9月20日、国東市の住宅が全焼した火災で、焼け跡から見つかった遺体は、この家に住む85歳の女性と分かりました。
火事があったのは、20日の午後8時半ごろ、国東市安岐町の木造2階建ての住宅で、火はおよそ3時間後に消し止められましたが、住宅は全焼しました。
この家には、40代の息子と母親の2人が暮らしていて、息子は外出中で無事でしたが、現場から1人の遺体が発見されました。
司法解剖の結果、焼け跡から見つかった遺体は母親の木村五月さん(85)と確認されました。
死因は焼死です。
警察と消防は引き続き出火原因を調べています。
高額の現金を引き出そうとした女性に声を掛けて詐欺被害を防いだ金融機関の女性に感謝状が贈られました。
25日朝、日田警察署の橋本寛之署長が、JAおおいた玉川支店の権藤愛美さん(33)に感謝状を贈呈しました。
8月27日、JAの窓口で高齢の女性が約70万円の現金を引き出そうとしましたが、焦った様子だったことから権藤さんが話を聞いたところ、特殊詐欺の可能性が高いと判断し女性を説得して警察に相談、被害を防ぎました。
権藤愛美さん
「(女性は)全然自覚がない状態。説得するのに時間がかかった。自分が被害に遭うとは思っていなかった」
大分県警によりますと、県内では2025年8月末までに273件の特殊詐欺事件が発覚していて、被害額は2024年の同じ時期の3倍以上となる5億円を超えています。
22日夕方、大分市内のコンビニエンスストアで女性のスカートの中を盗撮した疑いで、佐伯市消防本部職員の男が現行犯逮捕されました。
警察によりますと22日午後4時ごろ、40代の女性から「盗撮犯人を確保している」と110番通報がありました。
女性は大分市内のコンビニエンスストアでATMを操作していたところ、スカートの中をスマートフォンで撮影されたということで、通報を受けた警察官が男を現行犯逮捕しました。
逮捕されたのは佐伯市消防本部通信指令課の消防士長、佐藤優樹容疑者(33)で、警察の取り調べに対し容疑を認めているということです。
佐藤容疑者は別の盗撮行為をした疑いで書類送検され不起訴になったものの、2024年9月、停職6カ月の懲戒処分を受けていました。
逮捕を受けて佐伯市消防本部の小野賀憲消防長は「心よりお詫び申し上げます。事実関係を確認したうえで厳正に対処する」とコメントしています。
20日夜、大分県国東市で住宅が全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
20日午後8時半ごろ、国東市安岐町で「家が燃えている」と近所の人から119番通報がありました。
約3時間後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅が全焼しました。
この家には40代の息子と80代の母親が2人で暮らしていて、出火当時、息子は外出していて無事でしたが母親は連絡が取れていませんでした。
警察と消防が21日朝から捜索していたところ、焼け跡から性別がわからない1人の遺体が見つかりました。
警察は、亡くなったのは80代の母親の可能性が高いとみて司法解剖をして身元を確認するとともに出火原因を調べることにしています。
高齢の女性から現金をだまし取ったとして少年2人を逮捕です。
警察によりますと、福岡県に住む16歳の少年2人は2025年7月、何者かと共謀し、大分市の70代の女性に対して息子になりすまし「脱税で逮捕されるかもしれない。税務署にお金を納めたら免れる」などと電話をかけるなどし、現金210万円をだまし取った疑いが持たれています。
被害に気付いた女性から相談を受けた警察が、防犯カメラ映像などの捜査を行い、2人を特定して逮捕しました。
警察は2人の認否を明らかにしておらず、詳しい事件の経緯を調べています。
去年5月、宇佐市で自宅に火をつけたとして放火の罪に問われた男の裁判員裁判で、執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
判決によりますと、宇佐市の無職・田口俊輔被告(43)は、母親や妹と同居する自宅でゴミ袋や布団に火をつけ、現住建造物等放火の罪に問われていました。
18日の判決公判で辛島靖崇裁判長は、「精神的な障害の症状はあったが、正常な精神機能は残っていた。放火という危険な犯行は短絡的で身勝手」と指摘。
一方で、「家族に謝罪し、反省や治療の意欲を示している」として、懲役5年の求刑に対し懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
被告側は控訴しない方針です。
大分県内の交通死亡事故の件数は2024年の同じ時期と比べ増えています。
通勤時間帯のドライバーに交通安全が呼び掛けられました。
(内野記者)
「あさってからの秋の全国交通安全運動を前にチラシなどを配って安全を呼び掛けています」
自動車の自賠責共済を提供するJA共済連大分が地域貢献活動の一環として実施しました。
反射材や運転時の注意点が書かれたチラシなど300セットを、信号待ちのドライバーに配り、交通ルールの順守や正しい交通マナーの実践を呼び掛けました。
県警によりますと、2025年県内での交通事故は18日までに1381件起きていて、26人が亡くなっています。
29024年の同じ時期と比べて8人増えています。
県警は日が暮れるのが早くなるため運転手は早めのライト点灯や、歩行者の反射材着用を呼びかけています。
大分県豊後高田市ある郵便局の元局長が、局内に保管されていた現金など、1600万円あまりを横領していたことがわかりました。
横領していたのは、豊後高田市の真玉郵便局で2018年から局長を務めていた40代の男性です。
日本郵便九州支社によりますと、元局長は2020年3月から2025年5月までの間、知人から預かった現金を正しく処理せず、また、客への払い戻しに使うため局内に保管していた資金など、合わせて1650万円あまりを横領していました。
2025年6月、帳簿の残高と実際の金額が異なる疑いが生じ横領が発覚しました。
元局長は社内調査に対して「借金の返済に充てていた」などと話していて、8月に懲戒解雇されました。
横領された局内の資金385万円はすでに返済していて、日本郵便は9月、警察に告訴状を提出しています。
14日夜、大分県佐伯市の船着き場で車が転落しました。
車内から高齢男性が救助されましたが、意識不明となっています。
(近隣住民)
「バサーって感じで事故かと思って」
「体格のいい人で意識がない感じで救急車の中でも心臓マッサージをしていた」
警察によりますと、14日午後8時半ごろ、佐伯市灘地区防災広場近くの船着き場で、通行人から「車が落ちたようだ」と110番通報がありました。
その後、駆け付けた消防が車内から宮崎県の70歳の男性1人を救出し、市内の病院に搬送しましたが意識不明の状態です。
通報があった時刻の潮位は満潮に近く、車体の大部分が水中に浸かっていたとみられます。
警察は通行人に話を聴くなどして事故の状況を調べています。
3年前、大分県別府市で起きた死亡ひき逃げ事件で、警察庁は八田與一容疑者の重要指名手配を継続することを決めました。
2022年6月、別府市の交差点で、軽乗用車がバイクに追突し大学生1人が死亡、1人がけがをしました。
警察庁は、現場から逃走した八田與一容疑者(29)を事件発生から1年3カ月後に道路交通法違反の容疑者として初めて重要指名手配に指定して捜査を続けています。
警察庁は八田容疑者の重要指名手配と最大300万円の捜査特別報奨金についての継続を決めました。
警察には、容疑者についての情報が8月末時点で1万1000件あまり寄せられていて、大分県警は「どんな小さな情報でも通報してほしい」と呼び掛けています。
※情報提供は別府警察署:0977ー21ー2131
沖縄県那覇市のホテルで、別府市の男性が刃物で刺されて死亡した事件で、警察は10日午前、逮捕していた男性の息子を送検しました。
送検されたのは、住所不詳・無職の首藤凛眞容疑者(20)です。
警察によりますと、凛眞容疑者はおととい夕方、沖縄県那覇市のホテルの一室で、父親で、別府市の料理人首藤謙隆さん(46)の首などを刃物で複数回刺して、殺害した疑いが持たれています。
警察は、殺人未遂の容疑で現行犯逮捕していましたが、父親の死亡が確認され、殺意を持っていた疑いが高まったとして殺人容疑に切り替えて、身柄を検察に送りました。
司法解剖の結果、父親の謙隆さんの死因は失血死で、首の側面の深い刺し傷が致命傷となったということです。
警察は、凛眞容疑者が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
観光で両親と沖縄を訪れていたとみられていて、沖縄到着後の行動や動機などについても引き続き捜査を進めています。