28日午後5時50分ごろ、山陽新幹線は「福山ー新尾道」間で、人と接触したため、約2時間にわたり、全区間で運転を見合わせました。
JR西日本によりますと、27日夜、広島県広島市東区矢賀にある山陽新幹線の車庫で、運行終了後に新幹線の車両を確認したところ、血のようなものが付着していたということです。
また28日午前10時半ごろ、のぞみ号の乗務員から「きのう、鳥とあたったような小さな音がした」という報告があり、音がした現場付近を確認したところ、広島県尾道市西藤町のトンネル内で遺体の一部を発見し、運転を見合わせたということです。
福山市と三原市に住む大学生2人が、大麻を使用した疑いで逮捕されました。
去年12月の法改正で大麻の「使用」に罰則が設けられて以降、広島県警としては初の逮捕者となります。
麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたのは、福山市の大学生小林真弥容疑者(20)と、小林容疑者の友人で三原市に住む大学生の男(20)です。
警察によりますと、小林容疑者ら2人は先月8日から翌9日までの間に、県内かその周辺で大麻を使用した疑いが持たれています。
2人は覚せい剤を使用したとしてすでに逮捕・起訴されていて、尿検査で覚せい剤の陽性反応とともに、大麻の成分も検出されたことから再逮捕となりました。
2人はいずれも容疑を認めていて、「SNSを通じて大麻を入手した」と話しているということです。
大麻の「使用」についてはこれまで罰則はありませんでしたが、若者による使用の増加を受けて去年12月の法改正で禁止されました。
「大麻使用」容疑での逮捕は県警としては初めてです。
府中町の森林公園で男性が殺害された事件は、発生から2週間以上がたち、周辺住民の不安な日々が続いています。
府中町内の小学校では、事件発生以降、警察や教員らによる登下校の見守りが続けられています。
【保護者】
「まだ怖い。知らない人についていかない話さないというのを(子どもに)気をつけさせています。(この事件があってから?)より一層です」
今月12日夜、府中町の水分峡森林公園で、東京都練馬区の会社員里見誠さん(52)が、何者かに硬いもので複数回殴られ殺害された事件は、発生から2週間以上経った今も犯人逮捕に向けた捜査が続けられています。
警察によりますと、事件があった頃に公園にいた通報者が「複数の声を聞いた」と話していることから、当時、現場には複数の人物がいたとみて捜査しています。
また捜査関係者によりますと、複数の若い男女が犯行に関与している可能性があるとみられ、防犯カメラの映像をつなぎあわせる「リレー捜査」などで犯人の足取りを追っています。
三原市の80代の女性が「息子が女性を妊娠させた」というウソの電話を信じ、現金300万円をだまし取られました。
警察によりますと、今月14日、女性の家に息子をかたる男から「ノロウイルスにかかって声がおかしくなっている」「女性を妊娠させた。示談金として300万円必要になった」と電話がありました。
女性は指示されるまま、翌日、広島市の駐車場で代理をかたる男に現金300万円を手渡しました。
さらに次の日になっても息子をかたる男から500万円を要求されたことを不審に思い、実の息子に連絡して詐欺と判明しました。
三原市内では、この日、別の人にも、似た内容の詐欺電話があり、三原署がだまされたふり作戦で金の受け取り役の少年を現行犯逮捕しています。
今回の受け取り役は、現行犯逮捕された少年とは別人だということですが、手口が似ていることなどから同じグループの犯行の可能性も視野に捜査を進めています。
警察は「息子をかたる電話があったときは必ず本人に確認してほしい」と呼びかけています。
26日、福山市の路上で草むしりをしていた歳の60歳の女性を車ではねて重傷を負わせ
そのまま逃走した疑いで、自称アルバイトの75歳の男が逮捕されました。
警察によりますと、ひき逃げの疑いで逮捕された
福山市芦田町の自称アルバイト戸田省二容疑者(75)は、
26日午後4時20分ごろ、福山市芦田町の県道で、軽自動車を運転中に
道路脇で草むしりをしていた女性(60)をはねてけがをさせたにもかかわらず
そのまま逃走した疑いがもたれています。
女性は、骨盤骨折などの重傷を負いました。
警察の調べに対して戸田容疑者は
「全くの事実誤認です」と容疑を否認しています。
現場は中央線がない道路で
警察は事件の状況を詳しく調べています。
25日夕方、広島市西区で女子大学生が運転する車が、住宅の門扉などに衝突する事故がありました。
この事故で同じ車に乗っていた81歳の女性が意識不明の重体です。
警察によりますと、25日午後6時45分ごろ広島市西区己斐上5丁目で、近くに住む女子大学生(24)が運転する普通乗用車が、T字路交差点の突き当たりにある民家の門扉や外壁に衝突しました。
この事故で女子大学生の家族で81歳の女性が、意識のない状態で病院に搬送されました。運転していた女子大学生にけがはありませんでした。
現場の交差点には信号機はなく、警察が事故の原因を詳しく調べています。
5月に福山市で開かれる「ローズエキスポ」の実行委員会は、国内最大級のファッションイベント「東京ガールズコレクション」とコラボレーションしたファッションショーで、元AKB48の柏木由紀さんらが追加出演することを発表しました。
新たな出演者として明らかになったのは、元AKB48の柏木由紀さんと男性グループ「WILDBLUE」です。
今回のファッションショーには男性グループ「DXTEEN」のメンバー大久保波留さんをはじめ、雑賀サクラさん・鶴嶋乃愛さん、米澤りあさんら人気モデルの出演が決まっています。
出演者は福山で生産したデニムやバラにちなんだ衣装に身を包み、バラのアーチをくぐるような演出でランウェーを歩くことになっています。
「ローズエキスポ」は世界バラ会議福山大会の関連イベントとして、5月17~19日に福山通運ローズアリーナで開催。
このファッションショーは17日に開かれることになっていて、入場チケット(高校生以下無料)のほか、整理券が必要です。
整理券は当日朝に待機列を設けて配布するということです。
厚生労働省の麻薬取締部は、大麻を使用した疑いで広島市の男を逮捕しました。
去年12月の法改正で大麻の使用が禁止されて以降、「使用容疑」での逮捕は県内では初めてです。
麻薬取締法違反で逮捕されたのは、広島市西区に住むアルバイト従業員の18歳の男です。
中国四国厚生局麻薬取締部によりますと、男は今月13日までに広島市内で大麻を使用した疑いが持たれていて、さらに自宅からは乾燥大麻0.041グラムが押収されました。
ほかの薬物密売事件の捜査の中で男が浮上。
尿検査を行ったところ大麻成分が検出されたということです。
男は「間違いありません」と容疑を認めています。
これまで、大麻の「使用」に罰則はありませんでしたが、若者による使用の増加を受けて、去年12月の法改正で規制が強化され、「使用」が禁止されました。
大麻の使用が禁止されて以降、「使用容疑」での逮捕は県内では初めてです。
25日夕方、広島市西区で女子大学生が運転する車が、民家の門扉などに衝突する事故がありました。
この事故で同じ車に乗っていた81歳の女性が意識不明の重体です。
警察によりますと、25日午後6時45分ごろ広島市西区己斐上5丁目で、近くに住む女子大学生(24)が運転する普通乗用車が、丁字路交差点の突き当たりにある民家の門扉や外壁に衝突しました。
この事故で女子大学生の家族で81歳の女性が、意識のない状態で病院に搬送されました。運転していた女子大学生にけがはありませんでした。
現場の交差点には信号機はなく、警察が事故の原因を詳しく調べています。
勤務時間中にパチンコをしていたなどとして、福山市は25日付で市民局の男性職員(55)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表しました。
福山市人事課によりますと、職員は去年9月から11月にかけて勤務中に行先を偽って外出し、福山市内のパチンコ店や自宅などに行っていたということです。
「職員がパチンコ店にいるのではないか」と匿名の通報が市に寄せられたことで調査を開始。男性の同僚職員への聞き取りなどから行先を偽って外出した事実に加えて、上司に対して菓子を買って来るように命令する言動が新たに確認されました。
男性職員は調査に対し、「窓口でのクレーム対応でストレスがたまっていた」などと話しているということです。
市は嘘をついて外出していた計28時間40分を欠勤扱いにして、男性職員に給与の返還を求めることにしています。
また、福山市民病院は30代の男性放射線技師2人について、医師の指示を受けずにCT撮影を行ったとして戒告の懲戒処分にしました。
厚生労働省の麻薬取締部は、大麻を使用した疑いで、広島市の少年を逮捕しました。
去年12月の法改正で大麻の使用が禁止されて以降、「使用容疑」での逮捕は県内では初めてです。
麻薬取締法違反で逮捕されたのは、広島市西区に住むアルバイト従業員の18歳の少年です。
中国四国厚生局麻薬取締部によりますと、少年は今月13日までに広島市内で大麻を使用した疑いが持たれていて、さらに自宅からは乾燥大麻0.041グラムが押収されました。
少年は「間違いありません」と容疑を認めています。
これまで、大麻の「使用」に罰則はありませんでしたが、若者による使用の増加を受けて、去年12月の法改正で規制が強化され、「使用」が禁止されました。
大麻の使用が禁止されて以降、「使用容疑」での逮捕は県内では初めてです。
有名人の画像を無断で使用した「なりすまし広告」による投資詐欺被害が全国的に多発しています。こうした中、広島でも被害者の救済に向けた弁護団が設立されました。
有名人なりすまし広告による投資詐欺被害の回復を目指す広島弁護団は、きょう会見を開き弁護方針を説明しました。
「有名人なりすまし広告」は、SNSに有名人の画像を無断で使用した虚偽の広告を掲載し、偽の投資話を持ちかけるなどして金をだまし取る手口で全国で多数の被害が発生しています。
すでに大阪ではSNS運営会社に対して「なりすまし広告」の審査を怠ったり、放置したことを理由に損害賠償を求める裁判が提訴されています。
自分にかけた保険金をだましとるため、自分の身代わりに大学生を殺害した罪などに問われていた男について、最高裁は、被告側の上告を退け、懲役30年の判決が確定することになりました。
南波大祐被告は2021年、廿日市市のホテルで、当時、大学生の男性に睡眠導入剤やアルコールで意識障害を起こさせ、殺害した罪などに問われていました。
一審の広島地裁は、「自分にかけた生命保険金を得るため自分の身代わりに大学生を殺害した「替え玉保険金殺人」と認定し、懲役30年の判決を言い渡し、二審の広島高裁も地裁の判決を支持しました。
南波被告側は上告していましたが、最高裁第二小法廷の岡村和美裁判長は、今月18日付で上告を退ける決定をし、懲役30年の判決が確定することになりました。
今月12日、府中町の水分峡森林公園で、男性が何者かに殺害された事件で警察は、犯人が県外に逃走している可能性も視野に捜査していることがわかりました。
この事件は今月12日、東京都練馬区の会社員里見誠さんが府中町の水分峡森林公園で、何らかの硬いもので頭や顔面を複数回殴られ、殺害されたものです。
事件発生から1週間あまりが経過していますが、犯人の逮捕には至っていません。
捜査関係者によりますと複数の若い男女が犯行に関与している可能性があるとみられ、警察は犯人が県外に逃走している可能性も含めて捜査を続けています。
広島県府中町の水分峡森林公園殺人事件は、発生から1週間が経ち、現場周辺では、犯人の足取りを追う捜査が、様々な時間や場所で続けられています。
【検問の警察官】(19日夜 警察の検問)
「こんばんは広島東警察署です。初めてここ来ますかね?」
【運転手】
「(普段は)ここは通らん…)
【検問の警察官】
「殺人事件の関係で。1週間前のだいたいこの時間なんですよ。この時間通ったりとかないですかね?」
【運転手】
「先週の土曜日の夜…。通ってないですね」
【検問の警察官】
「通ってないですか…」
事件翌日から毎日行われている、警察による「夜の検問」事件当日の午後9時から午後11時ごろまでの間で、不審な人物を見かけたかなど、情報提供を求めています。
今月12日、広島県府中町の公園で男性が殺害された事件で、警察は、男性のSNSから交友関係を調べるなどして、逃げた犯人の行方を追っています。
今月12日夜、府中町の水分峡(みくまりきょう)森林公園で、東京都練馬区の会社員・里見誠さん(52)が何者かに硬いもので複数回殴られ殺害された事件は、発生から1週間以上経っても犯人の逮捕には至っていません。
警察は、SNSなどから里見さんの交友関係を調べるとともに、現場付近の防犯カメラの映像の解析を進めるなどして、逃げた犯人の行方を追っています。
捜査関係者によりますと複数の若い男女が犯行に関与している可能性があるとみられ、
警察は犯人が県外に逃走している可能性も含めて,捜査を続けています。
21日午前、広島県竹原市の国道で、車を運転中に原付バイクと接触し、ケガをさせたにも関わらず、その場から逃走したとして、22歳の団体職員の女が逮捕されました。
過失運転致傷と道路交通法違反の疑いで逮捕されたのは、竹原市の団体職員・福中さくら容疑者(22)です。
警察によりますと福中容疑者は21日午前8時ごろ、竹原市港町の国道を軽乗用車で走行中に原付バイクと接触。
バイクを運転していた86歳の男性に頭部打撲のケガをさせたにも関わらず、その場から立ち去った疑いがもたれています。
警察は、バイクの傷や付近の防犯カメラなどから福中容疑者を特定し、事故から約14時間後に逮捕しました。
調べに対し、福中容疑者は「ぶつかったかどうかはわかりませんが、必要な措置を
とらなかったことに間違いありません」と供述しているということです。
22日未明、広島県竹原市の桟橋で、新聞配達員の男が運転する車が船に乗り上げ、船で作業をしていた男性が車の下敷きになり、死亡しました。
警察によりますと、22日午前1時ごろ、竹原市塩町の桟橋で、新聞を船に積み込むため、バックで近づいた軽自動車が船に衝突して乗り上げました。
この事故で船内で作業していた仲岡哲夫さん(78)が車の下敷きになり、病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
警察は、軽自動車を運転していた新聞配達員の小迫利久容疑者(72)を過失運転致傷で現行犯逮捕しました。
小迫容疑者は、離島に配達する新聞を船に届ける仕事をしていたということで、警察は、詳しい事故の原因を調べています。
なお、今年に入り、県内の交通事故で亡くなった人は20人となりました。
県の災害復旧工事を巡り公文書偽造を指摘する公益通報への調査が不十分だったとして県が再調査に乗り出した問題で、湯崎知事は「重く受け止めている」とし、虚偽の議事録の有無についても調査していると述べました。
【湯崎知事】
「仮に今回の内容が事実とすれば、県民の県行政への信頼を揺るがすようなものだと思うので大変遺憾だと感じています。まずは事実調査をしたい」
この問題は、呉市安浦町の中畑川災害復旧工事を巡り、2021年に県人事課の公益通報窓口に「国庫補助金申請にあたり、虚偽の文書を作成した」という通報が職員からあったものです。
県は、「事実を特定できない」との結論を出していましたが、必要な調査が行われていなかった可能性があるとして今月17日に再調査する方針を明らかにしています。
湯崎知事は公益通報への対応についても検証し、第3者を含めた再調査についても検討する方針を示しました。
【コメンテーター:広島大学大学院・匹田篤准教授】
「多くの組織で公益通報窓口が設けられていますが、通報したのに握りつぶされるということがあればとんでもない話です。公益通報窓口があるだけで抑止力になるんですが、勇気を持って通報した人を組織の論理で握り潰そうとするならば改善しなければいけない」
府中町の森林公園で東京都の52歳男性が何者かに殺害された事件はきのうで1週間がたちました。
警察は現場周辺で検問を行い、情報提供を呼びかけています。事件発生から一週間が経過し、警察は犯行があったと思われる時間帯に合わせ遺体発見現場の近隣で車を1台1台とめ、不審な人物などの情報提供を求めていました。この事件は今月12日夜、府中町の水分峡森林公園で東京都練馬区の会社員・里見誠さんが何者かに頭や顔面を何らかの硬いもので複数回殴られ、殺害されたものです。捜査関係者によりますと、この事件には複数の若い男女が犯行に関与している可能性があり、里見さんは現場でトラブルに巻き込まれたとみられています。警察は「強盗殺人」の疑いも視野に、逃げた犯人の行方を追っています。
府中町の殺人事件を受けて広島県警の森本敦司本部長は、警察署長会議で「一日も早い被疑者の検挙が強く求められている」と早期解決を指示しました。
県警本部で開かれた警察署長会議には、県内すべての警察署の署長や県警幹部などが出席。森本本部長は会議の中で今月12日に府中町で発生した殺人事件に触れ、早期解決を指示しました。
【森本敦司本部長】
「先日、広島東警察署管内で殺人事件が発生しており、1日も早い被疑者の検挙が強く求められているところです」
また、匿名・流動型犯罪グループ=「トクリュウ」の関与が疑われる特殊詐欺の被害が高水準で推移していることなどを指摘。「県内の犯罪情勢は予断を許さない状況にある」としたうえで、「日本一の安全安心を実感できる広島県の実現」に向けて、徹底検挙と犯罪抑止に取り組むよう指示しました。
県による災害復旧工事で虚偽の公文書が作成されたとする公益通報について、17日きのう県が再調査すると発表したことを受け、きょうの県議会では事実関係を速やかに公表するよう求める声が相次ぎました。
【広島県・藤田士郎土木建築局長】
「県行政に対する県民の信頼が損なわれかねない事案であり、事実だとすればあってはならないことと認識」
この問題は呉市安浦町の中畑川災害復旧工事を巡り、2021年に県人事課の公益通報の窓口に「国庫補助金申請の文書作成にあたって虚偽の文書を作成したのではないか」との通報があったにも関わらず、県が必要な調査を行わずに「事実を特定できない」との結論を出していたものです。
18日の県議会では、虚偽の公文書を作成した事実や組織的な関与の有無を問う声が上がりました。
【広島県・後藤裕司技術企画課長】
「組織的な関与の有無も含めて事実確認を行う必要があると考えている」
また、公益通報の調査が人事課長の判断によって結論付けられることについても体制としての問題点を指摘する声が相次ぎました。
【畑石顕司県議】
「公益通報制度という重い制度の趣旨から鑑みれば、人事課長の一存で問題があったかどうか判断できてしまうことについて調査のあり方も見直してもらいたい」
県は公益通報について再調査を行うとともに、補助金申請のために作成された公文書に虚偽の記載があったのかどうかを速やかに確認するとしています。
踏切ではないのに、地元住民が生活道路のように道路を横断する、いわゆる“勝手踏切”危険とわかっていても渡ってしまう理由とは?勝手踏切の実態に迫ります。
【竹内記者】
「こちらは親子ですかね。左右を確認して線路に入っていきます」
人ひとりがやっと通れるほどの細い歩道。
進んだ先には…線路。
線路を越えるとまた細い道が続きます。
歩道と線路を仕切るものはありません。
踏切ではないのに住民が生活道路のように線路を横断する、「勝手踏切」といわれる場所です。
「危険です。立ち入らないでください」と書かれた看板が設置されているにもかかわらず、取材中も続々と線路を渡る人の姿が…
【通行人】
Q:通っちゃいけない…でもよく通りますか?
「私は久しぶりに通った」
Q:危険というのは認識していますか?
「危険は認識しています」
Q:ここはよく通られる?
「通ります。(危険ですって書かれているところでもあって)危険です…そうですね」
危険だとわかっていても渡ってしまうという「勝手踏切」。
周辺住民への取材などで、その危険性が、さまざまな角度から見えてきました。
西日本豪雨の災害復旧工事を巡り、県職員から「虚偽の公文書が作成された」と通報を受けたにも関わらず必要な調査をせずに県人事課が「事実認定の特定にいたらず」と通知していたことが分かりました。
【広島県・西邉初江行政経営部長】
「県が公文書の偽造を訴える公益通報を受けたにもかかわらず、事実と確認され、再調査することにいたりました。関係者の皆様にお詫び申し上げます」
県人事課などによりますと、呉市安浦町の中畑川災害復旧工事を巡り、2021年11月に県人事課の公益通報の内部窓口に職員からメールで「国庫補助金申請の文書作成に当たって虚偽の文書を作成したのではないか」との通報があったということです。
その後、人事課は通報した職員や関係者から聞き取り調査などを行い、2023年4月に「事実認定の有無に関する特定には至ることができませんでした」と職員に通知していました。
しかし、県は事実認定の有無を確認するためには、工事に関係する土地の地権者に聞き取り調査をするべきだったのに、実施していなかったということです。
県人事課は今後、速やかに再調査を行うとともに、補助金を申請していた県の技術企画課も公文書作成の経緯などを調査するということです。
今月12日夜、府中町の森林公園で東京都に住む男性会社員が何者かに殺害された事件で、現場周辺で事件の証拠品の可能性があるものが複数見つかったことが、新たにわかりました。
この事件は今月12日、東京都練馬区の会社員里見誠さん52歳が、府中町にある水分峡森林公園で何者かに頭や顔面を何らかの硬いもので複数回殴られ、殺害されたものです。
捜査関係者への取材で、警察が17日、現場周辺を広範囲にわたり捜索した結果、事件の証拠品の可能性があるものを複数押収したことが新たにわかりました。
警察は、複数の男女が犯行に関与している可能性があるとみていて、押収物の解析や里見さんの交友関係など調べを進め、逃げた犯人の行方を追っています。
広島市南区の自宅で当時3歳の息子を粘着テープなどで巻くなどして暴行した罪に問われている母親と祖父の初公判が開かれ、2人は起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと母親で広島市南区の無職・熊谷瞳被告(26)と祖父の和弘被告(52)は去年9月、自宅で当時3歳の長男の両腕や両足首を粘着テープで巻き付けて約5時間半にわたり拘束した罪などに問われています。
18日、広島地裁で開かれた初公判で、瞳被告と和弘被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
冒頭陳述で検察側は「2人は長男が家の壁やドアをたたいたり夜、かんしゃくを起こしたりするため苦慮し、粘着テープで縛るようになり、その様子を撮影して共有していた」と主張。
また事件当時、長男は低栄養状態で脳が委縮し、かなり痩せた状態であったことを明らかにしました。
次の裁判は6月20日に開かれます。
17日夜、広島県廿日市市で住宅を全焼する火事があり、この家に1人で住んでいるとみられる60代の男性と連絡が取れていないということです。
消防などによりますと17日午後11時ごろ、廿日市市津田で「近所の家が燃えている」と消防に通報がありました。火は通報から約3時間後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅が全焼し、隣の家の雨どいが焼けるなどしました。
また全焼した住宅に1人で住んでいるとみられる64歳の男性と連絡が取れていないということです。
警察は連絡が取れていない男性の行方を調べるとともに、18日朝から実況見分を行い、火事の原因など調べことにしています。
県内では今年に入り「特殊詐欺」の被害額が6億円を超えています。2月には県内過去最高額のおよそ1億5000万円をだまし取られる被害が発生しました。
警察によりますと、県内で今年1月から3月にかけて判明した特殊詐欺は102件で、被害総額は6億円を超えています。
2月には広島市の70代女性の携帯電話に「あなたの携帯電話が1時間後に使えなくなる」と自動音声による電話がありました。
その後、「大手ファイナンス会社」や「警察官」「行政機関」を名乗る男らから次々と連絡があり、合わせておよそ1億5000万円がだましとられたということです。
県内では去年の秋ごろから警察官をかたる特殊詐欺の被害が増えていて、警察は「警察官が口座から現金を引き出すよう指示することはない」として、注意を呼び掛けています。
広島県尾道市の介護士女性(50代)がSNSで知り合った「成金社長」を名乗る人物に12万円分の電子マネーカードをだまし取られる詐欺事件がありました。
警察によりますと、被害女性は、今年3月、動画投稿サイトのTikTokで「成金社長」を名乗る人物と知り合い、LINEのやりとりを通じて「経済的な補償で200万円を口座に振り込みます」などと言われたということです。
その後、「なつんちゃん」を名乗るLINEアカウントを紹介され、金を口座に振り込む手数料の名目で、電子マネーを要求されました。
女性は、指示されるままコンビニで電子マネーカードを5枚購入し、撮影したコード番号の写真を「なつんちゃん」に送信。電子マネー12万円分をだまし取られたということです。
200万円が振り込まれないことを不審に思った女性が、警察に相談して被害が発覚しました。
警察は「発行された会社の商品やサービス以外に電子マネーの支払いを求められたら間違いなく詐欺だ」と注意を呼び掛けています。
府中町の森林公園で男性が何者かに殺害された事件で、現場周辺には防犯カメラがなかったことなどから、町は「できるだけ早く設置を目指す」としています。
今月12日夜、府中町にある水分峡森林公園の管理事務所入口付近で、中年男性が頭や顔面を何らかの硬いもので複数回殴られ殺害されました。
捜査関係者によりますと防犯カメラの解析などから、事件には複数の男女が関わっている可能性があることがわかりました。
現場には男性の身分証が残されていないことなどから、金品を含めて奪われた可能性があるとして、警察は「強盗殺人」も視野に入れ犯人の行方を追っています。
一方、現場の公園内には防犯カメラがなかったことから、事件をうけ町は「できるだけ早く防犯カメラの設置を目指す」としています。
飼っていた雑種の中型犬を鎖などでつながず脱走させたうえ、犬が近くに住む女性(28)を噛んで大けがをさせたとして、広島県庄原市の男(44)が逮捕されました。
過失傷害と県動物愛護管理条例違反の疑いで逮捕されたのは、庄原市総領町の農業、大迫晴由容疑者(44)です。
大迫容疑者は去年5月、自宅で飼っていた雑種の中型犬を、自宅から脱走させ、その犬に両手をかまれた女性に大けがをさせた疑いが持たれています。
女性が襲われているのを、目撃した通行人が110番通報しました。
この女性は自分の飼い犬が、雑種の中型犬に噛まれているのを発見し、止めようとしたところ、襲われたということです。
事件後、大迫容疑者が警察に自分の犬だと申し出たことや、近所への聞き込みから、警察は、大迫容疑者の犬と特定しましたが、逮捕後は供述を一転し「事実に書かれているような犬を所有していたことはないので、私が逮捕されるいわれはありません」と、この犬を飼っていたことなどを否認しています。
これまでにも警察には「大迫容疑者の犬が脱走している」という情報が寄せられていました、警察が事件のいきさつなどを詳しく調べています。
弁護士になりすまし、広島県三原市の女性(75)から現金をだまし取ろうとした、18歳の男が詐欺未遂で現行犯逮捕されました。
逮捕されたのは、大阪市西区の会社員(共に自称)の18歳の男です。
警察によりますと、男は、共犯者と今月14日と15日に、三原市のパート女性(75)に女性の息子になりすまして電話をかけ、「不倫相手を妊娠させたことで、示談金として現金300万円を弁護士に渡してほしい」とウソを言い、広島市東区矢賀の路上で現金を受け取った疑いが持たれています。
女性が現金を下ろした金融機関が詐欺と見抜いて警察に通報。実際の息子と連絡が取れ、一連の話がウソと判明したため、警察は、女性の協力を得て「だまされたフリ作戦」を決行しました。
女性は警察官と共に、指定された場所に向い、そこに現れ女性から現金を受け取った男を待ち構えていた警察官が現行犯逮捕しました。
逮捕された18歳の男は受け子とみられていて、警察の調べに対し、「知らない人から物を受け取ったことは間違いないが、詐欺であることは知らなかった」と容疑を否認しているということです。
警察は、共犯者や余罪などを詳しく調べています。
今月12日夜、府中町にある水分峡(みくまりきょう)森林公園の管理事務所入口付近で、中年男性が頭や顔面を何らかの硬いもので複数回殴られ、殺害された事件。
捜査関係者によりますと、防犯カメラの解析などから、事件には複数の男女が関わっている可能性があることがわかりました。
また、男性は事件前に東京から広島に訪れたとみられています。
一方、現場には男性の身分証が残されていないことなどから、金品を含めて奪われた可能性があるとして、警察は「強盗殺人」も視野に入れ、捜査しています。