年々増加する特殊詐欺…広島市は詐欺の被害を抑制するため今年も電話機の購入に対して補助金の交付を始めています。
「警察を語る詐欺」や「オレオレ詐欺」…特殊詐欺の電話に悩まされる人は多いようです。
【80代】
「かかってきますよ。不安ですよ」
【60代】
「事故したからどうのとかって言うのがかかってきたことあるけど…そういうのもあるからちょっと怖いなと思ったことがあります」
去年、県内で発生した特殊詐欺の被害額は、前の年を大幅に上回るおよそ11億6600万円。今年も5月末時点ですでに166件発生し、被害額はおよそ8億9800万円に上っています。
【向井記者】
「こちらの家電量販店では防犯機能付きの固定電話がずらりと並んでいます」
【電話機】
「ただいまお名前確認モードになっています。この通話を録音します。恐れ入りますがあなたのお名前をおっしゃってください」
先月、福山市で妻の頭を木の棒で殴って殺害しようとしたとして逮捕・送検された夫が13日、傷害の罪で起訴されました。
起訴されたのは福山市今津町の会社員、木内章仁被告(37)です。
起訴状などによりますと、木内被告は5月25日、午後10時20分ごろ、近くにある知人宅で妻(当時32)の頭などを長さ90センチの木の棒で複数回殴り、全治およそ2週間の傷害を負わせた罪に問われています。
逮捕当時、木内被告は酒を飲んだ状態で調べに対し、「木の棒でぶん殴ったことに間違いない」と供述していました。
当初、木内被告は殺人未遂の容疑で逮捕・送検されていましたが、広島地検は罪状を傷害に切り替えて起訴しました。広島地検は傷害に切り替えた理由について「証拠に照らして判断した結果」とコメントしています。
海田町発注の公共工事の契約をめぐり贈収賄の容疑で海田町職員の男ら2人が逮捕された事件で、海田町はさきほど会見を開き陳謝しました。
【海田町・竹野内啓佑 町長】
「町民の皆様の信頼回復に誠心誠意つとめてまいります。この度は誠に申し訳ございませんでした」
逮捕されたのは海田町・建設課の技師・岡山光太郎容疑者(26)と、海田町の土木会社の社長・安部真矢容疑者(39)です。
警察によりますと岡山容疑者はおととし1月から去年10月までの間、海田町が発注した町内の道路などに関する公共工事の随意契約で、安部容疑者の会社が有利になるように便宜を図り、その見返りに8回にわたっておよそ12万円相当の飲食代や現金8万円などを受け取った疑いがもたれています。
警察は捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。
海田町から安部容疑者の会社への発注件数が2023年度以降大幅に増加しているということで、警察は余罪も含め事件の全容解明に向けて捜査を進めています。
海田町が発注した公共工事の契約をめぐり町職員などが逮捕された贈収賄事件で、土木会社が受注した契約の金額は2022年度からの3年間で合わせておよそ1800万円にのぼり、警察は余罪を慎重に調べています。
12日朝、送検されたのは海田町・建設課の技師岡山光太郎容疑者(26)と、海田町の土木会社・社長安部真矢容疑者(39)です。
警察によりますと岡山容疑者はおととし1月から去年10月までの間、海田町が発注した町内の道路などに関する公共工事の随意契約で、安部容疑者の会社が有利になるように便宜を図り、その見返りに飲食店や性風俗店で8回にわたっておよそ12万円相当の接待を受けたほか現金8万円を受け取った疑いがもたれています。
警察は捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。
安部容疑者の会社が海田町から受注した契約は2022年度から3年間でおよそ40件、金額は1800万円にのぼり、接待が始まったとみられる2023年度以降は大幅に増加していたということです。
警察は余罪も含め事件の全容解明に向けて捜査を進めています。
府中町の公園で男性が殺害された事件から12日で2カ月です。警察が犯人逮捕に向け捜査を進める中、町は、来週以降、現場周辺に防犯カメラを新たに設置します。
4月12日の夜、府中町の水分峡森林公園で東京都練馬区の会社員、里見誠さん(52)が頭などを殴られ殺害された事件は、発生から2カ月が経っても犯人の逮捕には至っていません。
捜査関係者によりますと里見さんは事件当日、新幹線で東京から広島へ到着。若い女と公園に向かいその後、複数の男らが合流したとみられています。
里見さんはこの男女の一部と事件前からSNSでやり取りを重ねていた可能性があり、警察はこの男女が犯行に関与しているとみて、付近の防犯カメラやSNSの解析など捜査を進めています。
また、この事件をうけて府中町は、来週以降、水分峡森林公園に防犯カメラ2台を新たに設置する方針です。
広島市安佐南区の病院で介護福祉士として勤めていた男が、入院患者の女性に薬剤を混入したお茶を飲ませ、一時的に意識障害を負わせた疑いで逮捕されました。
警察によりますと、広島市安佐南区上安の無職、石地一磨容疑者(35)は、今年5月、当時、介護福祉士として勤めていた安佐南区の病院で、79歳の入院患者の女性に薬剤を混入したお茶を飲ませ、一時的に意識をもうろうとさせる傷害を負わせた疑いがもたれています。
病院関係者から「職員が患者になんらかの薬を飲ませた」と通報があって被害が発覚しました。
石地容疑者は警察の取り調べに対して「だいたいあっています」と供述しているということです。
石地容疑者と被害者の女性は面識があったということで、警察が動機などについて調べを進めています。
海田町が発注した公共工事の契約をめぐって業者から現金などの見返りを受け取ったとして、警察は海田町役場の職員の男らを贈収賄の疑いで逮捕しました。
海田町発注の公共工事の契約をめぐり明らかになった贈収賄事件。
逮捕されたのは海田町・建設課の技師・岡山光太郎容疑者(26)と、
海田町の土木会社の社長・安部真矢容疑者(39)です。
警察によりますと岡山容疑者はおととし1月から去年10月までの間、海田町が発注した町内の道路などに関する公共工事の随意契約で、安部容疑者の会社が有利になるように便宜を図り、その見返りに8回にわたって、約12万円相当の飲食代や現金8万円などを受け取った疑いがもたれています。
警察は捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていません。
海田町から安部容疑者の会社への発注件数が2023年度以降、大幅に増加しているということで、警察は余罪も含め事件の全容解明に向けて捜査を進めています。
訪問販売会社「VISION」などによる「USBメモリー」の預託商法をめぐる事件で、広島地検は事件に関わったとして逮捕された男女6人を6月4日付で不起訴処分にしました。
男女6人は「USBメモリーを購入すれば、第三者にレンタルして、購入代金を上回るレンタル料を支払う」などとウソを言い、現金をだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕されていましたが、広島地検は「送致事実を認定するに足りる十分な証拠がない」として不起訴処分としました。
一方、「VISION」の幹部とみられるさいたま市の会社員・中井良昇被告(58)は、現金合計約4800万円をだまし取ったとして、詐欺の罪で起訴されました。
広島地検は中井被告の認否を明らかにしていません。
警察によりますと、一連の詐欺事件をめぐっては2021年に消費者庁からの告発を受けて広島県警などが合同で捜査。被害者は43都道府県で2万人、被害総額は1800億円を超えるとみられています。
呉市のリサイクルショップで、仮面ライダーの変身ベルト6個など約16万5000円相当を万引きした疑いで、22歳の男が逮捕されました。
警察によりますと、東広島市の警備員、北川輝太容疑者(22)は、今年4月23日と24日の2日間に渡って呉市広本町のリサイクルショップを訪れ、「なりきり玩具」と呼ばれる仮面ライダーの変身ベルト6個とフィギュア2個、あわせて約16万5000円相当を盗んだ疑いがもたれています。
警察の調べに対し、北川容疑者は「盗んだことは間違いないがそんなに数は多くありません」と容疑を一部否認しています。
警察は、北川容疑者がこの店で、他にも商品を万引きをした可能性があるとみて動機と共に余罪についても調べています。
福山市の特別支援学校の教師の男が、飲食店で知人の女性に対し服の上から体を触るなどした疑いで逮捕されました。
不同意わいせつの疑いで逮捕されたのは、福山北特別支援学校中学部の臨時教師、平田晴彦容疑者(24)です。
警察によりますと平田容疑者は今年4月、福山市元町の飲食店で、一緒に食事をしていた20代の知人女性に対し、同意なく、服の上から上半身や下半身を触るなどした疑いがもたれています。
事件翌日に女性が警察に届け出ました。
女性は、「触られて距離をとると、また距離をつめて触ってきた」という趣旨の話をしているということです。
警察の取り調べに対して平田容疑者は「上半身を触ったがほかは覚えていない」と容疑を一部否認しています。
事件当時、平田容疑者と女性を含め複数人で飲食をしていたということで、警察が詳しい状況などを調べています。
午後4時すぎ、福山市千田町の住宅密集地で火事があり、火元とみられる家から1人の遺体が見つかりました。この家に住む80代の女性と連絡が取れていないということです。
消防によりますと、6日午後4時16分、福山市千田町藪路で、「家が燃えている」と付近の住民から通報がありました。
消防車など10台が出動し消火にあたり、火はおよそ1時間後にほぼ消し止められましたが、火元とみられる家から1人の遺体が見つかったということです。
この家に住む80代の女性と連絡が取れていないということで、警察などは、遺体は、この女性の可能性があるとみて身元の確認を進めています。
おととし2月に福山市の交差点で軽貨物自動車を運転中、自転車の女性はねてけがをさせたものの、警察に届け出なかったとして福山市の会社員の男が発生から2年以上経ったきょう、逮捕されました。
警察によりますと、過失運転致傷などの疑いで逮捕されたのは、福山市の会社員宮原幸男容疑者(65)です。
宮原容疑者は2023年2月7日午後2時すぎ、軽貨物自動車で福山市箕島町の交差点を左折中、自転車に乗っていた10代の女性をはね、首の捻挫などのけがをさせたものの、事故を警察に届け出なかった疑いがもたれています。
現場は、横断歩道のない交差点で、信号機もありませんでした。
警察は、事故の後、被害女性側の報告などで「事故は把握していた」としていますが、逮捕まで2年以上かかった経緯については捜査に支障があるとして明らかにしていません。
調べに対し、宮原容疑者は「事故をして警察に届けなかったことは間違いない」と容疑を認めています。
警察は、引き続き、事故の詳しい経緯などを調べています。
去年7月に福山市のホテルで16歳未満の少女に現金を渡しいかがわしい行為をしたとして逮捕された消防士長の男が、その1週間前にも、18歳未満の少女に同様の行為をしていた疑いで再逮捕されました。
児童買春と児童ポルノ法違反の疑いで再逮捕された福山地区消防組合の消防士長三阪和也容疑者(33)は、去年7月4日、福山市のホテルでSNSで知り合った少女が18歳未満と知りながら現金1万5000円を渡していかがわしい行為をした疑いがもたれています。
警察の調べに対し三阪容疑者は「間違いない」と容疑を認めています。
三阪容疑者はこの事件の1週間後の去年7月11日に16歳未満の少女に現金8000円を渡していかがわしい行為をした疑いで、すでに逮捕・送検されていて、警察は、少女らの写真や動画を撮影した可能性も含め、余罪を捜査しています。
4日、広島県熊野町の農家の倉庫から250キロ以上のコメが盗まれたとの届け出があり、警察が窃盗事件として捜査を進めています。
盗まれたのは、広島県熊野町の農業用倉庫の中の保冷庫に保管されていた玄米、およそ250キロです。
被害届を出した男性によりますと盗まれたコメは、町内の田んぼで去年秋に収穫したもので、販売目的ではなく、近くに住む男性のきょうだいや親せきと消費するために保管していたものでした。
コメの在庫状況は時々確認する程度で、倉庫の鍵はかけていなかったということです。
1か月半前の4月中旬に確認した時にたくさんあったはずのコメ袋が、今月1日に4袋しか残っていない事を男性の妹が発見。
きょうだいの中に持ち出した者がいなかったため男性が4日、警察に被害を届け出ました。
警察は窃盗事件として捜査を進めています。
広島市に住む高齢女性の息子を装い「不倫相手を妊娠させた」などとウソを言い、現金300万円をだましとったとして愛知県の18歳の無職の男が逮捕されました。
警察によりますと、男は仲間と共謀し4月15日から翌日にかけて広島市の81歳女性に電話をかけ「不倫相手を妊娠させ、その夫から慰謝料を要求されている」などとウソを言い、女性を岡山市北区の住宅街に呼び出し、息子の弁護士の甥になりすまして現金300万円を受け取った疑いがもたれています。
女性は、金を渡した当日に「不倫相手の夫にけがさせていて慰謝料が必要」と言われ、さらに200万円を要求されたため困惑し、家族に相談したことで事件が発覚しました。
警察の調べに対し、男は「間違いありません」と容疑を認めています。
男は、同様の手口で三原市の80歳の女性から現金300万円をだまし取ったとして先月、逮捕されています。
警察は、男が金欲しさに闇バイトに応募したとみて余罪についても調べています。
2日夜、広島市南区にある護岸用のコンクリートの柱に乗用車が衝突し、運転していた高齢男性が搬送先の病院で3日夜、死亡しました。
警察によりますと、2日午後10時過ぎ、広島市南区出島にある防潮扉が設置されている護岸用のコンクリートの柱に、軽自動車が衝突しているのを運転していた男性の家族らが発見し救急に通報しました。
運転していたのは、広島市南区皆実町に住む無職、岡平勝昭さん(85)で、胸の骨を折っていて意識がある状態で病院に搬送されましたが3日夜、死亡したということです。死因は腸を損傷したことによる敗血症性ショックでした。
どういう状況で車が衝突したのかまだ分かっておらず、警察は家族などから事情を聞き、岡平さんが現場で運転していた目的や事故の詳しい経緯について調べています。
先月31日未明、福山市のコンビニエンスストアの駐車場で、19歳の男性が男3人に殴られバッグを奪われた事件で、犯人グループは「この男性」を狙った犯行の可能性があることが捜査関係者への取材で分かりました。
この事件は先月31日午前2時前、福山市高西町のコンビニエンスストアの駐車場で19歳の男性が3人の男に殴られ、持っていたショルダーバッグ1個を奪われたものです。
男性は複数箇所にケガをし出血はあったものの軽傷で、命に別条はありませんでした。
捜査の過程で、犯行は無差別的なものではなく、この男性を狙った可能性があることが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。
犯人の男らは、犯行後、北の方向に、徒歩で逃げたとみられています。
警察は、強盗致傷事件としてなぜ男性が狙われたのかなど事件のいきさつを調べるとともに、防犯カメラのリレー捜査などで逃げた男らの行方を追っています。
7年前、福山市の保育所で当時1歳の園児が食事中に喉を詰まらせ窒息した事故の裁判で、市が2億7000万円を支払うことで和解する見通しとなったことを受け、枝広直幹市長は記者会見で「深くお詫びを申し上げる」とコメントしました。
2日の記者会見で、福山市の枝広市長は、市立保育所での事故に触れ、「今もなお意識が戻らないお子さまとご家族が歩んでこられた日々を思い、市を預かるものとして、深くお詫びを申し上げる」と陳謝しました。
また「このような事故を2度と繰り返さぬよう、再発防止と安全な保育の遂行に全力で取り組んでいく」と述べました。
2日午前、福山市の山陽自動車道に原付バイクが進入し、後ろから来た中型トラックが追突する事故がありました。この事故で、バイクを運転していた男性(88)が骨盤骨折の重傷を負いました。
2日午前10時45分ごろ福山市春日町の山陽道上りで「バイクとトラックが衝突した」と事故の目撃者から警察に通報がありました。
警察によりますと、高速道路の上り走行車線を3輪の原付バイクが走っていて、それに中型トラックが追突。バイクを運転していた男性(88)が骨盤を骨折する重傷を負ったということです。
トラックの運転手(33)にケガはありませんでした。
また、事故当時、原付バイクは時速30キロくらい、トラックは時速100キロくらいで走っていたと見られています。
広島市で子どもが死亡するなどの重大な虐待事件が相次いだことを受け、市は5年ぶりに再発防止策などを話し合う検証部会を立ち上げました。
検証部会は、子どもが死亡または重症となる虐待事件が起きた際、専門家らで再発防止策を協議するために開かれるもので、今回の設置は5年ぶりです。
対象となるのは、広島市東区で当時2歳の男の子が父親に腹部を踏みつけられるなどして死亡した事件と、南区で3歳の男の子が祖父と母親から十分な食事を与えられないなどして、一時心肺停止となった事件です。
【広島市こども青少年支援部・三好佐代担当課長】
「こういった児童虐待を未然に防ぐということを市として進めていくために、何ができるかという視点で、今回の検証部会を持たせてもらっています」
検証部会は今後も協議を重ね、事件が発生した原因などを分析したうえで、再発防止策を取りまとめたいとしています。