全国秋の交通安全運動に合わせ、岩手県盛岡市では園児たちが交通安全を呼びかけました。
県内では21日、一関市で78歳の男性が車にはねられ、亡くなるなど、死亡事故が相次いています。
「交通安全、お願いします!」
21日、盛岡北郵便局に近くにある「あさひ保育園」の園児14人が訪れ、「道路を渡るときは横断歩道を利用しましょう」などと書かれたチラシを配りました。
(Q、交通安全で大切なことは?)
園児「横断歩道」
全国秋の交通安全運動が始まった21日、一関市では78歳の男性が横断歩道のない場所を渡っているときに軽乗用車にはねられて亡くなりました。
県内では8月、交通事故で10人が亡くなっていて、県警は9月1日から1か月間、交通死亡事故多発注意報を発令しています。
盛岡市内の住宅に侵入し、現金などを盗もうとしたとして、住居侵入と窃盗未遂の罪に問われている県職員の女の裁判が始まりました。
住居侵入と窃盗未遂の罪に問われているのは、中部教育事務所の事務職員で盛岡市前九年の立花舞被告47歳です。
起訴状などによりますと、立花被告は盛岡市内の面識のある人の住宅に窃盗目的で侵入し、現金とクレジットカードを盗もうとした、住居侵入と窃盗未遂の罪に問われています。
11日の初公判で、立花被告は、起訴内容に間違いがあるか問われ、「窃盗目的ではなかったが、そのような行為に及んだことは 間違いない」と一部否認しました。
また、立花被告は、ことし6月に同じ盛岡市内の面識のある人の住宅に侵入し、クレジットカードを盗んだとして、9月8日に、住居侵入と窃盗の疑いで再逮捕されています。
検察は、追起訴も予定していて、次回の裁判は10月29日に開かれる予定です。
一斉に呼びかけです。岩手県内に「交通事故非常事態宣言」が出されている中、盛岡市とその近郊の国道で警察が出て交通安全を呼びかけました。
呼びかけ
「死亡事故が異常なペースで増加中です。前の車との距離を十分にとっていますか?」
このうち、盛岡市三本柳の国道4号線、岩手飯岡駅入口の交差点では、盛岡東警察署の警察官などおよそ30人がチラシを配るなどして交通安全を呼びかけました。
県内では8月、去年の同じ月より8人多い10人が交通事故で亡くなっていて、県警は9月末まで1か月間という異例の長さで「交通死亡事故多発注意報」を出しています。
中でも盛岡市はことし県内で最も多い8人の交通死亡事故が発生し、すでに去年1年間の件数を上回っていて、うち半数は8月に発生しました。
県と盛岡市は「交通事故非常事態」を宣言しています。
盛岡東警察署
「やはり交通事故の原因となっているうち、ぼんやり運転が非常に多いので、ドライバーの皆さんは緊張感をもって運転に集中して運転してほしい」
盛岡東警察署は、これから日暮れが早まる時期になり、横断中の歩行者が車にはねられる事故が増える傾向にあることから、一層の注意を呼びかけています。