日本郵便中国支社は尾道市向島町の郵便局長の男性が局に保管していた現金を横領したと発表しました。局長は、きのう付けで懲戒解雇されました。
【日本郵便中国支社・砂孝治支社長】
「関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます」
日本郵便中国支社によりますと、尾道市向島町にある岩子島郵便局の30代の男性局長は、今年5月中旬から6月上旬にかけて、局内に保管していた現金あわせて379万円を横領しました。
今年6月現金の保管状況に不審な点があったことから、調査を行ったところ現金がなくなっていることが判明しました。
男性局長は現金を金庫に移動するときに一部を抜き取っていて、横領した現金を競輪に使っていたということです。
中国支社は男性局長を、きのう付で懲戒解雇処分にしていて、尾道警察署に業務上横領の疑いで被害届を提出したということです。
ジリジリと照り付ける太陽。
広島市中心部では、午前中から日傘をさしたりハンディファンを活用したりして暑さをしのぎながら歩く人が目立ちました。
午後3時時点で、県内19ある観測地点のうち11地点では最高気温35℃以上の猛暑日となり、広島市中区では7月の猛暑日の日数が12日で過去最多となりました。
中でも県内トップの安芸太田町・加計では最高気温38.9℃と7月の観測史上最高気温を更新しました。
この暑さの影響で県内では、熱中症によって救急搬送された患者が19人にのぼりました。
そのうち三原市大和町では田んぼの様子を確認するため外出していた95歳の男性が近くで倒れているのがみつかり、意識不明の重体となっています。
消防は熱中症とみています。
危険な暑さが続くため熱中症へのより一層の対策が必要です。
4年前にひき逃げの容疑で逮捕・送検され広島地検が去年不起訴処分とした40代の男性について、検察審査会は「不起訴処分は不当」とする議決を出しました。
広島市佐伯区の40代男性は、2021年10月広島市西区の国道で、路上にいた33歳の男性をはねて死亡させたとして、ひき逃げなどの疑いで逮捕・送検されました。
広島地検は去年3月、「送致事実を認定するに足りる十分な証拠がない」として不起訴処分としました。
しかし、死亡した男性の遺族は、去年12月「無念を晴らし真実を知りたい」として、検察審査会に審査を申し立てていました。
広島第一検察審査会は、「人をひいた認識があったと推認することは困難」という検察の判断に対し、「疑問を払しょくすることができずさらなる捜査、検討を行う必要がある」として、今月24日、「不起訴処分は不当」と議決しました。
今後、広島地検が再度捜査を行い、起訴するかどうかを判断します。
依頼人から預かった相続財産など1億3000万円あまりを横領した罪に問われた弁護士の女の控訴審で、広島高裁は、相当金額の弁償を行った事を理由に、一審判決から10カ月減刑し、懲役3年8カ月の実刑判決を言い渡しました。
判決などによりますと、弁護士の斎村美由紀被告は、2020年からおよそ4年間、男性2人の成年後見人として管理していた預金や相続財産など1億3000万円あまりを横領した罪に問われていました。
一審の広島地裁は、「結果は重大で社会的に非難されるべき犯行」として、懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡しましたが、弁護側は「量刑が重すぎる」として控訴していました。
30日、広島高裁で行われた控訴審で畑山靖裁判長は、「一審判決の後、斎村被告が被害者に対しおよそ2800万円を弁償したことが認められる」「厳重な処罰は免れないものの、相当金額の弁償を行った事は評価すべき」として、一審判決から10カ月減刑し、懲役3年8カ月の実刑判決を言い渡しました。
斎村被告の弁護人は、「今後本人と相談して上告するかどうかを決める」としています。
今年3月面識のない女性の家に侵入した疑いで、陸上自衛隊海田市駐屯地の47歳の隊員の男が逮捕されました。
住居侵入の疑いで逮捕されたのは、陸上自衛隊海田市駐屯地の隊員、原吉武士容疑者(47)です。
警察によりますと、原吉容疑者は、今年3月下旬の午前4時ごろからおよそ10分間、海田町の集合住宅にある40代の女性の部屋に侵入した疑いがもたれています。
室内で原吉容疑者の姿を目撃した女性が警察に通報したところ原吉容疑者は逃走。2人に面識はなかったということです。
原吉容疑者は、「覚えていない」と容疑を否認しています。
海田市駐屯地をめぐっては、28日も、20歳と19歳の隊員が広島市中区のドラッグストアで万引きをした疑いで逮捕されています。
27日午後、安芸高田市の県道でバイクを運転していた54歳の男性がガードレールにぶつかり、およそ3メートル下の川に転落して死亡しました。
警察によりますと、27日午後1時20分ごろ、安芸高田市美土里町の県道で「バイクが単独で川に転落した」と一緒にツーリングをしていた人から通報がありました。
転落したのは広島市佐伯区海老山町の54歳の男性で、バイク4台でツーリング中にカーブでガードレールに衝突。その後、道路脇から3メートル下の川に転落したということです。
男性は複数箇所を骨折していて、救急隊員が到着したときには会話ができる状態だったということですが、その容体が急変し事故からおよそ2時間半後に搬送先の病院で死亡しました。
警察は、男性がカーブを曲がりきれなかった可能性もあるとみて当時の状況などを詳しく調べています。
10代の女性2人に対し列車内で体を触った疑いで広島県警の科学捜査研究所に勤める管理官の男が逮捕されました。
県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されたのは、広島県警の職員で科学捜査研究所の管理官・田中雅史容疑者(58)です。
田中容疑者は今年4月の朝、JR五日市駅からJR横川駅の間を走行中の列車内で、通学途中だった10代女性に対し太ももを触った疑いが持たれています。さらにその5日後にも同じ時間帯の列車内で、別の10代女性の尻を触った疑いです。
事件は、被害女性が「列車で痴漢の被害にあった」と家族とともに警察に相談したことで発覚しました。
田中容疑者は警察の調べに対し、「身に覚えがありません」と容疑を否認しています。
広島県警の則宗啓司主席監察官は「警察職員としてあるまじき行為であり被害に遭われた方、その関係者や県民の皆様に心よりお詫び申し上げます。今後、事実関係を調査の上、厳正に対処してまいります」としています。
列車の中で、10代の女性2人の体を触った疑いで逮捕された広島県警の管理官の男が、28日朝、送検されました。
県迷惑防止条例違反の疑いで送検されたのは、広島県警、科学捜査研究所の管理官、田中雅史容疑者(58)です。
警察によりますと、田中容疑者は、4月17日の午前7時半頃、JR五日市駅から横川駅間の列車内で、10代の女性の太ももを触った疑いが持たれています。
さらに、その5日後にも同じ時間帯の列車内で、別の10代女性の尻を触った疑いが持たれています。
事件は、被害にあった2人が「列車で痴漢の被害にあった」と家族と共に警察に相談したことで発覚しました。
調べに対し、田中容疑者は「身に覚えがありません」と容疑を否認しています。
職員の逮捕について広島県警の則宗啓司主席監察官は「事実関係を調査の上、厳正に対処してまいります」とコメントしています。
岩国市の無職の高齢男性がSNS上で知り合った日本人女性を名乗る人物からうその投資話を持ちかけられ現金およそ600万円をだまし取られました。
警察によりますと、今年5月下旬、山口県岩国市に住む無職の70代男性のフェイスブックに、日本人女性を名乗る人物から「友達リクエスト」がありました。
男性がこれを承認したところ、女性を名乗る人物から「義理の父は銀への投資で利益を得ている」「投資の専門家で指導を受けることができる」などと、投資を誘うメッセージが来たということです。
さらに、女性や女性の義父を名乗る人物はSNSを通じて、男性に投資名目で現金を要求。男性は指示されるまま、銀行口座に金を振り込み、また、スタッフを名乗る男に金を手渡すなどして、あわせて608万円をだまし取られたということです。
警察は、実際に会ったことのない相手からの投資話は詐欺を疑ってほしいと注意を呼びかけています。
陸上自衛隊海田市駐屯地に勤務する男2人が、広島市中区のディスカウントストアで万引きをした疑いで逮捕されました。
警察によりますと、窃盗(万引き)の疑いで逮捕されたのは、陸上自衛隊・海田市駐屯地に勤務する高尾桜都容疑者(20)と、同じ陸上自衛隊・海田市駐屯地に勤務する19歳の男です。
2人は共謀し、今月4日の午前4時10分ごろ、広島市中区新天地のディスカウントストアでピアッサー(ピアスの穴をあける道具)1個(2199円)を盗んだ疑いがもたれています。
ディスカウントストアの関係者が被害届を出して事件は発覚。
警察は、捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしておらず、引き続き、2人の役割などについて詳しく捜査をしていくということです。
陸上自衛隊海田市駐屯地司令村上賢治1等陸佐は、「事実関係を確認中ですが厳正に受け止め、再発防止に向けた服務指導の徹底・強化、信頼回復に全力で取り組んでまいります」とコメントしています。
26日未明、尾道市因島で木造2階建ての住宅が全焼する火事があり焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
この家に住むベトナム国籍の20代の男性1人と連絡がとれておらず、警察と消防が確認を進めています。警察と消防によりますと、きょう午前3時40分ごろ「2階の建物から炎が見える」と近所の人から消防に通報がありました。消防車など15台が出動し、火はおよそ1時間後に消し止められましたが木造2階建て住宅1棟が全焼したほか、隣接する住宅2棟にも延焼しました。出火当時、火元とみられる住宅にいたベトナム国籍の20代の男女4人がけがをして病院に搬送され焼け跡から1人の遺体が見つかりました。警察と消防はこの家に住むベトナム国籍の20代の男性と連絡が取れていないということで遺体の身元の確認を急いでいます
23日夜、東広島市の自動車部品メーカーで29歳の男性従業員が心肺停止の状態で見つかり、その後死亡しました。
クレーンを使った作業中に事故にあったとみられています。
警察や消防によりますと、23日午後7時半ごろ、東広島市高屋台の自動車部品メーカーで、「意識もうろうの男性がいる」と消防に通報がありました。
消防が現場に駆けつけると、従業員の西田将司さん(29)が心肺停止の状態で倒れていて、通報からおよそ1時間半後に搬送先の病院で死亡が確認されました。
西田さんは肋骨が折れていて死因は出血性ショックでした。
西田さんは当時、鉄板で作られた重さ1.4トン以上の「コイル材」を、クレーンで運ぶ作業を1人で行っていたということです。
近くには金網が設置されていて警察は、西田さんがコイル材と金網の間に挟まれて死亡したとみて作業中の安全管理が適切に行われていたかなど詳しく調べています。
25日朝、府中町の県道で、原付バイクを運転していた男性(56)がカーブを曲がり切れず縁石やガードレールに衝突し意識不明の重体です。
警察と消防によりますと、午前10時15分ごろ、府中町山田で、「県道でバイクの単独事故」と通行人から消防に通報がありました。
この事故で、原付バイクを運転していた広島市安芸区の男性(56)が広島市内の病院に搬送されましたが、意識不明の重体です。
現場は片側一車線のカーブで、男性は、下り坂のカーブを走っていたところ曲がり切れず、車道と歩道を隔てる縁石やガードレールに衝突したものとみられています。
警察は、事故の詳しい原因を調べています。
広島県警のインスタグラムを模倣した偽アカウントが見つかり、県警は、「警察官をかたる詐欺」に巻き込まれる危険があるとして、フォローしないよう注意を呼びかけています。
本物のアカウントは、半角のアンダーバーが1個。対する偽物は半角アンダーバーが
2個つながっています。一方で、自己紹介文やプロフィール写真はほぼ同じだということです。
県警によりますと今月19日、公式アカウントをフォローしている人から情報提供があり、偽アカウントの存在が発覚しました。
県警は、近年被害が増えている警察官をかたる詐欺に巻き込まれる危険があるとして、「偽アカウントの投稿は信用しないように」「偽アカウントからフォローリクエストが届いても承認せず削除するように」などと注意を呼びかけています。
24年前に、福山市の主婦が殺害され無職の男が殺人などの罪に問われた裁判の控訴審で、広島高裁は一審の有罪判決を支持し控訴を棄却しました。
福山市西新涯町の無職・竹森幸三被告(71)は、2001年2月、福山市明王台の住宅に侵入し、当時35歳だった主婦を果物ナイフで突き刺すなどして殺害した殺人と住居侵入の罪に問われています。
一審の広島地裁は、現場に残された血痕が竹森被告のDNA型と一致するなどとして犯行を認定。懲役15年を言い渡しましたが、竹森被告は判決を不服として控訴し、無罪を主張していました。
22日の裁判で広島高裁の畑山靖裁判長は「現場に残された血液の一部と被告人のDNA型は全て一致し、被告が犯人であることが強く推認できる」などとして一審判決を支持し竹森被告の控訴を棄却しました。
庄原市で高齢の女性が殺害された事件は遺体が発見されてからおよそ1カ月が経ちました。まだ犯人の逮捕には至らず、住民の不安は募る一方です。
先月24日、庄原市東城町の住宅で、一人暮らしの矢吹定代さん84歳が、殺害されているのが見つかりました。
死因は頭や顔面を複数回殴られたことによる「失血死」で犯人は今も逃走中です。
【毛利祥子記者】
「事件の発生当時と比べまして規制線の範囲はだいぶ狭まっています。そして女性が倒れていたとされる玄関付近にかけられたブルーシートもはがされた状態になっています」
23日は朝から庄原警察署の警察官が近隣住民の家などを回ってチラシを手渡し、玄関や窓の戸締り、そして事件に関する情報提供などを呼び掛けました。
【近隣住民は】
「早く(犯人を)突き止めて捕まえてほしいというのはみんな思ってる。1カ月たってまだ捕まってないでしょう。いつまでこういう生活が続くんかないう」
【庄原警察署・吉田和生警備課長】
「一日も早い犯人検挙に向けて今後も引き続き全力を上げて捜査に従事してまいります」
警察には、22日時点で事件に関する情報がおよそ50件寄せられていて、警察は引き続き捜査員50人態勢で犯人の行方を追っています。
19日夕方、三次市で、自分の車のボンネットに男性がしがみついた状態で車を走らせ殺害しようとしたとして、56歳の男が逮捕されました。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは三次市の無職竹丸弘法容疑者です。警察によりますときのう午後6時ごろ三次市十日市東で、自分の軽自動車のボンネットに49歳の男性がしがみついた状態であるにも関わらず車を発進。男性を殺害しようとおよそ100メートル走行しけがを負わせた疑いがもたれています。竹丸容疑者と男性との間には6月中旬に三次市内で交通トラブルが起きていて事件の直前、男性から「以前のトラブルの相手を発見した」という趣旨の通報があったということです。警察の調べに対し竹丸容疑者は、「車を発進させたことは間違いない。殺すつもりはなかった」と容疑を一部否認しています。警察は、事件の経緯や動機について詳しく調べを進めています。
21日未明、広島市西区の横川駅前の歩道で女性が自転車にはねられ骨折しました。自転車はその場から立ち去っていて警察はひき逃げの疑いで捜査しています。
警察や消防によりますと21日午前0時半ごろ、広島市西区の横川駅前にあるロータリーの歩道で52歳の女性が、自転車にはねられました。
自転車を運転していたのは成人の女とみられ、衝突後に歩行者の女性と会話をしたもののケガの処置をすることなくその場から立ち去ったということです。
女性は左足首を骨折する重傷を負い病院に搬送されました。
現場はほぼ直線の歩道で、自転車と歩行者はすれ違う際に正面衝突したということです。
当時、人通りは少なかったとみられています。
警察はケガをした女性から話を聞くなどしてひき逃げの疑いで捜査しています。
21日午前、東広島市八本松南で住宅2棟が全焼する火事がありました。この火事で男性2人がやけどを負ったほか、消火活動にあたっていた消防隊員1人が熱中症で搬送されました。3人はいずれも命に別条はないということです。
警察と消防によりますと、きょう午前10時前東広島市八本松南で、付近の住民から「建物が燃えている。付近の建物に燃え移りそうだ」と消防に通報がありました。
消防車など18台が出動し、火は約4時間後半に消し止められましたが、火元とみられる木造住宅に住む男性(80代)が胸をやけどしたほか、避難誘導にあたっていた近くに住む男性(50代)が後頭部にやけどをして病院に搬送されました。
また、消火活動にあたっていた消防隊員が熱中症で病院に搬送されました。
この火事で火元の木造住宅と隣接する住宅の計2棟が全焼したほか、隣接する3棟の住宅の一部が焼けたということです。
警察と消防は出火原因を調べています。