2023年、福島県会津若松市にある病院で起きた医療事故を巡り、警察は手術に関わった医師などを業務上過失致死の疑いで書類送検した。
会津若松市の竹田綜合病院は2023年、胃がんの患者の手術で鼻から胃に通した管を残したまま胃を切除する医療事故が起きたことを公表した。患者は術後に縫合不全が判明し、患者の親族によると、手術から約4ヵ月後に亡くなったということだ。
捜査関係者によると、患者の親族から刑事告訴を受けた警察が捜査を進めた結果、必要な注意を怠っていた疑いが強まり、6月17日付けで手術に関わった医師など複数人を業務上過失致死の疑いで書類送検したということ。
トクリュウが関与した疑いがあるなりすまし詐欺事件で、逮捕された暴力団組長の男は「指示役」とみられることが分かった。
東京都の極東会系暴力団の組長・小川登(おがわのぼる)容疑者(42)は、トクリュウグループのメンバーなどと共謀して、埼玉県の70代の女性から現金100万円をだまし取るなどした疑い。
小川容疑者の認否について警察は「捜査に支障がある」として明らかにしていない。
捜査関係者によると、小川容疑者は福島市のトクリュウグループのメンバーにSNSを通じて指示を出していた「指示役」とみられていて、警察では30日小川容疑者の身柄を送検し、トクリュウグループの全容解明に向けて、引き続き捜査を進めることにしている。
福島県郡山市の女性がなりすまし詐欺の被害にあい、約2720万円分の暗号資産をだまし取られた。
警察によると、2025年6月、郡山市に住む70代の女性の自宅の固定電話に、保険局の職員を名乗る人物から「あなたの保険証が病院で不正に使われていた」などと電話があった。その後も警察や検察を騙る人物からの連絡が相次ぎ、「特殊詐欺の被害金があなたの口座に振り込まれている」「口座を調べるので暗号資産を購入し送金する必要がある」などと言われ、話を信じた女性は複数回にわたって約2720万円分の暗号資産をだまし取られてしまったということ。
警察は、金銭を要求するなど不審な電話があった場合は、家族や警察に相談するよう呼びかけている。
福島県郡山市で7月28日、23歳の会社員の男が道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕された。
警察によると、男は7月26日の午後11時半ごろ、JR郡山駅前の市道で酒気帯び状態で乗用車を運転し、信号に衝突する事故を起こした疑い。
この日はJR郡山駅前において酒類を提供するイベントが屋外で開催されていて、男もこのイベントに参加していたとみられている。
男は、駆けつけて飲酒検知をしていた警察官に対し、両腕を押す暴行を加え公務の執行を妨害した疑いで逮捕。
警察によると、基準値を超えたアルコール濃度が検出されたことから再逮捕に至ったという。
警察の調べに対し、男は容疑を認めているという。
JR郡山駅前では、1月に19歳の女性が飲酒運転の車にはねられて亡くなる事故が起きていて、警察は飲酒運転の取り締まりを強化している。
詐欺などの疑いで逮捕されたのは、極東会系暴力団の組長・小川登(おがわのぼる)容疑者。
警察によると、小川容疑者はトクリュウグループのメンバー3人などと共謀し、埼玉県の70代の女性から現金100万円をだまし取るなどした疑いが持たれている。警察は「捜査に支障がある」として小川容疑者の認否を明らかにしていない。
捜査関係者によると小川容疑者は、トクリュウグループのメンバーですでに逮捕・起訴されている松浦毅司容疑者や羽根田治容疑者よりも上の立場で、SNSを通して指示を出していたとみられている。
警察が余罪や共犯についてさらに捜査を進めている。
住居侵入と窃盗の疑いで再逮捕されたのは、福島市の飲食店経営・松浦毅司(まつうらたけし)容疑者(41)と、福島市の建設業・羽根田治(はねだおさむ)容疑者(45)。
警察によると、2人は2025年2月、福島市内の住宅に侵入し、現金670万円とショルダーバッグなど10点を盗んだ疑いがもたれている。この家に住む住民が警察に通報。捜査を進めたところ、2人の犯行が明らかとなった。
2人は「匿名・流動型犯罪グループ」いわゆるトクリュウのメンバーで、詐欺などの罪で起訴されている。警察が余罪も含めて捜査を進めている。
ガソリンをかけて家族を殺害しようとした殺人予備罪に問われた男に、執行猶予付きの判決が言い渡された。
判決を受けたのは、福島県いわき市の無職・伊東功(いとういさお)被告(82)。
判決によると、伊東被告は一緒に暮らす長女とその夫を焼死させて殺害する目的でライターを所持した上、2人にガソリンをかけた。
福島地方裁判所いわき支部で開かれた判決公判で、谷池政洋裁判官は「動機や経緯は短絡的で身勝手なもの」などと指摘。一方、計画性が高くなく、反省して謝罪していることなどから「実刑をもって臨むのは酷に過ぎる」として、懲役2年・執行猶予4年の判決を言い渡した。
陸上自衛隊福島駐屯地に所属する自衛官が、酒気帯び運転などの疑いで逮捕された。
道路交通法違反(酒気帯び運転、携帯電話使用等〈保持〉)の疑いで逮捕されたのは、陸上自衛隊福島駐屯地に所属する平野大智 二等陸曹(44)。
警察によると、平野容疑者は7月26日午後5時すぎ、郡山市安積町の市道で携帯電話を使用しながら酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。
平野容疑者が運転中に携帯電話を使用しているところを交通取締中の警察官が発見したもので、平野容疑者は調べに対し容疑を認めているという。
福島駐屯地によると、この日は平野容疑者は勤務日ではなかったという。
福島駐屯地は「隊員がこのような事案を起こし、地域の皆様の信頼を裏切りご迷惑をおかけしたことは大変申し訳ありませんでした。引き続き、警察の捜査に全面的に協力するとともに、明らかになった事実に基づいて厳正に対処いたします」とコメントしている。
7月25日も朝から暑い一日となった。福島市では午前8時過ぎに30℃を超えるなど、きょうも全国トップクラスの“酷暑”となった。
■最高気温34.1℃の郡山市
郡山市も朝からぐんぐん気温が上昇し、午前9時前には30℃になった。開成山公園に来ていた子どもは「めっちゃ暑い!マックス。アイスとか食べたい」という。赤ちゃんと散歩していた人は「首の後ろとかは特に暑くなりやすい。熱中症対策に良いって聞いているので、氷のう入れています」と話した。
■最高気温38.6度の福島市
福島市は今シーズン最高の38.6℃を観測するなど、県北エリアはきょうも全国トップクラスの“酷暑”となった。駅前の気温計は40.1℃を示していた。
歩いていた親子は「もう歩いていられないので、帰ります。タクシーを利用して、なるべく外に出ないようにしてる」と話した。また埼玉県から出張で訪れた人は「埼玉より暑い。異常です」と話した。
7月25日は、20人が熱中症の疑いで病院に運ばれた。このうち福島市の80代女性は、正午過ぎに自宅の庭先で倒れているのが見つかり、その後病院で死亡が確認された。
■午後からは大気不安定に
一方、大気の状態が不安定になり、県南の泉崎村では雷とともに雹が降っていた。大粒の雹は白河市などでも確認されていて、農作物への被害が心配されている。
停職1か月の懲戒処分を受けたのは福島テレビ30代の契約社員。
この契約社員は今月13日午後10時ころ、福島市内の飲食店で酒を飲んだあと、帰宅途中に自転車を運転し警察官の取り締まりを受けた。呼気検査の結果、基準値を超えるアルコールが検出され酒気帯びの状態だった。契約社員は社内調査に酒気帯び運転の事実関係を認めている。
<福島テレビのコメント>
「報道機関の一員として高いコンプライアンス意識が求められる当社契約社員が、酒気帯び運転の容疑で警察の捜査を受けていることは誠に遺憾です。今後このようなことのないよう社員教育を徹底して参ります。」
逮捕後、黙秘をしていた男が容疑を認めていることが分かった。
風俗店の店長・矢作陵容疑者(36)は、福島県いわき市小名浜にある風俗店「ORiN(おうりん)」で20代の女性従業員が売春することを知りながら個室を提供した疑いが持たれている。
捜査関係者によると、この店では店長の矢作容疑者が中心となり、複数の女性従業員の紹介を受けていたとみられている。
警察によると、矢作容疑者は逮捕後黙秘をしていたが、「私が店の責任者でやったことに間違いない」などと供述し、容疑を認めているということだ。
警察が営業実態などをさらに詳しく調べている。
福島県・郡山市のコンビニエンスストアで強盗未遂事件があり、無職の36歳の男が現行犯逮捕された。
強盗未遂事件があったのは郡山市堤3丁目のコンビニエンスストア。警察によると、7月20日午前9時前、男が店員にカッターナイフを突きつけ「金を出せ。いいから金を出せ」などと脅し金銭を要求したという。
店内にいた利用客が男をなだめている間に、現場に駆け付けた警察官が現行犯逮捕した。店員と利用客にけがはなかった。
容疑者は「刃物は突きつけたが、強盗するつもりはなかった」と一部容疑を否認している一方で、犯行に使用したカッターナイフについては「被害店舗で購入した」と供述しているという。
福島県と県教育委員会は、7月18日付で県職員2人と教員2人の計4人をセクハラや体罰などで懲戒処分とした。
このうち、南会津方部の出先機関に勤務する50代管理職の男性職員は、2025年3月に所属部署の懇親会が終わった後に、女性職員を自宅に招き入れ2人で飲酒。女性職員が帰宅する際に抱きついて不快感を与えたとして減給1か月。
公益的法人に派遣中の30代男性職員は、2025年3月に私用で自家用車を運転中、法定速度が時速40キロのところを、35キロ超過した時速75キロで運転し検挙されたとして減給1か月となった。
また、いわき地区の県立高校に勤務する60代の男性教員は、担任するクラスの男子生徒に対し、提出物の指導の際に頭頂部を平手でたたき精神的苦痛を与えたとして戒告の処分。
県北地区の中学校に勤務する50代の男性教員は顧問を務める部活動に自治体からおくられた激励金を保護者に渡すことを失念するなど不適正な処理を行ったとして戒告処分となった。