14日午前11時半ごろ、沖縄県竹富町の西表島にある月が浜ビーチで、シュノーケリング中の60代の男女2人が溺れた。石垣海上保安部によると、東京都の男性(67)はスタンドアップパドルボード(サップ)中の男性に救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。女性(68)は浜から泳いで来た女性に救助され、病院に搬送されたが、命に別条ないという。
【関連記事】「青の洞窟」でダイビング中の観光客、開始15分後に意識を失い死亡
同保安部によると2人でシュノーケリングをしていたところ波が速いため、浜に戻ろうとして溺れた。2人はライフジャケットを着用していなかったという。
大麻を使用し、所持していたとして、沖縄県警は11日、南城市の無職男(43)を麻薬取締法違反(使用・所持)の疑いで逮捕した。大麻を「麻薬」に位置付け、他の規制薬物と同様に使用罪の適用対象とする昨年12月の法改正以降、県内で使用容疑での逮捕は初めて。男は容疑を認めている。
【写真】「大麻グミ」など扱う店舗に立ち入る麻薬取締官
県警によると、男は5月、那覇市の県警本部敷地内で大麻を使用し、自宅で所持していた疑いがある。13日に県警本部敷地内で男が不審な言動をしたため、任意で尿検査をしたところ、大麻成分を検出。15日に家宅捜索し、乾燥大麻0・005グラムが見つかったという。
沖縄県教育委員会は12日、児童生徒にわいせつ行為をした市町村立学校に勤務する20代男性教諭と、職員互助会が管理する口座から現金を引き出し私的に利用した八重山特別支援学校寄宿舎指導員の男性(34)の2人を懲戒免職処分にしたと発表した。
【一覧表】学校で起きる性被害を防ぐ5ポイント
20代男性は、3月下旬から4月上旬に、児童生徒にわいせつ行為を複数回行った他、同じ児童生徒にわいせつな内容の文面をショートメッセージで送信した。
学校人事課によると、男性は現時点で逮捕されていない。教諭の氏名や行為の詳細について、被害者のプライバシー保護の観点から公表を差し控えるとしている。男性は「私自身の考えの浅さ自覚のなさによるもの」と認めているという。
半嶺満教育長は「被害に遭った児童生徒の心のケアを行うとともに、市町村教委や学校現場との連携を密にして、再発防止と信頼回復に努める」とのコメントを発表した。
寄宿舎指導員の男性は、2024年4月3日〜25年4月17日にかけて、管理する同校の職員互助会の銀行口座から私的利用するため複数回に渡って計61万9145円を引き出した。同校や県教育庁の聞き取りに「借金返済に利用した」と認めている。「預金残高が残っていない」と男性本人が告白したことから発覚。被害金はこれまでに全額返済されたという。
沖縄県浦添市で4月、市職員らの乗用車のタイヤをパンクさせたとして、浦添署は12日、いずれも住所不定で自称配達員の男(26)と少年(17)を器物損壊の疑いで逮捕した。認否を明らかにしていない。
【写真】パンクさせられたとみられる沖縄県浦添市役所の庁用車のタイヤ
同署によると、容疑者らは4月25日、市役所付近の契約駐車場に止めていた市職員の自家用車など計23台のタイヤをパンクさせた疑いがある。
26歳の容疑者は市職員に対する公務執行妨害容疑や職務強要容疑で逮捕されていた。生活保護の申請を巡るトラブルとみられる。
那覇地検は6月12日、同容疑者を職務強要罪で起訴した。この他、市役所の駐車場で4月、公用車のタイヤやテールランプなどが壊される被害が2件発生しており、同署が関連を含め調べている。
沖縄県内で相次ぐ大型犬による咬傷(こうしょう)事案。金武町で5月、米兵が飼うピットビルに愛犬をかみ殺された飼い主が11日までに、本紙の取材に応じ「胸が痛い。二度と同じようなことが起きてほしくない」と再発防止を訴えた。(社会部・豊島鉄博)
【写真】犬を噛み殺したピットブル
取材に応じたのは、町内に住む女性(73)と夫(76)。ボーダーコリーと柴犬の雑種の雄ライム(10歳)を飼っていた。女性が「穏やかで優しい性格だった」と振り返るライム。大好きな散歩中はよく、近所の小学生から声を掛けられた。
事案が起きたのは5月30日。午後11時半ごろ、女性が就寝しようとしていると、玄関外の犬小屋から突然、普段は聞かない「ギャイン、ギャイン」とこもったようなライムの鳴き声がした。
驚いて見に行くと、ピットブルが犬小屋の入り口から頭を突っ込んでいた。ライムの首輪に付けている固定用のチェーンを引きちぎり、首元をかんだまま、数メートルほど先の壁まで引きずった。危険を感じた女性は110番通報。ピットブルは近くの路上をうろついた後、31日午前1時ごろ、石川署員によっておりに入れられた。
今月6日、夫や親族らは自宅を訪ねてきた飼い主の米海兵隊員とその家族の謝罪を受けた。5月30日夜に散歩中、ピットブルが急に逃げ出したと説明したという。
謝罪に立ち会った親族によると、海兵隊員はピットブルが逃走した際、米軍の憲兵隊や所属部隊には連絡したものの、県警には通報していなかったと明かした。理由について「憲兵隊から『日本の警察には逃げたことは連絡しないように』と言われた」と話したという。
県はホームページで、闘犬や大型犬などの危険な犬が逸走した場合、飼い主の責任で捜索するとともに、警察や市町村役場、県の出先機関にも連絡するよう呼びかけている。
女性は「外で逃がした場合、県警にもしっかり情報を共有してもらえれば、早めに目撃情報などが寄せられたのでは」と憤る。夫も「2カ月連続で犬を死なせる事案が起きた。行政の動きが鈍い」と苦言を呈した。
2人は「ライムに苦しい思いをさせた」と涙を見せながら、米軍関係者の飼い犬も事前に市町村への登録を徹底するなど、対策の強化を強く求めた。
沖縄県浦添市で4月、市職員らの乗用車のタイヤをパンクさせたとして、浦添署は12日、いずれも住所不定で自称配達員の男(26)と少年(17)を器物損壊の疑いで逮捕した。認否を明らかにしていない。
【写真】パンクさせられたとみられる沖縄県浦添市役所の庁用車のタイヤ
署によると、2人は4月25日、浦添市役所付近の契約駐車場に止めていた市職員らの乗用車計23台のタイヤをパンクさせた疑いがある。
市役所の駐車場では4月、公用車のタイヤやテールランプなどが壊される被害が2件相次ぎ、署は関連を含め調べている。
【名護】パソコンのウイルス感染を装いお金をだまし取る特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、名護署は5月22日、ファミリーマート名護大南二丁目店スタッフの橋爪睦さん(34)に感謝状を贈った。
FECのタレント知念臣悟さん、特殊詐欺を防ぐ 携帯で話しながらATMを操作する男性に2度声かけ
4月16日昼過ぎ、来店した高齢男性から3万円分のプリペイドカードを購入したいと求められた橋爪さん。慣れていない様子の男性に「大丈夫ですか」と声をかけ事情を聴くと、 「パソコンがウイルスに感染した。今もサポートを名乗る人と家の電話がつながっている」などと説明されたため、典型的な詐欺の手口と判断。110番通報して被害を防いだ。
橋爪さんは「高額のカードを買う人は少ないので心配になった。そのまま販売しないで帰しても、他店で購入するだけだと思い通報した」と振り返った。
名護署の沖田暢彦署長=同左=は「声かけが詐欺被害防止につながった。今後もおかしいと思ったら声かけを続けてほしい」と感謝。同店の根路銘国大店長(32)は「まさか当店でこのようなことがあるとは思わなかった。スタッフに積極的な声かけを促してきて良かった」と話した。
嘉手納署は8日、米軍トリイステーション所属の米陸軍特技兵の男(26)を器物損壊の疑いで現行犯逮捕した。調べに対し「何も壊していない」と容疑を否認している。
【写真】殴る、蹴る、飛び交う怒号 深夜の米兵乱闘
同署によると、8日午前5時50分ごろから同6時7分ごろの間、うるま市赤道から読谷村楚辺に向かって走行中のタクシーに乗車し、車内の後部座席に設置されたブレーキランプを手でつかんで引っ張り取った疑い。
タクシー運転手の男性から「後部座席で暴れている」と110番通報があった。
容疑者からはアルコールが検知された。
沖縄県警名護署は5日、携帯電話業者や県外の警察官を名乗る特殊詐欺で、名護市の20代男性が現金約195万円をだまし取られたと発表した。
【関連記事】「自分は大丈夫」と思っているあなたこそ要注意!だまされる側・だます側の心理とは?
署によると2日、男性の携帯電話に業者をかたる人物から「あなたの携帯から、闇バイトをあっせんするメールが多数送られている」との電話があった。その後、新潟県警の警察官を装う者から「あなた名義の口座が詐欺に使われている。これから逮捕状を取る予定だ」と伝えられた。
さらに、口座に振り込まれた現金と照らし合わせるとして現金の送金を要求され、男性は3日までに複数回にわたり指定口座へ現金を振り込んだという。
天皇ご一家の訪問に伴い、那覇市内で警備中だった警察官への公務執行妨害の疑いで、県警は5日、住所、年齢など不詳の男を現行犯逮捕した。捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。
【写真】疎開船撃沈の犠牲者遺影を掲示している対馬丸記念館
県警によると、男は5日午前9時5分ごろ、同市久米の路上で、警視庁から応援で来ていた30代の男性警察官の顔を殴り、職務執行を妨害した疑いがある。
現場は、天皇ご一家が同日訪れた対馬丸記念館に近い。道路使用許可を得ず、来県反対デモを行おうとする集団がいたため、県警が規制線を張ったところ、もみ合いになったという。当時は天皇ご一家の到着前だった。
沖縄市内で、同居する元夫を走行中の車から転落させ殺害したとして、県警は5日、殺人の疑いで、同市の無職の容疑者の女(61)を逮捕した。捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。
【動画】女性を車にひかせた殺人事件の実況見分=昨年2月
逮捕容疑は3日午前5時55分ごろ、沖縄市知花の県道で、自身が運転する車から元夫の男性(61)に降りるよう強要し、転落させて頭蓋(ずがい)内損傷を負わせ殺害した疑い。
県警によると、3日午前6時ごろ、通行人が「道路に人が倒れている」と110番通報。元夫の男性は意識不明の状態で病院に搬送され、同正午過ぎに死亡が確認された。容疑者は現場から立ち去っており、ドライブレコーダーの映像などで特定されたという。
沖縄本島中部で昨年5月、面識のない20代の日本人女性につきまとい、性交しようと背後から首を絞めてけがをさせたとして、不同意性交致傷罪に問われた在沖海兵隊上等兵の被告(22)の裁判員裁判第3回公判が4日、那覇地裁(小畑和彦裁判長)で開かれた。事件前後に被害女性と会っていた友人の女性が検察側の証人として出廷し、事件直後の被害女性の様子について「すごい泣いていて『殺されそうになった』と言っていた」と証言した。
【一覧表】1945年以降に沖縄で起きた米軍起因の性暴力
友人は事件前日の夜から当日早朝にかけて沖縄市内で女性と飲食を共にしていた。帰宅後、女性から「知らない人からレイプされた」「警察沙汰になっている」とのメッセージを受信し、電話すると泣きじゃくっていたという。
事件当日、警察署で事情聴取を受け帰宅した女性と対面した友人は、女性の目が真っ赤で腕にあざがあったと証言。女性の母親も一緒で「母親を見て彼女は大泣きしていた」と述べた。友人は女性が事件直後、被告と同じ黒人男性を街中で見かけると体を硬直させたとも証言。被告が逮捕されたと聞くと、安心した様子だったと話した。
また、弁護側の証人請求で女性の交際相手の男性の尋問も行われた。女性と同居していた男性は、事件発生時、現場となった自宅で熟睡し物音に気付かなかったという。「深く眠っていたので状況を知らず(女性を)助けることができなかった」と述べた。事件を知ったのは女性が110番通報し、警察が駆け付ける間際だったという。(社会部・城間陽介)
沖縄県の名護署は3日、SNS型投資詐欺で、70代男性が約7900万円をだまし取られたと発表した。
特殊詐欺に遭わないチェックテスト
署によると今年3月、男性がインターネット上で投資関係の広告をクリックした際、「春の家庭資産増強計画Z1」というLINE(ライン)グループに招待された。
その後グループ内で、女性らしき名前のアカウントから主に説明を受け、株購入の名目で5月中旬までに指定口座へ16回にわたって現金を振り込んだ。別のアプリ画面のスクリーンショットが送られてきて、利益が増えているように見せかけられていたという。
「金を引き出すには手数料がかかる」などと言われて不審に感じた男性が、銀行に相談。銀行から連絡があり、被害が発覚した。
本部署は3日、県外の警察官や検事らを装った特殊詐欺で、名護市の30代女性が現金約200万円をだまし取られたと発表した。
【写真】詐欺被害に遭った女性「まさか私が…自殺も考えた」
署によると5月14〜21日、女性の携帯電話に携帯電話業者をかたる人物から「あなたの携帯電話から迷惑メールが送信されている」などと連絡があり、秘匿性の高い通信アプリに誘導。
その後、アプリを介して県外の警察官や検事を装う人物から「詐欺グループのリストに名前が載っている」「保釈保証金を支払わないと勾留される」と送金を求められ、女性は3回にわたり、指定口座に計約200万円を振り込んだ。
那覇署は1日、キャンプ・キンザー所属の米海兵隊三等軍曹の容疑者の男(23)を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。「ランニングをしたので(アルコールが)抜けていると思った」と容疑を否認しているという。
【写真】酒気帯びの車が正面衝突したバイク
同署によると、容疑者は1日午前11時10分ごろ、那覇市曙1丁目で酒気を帯びたまま軽自動車を運転した疑い。
パトロール中の署員が不審な車両を見つけ、容疑者に職務質問をしたところ、呼気から基準値の約2倍のアルコールが検出されたという。
沖縄本島中部で昨年5月、面識のない日本人女性に性的暴行をしようと背後から首を絞め、けがを負わせたとして、不同意性交等致傷罪に問われた米海兵隊上等兵の男(22)の裁判員裁判の初公判が2日午前、那覇地裁(小畑和彦裁判長)で始まった。男は「私は疑われていることは一切していない」と無罪を主張した。
【一覧表】過去79年間に沖縄で起きた、米軍関係者による性暴力
起訴状によると、2024年5月26日、本島中部で女性の首を絞め、ズボンを脱がせ性交しようとしたとしている。女性が抵抗したため、男は現場から立ち去り、通報を受け、駆けつけた警察官が緊急逮捕した。女性は両眼や口に全治約2週間のけがをした。
豊見城署は31日、那覇市内で酒気帯び運転をしたとして米軍嘉手納基地の空軍1等軍曹の容疑者(32)を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。呼気から基準値の2倍超のアルコールが検知された。「酒が残っている認識はなかった」と容疑を否認しているという。
「検挙されるほどの飲酒ではなかった」 酒気帯び運転の疑いで米海兵隊員を逮捕 沖縄
同署によると、容疑者は点滅信号の交差点に進入し、乗用車と出合い頭で衝突する物損事故を起こした。乗用車の男性が110番通報して発覚した。
逮捕容疑は同日午前9時50分ごろ、那覇市高良3丁目の市道で、酒気を帯びた状態で軽乗用車を運転した疑い。
八重山署は5月31日、県外の警察官を装った特殊詐欺で、福岡県のダンサーの40代女性が50万円相当をだまし取られたと発表した。 同署によると石垣市内に出張中の女性は29日、県外の警察官や検事を名乗る複数の人物から電話を受け、詐欺グループから仮想通貨で報酬が送られている可能性を指摘された。「仮想通貨の履歴を見るために一度仮想通貨を購入して」などのうそを信じた女性は、相手とビデオ通話でやりとりしながらネット口座を開設した上で、仮想通貨50万円相当を送金した。
警察官を装った特殊詐欺 男性2人が計985万円だまし取られる 沖縄
沖縄本島中部で昨年5月、面識のない20代の日本人女性と性交しようと背後から首を絞め、負傷させたとして不同意性交等致傷罪に問われた在沖米海兵隊上等兵の男(22)の第2回公判が3日、那覇地裁で開かれ、証人尋問で被害女性が犯行当時の状況を証言した。法廷と別室をモニターでつなぐビデオリンク方式で証言した女性は、犯人の男に首を絞められ続け、失神を繰り返し、「この人は人を殺すために付いてきたんだと思った」と述べた。
「殺されそうになった」 背後から女性の首を強く圧迫か 性暴行初公判 被告の米兵は無罪主張
証人の女性が途中声を詰まらせ、すすり泣く場面もあった。尋問は2度中断した。
検察側の調べによると、被告の男は昨年5月26日午前6時ごろ、沖縄市のゲート通りで女性に声をかけ、女性が拒否したにもかかわらずタクシーに同乗し、女性の交際相手宅までつきまといをしたとしている。女性は交際相手宅に到着後、玄関で背後から男に首を絞められ、両眼や口に全治約2週間のけがをしたという。
2日の初公判では、首を絞められたことによる女性の両眼の出血について、法医学者が「かなり危険な頸部(けいぶ)圧迫を受けたにもかかわらず、運良く生き延びたと判断すべき」との所見を検察側が提示した。