社役員の男が経営する会社に勤務。松戸署は金銭トラブルがあったとみて捜査している。(本紙、千葉日報オンラインでは容疑者実名)
自宅で妻の首を絞めて殺害したとして、船橋署は21日、殺人の疑いで船橋市、無職の男(77)を逮捕したと発表した。同署によると、容疑者は「ネクタイで首を絞めた」と容疑を認めており、現場からは凶器とみられるネクタイが押収されている。
逮捕容疑は19~20日ごろ、集合住宅の自宅で妻(78)の首を絞めるなどして殺害した疑い。
同署によると、容疑者は妻との2人暮らし。20日午前8時35分ごろ、別居する息子から「父が母の首を絞めて殺した。電話があった」などとする110番通報があり、容疑者宅に駆け付けた同署員が浴室の床にあおむけで倒れている妻を見つけた。妻は搬送先の病院で死亡が確認された。
その際、容疑者は不在で、間もなく外出先から戻ってきた容疑者に事情を聴いたところ、殺害への関与を認めるなどしたため、20日夜に逮捕した。「感情のままに首を絞めた」「言うことを聞いてくれずカッとなった」などと供述しているという。同署は妻の遺体の司法解剖を行うなどして、詳しい死因や経緯を調べる。
(藤田泰彰)
(本紙、千葉日報オンラインでは容疑者・被害者実名)
女性宅に侵入し、室内を汚したり下着を盗んだりしたとして住居侵入や器物損壊などの罪に問われた元船橋市職員の伊藤伸矢被告(31)=懲戒免職=の判決公判が17日、千葉地裁であり、椙山葉子裁判官は懲役2年6月、執行猶予4年を言い渡した。検察側は懲役2年6月を求刑していた。
椙山裁判官は、被告が自分の性欲を満たすために7カ月の長期間にわたって連続的に犯行を繰り返していたと指摘し「常習性は顕著で、被告の性癖のゆがみは根深い」「被害者が受けた精神的苦痛の程度は大きい」と非難。一方で、被告が起訴内容を認めて反省し、性依存の治療に取り組む姿勢を示していることなどを挙げ、執行猶予付きの判決となった理由を説明した。
判決によると、被告は昨年8月~今年3月、千葉県内の複数の女性宅に侵入し、下着を盗んだり、別の女性宅でボディーソープに体液を混入させたりした。昨年8月には県内の駐車場で、侵入した家に住む女性の下着を盗撮した。
(平嶋奏葉)
千葉県市原市のホテルで昨年11月、従業員の女性を殺害し、現金を盗んだとして、殺人や窃盗の罪に問われているホテルの元アルバイト従業員、江川敦被告(48)の裁判員裁判の初公判が21日、千葉地裁(池田知史裁判長)で始まった。被告は起訴内容を認めた。
この裁判は量刑が争点になっている。審理は3日間にわたり行われ、判決は30日に予定されている。
千葉地検によると、2人は職場の同僚だった。起訴状によると、被告は昨年11月1日午前1時25~55分ごろ、同ホテルで、従業員の女性=当時(56)=の首をビニールひもで絞め付けた上、包丁(刃体約16センチ)で腹を複数回刺し、首を複数回切り付けて殺害したとされる。
ホテル事務室のレジ内から現金1万2600円を盗み、さらに客室の精算機にバールのようなものを差し入れて現金を盗もうとしたともされる。
事件発生後、千葉県警は市原署に捜査本部を設置。昨年11月13日、被告を強盗殺人容疑で逮捕した。地検は責任能力を確かめる鑑定留置を行った上で、今年3月7日、「収集した証拠から判断した」として、殺人や窃盗の罪で起訴した。
日本への入国時に許可なしで持ち込みが禁止されている果物を繰り返し輸入したとして、成田空港署は18日までに、植物防疫法違反の疑いで、ベトナム国籍で住所不定、無職の女(51)を逮捕した。
逮捕容疑は6月26日、ベトナムから成田空港に到着した際、許可を得ていない果実のレイシ重さ約23・3キロ、バンレイシ約23・24キロ、キュウリ約1・08キロを持ち込み、7月3日にもレイシ約0・51キロを輸入した疑い。
同署によると「有償で依頼され、きちんと確認しないまま日本に持ち込んでしまった」と容疑を一部否認している。キュウリと7月3日分のレイシについては「機内で食べきるつもりだった」と供述している。
農林水産省の横浜防疫所成田支所が「指導に従わず違反を繰り返している者がいる」と同署に通報した。容疑者は禁止されている果物を輸入したとして、同所から過去5回の行政指導を受けていた。(本紙、千葉日報オンラインでは実名報道)
千葉地検は17日、取り調べを担当した相手から事件終結後、およそ3年間にわたり飲食接待を受けていたなどとして、30代の男性検事を停職10カ月の懲戒処分にしたと明らかにした。検事は同日付で、辞職した。取り調べ相手が関係する事件は終結しており、地検は利害関係者には当たらないとしている。
地検によると、検事は事件の捜査を担当していた。2021年5月ごろ、取り調べを行った相手に、事件終結後、偶然再会。22年9月ごろから今年7月ごろまで、27回にわたり飲食代やタクシー代、ホテル代を受け取った。
27回のうち、13回分の金額は特定され、計約109万円だった。店は東京都内の高級すし店や、日本料理店だったという。飲食1回当たりの金額は最低で4万円、最高で22万円だった。
うち1回は別の検察官も同席していたが、今回処分を受けた検事が代金を支払ったと思っていたという。地検は同席した検察官を口頭注意とした。
地検は今年7月中旬ごろ、今回の事案を把握し、調査を開始。検事は「倫理意識が乏しかった」と話しているという。
地検は「事件処理の公正・適正に懸念を抱かせ、信用を失墜させる行為。深くおわび申し上げる」とコメントした。(大村慧)
千葉東署は14日、器物損壊の疑いで千葉市若葉区、無職の女(49)を再逮捕した。
再逮捕容疑は9月15日午後6時40分ごろ、自営業の男性(72)宅=同区=に駐車中の車を刃物で複数回切り付けて損壊し、同日午後6時45分ごろには同区の男性会社員(67)宅のインターホンも同様に損壊した疑い。
同署によると、容疑を認めている。同日中に銃刀法違反(刃物携帯)容疑で現行犯逮捕されていた。騒音を巡るトラブルがあったとみられる。(本紙・千葉日報オンラインでは容疑者実名)
母親の遺体を放置したとして、君津署は17日、死体遺棄の疑いで君津市、無職の男(52)を逮捕した。
逮捕容疑は9月下旬ごろから10月6日、自宅のアパートで、母=当時(78)=の遺体を放置した疑い。
同署によると、容疑を認めている。容疑者は母と2人暮らしだった。遺体は布団の上で見つかり、腐敗が進んでいたが、目立った外傷はない。
容疑者が6日、持病で病院を受診した際に「3日前から母が動かない」と話したことから、医師が同市に連絡。同日、福祉関係の市職員が横になったまま動かない母の遺体を見つけ、110番通報した。(本紙、千葉日報オンラインでは容疑者実名)
成田空港署は16日、強盗致傷の疑いで銚子市、自称自動車清掃整備業の男(25)を再逮捕したと発表した。
逮捕容疑は6月19日、自宅兼会社で部下の男性会社員(27)=佐倉市=に対し「あすコンビニ行っておろしてこいよ」「お前の女さらって、風俗に飛ばすよ」などと脅迫。翌20日午前9~10時ごろ、男性を押し倒して複数回殴打するなどの暴行を加え、頭や腕に全治2週間のけがを負わせ、現金15万円を奪った疑い。
同署によると、暴行を認める一方で「私にうそをつき続けていることが分かり、腹が立ち、暴行を振るって借金を回収した」と話している。男性から相談があり、同署が捜査した。
同署は9月、知人名義の決済アカウントを不正に作成し虚偽の購入手続きをしたとして電子計算機使用詐欺の疑いで容疑者を逮捕していた。(本紙・千葉日報オンラインでは容疑者実名)
2023年に市原市内で同居していた交際相手の息子=当時11歳=の腹を踏み付け重傷を負わせたとして、傷害の罪に問われた男(45)の判決公判が15日、千葉地裁であり、水上周裁判官は懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡した。検察側は懲役3年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めていた。
水上裁判官は、食器の洗い方が不十分などの理由で被害男児の腹を強く踏み付けた被告の犯行を「卑劣で粗暴」と非難。加えて、男児が入院を必要とする重篤なけがを負ったことから「生じた結果も軽視できない」と指摘した。一方で、被告が反省を示していることや、この交際相手との関係を解消して再犯の恐れが低くなっていることを挙げ「執行猶予が相当」と述べた。
判決によると、被告は23年11月12日、同居していた家で、この男児の腹を数回踏み付け、重傷を負わせた。
(井田心平)
(本紙・千葉日報オンラインでは実名報道)
16日午前10時40分ごろ、千葉県松戸市高塚新田の住宅で、40代ぐらいの男性と10代ぐらいの男児が意識不明の状態で見つかった。千葉県警松戸署と松戸市消防局によると、男児は搬送先の病院で死亡が確認された。男性も病院に搬送された。この家に住む男性と息子に連絡が取れておらず、同署が見つかった2人の身元や詳しい経緯、状況を調べている。
同署によると、15日午前10時20分ごろ、松戸市役所の職員から「訪問したが応答がなく心配になった」と同署に通報があった。同署は関係者と連絡を取り、翌16日に消防が家の中を捜索したところ、1階の居室で意識不明の2人を見つけた。この部屋には練炭コンロが置いてあったという。
(平嶋奏葉、大村慧)
東金労働基準監督署は16日、労働安全衛生法違反の疑いで八街市の木材・木製品製造会社「イソベ商会」と代表取締役の男性(84)を書類送検した。
書類送検容疑は昨年8月17日、同社のツキ板工場(同市)で、労働者の70代男性に湯釜へ木材を入れる作業をさせた際に、転落防止措置を講じなかった疑い。
同署によると、男性は湯釜に落ちて死亡した。湯釜は木を柔らかくし加工しやすくするためのもので、長さ約6・8メートル、幅約2・1メートル、深さ約1・2メートルの直方体。当時の湯の温度は50~60度と推定されるという。
直前の目撃証言によると、男性は湯釜の横に設置された高さ約0・8メートルの作業スペースで、天井クレーンを使い作業をしていたという。
同署は容疑に対する認否を明らかにしていない。
千葉西署は13日、道交法違反(酒酔い運転)の疑いで、モンゴル国籍で東京都町田市、自称無職の男(40)を逮捕した。
逮捕容疑は12日午後6時20分ごろ、千葉市美浜区稲毛海岸5の国道357号で酒に酔った状態で乗用車を運転した疑い。
同署によると、容疑を認めている。片側3車線の直線で乗用車に追突し、目撃者が110番通報。駆け付けた署員が呼気検査した。追突された車の運転手は軽傷。男は当初「自分は運転手ではない」と否定したため任意同行を求め、その後認めたことから逮捕した。(本紙、千葉日報オンラインでは実名報道)
八千代市の商業施設内で女子高校生のスカート内を盗撮した疑いで逮捕された千葉市消防局緑消防署の男性消防士長(28)について、同消防局は15日、停職6カ月の懲戒処分とした。消防士長は同日付で依願退職した。
県警などによると、消防士長は6月12日夕、女子高校生の背後からスマートフォンをスカートの下に差し入れ盗撮したとして、性的姿態撮影処罰法違反の疑いで7月に逮捕された。今月6日に不起訴処分となっていた。
同消防局によると、消防士長は聞き取りに対し「スリルによる興奮やストレス発散のためにやった」などと話した。当日は仕事が休みで、買い物をしに同施設を訪れた。女子高校生側とは示談が成立したという。
市村裕二消防局長は「誠に遺憾で、市民の信頼を損ね深くおわびする。職員一丸となって再発防止に取り組む」とした。管理監督責任で同消防署の署長(54)ら上司3人を口頭注意した。
(宮嶋優)
千葉東署は9日、詐欺の疑いで、市原市に住む建設業の夫(60)と妻(54)を逮捕したと発表した。
2人の逮捕容疑は共謀し、収入がないと偽った書類を千葉市若葉保健福祉センターに提出するなどした上で、2020年12月~22年1月、生活保護費計約139万円をだまし取った疑い。計5万5600円相当の医療扶助を不正に受けた疑いもある。
同署によると、2人は「間違いありません」と容疑を認めている。22年11月に同センターの職員から相談があり、捜査していた。(本紙・千葉日報オンラインでは実名報道)
自転車で飲酒運転をしたとして、千葉県教育委員会は15日、県立船橋夏見特別支援学校の男性教諭(36)を免職の懲戒処分とした。自転車の飲酒運転を理由に免職とするのは県教委で初めてで、昨年11月の指針改正で免職を原則としていた。
県教委によると、教諭は6月28日夜、船橋市内の飲食店で知人と飲酒後、自転車で帰宅中に市道で警察の呼気検査を受け、基準値を超えるアルコールが検出された。同30日に教諭から教頭を介して校長に報告があり発覚。教諭は8月27日付で起訴猶予処分になった。
教諭は県教委の聞き取りに対し、飲酒後に無灯火で走行していたところを呼び止められたと説明。「自覚のなさが原因。申し訳ないことをした。後悔するばかり」と話しているという。
県と県教委は飲酒運転での死亡事故ゼロを目標に掲げた根絶計画(昨年3月策定)を踏まえ、職員の懲戒処分指針(同11月改定)で飲酒運転に関与した職員は原則免職にすると処分内容を重くした。県は2021年6月に八街市内で起きた飲酒運転のトラックによる児童死傷事故を受けて根絶条例を策定している。(池田和弘)
(本紙・千葉日報オンラインでは実名)
◆県内1~9月に243件摘発
昨年11月の改正道交法施行により、自転車の酒気帯び運転も罰則の対象となった。自転車の酒酔い運転はこの改正施行前から罰則対象。県警交通指導課によると、今年1月~9月末の県内摘発件数は、自転車の酒気帯び運転が243件、自転車の酒酔い運転が12件。
千葉県教育委員会は15日、自校の女子生徒に性暴力を行ったとして、県内の県立高校に勤務する20代男性教諭を懲戒免職処分にしたと発表した。また、県内の女子高校生にわいせつな行為をした県内公立中学校に勤務する30代男性教諭も懲戒免職処分とした。
県教委によると、20代教諭は昨年4月下旬から同年5月中旬までの間、自校の女子生徒に対し県内で性暴力などを行った。今年6月下旬に生徒の関係者から県教委に相談があり発覚した。
30代教諭は、2022年4月ごろ、県内で女子高校生にわいせつな行為をした。今年6月下旬に生徒の関係者から県教委に相談があり発覚した。
他人の土地に土砂を搬入し堆積させたなどとして、千葉県警は8日、不動産侵奪の疑いで土木関係の会社「柊建」(木更津市)の代表取締役の男(28)=同市=を逮捕した。
逮捕容疑は2023年10月21日~11月30日ごろ、袖ケ浦市林の同市などが所有する土地に約1244平方メートルにわたって土砂を搬入し堆積させるなどして、他人の不動産を侵奪した疑い。
県警生活経済課によると「他人の土地を侵害したとは思っていない」と容疑を否認している。同年12月20日、周辺の土地の所有者から「ダンプ数台が土を捨てている」と110番通報があった。県警が土を運んでいた人などに話を聞き、容疑者を特定した。
同課によると、土砂は残土とみられ、容疑者はこの土砂に関係する事業の責任者だという。(本紙・千葉日報オンラインでは実名報道)
柏署は2日までに、道交法違反(酒酔い運転)の疑いで茨城県常総市、自称アルバイトの女(31)を逮捕した。
逮捕容疑は1日午前1時半ごろ、柏市あけぼの1の国道6号で、酒に酔った状態で乗用車を運転した疑い。
同署によると、容疑を認め「早く自宅に帰りたかった。事故を起こさなければばれないと思った」と供述している。国道6号と市道が交わる十字路で、出合い頭にトラックと衝突した。容疑者側が赤信号だった可能性があり、同署は詳しく調べる。(本紙・千葉日報オンラインでは容疑者実名)
昨年、首都圏で相次いだ「闇バイト」による強盗事件で、千葉県白井市と市川市の住宅強盗で実行役を担ったとして、強盗致傷や逮捕監禁、詐欺などの罪に問われた高梨謙吾被告(22)=横浜市旭区=の裁判員裁判の判決公判が14日、千葉地裁であった。水上周裁判長は「暴行態様は拷問に近い」と指摘し、懲役16年を言い渡した。
この裁判は起訴内容は争われず、量刑が争点だった。検察側は懲役20年を求め、弁護側は懲役8年が相当と主張していた。
判決によると、被告は仲間と共謀し、昨年10月16日未明、白井市の住宅に侵入し、70代の女性と40代の娘に暴行を加え、現金約26万円やキャッシュカードを奪った。翌17日未明には市川市の住宅で、50代の女性に暴行を加え、奪った軽乗用車で埼玉県の宿泊施設まで連れ去り、監禁した。
その上、奪ったカードを使用し、金のネックレス2本(購入価格計約227万円)を購入するなどした。
白井市の70代の女性は全治約6週間の小指の骨折など、40代の娘は全治約3週間の顔面と背中の打撲を負った。市川市の50代の女性は全治約2カ月見込みの肋骨(ろっこつ)と眼底骨の骨折などを負った。
二つの事件では、高梨被告の共犯として、白井市の事件で藤井柊被告(27)が、市川市の事件で藤井被告と久保田陸斗被告(22)が、それぞれ実行役として起訴された。藤井被告と久保田被告は横浜市青葉区で70代の男性が死亡した強盗事件でも起訴されている。
船橋市は10日、千葉県警に性的姿態撮影処罰法違反(撮影未遂)の疑いで現行犯逮捕された税務部の隈部拓人係員(32)を懲戒免職とした。市の聞き取りに対して「3年ほど前から20~30回ぐらい盗撮を行った。多くの方に迷惑をかけ、罪の重大さに後悔と反省をしている」と話したという。
市によると、係員は9月5日夜、同市のJR西船橋駅構内の上りエスカレーターで、女子高校生のスカート内をスマートフォンで撮影しようとしたとして、目撃した男性に取り押さえられた。
横瀬真由美総務部長は「市民に誠に申し訳なく心からおわびする」と述べた。
松戸市のアパートで姉を切り付け殺害したとして殺人の疑いで逮捕された無職の男性(34)=和歌山市=について、千葉地検松戸支部は10日、不起訴処分とした。地検は「犯行時の精神状態を考慮した」としている。この男性の刑事責任能力を調べる鑑定留置を7月3日から今月3日まで行っていた。
松戸東署などによると、6月20日、松戸市のアパートに住んでいた姉(37)の胸や腹などを、果物ナイフで複数回突き刺すなどして殺害した疑いで逮捕された。男性は「刺したのは間違いないが、殺意はなかった」などと供述していた。
船橋市内で8日発生した重傷ひき逃げ事件で、船橋署は9日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで埼玉県加須市、会社員の男(24)を逮捕した。
逮捕容疑は8日午後1時25分ごろ、船橋市浜町2の市道交差点で冷蔵・冷凍車を運転し左折した際、横断歩道を歩いていた同市の無職女性(68)をはねて、左手骨折などの重傷を負わせたまま逃げた疑い。
同署によると、目撃証言などから浮上した。「当時、歩行者にぶつかったとの認識はない」と容疑を否認している。仕事中だったという。(本紙・千葉日報オンラインでは容疑者実名)
小学生の女児5人に性的暴行を加えたなどとして、不同意性交致傷や児童買春・ポルノ禁止法違反の罪に問われた被告(33)=東京都江戸川区=の裁判員裁判の論告求刑公判が7日、千葉地裁(池田知史裁判長)であった。検察側は「卑劣で悪質な犯行」として懲役28年を求刑した。弁護側は「懲役14年が相当」とした。判決は14日。
検察側は論告で、7~11歳の女児5人に連続的に性的暴行を加えた被告の犯行を「極めて卑劣で悪質。あえて児童だけを狙った狡猾(こうかつ)で鬼畜の所業」と非難した。
弁護側は、被告が再犯を防ぐための治療に前向きに取り組んでいるなどとして「被告の取り組みを評価してほしい」と求めた。
最終意見陳述で被告は「取り返しのつかないことをしてしまい、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。
被害者側の意見陳述や意見の代読も行われ「被告がどんな処罰を受けても事件をなかったことにはできない。娘と私たち家族の傷が癒えることはない」「事件を忘れた日はない。思い出すたびに気が狂いそうになる」などと心情を吐露した。
起訴状などによると、被告は昨年4~10月、下校中の小学生の女児5人に対し、県内のアパートや空き家の敷地内に連れ込んで性的暴行を加えたなどとされる。また、女性2人のスカートの下にスマートフォンを差し入れて下着を盗撮したとされる。被告は、いずれの起訴内容も認めている。(井田心平)
(本紙・千葉日報オンラインでは容疑者実名)
◇配信当初、関係のない写真が掲載されていたため、修正・差し替えました。お詫びして訂正いたします。
行徳署は5日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで浦安市、自称個人事業主の男(34)を逮捕した。
逮捕容疑は5日午前7時20分ごろ、市川市相之川3の市道で、酒気を帯びた状態で軽乗用車を運転した疑い。
同署によると「覚えていないが、状況的に自分が運転して事故を起こしたんだと思う」と供述している。
不審車両の情報提供があり、署員が調べたところ、対向車線側の電柱に衝突した容疑者の車を見つけた。容疑者は助手席で1人寝ており強い酒の臭いがしたことから、同署は防犯カメラなどを捜査していた。(本紙、千葉日報オンラインでは実名報道)
8日午後4時5分ごろ、八千代市大和田新田の県道で、自転車に乗っていた小学生ぐらいの男児が別の自転車とすれ違いざまに転倒し、10トントラックにはねられる事故があった。男児は現場で死亡が確認された。
八千代署はトラック運転手の男性(23)=船橋市=や自転車に乗っていた男子高校生=県内=に話を聞くなどして、男児の身元や事故の詳しい原因を調べている。
同署によると、事故を目撃した男性が「10トントラックと自転車の事故」と119番通報した。現場は歩道がある片側1車線道路。高校生と男児はともにヘルメットをかぶっていなかったとみられる。
千葉県警は6日、未成年者誘拐の疑いで埼玉県毛呂山町、自称派遣社員の男(55)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は3日、オンラインゲームで知り合った女子中学生=千葉県内=が未成年者だと知りながら「明日何時にあえる」などのメッセージを送って誘惑し、4日午後0時40分~6日午前0時45分ごろ、県内のコンビニで自分の車に乗せて東京都内のコンビニまで連れ回した疑い。
県警によると、容疑を認めている。この中学生の家族が県警に通報し、防犯カメラなどの捜査で容疑者らが乗った車を見つけた。(本紙・千葉日報オンラインでは実名報道)
千葉中央署は6日、現住建造物等放火未遂の疑いで千葉市中央区、無職の男(62)を逮捕した。
逮捕容疑は4日午後4時半~5日午前0時半ごろ、同区の木造2階建てアパートの女性(27)が居住する一室で、室内にあった紙片に火を付け、放火しようとした疑い。
同署によると「面白半分でやった。無施錠の窓を開け、火を付けた」などと容疑を認めている。当時、女性は外出していてけが人はいなかった。室内の壁などの一部が焦げた。容疑者と女性に面識はなかった。
5日、容疑者に職務質問し、捜査を進めていた。現場周辺では不審火が数件確認されていて、同署は関連を調べる。(本紙、千葉日報オンラインでは実名報道)