福島県南会津町で起きた強盗致傷事件の裁判で、検察はベトナム国籍の被告2人にそれぞれ懲役14年を求刑した。
起訴状によると、ベトナム国籍のホアン被告とマイ被告は、2024年5月、南会津町の住宅に押し入り60代の女性を縛りケガをさせた上、現金2万円とネックレスを奪ったなどとされている。
10月23日開かれた裁判で、検察側は2人が短い期間に、複数の県にまたがり強盗事件を繰り返した常習性などを指摘したうえで、「地域社会に与えた影響は大きい」として、懲役14年を求刑した。
一方、弁護側は技能実習生として来日後、経済的に苦しい生活が続いていたなどとして情状酌量を求めた。
判決は10月29日に言い渡される。
今年4月福島県福島市で起きた車4台が絡む事故で、警察は10月22日あおり運転したとして2人を逮捕した。
妨害運転の疑いで逮捕されたのは、福島県二本松市西新殿の会社員・佐久間龍大(さくまりゅうと)容疑者(20)と二本松市の19歳の男。
この事故は2025年4月、福島市松川町の国道4号線で乗用車4台が衝突したもので、6人がけがをした。
警察によると、佐久間容疑者と19歳の男は、別の乗用車に対して前方で進路を妨げたり、後方から車間距離を詰めたりなどのあおり行為を繰り返した疑い。
調べに対し2人は容疑を認めているということだ。
この事故を巡っては、ほかの2台の運転手も過失運転致傷の疑いで逮捕された。
福島県会津若松市のパチンコ店で起きた多額窃盗事件で、元従業員の男の初公判が開かれた。
建造物侵入と窃盗の罪に問われているのは、会津美里町の無職・真鍋一皐(まなべいっさ)被告(23)。
起訴状によると、真鍋被告は仲間と共謀し、会津若松市のパチンコ店に侵入し現金約2668万円を盗んだとされている。
10月22日福島地方裁判所会津若松支部で開かれた初公判で、真鍋被告は「間違いはありません」と起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で「知り合いだった共犯者と、自身がパチンコ店で勤務していることを利用し、狂言強盗を計画。客数が多くなるお盆に実行することに決めた」などと主張した。
次回の公判は、11月19日に開かれる予定。
福島県会津若松市のパチンコ店で起きた多額窃盗事件で、警察は新たに勧誘役とみられる18歳の男を逮捕した。
この事件は2025年8月、会津若松市のパチンコ店から現金約2668万円が盗まれたもので、事件に関与した疑いでこれまでに8人が逮捕されていた。
事件を巡り、警察は10月21日、新たに東京都豊島区の18歳の男を逮捕した。
警察によると、18歳の男は知人の男を犯行に勧誘したとみられていて、犯行の計画を知りえる立場にあったということだ。認否について警察は「捜査に支障がある」として明らかにしていない。
警察は匿名・流動型犯罪グループ“トクリュウ”の犯行とみて、事件の全容解明に向け調べを進めている。
10月19日、磐越自動車道で大型バイクが中央分離帯に衝突する事故があり、運転していた40代の男性が死亡した。
事故があったのは福島県・小野町の磐越自動車道下り線。
警察によると19日午前9時過ぎ、茨城県の40代の男性が運転する大型バイクが中央分離帯に衝突した。男性は頭を強く打ち、意識のない状態で病院に運ばれたが、その後死亡が確認された。男性は10人ほどの仲間とツーリング中だったという。現場は片側二車線の直線道路で緩やかな上り坂になっている。
この事故の影響で、磐越自動車道の下り線はいわき三和IC~小野ICの間で約6時間通行止めとなった。
なりすまし詐欺で約1800万円の被害があった。
警察によると10月4日、福島県南相馬市の30代の男性のもとに、福岡県警の警察官を名乗る男から「クレジットカードが不正利用され、被害が出ている」などと電話があった。
その後、別の警察官を名乗る男から、ビデオ通話で逮捕状などと記載された書類を見せられ、「逮捕されないようにするには保釈金を払う必要がある」などと言われたということだ。
男性は指定された口座に約1800万円を振り込んでしまい、警察が詐欺事件として捜査している。
自宅で化学薬品などを合成し覚せい剤を製造した疑いで24歳の男が逮捕された。覚せい剤を製造した疑いでの検挙は福島県内で初。
覚せい剤取締法違反(製造)の容疑で逮捕されたのは大学院生の男(24)。
警察によると男は2025年3月に、山形県米沢市の自宅で、化学薬品を合成させるなどの科学的な方法で覚せい剤を製造した疑い。
調べに対し男は「覚せい剤の効果に興味があった」「自分で使用した」などと容疑を認めているという。
男は2025年3月に「麻薬取り調べ官に追われていて逃げてきた」などと言って郡山市内の交番にやってきて、覚せい剤を製造していたことを自首したという。
その後7月に、覚せい剤の使用の疑いで逮捕されていた。
警察は男の供述から、覚せい剤の製造方法などを関係機関で再現するなどして証拠を集めてきていて、覚せい剤を製造するために使われていたと見られる薬品や器具など約240点の押収物を報道陣に公開した。
福島県会津坂下町で建物3棟を焼く火事があった。
火災現場へ向かう取材車両の映像。遠く離れた場所からも煙が高くあがっているのが確認できた。
消防によると、10月15日午前10時20分ごろ、会津坂下町立川で「家の隣の小屋が燃えている」などと近くの住民から通報があった。近隣住民は「火柱が上がっていました。隣の松の木以上に」と話す。
この火事で火元とみられる小屋の他、倉庫と空き家の合わせて3棟が全焼し、火は約5時間半後に消し止められた。この火事によるけが人はなく、警察と消防が出火の原因を調べている。
福島県南会津町で起きた強盗致傷事件の裁判で、被告の一人は「ケガをさせないと決めて強盗を始めた」などと述べた。
ベトナム国籍のホアン被告とマイ被告は2024年5月、南会津町の住宅に侵入し60代の女性を縛ってケガをさせた上、現金約2万円とネックレスを奪ったなどとされている。
10月15日の裁判の中で、ホアン被告は「ケガをさせないと決めて強盗を始めた」と述べ、犯行に至る経緯などについて検察側と弁護側の質問に答えた。2人は福島県の他、長野・栃木・群馬でも同様の犯行に及んだとして起訴されていて、17日はマイ被告への被告人質問などが予定されている。
警察によると、福島県福島市に住む40代の女性は、2025年4月にSNSで実業家の堀江貴文さんを騙る人物から投資を勧められ、指定された口座に合わせて2340万円を振り込んでしまった。
複数回の振り込みをしているうちに「投資したお金を引き出すためにはサポート料金や税金が必要」などと言われるようになり、不安になった女性が警察に相談して被害が発覚した。
警察は、SNSを通じて知り合うなど面識のない人から金銭を求められた場合には詐欺を疑い、すぐに相談するよう注意を呼びかけている。
10月11日午前、福島県・桑折町の路上で車1台が燃える火事があり、車の中から1人の遺体が見つかった。
火事があったのは桑折町界(さかい)で、11日午前7時過ぎ、「車が燃えている」と近くを通った人から通報があった。火は約40分後に消し止められたが、車の中から性別が分からない1人の遺体が見つかった。警察によると、車は一般道を走行中に道路わきの壁に衝突し、その後火事になった可能性があるという。
車に乗っていたのは1人と見られていて、警察は遺体の身元の確認を急ぐとともに事故の状況を詳しく調べている。
10代の女性の下着を撮影しようとした疑いで福島県磐梯町の職員の男が逮捕された。
逮捕されたのは、磐梯町の会計年度任用職員の栗田陽平(くりたようへい)容疑者(41)。
警察によると、栗田容疑者は10月8日、会津地方にある公共施設で階段をのぼっていた10代女性のスカートの中にスマートフォンを差し向け、下着などを撮影しようとした疑い。
栗田容疑者は、この施設で用務員として勤務していて、調べに対し「下着を撮影することが目的だった」などと供述し容疑を認めている。
磐梯町は処分について、捜査状況を見極め厳正に対処するとしている。
10代の女性の下着を撮影しようとした疑いで、福島県磐梯町の会計年度任用職員の男が逮捕された。
逮捕されたのは、磐梯町の会計年度任用職員・栗田陽平(くりたようへい)容疑者(41)。
警察によると、栗田容疑者は10月8日、会津地方にある学校で階段をのぼっていた10代女性に対し、後ろからスマートフォンをスカートの中に差し向け下着などを撮影しようとした疑い。
調べに対し栗田容疑者は「下着を撮影することが目的だった」などと供述し、容疑を認めている。
栗田容疑者の逮捕を受けて、磐梯町では10日午後1時から会見を開くことにしている。
起訴状などによると、ベトナム国籍のホアンフーホアン被告とマイヴァンシー被告は、2024年5月に福島県南会津町の住宅に押し入り、60代の女性を縛りケガをさせた上、現金2万円とネックレスを奪ったなどとされている。
10月8日の初公判で、ホアン被告は身上を聞かれた際に大声で怒鳴り進行を妨げたとして、裁判長から退廷を命じられた。
その後、本人不在で行われた罪状認否では、ホアン被告の弁護人が「被害金額の一部に争いがある」などと起訴内容を一部否認した。
一方、マイ被告は、起訴内容を認めた。
冒頭陳述で、検察側は県をまたいで犯行を重ねていた常習性や計画性などを指摘。
一方、弁護側は2人が技能実習生として来日後、経済的に苦しい生活が続いていたなどと情状酌量を求めた。
裁判は10月9日も開かれる。