詐欺被害に巻き込まれないためにその手口や対策を知ってもらおうと警察が講習会を開きました。
この講習会は県内で相次ぐ特殊詐欺事件の手口を周知し、詐欺被害に合わないための対策を知ってもらおうと糸満警察署が主催しました。
7月31日の講習会には地域住民や防災ボランティアなど約50人が参加、署員から架空請求詐欺やオレオレ詐欺など手口が巧妙化していることが説明され、録音機能がある固定電話の導入や、特殊詐欺防止カレンダーを配布するなどして参加者に注意を呼びかけました。
70代女性「これから子ども達とこんな話を聞いてきたよっていうことをまた話し合いをしたいと思います」
糸満警察署管内の特殊詐欺の認知件数は10件、被害額は約809万円と増加傾向にあるということです。
2025年7月31日夜、沖縄市で住宅の屋上に無断で侵入したとして、アメリカ兵の家族で10代の男2人が緊急逮捕されました。
住居侵入の容疑で緊急逮捕されたのは、海軍と嘉手納基地に所属するアメリカ兵の家族で10代の男2人です。
警察によりますと2人は31日午後7時ごろ、沖縄市にある3階建ての住宅の屋上に無断で侵入した疑いが持たれています。屋上からの物音に気づいた住民の家族から通報があり、警察官が現場に駆け付けたところ2人の姿はすでになく、周辺を警戒していたところ発見し緊急逮捕したということです。
現場には、このほかに14歳未満の子どももいたとが分かっています。警察が犯行の動機などを詳しく調べています。
那覇警察署は、県内3つの銀行に特殊詐欺への注意を呼びかける「音声発生器」を贈りました。
音声発生器は、人感センサーに反応があると、吹き込まれたメッセージが流れる仕組みです。
警察官を装った特殊詐欺の被害が発生していることを受けて、那覇署が、その対策として今回、沖縄銀行・琉球銀行・沖縄海邦銀行に、音声発生機をそれぞれ2台贈りました。
沖縄銀行の担当者は、「店外のATMに誘導することも増えているので、音声発生機を設置することで被害防止につながれば」と話していました。
各銀行では今後、無人ATMに設置する予定で、那覇署では、効果があれば、台数を増やすとしています。
2024年9月、16歳未満の少女に現金を渡してみだらな行為をしたとして、不同意性交等などの容疑で逮捕されていた県警の元警視の男が那覇地検に起訴されました。
不同意性交等などの罪で起訴されたのは那覇市の警備員、諸見里大志被告(47)です。
起訴状などによりますと諸見里被告は2024年9月、那覇市内の駐車場に停めた自家用車の中でSNSで知り合った16歳未満の少女に現金を渡し、みだらな行為をしたとされています。少女が親に相談したことから事件が発覚。
県警が少女への聞き取りや防犯カメラの映像などを捜査したところ諸見里被告が浮上し、6月25日に逮捕、那覇地検が7月17日付けで起訴しました。
地検は裁判に支障があるとして認否を明らかにしていません。
諸見里被告は、県警の元警視で、2023年、児童買春の容疑で逮捕・略式起訴され、懲戒免職処分になっています。
浦添市に住む30代の女性が、SNSで知り合った人物からうその投資話を持ちかけられ、およそ1160万円をだまし取られる詐欺事件がありました。
警察によりますと今年5月、浦添市の30代の女性がマッチングアプリで知り合った男とサイト内でやり取りを行い、その後LINEに誘導され投資話を持ちかけられました。
この話を信じた女性は、現金1160万円分の暗号資産を購入し、指定されたアドレスに7回にわたり送金したということです。
その後、女性が利益分を引き出そうとした際、手数料などさらにお金を要求されたことで不審に思い、友人に相談したことで事件が発覚しました。
警察は、SNSを通じて知り合った相手からお金や投資の話が出たら必ず詐欺を疑い、現金を振り込む前に正当な取引なのかを確認するよう注意を呼びかけています。
県内の男女4人に法外な金利で金を貸し付けをしたとして、県警は、ヤミ金グループの指示役の男らを逮捕しました。
出資法違反の疑いで逮捕されたのは、通称「トクリュウ」と呼ばれるヤミ金グループの指示役で住所・職業不詳、名嘉義鷹容疑者(37)と仲西智大容疑者(30)です。
警察によりますと、名嘉容疑者らは2023年までのおよそ3年間に、県内に住む男女4人に法定利息を超える高金利で金を貸し付けた疑いが持たれています。
ベトナムで身柄を拘束されていた名嘉容疑者らが、強制退去するとの情報を受け、県警が現地に捜査員を派遣し、身柄を日本に移送する機内で2人を逮捕しました。
警察は男らの認否を明らかにしていません。
名嘉容疑者らは、これまで少なくとも600人以上におよそ4億円を貸し付けていた可能性があり県警が全容の解明を進めています。
顧客になりすまして欠航などの際に補償として支払われる電子マネー約790万円をだまし取ったとして、警察は7月24日ANAのグループ会社に勤務していた元職員の男を逮捕しました。
逮捕されたのは、「ANA沖縄空港」の元職員、仲里龍摩容疑者(30)です。
警察やANAによりますと仲里容疑者は2024年9月から2025年4月にかけて、業務用端末を使い航空機の欠航などで補償対象となっている顧客情報を入手しメールアドレスを改ざんしてなりすましの申請を行い、約380回にわたって電子マネー合計790万円をだまし取った疑いが持たれています。
利用客から「補償が申請できない」と連絡があったことで事件が発覚。仲里容疑者は警察に対し「生活費や遊ぶためにやった」と容疑を認めています。
ANAでは「信頼回復に向けて、再発防止を徹底してまいります」とコメントしています。
2025年5月、名護市の国道58号を無免許で2人乗りのバイクを運転したうえ、暴走行為したとして警察は、乗っていた少年ら2人を逮捕しました。道路の真ん中を、2人乗りのバイクが旋回する様子が確認できます。
道路交通法違反の容疑で逮捕されたのは、住所不定・自称アルバイトの少年(17)と名護市に住む自称・建築作業員の男(18)です。警察によりますと2人は、5月18日の午前0時すぎ、名護市宮里の国道58号で無免許でバイクを運転したうえ棒のようなものを振り回すなど、暴走行為をした疑いが持たれています。
警察は、現場で撮影された映像や聞き込みなどをもとに捜査を進め、2人を特定し、逮捕をしたということです。警察は2人の認否について運転していた少年は、黙秘をしていて後ろに乗っていた男は否認をしているということです。
那覇市の護国神社でドアガラスや防犯カメラなどが壊される被害がありました。警察は、別の神社の引き戸を壊し境内に侵入したなどの疑いで逮捕したオーストラリア国籍の男との関連を調べています。
壊されたドアのガラスに提灯、そして防犯カメラも酷い状態です。護国神社の神職は「私たちが一生懸命守っている、地元の方が守ってくださっているところを心無い行動によって踏みにじられてしまうということに対して、残念だな、かなしいな、むなしいなという気持ちになった」と話しました。
那覇市の奥武山公園内にある護国神社で、7月17日の朝、職員が異変に気づき敷地内を確認したところ提灯・灯籠・防犯カメラなどが壊されていました。防犯カメラに映っていたのは、大きなハンマーを持って深夜に境内を徘かいする身長の高い外国人風の人物だったそうです。
護国神社の神職は「そもそもそういうものを持ってくるという発想がありませんので、そういったものは怖いなと思います」と話しました。
奥武山公園では事件があった日、陸上競技場近くにある石碑が倒される被害がありました。警察は、公園内の別の神社で引き戸を壊し境内に侵入したなどの疑いで逮捕した、オーストラリア国籍の33歳の男との関連について慎重に調べています。
おととい、本部町にあるビーチのシャワー室で女性を盗撮しようとしたとして、マリンレジャー業者のアルバイトの男が逮捕されました。
県迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕されたのは、自称名護市に住む野口優斗容疑者(23)です。
警察によりますと、野口容疑者は事件のあった本部町のビーチでマリンレジャーのアルバイトをしていて、おととい午後4時40分ごろシャワー室にいた東京都に住む女性(20代)を盗撮しようとスマートフォンを向けた疑いがもたれています。
女性が利用するシャワー室の壁と屋根の間に隙間があり、野口容疑者がその隙間からスマホを向けていたことに女性が気づき事件が発覚しました。野口容疑者は警察の調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めています。
警察は、事件の詳細や余罪についても調べを進めています。
二十歳未満の飲酒防止を呼びかけるキャンペーンが始まり、那覇市内の商業施設でうちわが配布されました。
イオン那覇店では、18日、県内で酒を販売する企業が加入する県小売酒販組合などのおよそ40人が若い買い物客を中心に「二十歳未満の飲酒禁止」のメッセージが書かれたうちわ600本を配布しました。
この取り組みは、酒類を販売する立場から「20歳未満にはお酒を売らない・飲ませない」を基本理念に、未成年の飲酒が増える傾向の夏休み期間に合わせて5年前から行われています。
沖縄県小売酒販組合上原修理事長は「お酒は飲み方を間違えければ非常においしいものですから、二十歳になるまで我慢をして正しい飲み方を身に着けて楽しいお酒を飲んでほしいと思います」と話しています。
キャンペーンは8月末までで、期間中は酒類を販売するスーパーやコンビニにポスターを貼るなど広報を強化するということです。
宮古島市の漁港で、きのう男の子とその母親が海面に浮いているところを発見され、その後、死亡しました。
警察や消防などによりますと、きのう午後2時すぎ、宮古島市の高野漁港で「女性と男の子が溺れている」と119番通報があり、市内に住む女性(26)と息子(3)の2人が意識のない状態で搬送されました。2人はその後事故からおよそ1時間半後に死亡が確認されました。
砂川さんらは、親戚と共に漁港付近の公園を訪れていて、2人がいないことに気づいた親戚が、周辺を捜していたところ、漁港内でうつ伏せの状態で海面に浮いていたということです。
警察は、事件と事故の両面で調べています。
高齢女性の詐欺被害を未然に防いだとして、警察が、家電量販店の従業員に感謝状を贈りました。感謝状が贈られたのはエディオン豊見城ウイングシティ店の前泊利幸店長と女性の対応を行った従業員の狩俣瑠政さんです。
狩俣さんは7月2日、70代の女性が電子ギフトカードおよそ10万円を購入しようとしたため声をかけたところ、女性は「会社に支払いをするため」などと話したということです。
狩俣さんは詐欺を疑い、女性に購入を思いとどまるよう説得し、警察に通報して被害を未然に防いだということです。
狩俣瑠政さんは「自分の周りでこういったものがあると体感が出来たのでより気を引き締めながらこれからの営業にもあたっていければ」と話しています。
豊見城署管内では、特殊詐欺事件の認知件数が4月から6月までに12件発生していて、川邊茂署長は「皆さんの活躍が地域の安全・安心に繋がり防犯力が高まった」と感謝を伝えました。
特殊詐欺被害をなくそうと、那覇警察署が注意を呼びかけるステッカーを制作しました。
制作したステッカーには、総合格闘家を起用していて、鋭い目つきと共に「電話でお金の話は詐欺です」と注意喚起しています。
県内では、警察官を装い、現金の振り込みを要求する、特殊詐欺被害が相次いで発生しており、そのうち那覇警察署管内では、ことし5月末までに15件の被害が確認、被害額はおよそ4290万円にのぼっています。
今回、制作したステッカーの配布は、那覇署で行っていて、担当者は、「スマートフォンなど、目に届くところに貼ることで、日常的に特殊詐欺の被害防止を意識してほしい」と呼びかけています。