マッチングアプリで女性に成り済まして男性から電子マネーをだまし取ったとして、岐阜県警各務原署は13日、詐欺の疑いで、各務原市那加桜町、運送業の男(26)と瑞穂市古橋、運送業の男(28)を逮捕した。
2人の逮捕容疑は共謀し6月18日〜7月31日、マッチングアプリで知り合った名古屋市の20代の男性会社員にアプリのダイレクトメールで「家賃払わないといけなくて、5万円貸してほしい」などとうそのメッセージを送り、計43回にわたって計131万3684円分の電子マネーを送金させ、だまし取った疑い。
署によると、運送業の男(26)は別の男性から電子マネーをだまし取ったとして8月4日に詐欺容疑で逮捕されており、余罪捜査の過程で今回の関与が浮上した。署は認否を明らかにしていない。
12日午後4時30分ごろ、岐阜県高山市上宝町吉野の山中で、同町の70代男性がクマに襲われ、頭から出血したほか、左腕を骨折する重傷を負った。男性は市内の病院に搬送されたが、命に別条はないという。
市によると、男性は山中で1人で栗拾いをしている時にクマの親子2頭と出くわし、襲われた。現場は、市の運営するコミュニティーバス「のらマイカー」の吉野公民館前バス停から北東500メートル付近。周辺に住宅はなく、市は猟友会と共にパトロールを実施した。
県内でのクマによる人身被害は本年度に入って4件目で、高山市では初めて。9月には、中津川市坂下で男子高校生が襲われ、飛騨市神岡町では80代男性がわなにかかったクマを捕獲する際に負傷。今月5日には大野郡白川村で40代男性観光客が子グマに襲われた。
クマは冬眠前に餌を求めて行動範囲が広がるため山間部で遭遇しやすくなる。住宅地にも出没する危険性が高まるとして県は注意と対策を呼びかけている。
クマの活動は早朝や夕方に盛んになると言われ、出合った場合には決して大声を出さず、ゆっくりと後退することが大切だという。
4日午後2時ごろ、岐阜県美濃市前野の長良川で、フィリピン国籍で名古屋市のアルバイトの女性(31)が遊泳中に流された。一緒に来ていた同僚に救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。死因は溺死。
関署によると、女性は正午ごろからアルバイト先の同僚8人とバーベキューに来ていた。雨の中、川に入った女性3人が流され、2人は自力で岸にたどりついたが、女性は15メートルほど流され、男性2人に岸に引き上げられたが意識不明の心肺停止の状態だった。
現場は美濃橋付近で、川幅約60メートル、深さ約1・5メートル。やや増水しており、流れは速く濁っていた。ライフジャケットは着けていなかった。