埼玉県羽生市の買い取り店に侵入し、女性店長に刃物を突きつけて現金やスマートフォンを奪ったとして、警察は22日、強盗と建造物侵入の疑いで群馬県明和町に住む60歳の男を逮捕しました。
強盗と建造物侵入の疑いで逮捕されたのは、群馬県明和町新里の無職・奥沢博樹容疑者(60)です。
警察によりますと、奥沢容疑者は今月20日の午後4時半ごろ、羽生市東6丁目の店に侵入して女性店長(54)に刃物を突きつけ、「殺されたくなかったら金を出せ」などと脅し、粘着テープで腕や足を縛った上で現金5万6千円とスマホ1台を奪った疑いがもたれています。
事件後に女性店長が自ら110番しました。防犯カメラの映像などから容疑者の関与が浮上し、茨城県古河市内のビジネスホテルにいるところを逮捕されました。
調べに対し奥沢容疑者は「否認します」と供述しているということです。
19日に、群馬県前橋市の市道で自転車に乗っていた70代の男性が軽乗用車にはねられ亡くなりました。
事故があったのは前橋市上新田町の交差点です。警察によりますと、19日午前11時55分ごろに60代の女性が運転していた軽乗用車が交差点を横断していた自転車をはねました。
この事故で、自転車に乗っていた前橋市箱田町の無職・野本重信さん(77)が全身を強く打ち市内の病院に搬送されましたが約10時間後に亡くなりました。
現場は、信号機のない交差点で警察は車を運転していた女性に話を聞くなどして事故の原因を詳しく調べています。
2022年に生後まもない娘を浴槽に沈め殺害したとして、殺人と死体遺棄の罪に問われている中之条町の25歳の男の論告求刑公判が前橋地裁で開かれ、検察側は懲役13年を求刑しました。
中之条町入山の無職森田大和被告(25)は2022年6月、当時住んでいた茨城県常総市のアパートで生後1日の娘を浴槽に沈めて溺死させ、遺体をゴミ集積所に遺棄したとして殺人と死体遺棄の罪に問われています。
18日の論告求刑公判で検察側は、「抵抗することのできない生後1日の娘をおよそ5,6分間湯に沈めつづけ、強固な殺意のもと、苦痛を与えるひどい方法で殺害した」などと述べました。そして、「酌むべき事情もなく、強い非難、厳重な処罰は避けられない」とし、懲役13年を求刑しました。
一方弁護側は、「経済的な困窮と支援を求めることが困難な状況から犯行に至った」とし「計画的な犯行ではなかった」と訴え、懲役3年執行猶予5年が相当と主張しました。判決は今月26日に言い渡されます。
群馬県議会の第3回定例会が18日に開会し、現職県議の逮捕・起訴を受け提出された逮捕時などに議員報酬の支給を停止する条例改正案が全会一致で可決されました。
改正案は、桐生市役所の新庁舎建設を巡る事件で、桐生市区選出の相沢崇文被告が逮捕、起訴されたことを受け、議会基本条例推進委員会の所属議員が提出しました。
案では、逮捕などの拘束処分を受けた日数に応じて、議員報酬や期末手当を日割りで換算し支給を停止すると定められます。有罪が確定すれば支給せず、不起訴や無罪となった場合は支給の停止を解除します。あわせて、県議会における政治倫理の向上についての決議案も提出され、議会基本条例推進委員会の星野寛委員長が提案説明しました。
「群馬県議会にとって今までにない深刻な事態が発生をいたしました。今回の事態を受けて、公金の支給に関して、県民の皆様に政治不信を抱かせることがないよう、議員報酬等支給条例を速やかに改正しようとするものであります。」(星野委員長)
その後、採決が行われ、条例改正案と決議案は全会一致で可決されました。県議会事務局によりますと、改正案は19日から相沢被告にも適用されます。また、山本知事は、米国関税や物価高騰対策などを盛り込んだ73億1700万円あまりの一般会計補正予算案を提出しました。
「今回の補正予算案では米国関税、物価高騰、猛暑といった、現在直面している課題に迅速に対応することといたしました。」(山本知事)
群馬県内のスーパーからコメ合わせて105キロなどを盗んだとして、ベトナム国籍の男3人が警視庁に逮捕されました。
窃盗の疑いで今月17日に逮捕されたのは、いずれもベトナム国籍の住所不定、無職のチン・クオック・クオン容疑者(42)ら3人です。
警視庁によりますと、関係先からは盗んだコメを送ったとみられる複数の配送伝票が見つかり、売却のための集約拠点があったとみて調べています。
クオン容疑者らはことし5月、前橋市や伊勢崎市のスーパーから合わせてコメ19袋など10万6000円相当を盗んだ疑いが持たれています。調べに対し、1人は容疑を認め2人は否認しています。
3人はことし5月、別の窃盗事件の捜査で警視庁に不法残留の疑いで現行犯逮捕されていました。その後、スマートフォンに4月から5月にかけて茨城など5つの県のスーパー合わせて60カ所に立ち寄った記録が見つかり、警視庁が捜査していました。
群馬県教育委員会は生徒に対して不適切な発言をしたとして、県立高校に勤務する男性教諭(43)を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表しました。
停職3カ月の懲戒処分となったのは西毛地域の県立高校に勤務する男性教諭(43)です。
県教育委員会によりますと、男性教諭は去年7月中旬、部活動中に、他の生徒がいる前で1人の生徒に対し、精神的苦痛を与える発言をしたということです。去年9月に被害生徒の保護者が男性教諭に状況を確認し、教諭が学校に報告したことから発覚しました。
男性教諭は「被害生徒を深く傷つけてしまい家族にもつらい思いをさせてしまい大変申し訳ない」と話しているということです。
平田郁美教育長は「教職員一人ひとりが襟を正した行動ができるよう全力を挙げて取り組んでまいります」とコメントしています。
なお、県教育委員会は被害生徒の特定につながるとして男性教諭の具体的な発言内容を明らかにしていません。
去年、東京・新橋のガールズバーで、当時18歳の女性従業員を切りつけ殺害したとして、殺人などの罪に問われた群馬県渋川市の男(50)に対し東京地裁は17日、懲役19年の実刑判決を言い渡しました。
判決によりますと、渋川市の無職・千明博行被告(50)は去年10月、東京・新橋のガールズバーで当時18歳だった女性従業員の首などをナイフで複数回切りつけ、出血性ショックで死亡させたとして殺人などの罪に問われたものです。
17日の判決公判で、東京地裁の福家康史裁判長は懲役19年の実刑判決を言い渡しました。
藤岡市が発注した公共工事の一般競争入札で、官製談合防止法違反などの罪に問われている元副市長ら2人の初公判が16日、前橋地裁で開かれました。2人は起訴内容を認めました。
官製談合防止法違反などの罪に問われているのは、藤岡市の元副市長 塚本英夫被告(58)と、藤岡商工会議所の元会頭で藤岡市の建設会社多野産業の元社長 小坂裕一郎被告(70)です。起訴状によりますと、市が去年7月に行った体育館の改修工事の一般競争入札で当時副市長の立場にあった塚本被告が最低制限価格を小坂被告に漏らし、落札させたとしています。
前橋地裁で開かれた初公判で塚本被告と小坂被告は「間違いありません」と共に起訴内容を認めました。検察側は冒頭陳述で2人が2019年から親しくなり、地元の民間団体の代表者らとともに3カ月に1回程度食事に行く関係性だったと指摘しました。
また、小坂被告が塚本被告に最低制限価格を事前に漏らすよう頼んだ動機については、小坂被告の会社が落札対象の体育館を建設していて、思い入れが強かったとしました。このあと小坂被告の審理が分離して行われました。
検察側は商工会議所の会頭としての立ち場を悪用し、動機も身勝手であるなどとして懲役1年6カ月を求刑しました。一方、弁護側は情状酌量の余地があるとして執行猶予つきの判決を求めました。なお塚本被告の審理は今月19日に行われる予定です。
藤岡市が発注した公共工事の一般競争入札で、官製談合防止法違反などの罪に問われている元副市長ら2人の初公判が16日、前橋地裁で開かれました。2人は起訴内容を認めました。
官製談合防止法違反などの罪に問われているのは、藤岡市の元副市長 塚本英夫被告(58)と、藤岡商工会議所の元会頭で藤岡市の建設会社多野産業の元社長 小坂裕一郎被告(70)です。起訴状によりますと、市が去年7月に行った体育館の改修工事の一般競争入札で当時副市長の立場にあった塚本被告が最低制限価格を小坂被告に漏らし、落札させたとしています。
前橋地裁で開かれた初公判で塚本被告と小坂被告は「間違いありません」と共に起訴内容を認めました。検察側は冒頭陳述で2人が2019年から親しくなり、地元の民間団体の代表者らとともに3カ月に1回程度食事に行く関係性だったと指摘しました。
また、小坂被告が塚本被告に最低制限価格を事前に漏らすよう頼んだ動機については、小坂被告の会社が落札対象の体育館を建設していて、思い入れが強かったとしました。このあと小坂被告の審理が分離して行われました。
検察側は商工会議所の会頭としての立ち場を悪用し、動機も身勝手であるなどとして懲役1年6カ月を求刑しました。一方、弁護側は情状酌量の余地があるとして執行猶予つきの判決を求めました。なお塚本被告の審理は今月19日に行われる予定です。
11日の午後、群馬県大泉町で窃盗未遂の疑いで岡山県警が追っていたカンボジア国籍の30代の男が、捜査員に声をかけられたところ刃物を振り回して車で逃走しました。男は、その後、銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕されました。
警察によりますと、11日午後1時ごろ、大泉町西小泉のアパート近くの路上で、岡山県警が追っていたカンボジア国籍の男(31)が捜査員に声をかけられたところ刃物を振り回し乗用車で逃走しました。岡山県警は、この男を太陽光発電所の金属窃盗未遂容疑で捜査していたということです。
現場周辺は一時騒然となり、付近の小中学校では、警察官が警戒にあたりました。
逃げた男は、午後3時半ごろ、太田市内で発見され銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕。持っていた包丁1本も回収されました。警察は、当時の詳しい状況を調べています。
10日の夜、群馬県藤岡市の上信越自動車道で交通整理をしていた警備員の男性がトラックにひかれ、死亡しました。
死亡したのは、昭和村川額の警備員・青木宰さん(56)です。警察によりますと、青木さんは10日午後8時ごろ、藤岡市上大塚の上信越道で舗装工事に伴う交通整理をしていたところ工事車両のトラックにひかれました。青木さんは高崎市内の病院に救急搬送されましたがその後、死亡が確認されました。
警察は、過失運転致傷の疑いで埼玉県深谷市のトラック運転手の田島義文容疑者(62)を現行犯逮捕しました。警察の調べに対し田島容疑者は容疑を認めているということです。
警察は今後、容疑を過失運転致死に切り替え、トラックが廃材回収のためバックで走行した際に青木さんがひかれたとみて事故の原因を調べています。
現職の県議が逮捕、起訴されたことを受け、群馬県議会は11日、逮捕時などに議員報酬の支給を停止する条例改正案を議会運営委員会に内示しました。
今回の条例改正は、桐生市役所の新庁舎建設を巡る事件で、桐生市区選出の相沢崇文被告が逮捕、起訴されたことを受け、県議会で検討されていたものです。
11日に内示された条例改正案では、逮捕などの身体拘束処分を受けた日数に応じ、議員報酬や期末手当を日割りで支給停止すると定められます。有罪が確定すれば支給しないとし、不起訴や無罪となった場合は支給停止を解除します。
県議会事務局によりますと、現在の条例では議員が逮捕された場合の支給停止の規定がないため、相沢被告には逮捕後も6月から8月分の議員報酬249万円と、6月30日に支給された期末手当約207万円のあわせて456万円余りが支払われているということです。
この条例改正案は、来週18日開会の県議会第3回定例会に提出されます。
2022年に、生後まもない娘を浴槽に沈め殺害したとして殺人と死体遺棄の罪に問われている群馬県中之条町の男(25)の初公判が11日、群馬県の前橋地裁で開かれ、男は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、中之条町入山の無職・森田大和被告(25)は2022年6月、当時住んでいた茨城県常総市のアパートで生後1日の娘を浴槽に沈めて溺死させ、遺体をゴミ集積所に遺棄したとして殺人と死体遺棄の罪に問われています。
11日の初公判で森田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で森田被告の犯行について「同居していた女性に寝ているだけだからそっとしておいてと嘘をつき娘を浴槽で殺害し、ゴミ捨て場に遺棄した」などと述べました。
一方、弁護側は、森田被告は、借金があり、経済的に困窮していたと主張。被告の両親とは不仲だったため子育て支援を求められなかったとし「精神的に追い込まれて殺害した」と訴えました。
群馬県内に住む10代の少女を誘拐して自宅に滞在させたとして、山梨県在住の大学生が10日、県警に逮捕されました。
未成年者誘拐の疑いで逮捕されたのは、山梨県在住で大学生の男(19)です。県警の調べによりますと、大学生の男は今月6日から9日にかけて県内に住む少女が未成年と知りながら山梨県内の駅まで来させ、自宅に滞在させて誘拐した疑いが持たれています。被害に遭った少女にけがはありませんでした。男は、SNSを通じて少女とやりとりし、「パンケーキを食べないか」などと誘い出したということです。なお、男は容疑を認めています。
8日に少女の母親が行方不明届を出し、捜査員が9日午後、山梨県内の路上で2人が一緒にいるところを発見しました。