福島県大熊町の空き家に侵入した疑いで、ウクライナ国籍の男3人が逮捕された。
邸宅侵入の容疑で現行犯逮捕されたのは、いずれもウクライナ国籍で自称会社員の男(34)、自称運転手の男(29)、自称電気工事業の男(43)の3人。
警察によると、3人は9月24日午後7時半ごろ、大熊町の空き家に侵入した疑いが持たれている。この空き家は東京電力福島第一原発事故により立ち入りが制限されている帰還困難区域のなかにある。
3人はいわゆる「迷惑系ユーチューバー」で、空き家に侵入した様子をユーチューブで配信していたため、この視聴者から「不法に侵入した動画が配信されている」などと警察に情報提供があった。
場所を特定し、駆け付けた警察官が空き家にいた3人を発見し現行犯逮捕した。
3人は容疑を認めていて、警察が詳しい動機などを調べている。
「自宅で飲酒後」「短距離の運転」こちらは飲酒運転の事故の傾向を学生がまとめた研究結果の一つ。福島県内の交通事故について、福島学院大学の学生が研究結果を発表した。
9月24日福島県警察本部で行われた研究結果の発表会。福島学院大学では、県内における交通事故データを基に6つのテーマで研究を重ねてきた。
このうち、飲酒運転事故の傾向について研究したグループは、夜間自宅で飲酒した後に短距離の運転を試み事故を起こすケースが多いと報告した。夜間検問の強化など安全運転意識を高める取り組みの必要性を改めて主張した。
学生は「(研究を通して)飲酒運転と言うものに対しての理解度が上がったなと思いました。自分たちの今後の生活に深く関わるんじゃないかと思いました」と話す。
学生たちは交通事故の分析を通して、安全への意識を高めていた。
大熊町は9月24日付で職員2人を懲戒処分とした。
減給1ヵ月(10分の1)の懲戒処分を受けたのは、環境対策課の40代の総括主任と、復興事業課の40代の主査。
町によると、環境対策課の総括主任は令和6年度の町の防災設備の除草業務について、事業者への委託料の支払い期限が過ぎているにもかかわらず、事務処理を怠って支払いを遅延させた。
また復興事業課の主査も令和6年度の下水道事業の委託料をめぐり、事務処理を怠って事業者への支払いを遅延させたという。
町は遅延の発覚後、すでに事業者への支払いを済ませている。
2人は過去にも同様に、公共事業の委託料の支払いを怠り戒告処分を受けていた。
町は委託料の支払いなどの業務について、「担当者1人ではなく複数の職員が確認する態勢をとっていたが、徹底されていなかった」としている。
起訴状などによると、福島市の会社役員・羽根田治被告と飲食店経営の松浦毅司被告は、匿名・流動型犯罪グループいわゆる“トクリュウ”と呼ばれる仲間と共謀。埼玉県の女性から100万円をだまし取った詐欺などの罪に問われている。
9月25日に福島地方裁判所で開かれた初公判で、2人は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
検察側は、羽根田被告が指示役からの指示で詐欺の実行役を探す役割を担当。松浦被告は、羽根田被告からの依頼を受け、自らが経営する店の従業員だった少年を犯行に加担させていたと指摘した。
次回の裁判は10月16日に開かれる。
福島県福島市の店舗から白米80kgを万引きした疑いで宮城県の男2人が逮捕された。
窃盗の容疑で逮捕されたのは、宮城県仙台市に住む建設作業員の21歳の男と、宮城県大河原町に住む土木作業員の24歳の男。
2人は共謀し、2025年5月に福島市内の店舗から、10kg入りの袋8つ(販売価格計6万8,080円)を万引きした疑い。
店舗から「コメ泥棒がいる」との通報を受け、警察が捜査していた。
警察によると、2人は店内のコメ売り場で、商品を素手で抱え込んで代金を支払うことなく退店したとみられている。複数回にわたり店と車を往復して犯行を繰り返したとみられているが、通報を受けて店に警察官が駆け付けた時にはすでに逃走していた。
その後、店の防犯カメラの解析などから2人の犯行が明らかになったとして逮捕した。転売目的の可能性もあるとみて調べを進めている。
警察は「捜査に支障がある」として2人の認否を明らかにしていない。
JR郡山駅前で、大学受験に訪れていた10代の女性が車にはねられ死亡した事故の裁判で、女性の遺族が検察に控訴するよう申し入れをしたことが分かった。懲役12年とした一審の判決を不服としている。
一審の判決によると、福島県・郡山市の池田怜平(いけだりょうへい)被告は今年1月、JR郡山駅前で酒気帯びの状態で車を運転したうえ、信号を無視して時速約70キロで交差点に進入。大阪府から大学受験に訪れていた10代の女性をはねて死亡させるなどした。
福島地方裁判所郡山支部の下山洋司裁判長は「アルコールが残っていることを自覚しながら運転するなどあえて無謀な運転を継続した意思決定は厳しい非難に値する」と指摘。危険運転致死傷罪の成立を認め、池田被告に懲役12年の判決を言い渡した。(求刑は懲役16年)
この判決に対し女性の遺族は、9月22日付けで福島地検郡山支部に控訴するよう書面で申し入れを行ったと弁護士を通じて公表した。
「過去の量刑を参考にしたことについては一定理解をしますが、現在の交通事犯の悪質性、被害者の重大性、一般社会の考え方に照らし、判決内容は軽い」としている。
福島県郡山市に住む30代の女性が、警察官を騙る人物から約1,500万円をだまし取られる詐欺被害にあった。
警察によると、2025年7月、女性の携帯電話に知らない番号から着信があり、音声案内で「カードの不正利用でお伝えしたいことがある」とメッセージが流れたあと、カード会社を名乗る人物に電話がつながり「北海道であなたのクレジットカードが不正利用されている可能性がある」「このまま北海道警察に電話をつなぐので被害届を出してほしい」などと言われた。
その後、北海道警察の警察官を名乗る人物に電話がつながり、SNSでやり取りを続けたところ「逮捕した犯人が共犯者としてあなたの名前を出している」「あなたの口座にあるお金が不正なお金かどうか確認するので指定する口座にお金を振り込んでほしい」などと要求されたという。
話を信じた女性は12回にわたって合計約1,494万円を振り込み、騙し取られてしまった。
警察は、金銭を要求されるなどの不審な電話があった場合には家族や警察に相談するよう呼びかけている。
福島県猪苗代町の60代女性が警察官などを名乗る者に2100万円をだまし取られる詐欺被害があった。
警察によると8月15日、女性の携帯電話に男から「あなたの携帯から大量に迷惑メールが送信されている。緊急通報で警察につなぐ」と電話があった。
その後、LINEのビデオ通話で長野県警や執行官を名乗る者から「あなたはマネーロンダリングの容疑者になっている。犯罪に使われたお金か調べるため、紙幣番号を確認する必要がある」などと伝えられた。この話を信じた女性は9月9日までの間に暗号資産の送金や銀行振り込みを行い、合計2100万円をだまし取られた。
女性が家族に相談し、警察に届け出たことで被害が発覚した。警察がSNSを使って連絡を取り合うことはないため、電話などでお金や個人情報の話をされたら相談するよう呼びかけている。
男性教諭が商業施設の女子トイレに侵入し逮捕されたことを受けて、福島県教育委員会の鈴木教育長は「極めて危機的な状況」と危機感をあらわにした。
「県民の皆様の信頼を大きく失墜させるとともに、教職員の規範意識を根底から疑われる極めて危機的な状況です」9月18日開かれた福島県教育委員会の臨時の所属長会議で、危機感をあらわにした鈴木竜次教育長。
2025年7月に郡山市内にある商業施設の女子トイレに侵入した疑いで、29才の男性教諭が9月16日逮捕された事件。これは福島県が始めた不祥事根絶プロジェクトの開始からわずか4ヵ月後の出来事だった。
鈴木竜次教育長は、「痛恨の極みだ」と述べた上で、会議に参加した県立高校の学校長など約100人に対し、信頼回復に努めるよう要請した。「教育は、教職員や学校に対する信頼の上に成り立っており、今これを失ったらどうなるかという意識を所属職員1人1人に確実に浸透させてください」と述べた。
県教育委員会は、県立学校への訪問を進めて教員とのコミュニケーションを図り、不祥事を根絶していきたいとしている。
この事件は2025年8月に福島県会津若松市のパチンコ店から現金2600万円あまりが盗まれたもの。
警察は、犯行に関与した疑いでこれまでに実行役や運転手役、被害者役や現金の運搬役など匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」のメンバー合わせて8人を逮捕している。
捜査関係者によると、逮捕された8人のうち犯行前から面識がある者や「闇バイト」で集められたとみられる者がいて、それぞれに役割を指示されて犯行に及んだとみられているという。
警察では、トクリュウグループと事件の全容解明に向けてさらに調べを進めている。
いわき南警察署は19日、住居侵入と窃盗の疑いで茨城県の無職の男(65)を逮捕した。
警察によると逮捕された男は今月2日、いわき市内のアパートに侵入し、現金約千円と時価6万5千円相当の腕時計など5点を盗んだ疑いが持たれている。
被害者が帰宅後、部屋が荒らされていることに気づき警察に被害届を出していた。
男は9月8日にいわき市内の路上で正当な理由なく指定侵入工具に該当するマイナスドライバー1本を持っていた疑いで逮捕されていて、被害品を所有していたことから捜査を進め犯行が明らかになった。
調べに対して男は容疑を認めていて、警察は余罪もあるとみて調べを進めている。
福島県会津若松市のパチンコ店から多額の現金が盗まれた事件で、新たに逮捕された男5人は、やり取りしたメッセージなどを削除し証拠の隠滅を図ろうとしていたことがわかった。
この事件は2025年8月、会津若松市のパチンコ店から現金約2668万円が盗まれたもので、すでに実行役などの3人が逮捕されていた。
警察は9月17日までに事件に関与した疑いがある匿名・流動型犯罪グループ“トクリュウ”のメンバー5人を新たに逮捕し、それぞれ犯行の準備や盗んだ現金の運搬などの役割を担っていたとみられている。警察は「捜査に支障がある」として、5人の認否を明らかにしていない。
捜査関係者によると、新たに逮捕された男5人は、秘匿性の高いアプリを使い連絡を取り合っていたとみられていて、メッセージや履歴を削除し証拠の隠滅を図ろうとしていた可能性があるということだ。
警察が事件の全容解明に向けてさらに調べを進めている。
<逮捕された5人>
・東京都豊島区の会社役員・佐々木綾哉(ささきりょうや)容疑者(25)
・宮城県名取市の無職・菅井陽(すがいひかる)容疑者(22)
・埼玉県春日部市の会社員・並木紅陽(なみきこうよう)容疑者(20)
・東京都世田谷区の会社員・鈴木大(すずきだい)容疑者(39)
・東京都足立区の会社員・山口裕介(やまぐちゆうすけ)容疑者(33)
福島県立清陵情報高校に勤務する鈴木湧万教諭(29)が9月16日、建造物侵入の疑いで逮捕された。
警察によると鈴木容疑者は2025年7月31日午後6時半ごろ、郡山市内にある商業施設の女子トイレに侵入した疑い。
警察の調べに対し「盗撮目的で侵入した」と容疑を認めているという。
福島県教育委員会は、2024年度にわいせつ事案や体罰などで27人の教職員を懲戒処分としていて、相次ぐ不祥事を受けて2025年3月、外部有識者の意見も踏まえ研修や面談の実施などを盛り込んだ「不祥事根絶プロジェクト」を策定したばかりだった。
県教委は鈴木容疑者の逮捕を受けて9月16日に会見を開いた。
<福島県教育委員会会見(9月16日)>
Q 7月31日は鈴木容疑者の勤務日か。
A 午前中は勤務、午後は夏季休暇を取得していた。勤務内容の詳細は把握していない。
Q 逮捕を受け、県教委として本人とは接触できているか。
A 接触できていない。
Q 鈴木容疑者の経歴は。
A 令和4年4月に正式採用された。現在の勤務校に2025年4月に異動したばかりで2校目。担当教科は工業。教科指導、部活指導に熱心に取り組んでいるという評価で、勤務態度に問題はなかったと聞いている。
Q 最後に出勤が確認できているのはいつか。
A 先週の金曜日(9月12日)。この日は特に変わりなく通常通り勤務にあたっていた。本日(9月16日)は朝、学校に本人から休暇の申し出があった。体調がよくないという趣旨のことを伝えていたと聞いている。
Q 学校内での盗撮事案などは発生していないか。
A 我々が知りうる情報は建造物侵入の疑いのみで目的まで把握はしていないため、これと切り離してお伝えする。全国で問題になった学校内での盗撮問題を受けて7月に文科省からの通知があり、カメラ等の設置がないかどうかの徹底点検を本県すべての学校で実施した。今回の逮捕事案での目的は明確ではないが、当該の学校としては本日(9月16日)改めて対応を行っていて「不備はなかった」との点検結果を聞いている。
Q 不祥事に対する何らかの対応は行っていたか。
A 昨年度、懲戒処分案件が多かったため、外部有識者から不祥事根絶に向けた意見をもらう会議を2月から3回にわたって開き、3月に「不祥事根絶プロジェクト」を策定。学校現場と我々が目指すものに乖離がないようにして今年度スタートしてこれまで取り組んできた。今回の事案を踏まえて緊急の通知文を発出する。我々も詳細をつかんでいないところもあるので、事実を整理したうえで対策を講じていきたい。
教員一人一人に届くように地道に取り組んできているが、まだ届いていない、自分ごととして捉えてもらえていないことは遺憾。一人一人に届く取り組みを展開していかなくてはならない。
Q「不祥事根絶プロジェクト」の内容は。
A 教育長や教育委員会幹部が学校に行って対話をしたり、基本的な考え方や不祥事の事例を示した冊子などを活用して確認したりするというのが大筋。具体的な事例を通して各学校で議論し自分事として考えてもらう、といった内容。
Q 鈴木容疑者は研修や面談を受けていたのか。
A ほとんどの学校では職員会議と合わせて服務倫理に関する会議を開き、すべての教員が不祥事の事例研究に取り組んでいる。鈴木容疑者も勤務校のこのような会議に出席し研修も受けていた、その様子からも特に変わったところは見られなかったと聞いている。5月には期首面談として校長が鈴木容疑者との個別面談を実施したが特段変わった様子はなかったと聞いている。
Q 鈴木容疑者の処分は。
A 本人からの事実確認をして、然るべき厳正な処分を行う。
Q 生徒のケアは。
A 緊急事案が発生しているという状況なので、カウンセラーの適正な活用を含めて学校の支援をしていかなければと考えている。緊急の案件なので、生徒、保護者への説明は明日実施する方向で調整している。
福島県の猪苗代湖で9月16日から行方が分からなくなっていた70代男性が、17日朝発見された。
行方不明になっていたのは、群馬県高崎市の70代男性。警察によると、男性は16日午後3時頃、猪苗代湖の崎川浜(さっかはま)付近から水上バイクに乗って1人で出航したが、予定の時間を過ぎても戻らず、湖上に水上バイクを残し、行方が分からなくなっていた。
警察と消防が17日朝も捜索活動を行っていたところ、17日午前6時20分頃、猪苗代町堅田の湖畔にいた男性を近くを通った人が見つけた。男性は低体温症の疑いで会津若松市内の病院に運ばれたが、命に別状はなく、「水上バイクが動かなくなった」などと話しているということ。
警察と消防が、行方不明になった経緯を調べている。
JR郡山駅前で10代の女性が飲酒運転の車にはねられ死亡した事故の裁判は、9月17日午後、判決が言い渡される。
危険運転致死傷などの罪に問われている池田怜平被告(35)は、2025年1月酒気帯びの状態で車を運転して、交差点に進入し、大阪府から大学受験に訪れていた10代の女性をはねて死亡させたなどとされている。
裁判は、池田被告が故意に信号を無視したか?危険運転致死傷罪の成立が争点となっている。検察側は、赤信号を確認する時間が十分にあり、加速して交差点に進入していることなどから、池田被告は信号に従う意図は無かった指摘し、懲役16年を求刑。
これに対し弁護側は、飲酒で注意力が散漫となり、事故直前にはエアコンのダイヤル操作で視線を落としていたことから故意に信号を無視したとは言えないとして、危険運転致死傷の罪は成立しないと主張している。
判決は、9月17日午後3時から福島地方裁判所郡山支部で言い渡される。
福島県会津若松市のパチンコ店から多額の現金が盗まれた事件で、警察は9月17日まで新たに5人を逮捕した。
17日午後4時頃、福島警察署に移送されてきた東京・足立区の会社員山口裕介容疑者(33)。2025年8月、会津若松市のパチンコ店から現金2668万円が盗まれた事件に関与した匿名・流動型犯罪グループ“トクリュウ”の1人とみられている。
警察が17日までに新たに逮捕した山口容疑者を含む5人は、建造物侵入や窃盗、組織犯罪処罰法違反などの疑いが持たれていて、それぞれが現金の運搬や実行犯役の準備などの役割を担っていたとみられている。
この事件をめぐっては、実行役だった男など3人が窃盗などの罪で既に起訴されている。警察によると、新たに逮捕された5人とは秘匿性の高いSNSで連絡を取り合い、盗んだ現金の受け渡しは都内で行われていたということだ。警察は捜査に支障があるとして、5人の具体的な役割や、認否については明らかにしていない。
警察は押収したスマートフォンを分析するなどして、全容解明に向けて捜査を進める方針だ。
2025年1月に福島県郡山市のJR郡山駅前で受験生が飲酒運転の車にはねられ死亡した事故の裁判員裁判で、福島地方裁判所郡山支部は池田怜平被告に懲役12年の判決を言い渡した。
【以下、亡くなった10代女性の遺族コメント】
裁判所が、危険運転致死傷罪の成立を認め、私達家族の悲しみや、被告人を許せない気持ちを十分酌んでくださったことは良かったですが、それにも関わらず懲役12年というのはあまりに刑が軽いと思います。
池田怜平被告は、飲酒をしてスピードを出したまま4力所も信号無視をして娘の命を奪ったのにどうしてこんなに刑が軽いのでしようか。
裁判でも池田被告は危険運転致死傷罪の成立を争い、言い訳ばかりを繰り返し反省の態度は一切見られず、その態度を見て私達は怒りと悲しみを深めるばかりでした。
他の同種事件と比較して出した判決なのかもしれませんが、私たち家族にとっては大切な娘の命が奪われたのですから到底納得できないものです。
今後、危険運転の罪については更なる厳罰化を強く望むとともに、これ以上私達のような悲しい思いをする家族が出ないことを切に願います。
2025年1月に福島県郡山市のJR郡山駅前で受験生が飲酒運転の車にはねられ死亡した事故の裁判員裁判で、福島地方裁判所郡山支部は被告の男に懲役12年の判決を言い渡した。
郡山市の池田怜平(いけだりょうへい)被告(35)は、2025年1月に酒気帯びの状態で車を運転した上、信号を無視して時速約70キロで交差点に進入し10代の女性をはねて死亡させたなどとして危険運転致死傷などの罪に問われていた。
初公判で池田被告は「赤信号を殊更無視したわけではありません」などと起訴内容を一部否認し、池田被告の信号無視が故意によるものか過失によるものか「危険運転致死傷罪の成立」が争点となっていた。
弁護側は池田被告が飲酒をし、その影響は定かではないが注意力が散漫になっていて信号を故意に無視したとは言えないとして危険運転致死傷の罪は成立しないと主張。
検察側は池田被告が赤信号を確認する時間は十分にあり4カ所の信号を繰り返し無視し、加速しながら交差点に進入していることから、信号表示に従う意図は無かったとして「故意による信号無視」であったと指摘し、懲役16年を求刑していた。
福島県北塩原村の40代の男性職員が、議員の旅行積立金など107万円を横領し、懲戒免職処分になった。
北塩原村によると、議会事務局の書記を務めていた40代の男性職員は、2019年から2023年までの間に、議員の旅行積立金などを9回にわたり不正に引き出し、合わせて107万円を横領していた。
外部から指摘があり、村が調べたところ使途不明金が発覚。聞き取りに対して、当時お金を管理する立場だった男性職員は横領を認め、「借金の返済などにあてた」などと話しているということだ。男性の氏名は公表されていない。
村は「職員全体で再発防止と信頼回復に努める」としていて、警察に被害届を提出し、受理されたということだ。
事故があったのは福島県猪苗代町にある駐車場で、9月12日午前8時半ごろ、26歳の父親が運転する車が3歳の女の子と接触した。
3歳の女の子は頭などを強く打ち病院に運ばれた後、死亡が確認された。
現場は自宅アパートの駐車場で、父親が車を発進させようとした際に事故が起きたとみられていて、死亡した3歳の女の子は発見時は車の脇に倒れていたという。
警察が事故当時の状況を詳しく調べている。
《2025年9月12日 15:40追記》
猪苗代警察署によると12日午前8時半ごろ、猪苗代町内で26歳の父親が運転する車が駐車場内で3歳の娘と衝突した。
3歳の娘は病院に運ばれたが、重症頭部外傷で午前10時27分に死亡が確認された。
警察が事故当時の状況を詳しく調べている。
9月11日、福島県広野町で横断歩道を渡っていた男子高校生が車にはねられ、意識不明の重体となっている。
事故があったのは、広野町の通称・浜街道にある信号機のない十字路交差点。警察によると、11日午後5時すぎ、横断歩道を渡っていたの男子高校生が軽貨物自動車にはねられた。
この事故で近くに住む男子高校生が頭を強く打つなどし、意識不明の状態で病院に運ばれた。
警察は軽貨物自動車を運転していた広野町の会社員・浅野良介容疑者(26)を過失運転致傷の現行犯で逮捕した。警察が事故の状況などを詳しく調べている。