24日夜、北上市のパチンコ店の景品交換所に現金を奪おうと男が押し入り、従業員に暴行を加えた上、何も取らずに逃走しました。
警察は強盗致傷事件として捜査しています。
警察によりますと、24日午後11時半ごろ、北上市鬼柳町にある「パチンコCAT’s北上店」に隣接する景品交換所に男が押し入り、「現金を出せ」などと60代の女性従業員を脅しましたが抵抗され何も取らずに逃走しました。
その際、女性従業員は、男に頭を殴られるなどして軽いけがをしました。
男は40代くらいの中肉で黒系のフード付きの上着に、黒系のズボン姿で、警察は強盗致傷事件として男の行方を追っています。
今月12日、紫波町の国道で発生したひき逃げ事件で亡くなったのは近くに住む40代の女性と分かりました。
この事件は、今月12日の午前5時ごろ、紫波町南日詰の国道4号線で「路上に人が倒れている」と通行人から110番通報があり、警察が駆けつけると女性1人が車道で亡くなっていたものです。
警察によりますと、司法解剖などの結果から、亡くなったのは近くに住む無職・小野美華さん44歳と、23日分かりました。
現場は見通しの良い片側2車線の直線道路で、警察は小野さんが複数台の車にはねられた可能性も含め、複数のドライバーに話を聞くなどして捜査を進めています。
岩手県奥州市の市立学校に勤務する52歳の教諭が、勤務時間中に女性が宿泊するホテルの部屋に侵入した疑いで、23日に逮捕されました。
奥州市教育委員会
「誠に申し訳ございませんでした」
住居侵入の疑いで逮捕されたのは、奥州市内の市立学校に勤務する教員で、一関市真柴に住む佐々木智仁容疑者52歳です。
奥州警察署によりますと、佐々木容疑者は先月上旬、出張先の千葉県浦安市内のホテルで、複数の女性が宿泊する部屋に正当な理由なく侵入した疑いが持たれていて、警察の調べに対して容疑を概ね認めているということです。
奥州市教育委員会によりますと、佐々木容疑者が勤務している学校では24日、生徒と保護者に状況を説明をするほか、スクールカウンセラーを派遣して子どもの心のケアにあたるとしています。
10月17日、北上市の温泉旅館の近くで見つかった男性1人の遺体について警察は21日、露天風呂の清掃に行ってから行方不明になっていた男性従業員で、クマに襲われたと断定しました。男性従業員は女子プロレスの元レフェリー笹﨑勝巳さんで、元同僚はまだ現実を受け入れられません。
10月16日、北上市和賀町岩崎新田の瀬美温泉で、露天風呂の清掃をしていた男性従業員が行方不明となり、風呂には血痕やクマの毛が残されていました。
警察は男性がクマに襲われた可能性が高いとみて捜索していましたが、翌日、露天風呂から直線で北西におよそ50メートル離れた雑木林の急斜面で損傷の激しい男性1人の遺体が見つかり、そばにいたクマ1頭が駆除されました。
警察は21日、司法解剖の結果から、発見された遺体が行方不明となっていた瀬美温泉の従業員の笹﨑勝巳さん60歳で、背中にクマの爪跡があることなどからクマに襲われ亡くなったと断定しました。
笹﨑さんは、ことし1月まで女子プロレスのレフェリーとして活躍していました。笹﨑さんと30年以上仕事をしてきたリングアナウンサー、オッキー沖田さんは21日、テレビ岩手の取材に対して
沖田さん
「本当は新しい生活で、家族中心の生活を本人は希望してたので、無念としか言いようがないですよね」
まじめで優しく、「ささやん」という愛称でみんなに好かれていたと言います。
沖田さん
「1日だけでもいいから僕が叫んで、ささやんさんがさばいて、なんてことない巡業に行きたい」
10月8日には瀬美温泉から北西におよそ2キロ離れた山林で、キノコ採りに行った男性がクマに襲われ亡くなっています。現在、県環境保健研究センターがクマのDNA鑑定を行い、男性を襲ったクマと笹﨑さんを襲ったクマが同一の個体かどうか調べています。
身元の特定を急いでいます。露天風呂の清掃をしていた男性従業員が行方不明になっている北上市の温泉旅館の近くで17日午前、男性1人の遺体が見つかり、そばにいたクマ1頭を駆除しました。
(クマ鈴)
ものものしい雰囲気に包まれたけさの温泉旅館周辺。警察と猟友会のメンバーがクマ鈴を鳴らしながら捜索へ向かう準備をしていました。
原記者「こちら男性が行方不明となった温泉旅館です。いま、警察と猟友会がこれから捜索を行います」
警察によりますと、遺体が見つかったのは17日午前9時ごろです。
栗谷川カメラマン「近くでは男性の遺体が見つかったそうです」
北上市和賀町岩崎新田の瀬美温泉の近くを流れる夏油川をはさんで対岸、露天風呂から直線で北西におよそ50メートル離れた雑木林の急斜面で、損傷の激しい男性1人の遺体が見つかりました。そのそばにクマ1頭がいて、逃げたところを猟友会によって駆除されました。
瀬美温泉では16日午前、露天風呂の清掃を1人でしていた60歳の男性従業員の行方が分からなくなっています。
せせらぎを楽しみながら四季折々の自然を満喫できる瀬美温泉は、夏油高原温泉郷の一角にあります。
警察によりますと、露天風呂には洗い場に血痕や、引きずられたような跡があったほか、つい立てのクギにクマのものとみられる毛がおよそ10本付いていました。
瀬美温泉に10月14日から2泊したという福島からの宿泊客が撮影した画像です。
10月13日の午前8時ごろ、男性用の露天風呂の川向かいにクマが出没したことを知らせる紙が館内に貼られていました。
福島から宿泊していた客
「(露天風呂に)入りたかったんですけどね。入らなかったんですよ。ちょっとやめておこうと思って。また来るなと思って。クマ。それで入らないで内風呂に戻ったんですよね。その時は。いや、まさか温泉まで襲ってくるっていうのは恐怖ですね」
栗谷川カメラマン「10月8日には瀬見温泉から西におよそ2キロの山林でキノコ採りに入った男性がクマに襲われ、遺体で見つかっています」
同じ個体かは分かりませんが、17日駆除されたクマは体長150センチほどの成獣でした。
和賀猟友会 鶴山博会長
「現場はやっぱり川からのぼりになっていて、こういうふうに樹木が生い茂っているところ、普通に森っていう感じですね。今回はそれこそ遺体の側にクマが居座っていたっていう感じで」
また、野生動物による農作物への被害に関する農林水産省のアドバイザーを務めている雫石町の谷崎修さんは、次のように話しています。
農林水産省農作物野生鳥獣被害対策アドバイザー 谷崎修さん
「岩手県での被害のうち、約6割以上が里での被害になっています。さらに半分ぐらいが日没後、または日の出前っていう時間帯で人身被害起きてますので、やはりですね、里での被害対策としましては日没後、日の出前の活動は控えていただきたいと思います」
北上市危機対策本部は17日、会見を開き、これまでの経過を報告するとともに、クマのDNA鑑定を県環境保健研究センターに依頼したことを明らかにしました。
北上市の担当者
「鑑定結果が出るまでに1週間から10日かかるというふうに言われております。その鑑定結果が判明次第、また公表する予定でおります」
警察によりますと、17日見つかった遺体の服装と体格が、行方不明になっている男性と似ているということです。警察は21日、遺体を司法解剖して身元の特定と死因の解明などを急ぐことにしています。
岩手県警察は、旅券不携帯の疑いで九戸村にいた外国籍の男性を誤って現行犯逮捕したと発表しました。
県警は、今月15日、二戸市や九戸村にいた外国籍の男女あわせて14人を、旅券不携帯などの疑いで現行犯逮捕していました。
しかし、その内、九戸村にいた外国籍の男性1人は、在留カードを持っていたにも関わらず、警察官がそのカードが旅券の代わりになるということを知らず、誤って現行犯逮捕しました。
再び所持品を確認したときに在留カードを持っていることを確かめ、逮捕から約5時間半後に釈放し、謝罪しました。
県警は「対策を講じていきたい」と話しています。
16日午前、北上市の温泉旅館で、露天風呂を清掃していた従業員の男性が行方不明となっています。警察は、現場に複数の血痕があったことから、クマに襲われた可能性が高いとみて、付近を捜索しています。
原記者「瀬美温泉の入り口です。こちらの道路を行った先に、瀬美温泉があるのですが、人がクマに襲われた可能性があり、警察が現在、通行止めをしています」
警察によりますと、16日午前11時15分ごろ、北上市和賀町岩崎新田の瀬美温泉で、「露天風呂の清掃をしていた60歳の男性従業員の姿が見えず、血痕のようなものがある」と警察に通報がありました。警察官が駆け付けたところ、洗い場で直径50センチほどの血痕がありました。
こちらは2010年に撮影した瀬美温泉の露天風呂の映像です。草木に囲まれたこの露天風呂。血痕は風呂の柵の下にも続いていて、引きずられたような跡も残されていました。
男性は、午前10時ごろから風呂の掃除を1人で行っていたということです。警察は、男性がクマに襲われた可能性が高いとみています。一方、宿泊客は全員がチェックアウト済みです。
宿泊をキャンセルした男性
「(宿泊できず)残念ですね」「各地方自治体さんが、早く対処するとか、そういう形をどんどんとったほうがいいと思いますけど」
瀬美温泉から西におよそ2キロの山林では、キノコ採りに入った男性がクマに襲われ、10月8日に遺体で見つかっていますが、クマは駆除されていません。
警察は、地元の猟友会などとともに、行方不明の男性の捜索と周辺での警戒を続けています。
14年ぶりに家族のもとに帰りました。おととし宮城県で発見された遺骨が、東日本大震災で行方不明となっていた山田町の山根捺星さん当時6歳のものと分かり、16日遺骨が家族に引き渡されました。母親は「帰ってきてくれてありがとう」と、涙ながらに遺骨を受け取りました。
山田町に住んでいた山根捺星さん当時6歳。14年前、祖母と2人で自宅にいたところ津波に襲われ、祖母は助かったものの、捺星さんは行方不明となっていました。
16日朝の山田町。
母・千弓さん(49)
「緊張しちゃって、あんまり寝つけなかった。早く会いたいという気持ち…」
家族が向かったのは、宮城県の南三陸町。おととし2月、建設会社が海岸付近で作業中に骨が見つかり、DNA鑑定などから捺星さんの下あごの一部と分かりました。
南三陸町警察
「当署管内で発見されたご遺骨が山根捺星さまと判明しましたので、お引き渡しします。長い間お待たせしました」
(涙流す)
母の千弓さんは涙を流し、捺星さんを抱きしめました。
母・千弓さん
「たった6年間という娘の育てる短さを改めて感じている。にこにこと『ママ』って言っているかなって想像している。がんばったなあという思い、『帰ってきてくれてありがとう』表面上は明るく過ごしているが、心の奥底には深い悲しみがずっととれないまま。一生この気持ちは抱えていく覚悟の思いでずっといた」
父・朋紀さん(52)
「やっと家に連れて帰れる。ケーキが大好きだったので、早くケーキを食べさせたい」
16日午後5時すぎ、捺星さんは家族と一緒にふるさと山田町の家に帰りました。
母・弓子さん「おかえり」(ケーキもって)「おかえり、捺星です」
仏壇には、大好きだった生クリームたっぷりの。ケーキが供えられました。
母・千弓さん
「返事はないが、これからもいっぱい話しかけたい。たぶんにこにこと聞いていると思う」
震災から14年7か月が経って、捺星さんの家族は、やっと「おかえり」が言えました。
16日、北上市の温泉旅館で露天風呂を清掃していた従業員の男性が行方不明となっていて、17日朝から捜索が行われていますが、現場近くでクマ1頭が駆除され、身元不明の1人の遺体が見つかりました。
原周太記者
「こちら男性が行方不明となった温泉旅館です。今、警察と猟友会が、これから捜索を行います」
16日午前、北上市和賀町岩崎新田の瀬美温泉で露天風呂の清掃をしていた60歳の男性従業員が行方不明となっています。
警察によりますと、露天風呂には、引きずられた血痕が残っていたほか、クマの毛とみられる動物の毛もありました。
17日は午前8時から、警察と猟友会、あわせて約40人態勢で地上から捜索をしていましたが、和賀猟友会の会長によりますと、午前9時ごろ、現場近くでクマ1頭が駆除され、近くで損傷が激しい身元不明の1人の遺体が見つかりました。
クマの大きさは130から150センチくらいの成獣で、警察は遺体の身元の特定を急いでいます。
近年、特殊詐欺の被害が増えていますが、岩手町のコンビニエンスストアで店員が客に声をかけ未然に防ぐための訓練が行われました。
男性客が電話をしながらプリペイドカードを高い金額で購入しようとしています。不信に思った店員は…
従業員
「(詐欺が増えているので)通話しながらの購入は控えていただけると」
全国的に有料動画サイトの使用料や手数料が未払いであるとだまして、プリペイドカードを高い金額で購入させて金をだまし取る特殊詐欺が増えています。
訓練では、客に電話をきってもらうよう声をかけ、その後、警察に通報。客は警察と話をしてカードを購入することをやめました。
警察によりますと、県内の特殊詐欺被害の認知件数は、ことしの1月から9月末までで102件、被害総額はおよそ5億円で去年の同じ時期と比べると67件増加し、金額も2億円ほど増えているということです。
岩手警察署 生活安全課 蘇武慎吾課長
「どこかに入金する前に、家族や身近な人、警察に相談してから行動していただきたい」
16日午前、北上市の温泉旅館で、露天風呂を清掃していた従業員の男性が行方不明となり、警察は現場に複数の血痕があったことから、クマに襲われた可能性が高いとみて、付近を捜索しています。
警察によりますと、16日午前11時15分ごろ、北上市和賀町岩崎新田の瀬美温泉で、「露天風呂の清掃をしていた60歳の男性従業員の姿が見えず、血痕のようなものがある」と警察に通報がありました。
警察官が駆け付けたところ、洗い場に直径50センチほどの血痕があり、血痕は露天風呂の柵の下にも続いていて、引きずられたような跡も残されていました。
男性は、午前10時ごろから風呂の掃除を1人で行っていたということで、警察はクマに襲われた可能性が高いとみて、地元の猟友会などとともに捜索を行っています。
現場は山間部にあり、温泉から西におよそ2キロの山林では、キノコ採りに入った男性がクマに襲われ、10月8日に遺体で見つかっています。
ことし4月、金ケ崎町でドラッグストアに侵入して従業員を脅し、現金百数十万円を奪って逃走した疑いで、近くに住む30代の男が14日、逮捕されました。
建造物侵入と強盗の疑いで逮捕されたのは、金ケ崎町西根大谷の派遣社員、岡崎信行容疑者39歳です。
警察によりますと、岡崎容疑者はことし4月、金ケ崎町西根本宮後のツルハドラッグ金ケ崎店に侵入した上、従業員2人に刃物を突きつけて脅迫し、現金百数十万円が入ったポーチを奪って逃走した疑いが持たれています。
刃物や現金、身に着けていた衣服などの証拠品は見つかっていませんが、付近の防犯カメラや近所の人への聞き込みが逮捕につながったということです。
調べに対し岡崎容疑者は、「やっていない」という趣旨の発言をし、容疑を否認しています。
勤務先の小学校の女子トイレに侵入し、児童を盗撮したとして起訴された元教諭の男の裁判です。盛岡地裁は15日、懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、建造物侵入や性的姿態等撮影などの罪に問われている盛岡市黒川の元教諭、早野広暉被告24歳です。
早野被告はことし5月、勤務する紫波町の小学校の女子トイレに性的好奇心を満たす目的で侵入し、スマートフォンを設置して児童4人を撮影したとされています。また、児童の裸などを撮影した動画が入ったデータを所持したとされています。
盛岡地裁で行われた15日の判決公判で、小坂茂之裁判官は「小学校教諭としての立場を悪用して盗撮行為に及んでいて、厳しく非難されなければならない。しかし、懲戒免職処分を受けるなど社会的制裁を受けていて、反省の態度も示している」などとして、早野被告に懲役2年、執行猶予4年を言い渡しました。(求刑は懲役2年)
早野被告の弁護人は、「控訴しない」としています。
14日夜、一関市千厩町の市道で軽乗用車が道路を逸脱し、田んぼに転落しました。助手席に乗っていた83歳の女性が亡くなり、警察は死因を事故と病気の両面で調べています。
警察などによりますと、14日午後6時半ごろ、一関市千厩町清田の市道で「軽乗用車が田んぼに落ちた」と通行人から消防に通報がありました。
軽乗用車には2人が乗っていて、助手席に乗っていた一関市千厩町清田の無職・芳賀歳代さん83歳が意識がない状態で病院に運ばれましたが、およそ1時間後に死亡が確認されました。
軽乗用車は丁字路交差点を直進し、田んぼに落ちたということで、警察は運転をしていた81歳の女性に話を聞くなどして事故原因を調べるとともに、芳賀さんの死因を事故と病気の両面で調べています。
12日夜、岩手県盛岡市で住宅3棟を焼く火事があり、火元の家から身元不明の1人の遺体が見つかりました。
三浦裕紀 記者
「閑静な住宅街で火事です。2階部分が激しく燃えているのが分かります」
13日午後11時ごろ、盛岡市緑が丘の無職・工藤庸一さん73歳の家から火が出て、二階建ての住宅およそ70平方メートルと隣の住宅のあわせて2棟を全焼したほか、別の住宅の一部を焼きました。
付近の住民
「こっちに来た時にはもう2階ぐらいまで炎が上がっていてそれからもう一気にバーッと空の方まで炎が上がっていた感じです」
この火事で、工藤さんの家から身元不明の1人の遺体が見つかりました。
工藤さんは妻と40代の息子の3人暮らしで、火事の直後から息子と連絡が取れていないことから、警察は遺体は息子の可能性が高いとみて、身元と出火の原因を調べています。
ことし4月、金ケ崎町でドラッグストアに侵入して従業員を脅し、現金百数十万円を奪って逃走した疑いで、近くに住む30代の男が14日、逮捕されました。
建造物侵入と強盗の疑いで逮捕されたのは、金ケ崎町西根大谷の派遣社員、岡崎信行容疑者39歳です。
警察によりますと、岡崎容疑者はことし4月、金ケ崎町西根本宮後のツルハドラッグ金ケ崎店に侵入した上、従業員2人に刃物を突きつけて脅迫し、現金百数十万円が入ったポーチを奪って逃走した疑いが持たれています。
刃物や現金、身に着けていた衣服などの証拠品は見つかっていませんが、付近の防犯カメラや近所の人への聞き込みが逮捕につながったということです。
調べに対し岡崎容疑者は、「やっていない」という趣旨の発言をし、容疑を否認しています。
12日夜、岩手県盛岡市で住宅3棟を焼く火事があり、火元の家から身元不明の1人の遺体が見つかりました。
三浦祐紀 記者
「閑静な住宅街で火事です。2階部分が激しく燃えているのが分かります」
火事があったのは盛岡市緑が丘の無職・工藤庸一さん73歳の住宅で、12日午後11時ごろ、「1階から火が出ている」と近所の人から消防に通報がありました。
火はおよそ2時間後にほぼ消し止められましたが、この火事で、工藤さん宅と隣の住宅のあわせて2棟が全焼したほか、別の住宅の一部を焼きました。
この火事で工藤さんの家から身元不明の1人の遺体が見つかりました。
火事の直後から工藤さんの息子と連絡が取れていないことから、警察は遺体は息子の可能性が高いとみて、身元と出火の原因を調べています。
12日朝、岩手県紫波町の国道で女性が路上で亡くなっているのが見つかり、警察はひき逃げ事件として調べています。
今野あさひ 記者
「女性が倒れていたのは奥の下り車線で現在、警察が片側通行にして現場を詳しく調べています」
警察によりますと、現場は紫波町南日詰の国道4号線で、12日午前5時ごろ、「路上に人が倒れている」と通行人から通報がありました。
警察が駆けつけた時、女性1人が車道ですでに亡くなっていて、車にはねられたとみられています。
現場は見通しの良い片側2車線の直線道路で歩道があり、当時、路面は湿っていました。
警察は女性の身元の特定を急ぐとともに、ひき逃げ事件として付近の防犯カメラなどを詳しく調べています。
10日朝、雫石町でキノコ採りに出かけた70代の男性が、林の中で亡くなっているのが見つかり、クマに襲われたとみられています。周辺ではクマの出没が相次いでいて、10日も子グマ1頭がわなで捕獲されました。
今野記者
「近所の人によりますと、行方不明だった男性は、この辺りで発見されたということです」
警察によりますと、遺体で発見されたのは、雫石町西根東篠崎の無職・藤原与吉さん71歳です。
9日午後6時ごろ、キノコ採りに出かけた藤原さんが、夕方になっても帰ってこないことを心配した家族から警察に届出がありました。
警察が捜索したところ、10日午前7時ごろ、藤原さんは雫石町長山早坂の林の中で遺体で発見されました。
藤原さんの体には、後頭部と背中に引っ掻かれたような傷があり、現場にはクマの糞があったことから警察はクマに襲われたとみて調べています。
10月7日と8日には現場から南に1キロ離れた同じ地区の住宅の敷地内で、親グマ1頭と子グマ2頭の姿が確認されていました。
町が9日、この家に仕かけたわなには10日、クマ1頭がかかりました。町によりますと、クマは子グマで、男性を襲ったクマは別にいるとみられるということです。
この家では、栗の実がクマに食べられた跡も残っているほか、周辺でも牛の飼料が食べられるなど被害が相次いでいます。
近所の人
「今まではこういうことはなかった。何十年と初めてだね。みんなが神経使うようになって普通の生活からちょっと疲れる時代になってきたね」
10日男性の遺体が見つかった現場周辺は、民家や店舗が点在していて、警察で注意を呼びかけています。
また、8日は北上市でもキノコ採りに出かけた男性が遺体で見つかっていて、クマに襲われたとみられています。山に立ち入る際はクマスプレーなどの装備をするなど、十分な警戒が必要です。
北上市の山林で8日、クマに襲われたとみられる遺体が見つかった被害の続報です。クマの生態に詳しい専門家は、山に行く場合、十分な装備の持参を呼びかけています。
岩手大学 山内准教授
「基本的に山に行く場合には、クマの生息域に足を踏み入れるので、まずは自分の存在を知らせる、鈴とかラジオとか。必要に距離を詰めてきたり、襲う態勢に入ってきた場合には、クマ撃退スプレーを やっぱり山に行く場合には持参してもらいたい」
8日、北上市和賀町の入畑ダム付近の北側にある山林で、損傷の激しい男性の遺体が見つかりました。遺体の腹部には、クマのものとみられるひっかき傷が複数あり、現場付近ではクマの鳴き声やガサガサと動く音も確認されました。
この山林には、金ケ崎町六原の無職・照井千代美さん73歳が7日からキノコ採りに出かけ、行方不明となっています。
警察は遺体の服装の特徴が照井さんと一致したことなどから、遺体は照井さんとみて、死因と身元の確認を急いでいます。
これを受けて9日、北上市は遺体が見つかった山林の近くにクマの出没に注意を促す看板を設置しました。
今回の被害について、クマの生態に詳しい岩手大学の山内准教授は、「前もって対策をする必要がある」と話しています。
岩手大学 山内准教授
「クマが非常に多い地域なので、今までの被害があったらわなを仕掛けてクマをとりにいくという、後手後手の対策ではなくて、もうちょっと先手を打つような対策を、例えば調査をして過密にいるのであれば捕獲をかけるとか、対策を今後していく必要があると思う」
出没や被害が相次ぐクマ。こちらは、雫石町長山の住宅に設置された防犯カメラが7日、とらえた映像です。
クマは5分ほどで立ち去ったということですが、翌日の深夜も。住人は、「連日、玄関先にクマが現れて非常に怖い。いつ自宅内に入ってくるか冷や冷やしている」と話しています。
キノコ採りやもみじ狩りで山に出かける人も多い秋のシーズン。山に入る場合は、クマの生息域に足を踏み入れることを十分意識し、装備を整えてクマを警戒することが必要です。
2023年に宮城県で見つかった東日本大震災の身元不明者の遺骨などが、山田町の女の子であることが分かりました。
警察によりますと、身元が判明したのは、山田町の山根捺星さん当時6歳です。
2023年2月、宮城県南三陸町の建設会社が事務所で収集物の分別をしていたところ、下あごの骨の一部や数本の歯が見つかり、DNA型の鑑定などから身元が特定されて9日、警察が発表しました。
山根さんは震災当時、祖母と自宅にいたところ、津波に巻き込まれ、行方不明になっていたということです。
警察は今後、遺骨などを両親に引き渡すことにしています。
金券類の買い取りを装い、一関市の40代の男性などあわせて7人に対し、貸金業としての登録を受けずに金銭の貸し付けを行ったとして、県外の男ら5人が逮捕されました。
逮捕されたのは、東京都の職業不詳、阿部誠己容疑者30歳と、宮城・新潟などの男あわせて5人です。
警察によりますと、5人は去年の12月頃からことしの4月までの間、ホームページで「金券類を高額で買い取る」などとうたい、貸金業としての登録を受けずに一関市の40代の男性など県内外の7人に対し、現金を貸し付けた貸金業法違反の疑いがもたれています。
去年8月、サイトを利用して取り引きをした人から相談を受けた弁護士事務所が警察に情報を提供し、今回の事件が発覚しました。
5人は資金の獲得を目的として組織され、収益の流れが匿名化されていることから匿名・流動型犯罪グループ通称「トクリュウ」とみられるということです。
サイトを利用して取り引きをした人は全国で6000人ほど、県内にも数十人いるとみられ、貸付金はおよそ7億円にのぼる見込みです。
貸し付けた金額の倍程度の額の金券類を利用者に郵送させていたことから、警察は出資法違反も視野に調べています。
8日、岩手県山田町の山林にキノコ採りに出かけた87歳の女性が遺体で見つりました。
警察は滑落した可能性もあるとみて、調べています。
亡くなったのは山田町織笠の農業、中村シツさん87歳です。
中村さんは8日午後1時ごろ、自宅近くの山林に1人でキノコ採りに出かけました。
しかし、帰ってこないことを心配した家族が、近所の人と捜したところ、午後5時前、自宅からおよそ100メートル離れた山林内の沢近くで倒れているのが見つかりました。
その後、消防に通報しましたが、中村さんはその場で死亡が確認されました。
警察と消防によりますと、クマにひっかかれたような傷などはないものの、頭部を損傷し、出血した状態で見つかったということです。
警察は中村さんが滑落した可能性もあるとみて、亡くなった原因を調べています。
ことし5月、盛岡市で70代の女性が車にひかれ亡くなった事故で、女性をはねた車を運転していた46歳の女が8日、逮捕されました。
過失運転致死と道路交通法違反の疑いで逮捕されたのは、紫波町の飲食店従業員、稲垣佳織容疑者46歳です。
稲垣容疑者はことし5月、盛岡市手代森の国道396号で道路にいた安念裕子さん当時73歳を車ではね、その後放置し死なせた疑いが持たれています。
警察は、事故現場近くの防犯カメラに映っている車を調べたところ、発生から5か月が経って、稲垣容疑者の逮捕につながりました。稲垣容疑者は、容疑について一部認めているということです。
8日午前、北上市の山林で損傷の激しい男性の遺体が見つかりました。遺体には複数の爪痕があり、警察は、きのこ採りに出かけ行方不明となっていた73歳の男性がクマに襲われたとみて捜査しています。
熊谷記者
「遺体が発見されたのは、あちらにある入幡ダムの北側にある林道です。胴体にはクマのような爪痕があったということです」
警察によりますと、8日午前10時ごろ、北上市和賀町岩崎新田の入畑ダム付近の北側にある山林で、頭部と胴体が離れた男性の遺体が見つかりました。
遺体の腹部には、クマのものとみられるひっかき傷が複数あり、現場付近ではクマの鳴き声やガサガサと動く音も確認されたということです。
この山林には、金ケ崎町六原の無職・照井千代美さん73歳が7日からキノコ採りに出かけていて、行方不明となっています。
警察は、8日午前7時ごろから捜索を始め、午前10時ごろ、照井さん車の近くで遺体を発見。遺体の服装の特徴が照井さんと一致し、ズボンのポケットからは、照井さんの車のものとみられる鍵が見つかっていて、警察は遺体は照井さんとみて身元の確認を急いでいます。
北上市では、ことし7月、市内和賀町山口地区で80代の女性が住宅の居間でクマに襲われ死亡しています。
7日夜、盛岡市で創業400年以上の老舗そば店などが全焼する火事がありました。地域の人は、「町の宝物が燃えてしまった」と肩を落としています。
盛岡の中心部で激しい炎が上がりました。屋根から噴き出す火柱が、夜空を赤々と照らしています。
成田記者
「午後11時半を過ぎた本町通です。建物から火があがっています」
7日午後11時半ごろ、盛岡市本町通のそば店「橋本屋本店」で「厨房の天井から火が出た」と住んでいる人から消防に通報がありました。
火はおよそ5時間後にほぼ消し止められましたが、この火事で木造2階建てのそば店が全焼。隣にあった衣料品店にも火が燃え移り、この店も全焼しました。
近所の人
「小さい爆発音がボン、ボンってなって火の粉が燃え上がって、これが広がったら怖いなと感じた」
そば店には2世帯6人が住んでいましたが、全員避難し、けが人はいませんでした。
江戸時代の1618年に創業した橋本屋。歴史を感じる店内。そして、そばはもちろん、アツアツのなべ焼きうどんなどその味が長年、地元の人に愛されてきました。
今野記者
「時刻は午前6時半を過ぎました。火はほぼ消し止められましたが、中では消防による消火活動が続いています」
店の中は焼け焦げ、真っ黒に。警察や消防によりますと、火事が起きる前、そば店では翌日の仕込み作業を行っていて、店の人が火を消して居住スペースに移ったあと、厨房が燃えたということです。常連客は…
常連客
「ちょっと、見て、思わず泣き崩れてしまいました。あまりの居心地の良さに、よく仕事のあとでちょっとほっとしたいなとか、きょうくたびれて夜ご飯は主人と二人で食べたいなというときについ寄ってた」
本町振興会 松本静穀会長
「本町の宝物だと思っているので、是非、また何とか立ち直ってもらえればと思っている」
親しんできた店の変わり果てた姿に、町の人は肩を落としました。
8日未明、山田町で男性から「妻を殺してしまった」と警察に通報がありました。警察が現場に駆け付けた時夫婦2人が血を流し、意識不明の状態で倒れていて警察は夫婦間の殺人未遂事件として調べています。
警察によりますと、8日午前3時ごろ、山田町豊間根に住む62歳の男性から「妻を殺してしまった」と警察に通報がありました。
警察が自宅に駆け付けると、男性は腹から、58歳の妻は背中から血を流して倒れていて、2人とも意識不明のまま宮古市内の病院に搬送されました。
警察は、夫婦間の殺人未遂事件として調べています。
7日夜、盛岡市で創業400年以上の老舗そば店などが全焼する火事がありました。けが人はいませんでしたが、地域の人は「残念」と肩を落としていました。
盛岡の中心部で激しい炎が上がりました。
成田大輔記者
「午後11時半を過ぎた本町通です。建物から火があがっています」
7日午後11時半ごろ、盛岡市本町通のそば店「橋本屋本店」で「火が出た」と消防に通報がありました。
火は約5時間後にほぼ消し止められましたが、この火事で木造2階建てのそば店と、隣にあった衣料品店が全焼しました。
そば店には2世帯6人が住んでいましたが、当時、いた人は避難し、けが人はいませんでした。
江戸時代の1618年に創業した橋本屋。
毎朝仕込む、出汁が人気で地域に愛されてきました。
近所の人
「橋本屋さんがもう崩れ落ちて、食べに行っていたのに残念」
警察によりますと、火事が起きる前、店では翌日の仕込み作業を行っていました。
中継です。
今野あさひ記者
火事の現場です。現場は中心市街地にあり、現在片側通行にして警察と消防が焼けた跡を詳しく調べています。
長年地域の人から愛されてきたお店ということもあり、現場の前では、朝から多くの人が足を止め、中には目に涙を浮かべる人の姿もありました。
近所の人は「橋本屋はこの地域の憩いの場で宝物だった。店の人はショックだろうがなんとか頑張ってほしい」と話していました。
盛岡市の内舘市長が、8月20日の大雨の際、翌朝まで連絡が取れなかった問題で、大雨当日の夜、知人と飲酒を伴う会食をしていたことが分かり、陳謝しました。
記者会見で内舘市長
「市民のみなさまに不安を抱かせてしまいましたこと、改めて心からおわび申しあげます」
内舘市長は8月20日、線状降水帯予測が出ていたにも関わらず、午後6時に退庁し、午後9時ごろまで知人と飲酒を伴う会食をしていたことを明らかにし、陳謝しました。
この間、市職員に向けた防災対応の一斉メールを受信し、認識はしていたということで、帰宅後、体調がすぐれず薬を飲んで就寝したということです。
この問題で、内舘市長は9月、「具合が悪かったため薬を飲んで寝てしまった」とだけ説明していました。