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2025年10月11日

一日署長にアルパカのアルバ 宇部署、園児らと詐欺被害防止など喚起【宇部】

 全国地域安全運動(11~20日)に合わせて、宇部警察署(大浴信正署長)は10日、ときわ動物園(多々良成紀園長)で飼育されているアルパカのアルバ(雌、3歳)を一日署長に委嘱した。大学院幼児園(西野紀代子園長)の年長児10人も常盤公園に駆け付け、詐欺被害防止の広報活動を手伝った。

 アルパカ放飼場で大浴署長が委嘱状を交付。アルバの代わりに多々良園長が受け取り、「一日警察署長」のたすきを掛けた。園児たちはアルバに餌をやって、署長の仕事を応援した。

 その後、園児たちは動物園や遊園地を回って詐欺被害防止を呼び掛け。「SNSを使って投資を勧めるのは詐欺!」などの目立つ文言が入った啓発チラシ、菓子などが入った袋を来園者に配った。

 同運動は、警察と地元の防犯団体、住民が協力して犯罪のない安心・安全なまちづくりを目指すもの。詐欺被害防止、子どもや女性の犯罪被害防止などの取り組みが全国各地で行われている。

 県内では今年に入って先月末までに、うそ電話詐欺が125件(被害額4億4820万円)、SNS型投資・ロマンス詐欺が67件(同4億5280万円)認知されている。同署管内では、うそ電話詐欺が5件(同390万円)、SNS型投資・ロマンス詐欺が7件(同1434万円)。生活安全課の福間亮平課長は「国際電話での詐欺も増えているので注意して。不審な電話はすぐに切って、身近な人や警察に相談してほしい」と呼び掛けている。



10/11(土) 14:14

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