岡山県警玉野署は29日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで同県玉野市、無職の男(65)を逮捕した。
逮捕容疑は29日午前10時5分ごろ、同市田井の県道交差点を普通乗用車で右折中、直進してきた同市、男性(54)のオートバイと衝突し、右肋骨骨折などのけがを負わせたまま逃げた疑い。「ガードレールにぶつかっただけと思っていた」と容疑を否認している。
署によると目撃者から110番があり、しばらくして現場に戻ってきた男への事情聴取などで容疑を固めた。
岡山県警津山署は29日、威力業務妨害の疑いで、津山市、無職の女(20)を逮捕した。
逮捕容疑は22日午前1時45分ごろから同1時55分ごろまでの間、同市院庄の津山署院庄駐在所の出入り口の窓ガラスや壁面に生卵6個ほどを投げ付け、業務を妨害した疑い。「以前声をかけられた警察官の態度が気に入らなかった」と容疑を認めている。
署によると、当時は無人で、25日に駐在所に勤務する男性巡査部長(57)が被害に気付き、防犯カメラの映像などから容疑者を割り出した。駐在所や現場近くの電話ボックスの窓ガラスの一部も割られており、関連を調べる。
岡山県赤磐市教委は24日、市中央図書館(同市下市)の書庫で保管していた寄贈図書約1400冊(約2万8千円相当)を紛失したと発表した。赤磐署が窃盗事件として調べている。
図書館によると、4月以降に寄贈された文庫や新書など。7箱に分けて書庫で保管していたが、6月4日に各箱の図書が大幅に減っていることに職員が気付いた。
書庫の出入り口は施錠しているが、職員が本の出し入れなどで毎日出入りしているという。職員は箱の中の図書を移動させておらず、23日に赤磐署に被害届を提出した。
図書館では2023年1月に公金2万3千円、24年9月に切手8万5800円分を紛失。坪井秀樹教育長は「再度、市民の信頼を裏切り深くおわびする。監視カメラの増設など管理体制を見直し、再発を防ぎたい」と話している。
岡山県倉敷市で2019年9月に開催された音楽イベントに絡み、暴力団対策の報酬目的で主催者に300万円を要求したとして、恐喝未遂罪などに問われた元倉敷市議の男(53)=同市=の控訴審判決で、広島高裁岡山支部は16日、懲役2年6月、執行猶予4年とした一審岡山地裁判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。
判決後の取材に元市議は「不服で上告する」と話した。
判決理由で菱田泰信裁判長は、元市議と主催者との間で結ばれた300万円の報酬を支払う内容のコンサルタント契約について「契約書などは存在せず、契約はなかった」とした一審の判断を追認した。
元市議はこの日、弁護側の弁論再開の申し立てが却下されたことに「おかしい」と声を荒らげ、裁判長に退廷を命じられた。
一審判決などでは19年7月、イベント主催者の男性会社役員に対し、倉敷市内の会社事務所で、自分の働きかけがないと暴力団関係者がイベント開催に反対するなどと言い、現金300万円を脅し取ろうとした。
元市議は05年に倉敷市議に初当選し、25年1月末まで連続5期務めた。
知人から売却を依頼された車両の代金を着服したとして、岡山南署は15日、横領の疑いで神戸市、アルバイトの男(41)を逮捕した。
逮捕容疑は2023年4月上旬ごろ、岡山市の電気工事業者から車の売却を依頼されてオークションに出品。代金149万円を自分が管理する親族の会社の預金口座に振り込ませて保管中、同口座から自身の債務返済に充てるためクレジットカード会社に送金したほか、自分の口座に振り込んで横領した疑い。「落札されて振り込まれた金は事業者に支払った」と容疑を否認している。
署によると今年1月に電気工事業者から告訴を受けて捜査。関係者からの事情聴取などから容疑を固めた。
バイクを追跡するパトカーに消火器を噴射したとして、岡山県警玉野署は15日、公務執行妨害の疑いで、いずれも玉野市で高校2年の男子生徒2人=16、17歳=を逮捕した。
逮捕容疑は1月31日午前0時50分ごろ、同市築港の国道30号でバイクに2人乗りし、後方を走っていた署のパトカーのフロントガラスに消火器を噴射し、公務を妨げた疑い。認否を明らかにしていない。
署によると、クラクションを鳴らすなどバイクが暴走運転をしていると通行人から通報があり、パトカーで追跡していた。1人は無免許で、どちらが運転していたかも調べる。