4月28日に開かれた「交通事故防止緊急エリアサミット」には、警察や各地区の交通安全団体など約40人が出席した。
福島県警察本部の武藤孝雄交通部長が「交通事故抑止活動をその地域にあった、特性に応じた対策を地道にかつ、継続して実施をしていく必要があると思っております」と挨拶した。
県内では2025年、3月末までの間に790件の交通事故が発生し、17人が亡くなっていて過去5年間で最も多くなっている。
目標の死亡事故『年間50人以下』を上回るペースとなっているため、県警察本部では「危機的状況」としていて、事故防止に向けた対策を強化することにしている。
福島県職員が飲酒運転をし、電柱に衝突する事故を起こしていたことが分かった。
福島県によると、いわき農林事務所に勤務する26歳の女性主事は、4月5日午前4時ごろ、いわき市内の飲食店で酒を飲んだ後、帰宅するために車を運転し、電柱に衝突する事故を起こした。
この女性主事は、当時ハイボールやテキーラなどあわせて20杯以上の酒を飲んでいて、事故当時の記憶はないという。
県の調べでは女性主事は事故後、午前5時すぎにタクシーで帰宅、昼過ぎに現場へ戻ったところ、自身の車の破損を確認、警察に自ら通報したという。警察の調べで付近の電柱から女性主事の車の一部と思われるものが確認された。
その後、県が本人が利用した店舗に問い合わせたところ、事故の直前まで飲酒をしていたことが発覚した。
女性主事は「本当にとんでもないことをしてしまった」と話し、退職の意向を示しているが、県は対応を保留している。
福島県は再発防止に向けた緊急の会議を24日県庁で開くことにしている。
殺人未遂の現行犯で逮捕されたのは、福島県いわき市の無職・伊東功容疑者(81)。
警察によると、伊東容疑者は4月23日午後5時50分頃、いわき市常磐白鳥町の住宅で知人の50代男性にガソリンのような液体をかけて殺害しようとした疑い。
知人男性が抵抗し、関係者からの通報を受けた警察が伊藤容疑者を現行犯逮捕した。
調べに対し、伊東容疑者は容疑を認めていて、「ガソリンをかけた。火をつけたら死んでしまうことは分かっていた」という旨の供述をしているということだ。
警察が犯行に至る経緯や動機などについて、詳しく調べを進めている。
園児の顔を手で押し、転倒させるなどケガをさせた疑いで福島県郡山市の保育園に勤める58歳の女が逮捕された。
傷害の疑いで逮捕されたのは、郡山市にある私立の認可外保育園に勤務する渡邉由美子容疑者(58)。
警察によると、渡邉容疑者は4月10日、勤務する保育園内で園に通う男の子の顔面を手で押して転倒させ、顔を平手で叩きケガをさせた疑い。
警察がケガをした男の子の保護者から届け出を受け、容疑の裏付けを進めてきた。
捜査関係者などによると、渡邉容疑者は保育園で保育士の補助をするパート職員で、指導目的に暴行を加えたとみられている。
調べに対し、渡邉容疑者は「顔を押したことは間違いありませんが、平手打ちをしたことは覚えていない」と容疑を一部否認している。
小学1年生の男子児童が送迎用のバスに置き去りにされた問題で、福島県会津坂下町は運転手など合わせて5人の処分を発表した。
この問題は4月8日、会津坂下町で送迎用バスの運転手が、眠っていた小学1年生の男子児童に気付かずにバスを車庫に戻し、車内に置き去りにしたもの。
男子児童はバスの窓から自力で脱出し、ケガはなかった。
この問題を受けて会津坂下町は、職務上の義務違反で信頼を損なわせたなどとして、4月22日付で60代の男性運転手を戒告の懲戒処分、運転手の上司である職員4人を訓告の処分とした。
60代の男性運転手は「大変重大なことを起こしてしまった」などとして4月22日付で退職したということだ。
福島県郡山市で、70代の女性が1400万円をだまし取られるなりすまし詐欺の被害が発生した。
警察によると、4月上旬ごろ郡山市に住む70代の女性の家の固定電話に「NTTドコモカスタマーセンター」の職員を名乗る男から「あなた名義の携帯電話が犯罪に使われている」などと電話があった。
その後、たて続けに警察官・検事を名乗る男が電話口に出て、「あなたに逮捕状が出ている」「お金の動きを調べるため指定する口座に振り込んでほしい」などと言われ、話を信じた女性は指定された複数の口座に合わせて1400万円を振り込んでしまったということだ。
警察は、金銭を要求する電話は詐欺を疑うよう呼びかけている。
飲酒運転の根絶に向けて4月22日夜、福島県内各地で検問が行われた。
このうち会津若松市では、通行する車両を停めて運転手が飲酒をしていないかを調べ、安全運転を呼びかけていた。
福島県警察本部では毎月22日に各地で検問などを行い、飲酒運転の根絶に向けた取り組みを強化している。会津若松警察署交通第一課の佐藤祐一課長は「飲酒運転は犯罪だと皆さんわかっているとは思うのですが、絶対根絶するということを皆さんにも思っていただきたい」と話す。
一方、郡山市喜久田町の東北道・下り線では、23日午前2時半すぎ、トラックが軽自動車に追突した。軽自動車に乗っていた男性の死亡が確認され、警察が当時の状況を詳しく調べている。
2025年の「春の全国交通安全運動」の期間中に発生した事故件数は、過去5年間で最も多くなった。
「春の全国交通安全運動」は、4月6日から15日までの10日間に渡り行われた。期間中に福島県内で発生した交通事故件数は80件で、2024年より11件多く過去5年間で最も多くなった。このうち1人が車同士の衝突事故で死亡した。
県内では2025年に入り、交通事故で死亡した人とケガをした人が、いずれも2024年の同じ時期と比べて多くなっている。
警察では、引き続き安全運転と交通ルールを守るよう呼びかけ、事故防止に取り組むことにしている。
平田村消防団は4月21日付で副分団長の男性(45)を懲戒免職の処分にしたと発表した。
平田村消防団によると、4月13日の正午ごろに副分団長は消防活動に関する取り組み姿勢の指導名目で班長を呼び出し、平手打ちなど一方的に暴行を加えて眼窩底骨折や肋骨にヒビが入るなどのケガをさせ、激しい叱責で精神的な苦痛を与えたということ。班長はこのケガで救急搬送されて事案が発覚した。
副分団長の男性(45)は全ての行為を認めている。
平田村消防団の鈴木孝団長は、今回の事案について「模範となるようつとめる立場にも関わらず不祥事を起こし誠に遺憾」とし「コンプライアンス意識の確立指導の徹底を図る」としている。
警察官などを騙り福島県伊達市の男性から現金をだまし取ろうとしたとして15歳の男子高校生が逮捕された。
詐欺未遂の疑いで4月17日緊急逮捕されたのは、自称・神奈川県横浜市の15歳の男子高校生。
警察によると、男子高校生は仲間と共謀し、4月10日から17日の間、警察官などを騙り伊達市月舘町の60代男性に電話。「麻薬取引の容疑者になっている」などとウソの話しを伝え、現金800万円をだまし取ろうとした疑いが持たれている。
男性から届け出を受けた警察が「だまされた振り作戦」を行い、伊達市月舘町で現金を取りに来た男子高校生を確保した。
警察は「捜査に支障がある」として認否を明らかにしていない。
警察が事件の経緯を調べている。
福島北警察署は15日、酒気帯び運転の現行犯で自動車学校の指導員の男(54)を逮捕した。
警察によると現行犯逮捕された男(54)は、14日午後2時50分ごろ、国見町の道路で酒気を帯びた状態で軽自動車を運転した疑い。警察が不審な車両を発見し、職務質問したところ、男から基準値を大幅に超えるアルコールを検知した。
調べに対し、男は「酒を飲んで運転したことは間違いない」と容疑を認めている。
男が勤務する自動車学校は、逮捕を受けて16日付で懲戒解雇とした。
「信頼も厚く勤務態度に問題はなかっただけに残念。指導する立場がやってはいけないことをしてしまい遺憾」とコメントしている。
知人女性とその家族が住む住宅に放火した疑いで男が再逮捕された。
再逮捕されたのは、住所不定・無職の小野稜介容疑者(32)。
警察によると、小野容疑者は3月25日、知人女性と女性の家族が住む福島県矢祭町東舘の住宅にライターで火をつけ、全焼させた疑いがもたれている。
小野容疑者は火事の後、現場近くでナイフと包丁を所持していた現行犯で逮捕されていた。
調べに対し、小野容疑者は「嫌がらせををしようと思って、火をつけた」と容疑を認めていて、警察では知人女性との間にトラブルがあったと見て、犯行の経緯などを詳しく調べている。