1日夕方、柴田町で住宅3棟が焼ける火事がありました。
1日午後4時50分ごろ、柴田町船岡東3丁目の無職、佐藤政典さんの住宅で、「煙が見える」と近くに住む人から119番通報がありました。
消防がポンプ車など8台を出して消火にあたり、火は約3時間後に消し止められましたが、木造2階建ての佐藤さんの住宅が全焼したほか、隣接する住宅2棟にも延焼しました。
この火事でけがをした人はいませんでした。
警察によりますと、火元の佐藤さんの住宅では、1階リビングの燃え方が激しかったいうことです。
警察と消防で火が出た原因を調べています。
仙台市に住む80代の女性が、警察官を名乗る男たちに現金およそ4700万円をだまし取られた。
手口は、「マネーロンダリングの疑いがある」と持ちかけたうえ、さらには”だまされたふり作戦”を装って再び現金を引き出させるという悪質なものだった。警察は特殊詐欺事件として捜査している。
警察によると、5月2日、仙台市若林区の無職の女性のもとに
「あなたがマネーロンダリングに加担している疑いがある。疑いを晴らすために現金を調査する必要がある」
といった内容の電話がかかってきた。
相手は警察官を名乗っており、「現金を銀行から引き出して、自宅のポストに入れてほしい」と指示。
女性はこれを信じ、5月11日から6月8日までの間に複数回にわたり、現金およそ4100万円を自宅ポストに入れたという。
その後、調査がなかなか終わらないことを不審に感じた女性が、現金を預けた証明書の発行を求めたところ、今度は別の警察官を名乗る男から
「あなたは詐欺に遭っている可能性がある」
「一度だまされたふりをして、相手の指示に従ってお金を渡しましょう」
などと電話があった。
女性はこの話も信じ、6月13日には最初の男の指示どおり、仙台市青葉区内の公園のトイレに現金約600万円を置いた。
いずれの現金もその後、何者かに持ち去られたという。
事件は、後日女性が受け取った「現金預かり証」を不審に感じて警察に相談したことで発覚した。
宮城県警によると、県内では警察官をかたる特殊詐欺につながる予兆電話が複数確認されている。
警察は、「警察が”だまされたふり作戦”を依頼する際に、現金の持ち出しを求めることは決してない」として、注意を呼びかけている。
陸上自衛隊仙台駐屯地に所属する27歳の男性3等陸曹が、同僚隊員の財布から現金を盗んだとして、懲戒免職処分を受けていたことがわかった。
処分を受けたのは、東北方面後方支援隊に所属する3等陸曹。仙台駐屯地によると、3等陸曹は去年11月から12月にかけて、駐屯地内で複数の同僚の財布から現金を盗み、被害総額はおよそ13万円にのぼったという。
被害に遭った隊員の一人からの相談を受けて、仙台駐屯地が内部調査を実施。その結果、3等陸曹の関与が明らかになり、本人も「遊ぶ金が欲しくやった」と盗みを認めた。
被害を受けた隊員とはすでに示談が成立しており、仙台駐屯地は7月27日付で3等陸曹を懲戒免職とした。
東北方面後方支援隊の尼子将之隊長は、「二度と再発させないよう指導・教育を徹底してまいります」とコメントしている。
仙台駐屯地では去年6月にも、同僚の金を盗んだとして50代の隊員が懲戒免職処分を受けており、再発防止に向けた組織的な対応が求められている。
仙台市内のホテルで、18歳未満の少女に現金を渡す約束をしてわいせつな行為をしたとして、33歳の無職の男が児童買春の疑いで逮捕された。
逮捕されたのは、仙台市若林区に住む無職の男(33)。警察によると男は、今年4月16日、仙台市内のホテルで、18歳未満の少女と知りながら、金銭を支払う約束をして性的な行為をした疑いがもたれている。
事件は、少女がSNSに投稿していた「援助交際」に関する書き込みを宮城県警がサイバーパトロールで発見したことから発覚。やり取りの相手だった男を特定し、捜査が進められていた。
男は警察の調べに対し、「性的な行為はしたが、相手が18歳未満とは知らなかった」と容疑を一部否認しているが、スマートフォンの解析からは、少女の年齢を認識していたとみられるやり取りの記録が確認されたという。
警察は、男に余罪がある可能性もあるとみて、関連するやり取りの内容や金銭の授受の実態などについて慎重に捜査を進めている。
陸上自衛隊霞目駐屯地は、当時交際していた女性に対し、性的な動画をSNSに投稿すると脅して会うことを強要したとして、22歳の男性2等陸士を10日間の停職処分とした。
処分を受けたのは、霞目駐屯地所属の東北方面航空隊の2等陸士。霞目駐屯地によると、2等陸士は去年8月、交際していた山形県内在住の女性に対し、メッセージアプリ上で性的な動画をSNSに投稿するとほのめかし、会うことを強要したという。
この行為をめぐって、2等陸士は後に山形県警により強要未遂の疑いで逮捕されていた。
霞目駐屯地の調査に対し、2等陸士は「別れ話を切り出され、未練があってやった」と事実関係を認めているという。
霞目駐屯地 東北方面航空隊の松本三展1等陸佐は、「事案を重く受け止め、お詫び申し上げます」とコメントしている。
2等陸士は停職処分を受けたうえで、継続して勤務する意向を示しているという。
宮城県女川町の「おながわみなと祭り」の会場では、東日本大震災で行方がわからなくなった人や、身元が分からないままの遺体に関する情報を集める相談所が設けられました。
祭り会場の一角に県警が設けた「震災行方不明者を捜す相談所」。
震災による行方不明者や、身元が判明していない遺体について情報を広く募ろうと、県警が訪れた人から話を聞き、情報提供を呼びかけるチラシも配りました。
県警 身元不明・行方不明者捜査班 京野祐也班長
「今後も継続して相談所の開設などで情報を集めて、最後まで身元の捜査を続けて参りたいと思います」
県警によりますと、宮城県内では今もおよそ1200人が行方不明となっていて、身元が分からない遺体も6人いるということです。
7月27日夜、宮城県石巻市で物置小屋が全焼する火事があり、警察は不審火の可能性もあるとみて、火事の原因を調べています。
火事があったのは石巻市桃生町新田で、警察と消防によりますと、27日午後6時40分ごろ、「物置が燃えている」と近くを通りかかった人から119番通報がありました。
消防がポンプ車など8台を出して消火にあたり、火はおよそ2時間後に消し止められましたが、木材や農業用の肥料などが保管されていた、木造平屋の物置小屋1棟が全焼しました。
周囲に人はおらず、けがをした人はいませんでした。
警察によりますと、この小屋の持ち主は1カ月ほど前に施錠したのを最後に、出入りしていなかったということです。
警察は不審火の可能性もあるとみて、火の出た原因を調べています。
7月25日午後、仙台市宮城野区の工事現場で、70歳の作業員が深さ15メートルほどの穴に転落し、搬送先の病院で死亡が確認されました。
事故があったのは宮城野区日の出町1丁目の工事現場で、25日午後0時50分ごろ、現場にいた作業員から「工事現場にある深さ15メートルの穴に人が落ちてけがをしている」と、119番通報がありました。
警察によりますと、転落したのは利府町春日の会社員、越後勇さん(70)で、通報から約1時間後に救助されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
また、一緒に作業していた40代の作業員も、穴の中の酸素濃度が薄くなったため、体調不良を訴え病院に運ばれました。
仙台市によりますと、現場は市道の地下にある雨水幹線の工事現場で、何らかの原因によりステップから足を滑らせて転落したみられるということです。
警察が安全管理態勢に不備があった可能性もあるとみて、当時の状況を詳しく調べています。
宮城県気仙沼市が発注した工事をめぐる官製談合事件で、逮捕された業者の男が容疑を認めていることが新たに分かりました。また、菅原市長は、なぜ事件が起きたのかを市としても検証する考えを示しました。
この事件はおととし7月、気仙沼市が発注した道路工事をめぐり、土木課の道路整備係長・後藤文治容疑者(47)が、建設コンサルタント会社の「中央技術コンサルタンツ」、東北支店の支店長・清水康弘容疑者(51)に入札情報を漏らし落札させ、公正な入札を妨害した疑いで逮捕されたものです。
警察の調べに対し、後藤容疑者は容疑を認めていて、その後の捜査関係者への取材で、清水容疑者も「間違いない」と話し、容疑を認めていることが新たに分かりました。
気仙沼市によりますと、後藤容疑者が入札情報を知りうる立場になってから、今回の道路工事以外にも4件の市の発注業務を清水容疑者の会社が落札していました。
また、落札した工事のうち2件は最低制限価格と同じ金額でした。
警察もこうした情報を把握していて、逮捕容疑以外にも不正なやり取りがあったとみて、裏付け捜査を進めています。
一方、気仙沼市の菅原市長は7月24日に開かれた会見で、再発防止に向けて、なぜ事件が起きたのかを市としても検証する考えを示しました。
7月24日午前、宮城県栗原市で住宅と納屋を焼く火事がありました。けがをした人はいませんでした。
24日午前7時20分ごろ、栗原市瀬峰横森前の農業・坂本静一さん(81)の住宅で「家の2階から火が出ている」と、この家に住む人から119番通報がありました。
消防がポンプ車など15台を出して消火にあたり、火は約2時間45分後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅が全焼し、隣接する納屋の一部が焼けました。
警察によりますと、坂本さんは家族4人暮らしで、出火当時、3人が在宅していましたが、火事に気付いて逃げたため、けがをした人はいませんでした。
一方、仙台市泉区実沢にある「カズヒラ工務店」で、24日午後0時40分ごろ、近くを通りかかった人などから、「倉庫が燃えている」と複数の119番通報がありました。
消防がポンプ車など12台を出して消火にあたり、火は約1時間後に消し止められましたが、倉庫の一部と倉庫脇に置かれていたプラスチック製の廃材が焼けたということです。
この火事でけがをした人はいませんでした。警察と消防が、火の出た原因を詳しく調べています。
今年2月、宮城県利府町で無免許運転中に衝突事故を起こし、相手にけがをさせたうえ、現場から逃走したとして、59歳の男がひき逃げなどの疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、住所不定・自称解体業の男(59)です。警察によりますと男は今年2月、利府町内で無免許で乗用車を運転中、30代の男性が運転する車に衝突。
男性に首や肩などのけがを負わせたにもかかわらず、その場から車で逃走した疑いが持たれています。男性のけがは全治約2週間と診断されました。
警察は、被害者男性の証言やドライブレコーダーの映像などをもとに男の関与を特定。事故から数時間後、町内で男を発見し、任意で事情を聴いていました。
男は警察の調べに対し、「無免許だったので逃げた」と容疑を認めているということです。
陸上自衛隊は、大和駐屯地に所属する自衛官が酒を飲んで車を運転したとして、停職5カ月の処分にしました。このほか、同僚を暴行した隊員や禁止エリアで喫煙し任務を怠った隊員など、3人が懲戒処分を受けています。
停職5カ月の懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊大和駐屯地第6偵察隊に所属する50歳の1等陸曹です。
1等陸曹は2024年5月15日午後1時35分ごろ、酒を飲んで車を運転し追突事故を起こしたとして、酒気帯び運転の疑いで逮捕されていました。
このほか、同じ部隊に所属する50代の陸曹長は2023年、福島県内の飲食店で同僚の隊員を暴行しけがをさせたとして、停職1カ月に。
この規律違反を知りながら上司への報告を怠ったとして、1等陸尉が減給1カ月30分の1の懲戒処分を受けました。
また、船岡駐屯地の第10施設群の36歳の2等陸曹は2022年、駐屯地内で警備にあたっていた時、禁止されている場所で喫煙し、任務を怠ったとして停職3日の処分を受けています。
仙台市青葉区で参院選の候補者のポスターを焼いたとして逮捕された男について、警察は別の日に同じ場所で発生したポスター焼損にも関与しているとみて調べを進めています。
7月23日朝、公職選挙法違反の疑いで送検されたのは青葉区台原の無職・斎藤修容疑者(60)です。
警察によりますと、斎藤容疑者は7月11日午前6時ごろ、自宅近くの住宅のシャッターに貼られていた参院選・比例代表の候補者ポスターを焼いた疑いが持たれています。
調べに対し、斎藤容疑者は「やっていないです」と容疑を否認しているということです。
この住宅では事件の4日前にも、同じ時間帯に同じ候補者のポスターが焼ける火事が発生していることから、警察は斎藤容疑者が、この火事にも関与している可能性が高いとみて調べを進めています。
7月21日午前、仙台市宮城野区で、海でサーフィンをしていた60代の男性が溺れ、死亡する事故がありました。
宮城海上保安部によりますと、21日午前11時20分ごろ、宮城野区中野の向洋海浜公園で、「サーフィンをしていた男性が溺れている」などと通報がありました。
男性は20メートルほど沖合で溺れていて、一緒にサーフィンをしていた仲間が砂浜まで救助しましたが、意識不明の状態で病院に運ばれ、およそ2時間後に死亡が確認されました。
死亡したのは、青葉区八幡の高山政敏さん(63)で、海上保安部と警察が事故の原因を調べています。
また、消防によりますと、21日午後4時ごろ、青葉区荒巻三居沢の広瀬川で、「川遊び中にけがをした」などと119番通報がありました。
けがをしたのは30代の男性で、複数人で川遊びをしていたということです。
消防によりますと、男性は会話ができる状態で、病院には運んでいないということです。
7月11日、仙台市青葉区台原で、参議院議員選挙の候補者のポスターを焼いたとして、60歳の無職の男が逮捕されました。
公職選挙法違反の疑いで逮捕されたのは、青葉区台原の無職・斎藤修容疑者(60)です。
警察によりますと、斎藤容疑者は11日午前6時ごろ、自宅近くの住宅のシャッターに貼られていた参院選の比例代表の候補者ポスターを何らかの方法で焼いた疑いがもたれています。
警察の調べに対し斎藤容疑者は「やっていないです」と容疑を否認しています。
この住宅では今月7日にも同じ候補者のポスターが焼ける火事が起きています。
また、今月12日には近くのごみ置き場で新聞紙が焼ける火事も起きていて、警察が斎藤容疑者との関連を慎重に調べています。
宮城県気仙沼市が発注した公共工事の入札をめぐり、業者に「設計価格」などの情報を漏らしたとして市の職員の男が逮捕されました。また、情報を得たとされる建設コンサルタント会社の男も逮捕されています。
記者リポート
「午前10時40分。警察の捜査員が今、気仙沼市役所に入っていきます」
官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されたのは、気仙沼市建設部土木課の道路整備係長・後藤文治容疑者(47)です。
警察によりますと、後藤容疑者は2023年7月、気仙沼市が発注した道路工事を巡り「設計価格」を業者に伝え、公正な入札を妨害した疑いが持たれています。
設計価格とは、人件費や材料費などを積算した工事の見積もり額で、業者側はこの設計価格を知ることで、入札の際に落札の目安となる最低制限価格を推察することができます。
この設計価格の情報を得たとされる中央技術コンサルタンツ東北支店・支店長の清水康弘容疑者(51)も、公契約関係競売等妨害の疑いで逮捕されました。
警察は捜査に支障が出るとして、2人の認否を明らかにしていません。
警察は、後藤容疑者が入札に関わる情報を知りうる立場にあったとみて、21日午前、気仙沼市役所を家宅捜索し、関連する資料などを押収しました。
警察は資料などをもとに、裏付けを進める方針です。
職員の逮捕を受け、菅原市長は21日午後5時から会見を開き、事件を謝罪しました。
気仙沼市 菅原茂市長
「市民の信頼を失う重大事件と捉えておりますので、市民、関係者に心からお詫び申し上げたいと思う」
また、後藤容疑者の業務については、「道路整備の図面作成や現地調査など」とし、「設計価格を知る立場にあった」としました。]
気仙沼市 菅原茂市長
「今後につきましては、警察の捜査に全面的に協力するとともに、原因究明と再発防止ならび綱紀粛正を徹底してまいります」
7月21日午後、宮城県石巻市で、鉄塔に登って作業をしていた80代の男性が宙づりとなり、搬送先の病院で、死亡が確認されました。
事故があったのは、石巻市鮎川浜の駒ヶ峰無線中継所です。
警察と消防によりますと、21日午後1時半ごろ、鉄塔に登って作業をしていた佐藤雄孝さん(81)が、「高さ10メートルで宙づりになっている」と同じ場所で作業をしていた同僚から119番通報がありました。
佐藤さんはほかの作業員2人とともに、船舶の無線を受信する鉄塔の、塗装やメンテナンス作業をしていたところ、足を踏み外し、宙づりになったとみられています。
消防が現場に駆け付けると、佐藤さんはうつぶせの状態で宙づりになっていて、通報からおよそ2時間後に救助されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察は、佐藤さんの死因や、安全管理に問題がなかったか、当時の状況を調べています。
7月11日、仙台市青葉区台原で、参議院議員選挙の候補者のポスターを焼いたとして、60歳の無職の男が逮捕されました。
公職選挙法違反の疑いで逮捕されたのは、仙台市青葉区台原の無職・斎藤修容疑者(60)です。
警察によりますと、斎藤容疑者は7月11日午前5時55分ごろ、自宅近くの住宅のシャッターに貼られていた参院選の比例代表の候補者ポスターを何らかの方法で焼いた疑いがもたれています。
警察の調べに対し斎藤容疑者は「やっていないです」と容疑を否認しています。
この住宅では7月7日にも同じ候補者のポスターが焼ける火事が起きています。
また、7月12日には近くのごみ置き場で新聞紙が焼ける火事も起きていて、警察が斎藤容疑者との関連を慎重に調べています。
宮城県気仙沼市の職員が市が発注した公共工事の入札に関する情報を業者に伝え、公平な入札を妨害したとして逮捕されました。
官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されたのは、気仙沼市建設部土木課の後藤文治容疑者(47)です。
警察によりますと、後藤容疑者はおととし7月、気仙沼市が発注した道路工事を巡り「設計価格」を業者に伝え、公正な入札を妨害した疑いが持たれています。
情報を得た中央技術コンサルタンツ東北支店・支店長の清水康弘容疑者(51)も公契約関係競売等妨害の疑いで逮捕されました。
警察は捜査に支障が出るとして2人の認否を明らかにしていません。