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産経新聞の配信記事一覧

2025年10月26日

「反省は苦痛で」の交際ルール…婚約者に「熱湯お仕置き」の上殺害、31歳女に懲役18年

痛い思いをして反省してほしいと思った-。大阪市浪速区の自宅マンションで交際男性=当時(31)=を殺害したとして殺人罪などに問われた女(31)は、大阪地裁で開かれた裁判員裁判で動機をこう語った。一方で男性を殺そうとしたことはなく、「大切な婚約者。昔も今も愛しています」と強調した。言い渡された判決は懲役18年。公判を通じて浮かび上がったのは、2人のいびつな関係性だった。

【写真】女性が並ぶ「立ちんぼ公園」と呼ばれる大久保公園前。全体的に若く、ルックスもいい

■死亡男性の全身にやけど

「同居している男性の意識がない」。谷口桃花被告からこんな119番があったのは令和5年4月のこと。駆け付けた消防隊員が浴槽内で倒れている男性を発見し病院に搬送したが、まもなく死亡が確認された。

司法解剖で、死因は溺れたことによる窒息死と判明したが、男性の体には一見して不審な点があった。胸や腕など全身にやけどがあり、首にはひもで絞められたような皮下出血もみられたのだ。

やけどについては搬送時「(風呂の)追い炊きが誤作動した」などと述べていたものの、大阪府警が約1カ月後に被告を逮捕。4年9月と11月に男性に熱湯を浴びせたとする傷害罪と、5年4月に熱湯をかけ、さらに首を絞めた上で溺れさせ、殺害したとする殺人罪で起訴された。

■被告は「パパ活」で自らに苦痛

今年9月に始まった裁判によると、被告が男性と出会ったのは高校1年のとき。男性は同じ高校の2つ上の先輩で、被告が21歳のときに交際が始まった。婚約し、6年初めには入籍することにもなっていた。自宅で2人で過ごす時間が長く、自ら「共依存」と表現するほどの仲の良さだったという。

ただ、被告によると、同居生活にはある〝ルール〟があった。けんかなどをして自分に非があると認める際は、自らに苦痛を与え、「反省を行動で示す」必要があるという。被告の場合は性風俗店に勤務し「体が商品」だったため、反省を示す際には「パパ活」などを行い、精神的な苦痛を課していたというが、男性の場合は肉体的な苦痛だった。それがエスカレートしたのが「熱湯をかける」という行為だった。

4年9月には鍋で沸騰させた湯を背中全体にかけて皮がむけるほどのやけどを負わせ、2カ月後には少し温度を下げた湯を茶碗(ちゃわん)で腕にかけた。しかし、2人の関係は揺らぐどころか、「同棲(どうせい)をやめるのは男性が最も嫌がること」(被告)だったという。ただ検察側は関係は対等ではなく、「被告のゆがんだ愛情に基づいた支配関係があった」と指摘した。



10/25(土) 19:00

2025年10月26日配信の記事を見る

2025年10月23日

大阪府警警部補から情報提供受けたか 府警OB逮捕、現役時代は知能犯捜査の「エース」

捜査を装って入手した口座情報を大阪府警OBに漏らしたとして、大阪府警は22日、地方公務員法(守秘義務)違反容疑で、府警羽曳野署地域課の警部補、草川亮央容疑者(56)=大阪市西区=を逮捕した。また同日、同法違反(そそのかし)容疑で情報提供を受けた府警OBで行政書士の道沢正克容疑者(68)=奈良県大淀町=も逮捕した。

府警によると、草川容疑者は容疑を認め、道沢容疑者は「照会を依頼したが、そそのかしたというのは納得できない」などと容疑を一部否認しているという。

草川容疑者の逮捕容疑は、羽曳野署刑事課に所属していた1月末、道沢容疑者から依頼を受け、捜査目的と偽って、金融機関に特定の人物に関する口座の預金残高を開示するよう求める「捜査関係事項照会書」を提出。入手した情報を道沢容疑者に漏らしたとしている。

府警によると、照会書を得るには上司の許可が必要だった。草川容疑者は実際に捜査中の事件に関連するものと虚偽の報告をして許可を得ていたという。

道沢容疑者は55歳だった平成24年に警部補の階級で退職。両容疑者はいずれも、詐欺や贈収賄といった知能犯捜査の経験が長かった。平成16年秋から2年間、ともに知能犯捜査を専門的に担う府警本部の捜査2課に所属していたという。

府警はほかにも草川容疑者が道沢容疑者に個人情報を漏らした可能性があるとみて、実態解明を進める。

関係者によると、道沢容疑者は警察官時代、捜査2課経験者の間で「エース」と呼ばれる存在だったという。



10/22(水) 22:43

2025年10月23日配信の記事を見る

2025年10月23日

「借金返済のため」路上で女性の首絞め、腕のロレックス奪う 容疑で29歳男を逮捕

路上で面識のない高齢女性の首を絞め、身に着けていた高級腕時計「ロレックス」を奪ったとして、大阪府警此花署は22日、強盗傷害の疑いで神戸市東灘区青木の会社員、宮本康平容疑者(29)を逮捕した。容疑を認め、「借金返済のために高級腕時計をとってやろうと思った」と供述している。

逮捕容疑は21日午後4時ごろ、大阪市此花区高見の路上で、近くに住む無職女性(76)の首を両手で絞める暴行を加えて軽傷を負わせた上、身に着けていたロレックス1本(時価約200万円相当)を奪ったとしている。

同署によると、容疑者は約1時間前に阪神淀川駅(大阪市福島区)で女性に「良い時計してますね」などと話しかけており、その後も女性の後をつけ、人通りの少ない場所で暴行を加えたとみられる。

容疑者は22日正午ごろ、大阪市内のブランド品買取店でロレックスを売却しようとしたため、店側が警察に通報したという。



10/22(水) 20:55

2025年10月23日配信の記事を見る

2025年10月22日

「良い時計してますね」と男が高齢女性に声かける 首絞め腕時計強盗し逃走 大阪府警

21日午後4時10分ごろ、大阪市此花区高見の大阪府警此花署の高見交番に、近所の無職女性(76)から「首を絞められ、時計を奪われた」と申告があった。同署によると、女性にけがはなかったが、腕時計が奪われたという。現場から男が逃走しており、府警は強盗容疑で捜査している。

同署によると、午後3時前、女性は阪神淀川駅で男から「良い時計してますね」などと話しかけられたという。男は女性に貴金属の買い取りの仕事していると述べ、一緒に駅を出て、話をしながら近所の複合商業施設に立ち寄り、一旦別れたが、約1時間後に自宅近くの路地で突然、男に背後から首を絞められたという。

女性は気を失ったが、目を覚ました際に男が立ち去る姿を確認。最寄りの交番に助けを求めた。

女性は署に、「時計はロレックスで、昔に約150万円で購入した」と説明。男は20~30代くらいで身長は約180センチ。黒髪に白色シャツに黒色ズボンを着用。背中にリュックサックを背負っていたという。

現場は同駅から西に約1キロの住宅街。



10/21(火) 22:39

2025年10月22日配信の記事を見る

2025年10月22日

和歌山城公園の女性用トイレに侵入、配送業の男を逮捕 「盗撮するため」と供述

許可なく女性用トイレに侵入したとして、和歌山県警和歌山西署は21日、建造物侵入の疑いで、和歌山市三沢町の運送業、中村旭容疑者(22)を逮捕した。「盗撮するために入った」と容疑を認めているという。

逮捕容疑は、8月5日午後0時15分ごろ、正当な理由なく和歌山城公園内の女性用トイレ内に入ったとしている。

同署によると、トイレの手洗い場にいた観光客の女性が、個室トイレの上からスマートフォンが差し出されているのを見つけ、外で待機。トイレから出てきた中村容疑者に声をかけたところ逃走したため、110番したという。

同署は防犯カメラの映像などをもとに捜査。画像などは確認されていないが、盗撮の疑いでも調べる。



10/21(火) 22:36

2025年10月22日配信の記事を見る

2025年10月21日

江戸川スプレー強盗事件 新たに28歳男を逮捕 勧誘や指示出しか 逮捕は6人目

東京都江戸川区の路上で9月、催涙スプレーで襲われた男性が多額の現金を奪われそうになった事件で、実行役を勧誘したり、指示を出したりしたとして、警視庁捜査1課は20日、強盗傷害の疑いで、住居・職業不詳の東口夢弥容疑者(28)を逮捕した。「事件のことは知らない。無関係です」などと容疑を否認している。この事件での逮捕は6人目。

捜査1課によると、東口容疑者が勧誘した実行役の1人は地元の仲間で、事件の3日ほど前には、大阪府内で実行役らと会い、ターゲットの被害男性や襲撃場所について教えるなど指示を出していたとみられる。現場での指示役らとも面識があったという。実行役らの供述から東口容疑者の関与が浮上した。

逮捕容疑は、9月19日午前10時20分ごろ、共謀し、江戸川区西瑞江の路上で、人材派遣会社社長の30代男性に催涙スプレーをかけて目にけがをさせ、男性が持っていた現金5300万円を奪おうとしたとしている。男性が抵抗したため、何も奪わず逃走していた。

警視庁は17日、現金の回収役だったとされる南智貴容疑者(22)=強盗傷害容疑で逮捕=の関係先として東京都新宿区の暴力団事務所を家宅捜索していた。捜査1課は、「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」による犯行とみて、全容解明を進めている。



10/20(月) 19:12

2025年10月21日配信の記事を見る

2025年10月21日

「信用できない」正当防衛で無罪訴えた男、主張ににじんだ「虚構」 同居女性殺害事件 法廷から

同居していた交際相手の女性=当時(24)=を刺殺したとして殺人などの罪に問われながら、公判で「(女性が)襲ってきたのを避けようとした結果、勢いで刺さった」と無罪を主張した被告。しかし、東京地裁(戸苅左近裁判長)は15日、供述を「信用できない」として懲役18年の判決を言い渡す。判決が指摘したのは、被告が詳細に語った事件の経緯からにじむ「虚構性」だった。

■襲ったのは女性から?

「人を殺してしまいました」。令和5年1月13日午後5時過ぎ、警視庁蒲田署に出頭した梶川寛人被告(24)は、こう切り出した。

自宅で同居していた女性が死亡しており、死因は包丁で左胸を一突きされたことによる出血性ショック。傷は胸椎(背骨の一部)の内部まで達していた。

殺人未遂容疑で逮捕され、後に殺人罪などで起訴された被告。公判で弁護側は、事件当日の朝、被告が女性に別れ話を切り出したところ、女性は「死ね!」と言いながら包丁を取り出して被告に覆いかぶさってきたと説明した。

抵抗する被告と女性は、もみ合う中で体勢が逆転。「お前が死ぬか?」と被告が挑発すると、女性は「分かった」とつぶやき、突然手の力を抜いた。包丁は女性の左胸に真っすぐ突き刺さり、被告は慌てて刃を引き抜いた、というストーリーだ。

《こんなんなるって思わんかった。命奪って本当にごめんなさい》。出頭するまでの数時間で、被告は家族ら宛てにメモを書き残した。法廷で読み上げられた文面には、女性がわずか数十秒で息絶えたことなども記されていた。

■嫉妬心と独占欲

2人の間に何があったのか。

検察側の冒頭陳述などによると、出会いは4年6月ごろ。女性が勤務する都内のキャバクラに、被告が客として訪れたことがきっかけだった。間もなく交際に発展したが、1カ月後には互いの異性関係を巡って別れ話が浮上するようになる。

《私以外の女に優しくしたら自殺する》。法廷で証拠として提示されたLINE(ライン)の履歴からは女性の強い嫉妬心がうかがえる。

一方の被告は、女性が風俗店でも勤務していることを不満に思っていた。《他の人と体が触れるのやだ》。独占欲からの痴話げんか、別れ話、仲直り…。9月からは女性宅で同居を始めるも、関係はもろかった。



10/20(月) 19:00

2025年10月21日配信の記事を見る

2025年10月21日

南海貝塚駅で女性が特急サザンにはねられ死亡、自ら線路に横たわったか 2万人に影響

21日午前9時5分ごろ、大阪府貝塚市海塚の南海電鉄貝塚駅で、成人とみられる女性が和歌山市発難波行き特急サザンにはねられ死亡した。目撃情報から女性は自らホームから線路へ飛び降りたとみられ、大阪府警貝塚署が詳しい事故原因を調べている。

同署によると、女性はホームのベンチに座っていたが、電車の通過直前に自ら線路に降りて横たわったという。ベンチに置かれていたリュックサックには20代女性の身分証が入っていたといい、同署が身元の特定を進めている。

南海電鉄によると、この事故で春木-泉佐野駅間の上下線で一時運転を見合わせ、計59本が運休するなど約2万人に影響した。



10/21(火) 11:50

2025年10月21日配信の記事を見る

2025年10月21日

下着に隠した8キロの金、香港から密輸未遂 容疑で男女4人逮捕、警視庁西新井署

約8キロの金を密輸しようとしたとして、警視庁西新井署などは、関税法違反(無許可輸入未遂)などの疑いで、埼玉県草加市の職業不詳、西村昌盛容疑者(34)と20~30代の女3人を逮捕した。西村容疑者が指示役で、女3人は実行役とみられる。いずれも容疑を認めている。

逮捕容疑は共謀して、令和6年7月、香港国際空港から羽田空港に向かう航空機に乗り込み、下着に隠した砂状の金(計約9871万円相当)を密輸しようとしたほか、消費税と地方消費税計約987万円を免れようとしたとしている。

西新井署によると、女3人は西村容疑者の指示で香港に渡航し、外国籍の男に接触。男から砂状の金や、密輸のために複数のポケットをつけた下着を受け取っていた。羽田空港に到着後、税関職員の検査で密輸が発覚した。西村容疑者は女3人に1人15万円の報酬や、渡航費用などを渡す約束をしていたという。

警視庁は組織的な金密輸事件とみて、実態解明を進める。



10/21(火) 16:14

2025年10月21日配信の記事を見る

2025年10月20日

ルーブル美術館に強盗、ナポレオン皇帝の宝石コレクション奪う 覆面犯らアポロンの間侵入

【パリ=三井美奈】パリ観光の中心地、ルーブル美術館が19日、強盗事件の発生により緊急閉鎖された。ダチ文化相がSNSで明らかにした。負傷者はなかったとしている。

地元紙パリジャンによると、事件が起きたのは同日午前9時半(日本時間午後4時半)ごろ。覆面姿の複数の人物がセーヌ川に面した南側から接近。貨物用エレベーターを使って2人が「アポロンの間」に入り、宝石を奪ってバイクで逃走したとみられている。

盗まれたのは19世紀の皇帝ナポレオンと皇妃の宝石コレクションで、首飾りやダイヤモンドなど数点。ナポレオンが戴冠(たいかん)式の際に使ったことで知られる140カラットのダイヤモンド「レ・ジャン」は、盗難を免れた。盗品の一部は、館外で発見されたという報道もある。

「アポロンの間」は、フランス国王や皇帝ゆかりの宝飾品を展示しており、金箔(きんぱく)で覆われた豪華な内装でも有名。ルーブル美術館は、19日は終日閉館とすると発表した。



10/19(日) 20:11

2025年10月20日配信の記事を見る

2025年10月20日

万博の汚点となった黒ミャクミャク万引事件 窃盗団に堕ちた撮り鉄集団が法廷で誓った償い

約半年間にわたった大阪・関西万博は13日、大団円で幕を閉じたが、期間中、万博に絡んで悪名をはせたのが「大宮赤ラン軍団」と呼ばれる「撮り鉄」の集団だった。東京から新幹線を無賃乗車して万博会場を訪れ、転売目的で限定グッズなどを万引した。大阪府警は窃盗容疑で東京都内の大学生ら男6人を逮捕。うち2人は万博が駆け込み需要にわいた最終盤、ひっそりと大阪地裁の法廷に立っていた。

【写真】万博会場内で販売されていた2種類の黒ミャクミャクの人形

■「善悪判断まひしていた」

「集団での犯行で善悪の判断がまひしていた」。万博会場での万引を計画し、知人らに声をかけた先導役とされる大学生の男(20)は、窃盗罪に問われた自身の公判で、当時の心境をこう振り返った。

逮捕された6人はいずれも「大宮赤ラン軍団」と呼ばれる撮り鉄グループのメンバーだった。JR大宮駅(さいたま市)を中心に、無賃乗車で改札機を不正に突破して赤ランプを点滅させる行為を繰り返したことから、この呼び名がついた。捜査段階で、一部メンバーは「仲間内では無賃乗車は当たり前だった」と述べたとされる。

男らは6月26日午後、大阪市此花区の万博会場内のオフィシャルストアでグッズを手提げかばんに大量に詰め込み、万引した。

男らが狙ったのはミャクミャクが黒一色で統一された通称「黒ミャクミャク」や、子供服メーカー「ファミリア」とコラボした扇子など限定品ばかり。公判で男は「金になる、売れる商品を選別した」とその狙いを説明した。

「扇子が高く売れる。再販がないから売ったほうがいい」。事件前日、限定グッズの販売スケジュールを踏まえ、男は同じく窃盗罪に問われた男子大学生(22)にラインを送信。翌日の大阪行きを決めた。

検察側は、男らが無賃乗車に加え、12~17歳を対象とした割安のチケットで万博に入場していたとも指摘した。

公判では、男らが6月26日以前にも万博会場で万引していたことが明らかにされた。「バレなきゃ大丈夫」(男子大学生の被告人質問)。万引を重ねるにつれ、罪の意識は薄れていった。

■転売利益は20万円



10/19(日) 19:30

2025年10月20日配信の記事を見る

2025年10月20日

ルーブル美術館、ナポレオン皇帝一家の宝石奪われ緊急閉鎖 強盗団の犯行「わずか7分間」

【パリ=三井美奈】パリ観光の中心地、ルーブル美術館が19日、強盗事件の発生により緊急閉鎖された。覆面の強盗団が2階の窓から侵入し、皇帝ナポレオン・ボナパルト(1769~1821年)や家族ゆかりの宝飾品8点を奪い去った。ヌニェス内相はテレビで、「わずか7分間」の犯行だったと明らかにした。

事件が起きたのは、開館直後の9時半(日本時間午後4時半)ごろ。犯行グループは4人とみられ、美術館の南側から侵入した。工事用の昇降機を使って2階の「アポロンの間」に接近し、工具で窓や陳列台のガラスを切断した。犯行後、バイクで逃走したという。

文化省の発表によると、盗まれた8点は、ナポレオンが妻、マリールイーズ皇妃に贈ったエメラルドの首飾りや、甥のナポレオン3世の妻、ウジェニー皇妃が所有したブローチなど。このほか、ダイヤモンド1300個以上をちりばめたウジェニー皇妃の冠がいったん持ち去られ、その後、付近で放置されているのが見つかった。宝石は文化的価値が高く、被害額の算出は難しいという。

犯行時、館内には観光客がいたが、警報ベルが鳴った後、現場の職員が館外に退去させた。けが人はなかった。

「アポロンの間」は、国王や皇帝ゆかりの宝飾品の展示室。金箔(きんぱく)をふんだんに使った豪華な内装でも知られる。マクロン大統領はSNSで「作品を見つけ出し、犯人は裁判にかける」と投稿。予定されているルーブル改築計画で、警備体制を強化すると表明した。

ルーブル美術館では1911年に名画「モナリザ」が盗まれ、13年になってイタリアで見つかった。98年には、19世紀の仏人画家コローの作品「セーブルの道 パリの眺め」が盗難に遭い、所在不明になっている。



10/20(月) 7:48

2025年10月20日配信の記事を見る

2025年10月20日

マンション個室で違法風俗営業、容疑でメンズエステ経営者の男ら3人を逮捕 大阪府警

大阪市内のマンションで違法に性的サービスを提供したとして、大阪府警都島署は20日、風営法違反(禁止地域営業)の疑いで、大阪市都島区のメンズエステ店「月のうさぎ」などの経営者(47)=大阪市城東区中央=ら男3人を逮捕したと発表した。

逮捕容疑は共謀し、昨年12月~今年7月、店舗型性風俗店の営業が禁止されている同市都島区や中央区などのマンションで、女性従業員に性的サービスを提供させたとしている。同署は認否を明らかにしていない。

同署によると、経営者の男は大阪市内のマンションなど、60部屋ほどを借りて違法に営業をしていたとみられ、1カ月で約5千万円の売り上げがあったという。



10/20(月) 17:25

2025年10月20日配信の記事を見る

2025年10月19日

韓国人64人をカンボジアから移送「高収入」で誘われ監禁 特殊詐欺に加担、拷問死に衝撃

【ソウル=桜井紀雄】カンボジアを拠点にフィッシング詐欺に関与した疑いなどで現地当局に拘束された韓国人64人が18日、韓国政府のチャーター機で韓国に到着した。若者らが「高収入を稼げる」と誘われて東南アジアに渡り、犯罪組織に監禁、脅迫され詐欺に加担する事案が増加。移送された64人もそうした若者が多く含まれるとみられ、韓国警察は実態解明を急ぐ方針だ。

カンボジア南部で韓国の20代の男子大学生が犯罪組織に監禁、拷問され殺害されていたことが最近明るみに出て韓国社会に衝撃を与えた。韓国政府は外務省高官らを現地に急派し、カンボジアのフン・マネット首相らと16日に対策を協議した。

韓国政府によると、カンボジアでは中国人など多様な国籍の約20万人が特殊詐欺の組織に関わり、そのうち韓国人は約1千人に上るとみられている。「高収入で働ける」との誘いに乗った末、施設に監禁され、詐欺の電話をかける「かけ子」役を強要されるケースが多いとされる。

監禁されたとして在カンボジア韓国大使館に助けを求める届け出は昨年220件、今年は8月までに330件あった。消息が不明なままの韓国人も約80人に上る。

東南アジア拠点の特殊詐欺には日本人もSNSの「闇バイト」に応募して加わり、摘発されるケースが後を絶たない。

韓国外務省は16日からカンボジアの一部地域を「旅行禁止」区域に指定した。李在明(イジェミョン)大統領は17日、高収入をうたって東南アジアの犯罪組織に引き込もうとする違法な求人広告をインターネットから削除するよう指示した。



10/18(土) 20:19

2025年10月19日配信の記事を見る

2025年10月19日

30件の随意契約で便宜図ったか 大阪府警、守口市役所を家宅捜索 市幹部を逮捕

大阪府守口市の幹部が特定の業者に便宜を図った見返りに電動自転車などを受け取ったとされる贈収賄事件で、大阪府警に収賄容疑で逮捕された市健康推進課の前課長、安田大輔容疑者(47)が約30件の随意契約で便宜を図った疑いがあることが18日、府警への取材で分かった。府警は同日、守口市役所を捜索。押収品を精査して、実態解明を進める。

 守口市によると、安田容疑者は令和5年6月から今年9月まで健康推進課の課長で、10月から参事。昨年度から今年度にかけて同課は矢野勝久容疑者(38)=贈賄容疑で逮捕=が代表を務める建設会社と33件の工事を契約していたが、いずれも50万円以下だった。こうした少額契約では課長の決裁で発注から支払いまでできるといい、権限を悪用した可能性がある。

 安田容疑者の逮捕容疑は、市民保健センターの修繕工事に関する随意契約の業者選定で便宜を図った見返りに、矢野容疑者から昨年9月上旬~今年4月中旬、電動自転車など計7点(販売価格計約46万円)を受け取ったとしている。府警は認否を明らかにしていない。

 府警によると、安田容疑者は約30件の契約で便宜を図った疑いがあり、契約金額は計約1200万円になる。謝礼として受け取ったとされるのは電動自転車1台や電子レンジ3台、掃除ロボット1台など。

 瀬野憲一市長は18日、記者会見し「心からおわび申し上げる。捜査結果を踏まえて厳正に対処する」と述べた。



10/18(土) 19:45

2025年10月19日配信の記事を見る

2025年10月19日

東大阪市の木造住宅で火災 焼け跡から1人の遺体 住人の59歳男性と連絡取れず

18日午後8時50分ごろ、大阪府東大阪市友井の住宅で、「1階台所から火が出ている」などと近隣住民の女性から119番があった。大阪府警布施署などによると、火は約1時間後にほぼ消し止められたが、木造平屋建て住宅1棟が全焼し、焼け跡から年齢不明の男性1人の遺体が見つかった。

【イラストで説明】「まさかここまで火が…」 住宅密集地に潜む「飛び火」リスク

同署によると、この家に1人で住む男性(59)と連絡が取れていないといい、遺体の身元確認を進めるとともに、出火原因を調べている。

東大阪市消防局によると、消防車など計14台が出動した。隣の住宅など5棟にも延焼したが、けが人はいなかった。



10/19(日) 11:37

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2025年10月19日

「最高機密を日記に、家族へメール」 起訴されたボルトン元米大統領補佐官が「無罪」主張

【ワシントン=大内清】機密情報を不正に取り扱ったなどとして起訴されたボルトン元米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は17日、東部メリーランド州の連邦地裁で罪状認否に臨み、起訴された18の罪状すべてで無罪を主張した。

司法省が公表した起訴状によると、検察側はボルトン氏が第1次トランプ政権の大統領補佐官在任中に知り得た最高機密を含む国家安全保障情報を、日記などの形で不正に保管したり、私的なメールアカウントで家族に共有したりしたと主張している。

ボルトン氏は2019年に大統領補佐官を退任後、著書やメディアでの発言でトランプ氏の資質を強く疑問視。トランプ氏から報復の対象とみなされていた。



10/19(日) 8:11

2025年10月19日配信の記事を見る

2025年10月19日

84歳女性がひったくりに遭い顔の骨折る重傷 強盗致傷容疑で捜査 大阪・松原

19日午前11時半ごろ、大阪府松原市天美南の路上で、歩いて帰宅中だった同市内の無職女性(84)が、背後から徒歩で近付いてきた人物に、手に持っていた現金約4千円などが入った手提げバッグを奪われた。女性はその際、はずみで転倒し、顔の骨を折るなどの重傷を負ったが、命に別条はないという。大阪府警松原署は強盗致傷容疑で捜査している。

同署によると、容疑者の性別などは不明。女性からバッグを奪うと、そのまま徒歩で南に逃走したという。同署は現場周辺の防犯カメラを調べるなどして逃げた人物の行方を追っている。



10/19(日) 17:15

2025年10月19日配信の記事を見る

2025年10月19日

兵庫・朝来市で木造倉庫が全焼、1人の遺体見つかる 所有者の92歳男性と連絡取れず

18日午後11時54分ごろ、兵庫県朝来市和田山町寺内で「物置から火が出ている」と119番があった。火は約1時間半後に消し止められたが、農機具などが置かれていた木造の倉庫が全焼。焼け跡から年齢性別不詳の1人の遺体が見つかった。

【イラストで説明】「まさかここまで火が…」 住宅密集地に潜む「飛び火」リスク

兵庫県警南但馬署などによると、所有者の男性(92)と連絡が取れていないといい、同署は遺体の身元確認を急ぐとともに、事件・事故の両面から詳しい状況を調べる。



10/19(日) 12:21

2025年10月19日配信の記事を見る

2025年10月18日

見返りは電動自転車‥46万円相当 大阪・守口市の元課長が業者に便宜  贈収賄で逮捕

大阪府守口市が発注した市民保健センターの修繕工事に関する随意契約で、業者から電動自転車などを受け取ったとして、大阪府警捜査2課は17日、収賄容疑で市健康推進課の元課長、安田大輔容疑者(47)=大阪府摂津市=を、贈賄容疑で建設会社役員、矢野勝久容疑者(38)=守口市=を逮捕した。府警は2人の認否を明らかにしていない。

安田容疑者の逮捕容疑は、市民保健センターの修繕工事に関する随意契約の業者選定で便宜を図った見返りに、謝礼として矢野容疑者から昨年9月上旬~今年4月中旬までの間、複数回にわたり電動自転車など計7点(販売価格計約46万円)を受け取ったとしている。



10/17(金) 23:07

2025年10月18日配信の記事を見る

2025年10月18日

散歩中の面識ない男性を刃物で刺したか、殺人未遂容疑で78歳男を逮捕 大阪・西成

散歩中の男性の腹部を刃物で刺して重傷を負わせたとして、大阪府警捜査1課は18日、殺人未遂容疑で大阪市西成区萩之茶屋の無職、先谷隆男容疑者(78)を逮捕した。「全く理解できない」と容疑を否認している。2人に面識はないとみられ、府警が詳しい経緯を調べている。

逮捕容疑は9月26日午前0時50分ごろ、大阪市西成区花園北の路上で、近くに住む無職男性(78)の腹部を刃物で突き刺して殺害しようとしたとしている。男性の命に別条はないが、全治約1カ月の重傷で傷は内臓にまで達していた。

同課によると、容疑者はこの日夜、自宅前で別の30代男性の顔を自転車の空気入れで殴ったとする傷害容疑で逮捕されていた。この男性とも面識はなかったとみられる。



10/18(土) 17:28

2025年10月18日配信の記事を見る

2025年10月18日

「スリルの代償」無謀運転が招いた5人死亡の悲劇 突出する若者の事故発生率…なぜ相次ぐ

三重県名張市の国道で10月、軽乗用車が横転し16~23歳の男女5人が死亡した。定員4人の車に6人が乗る定員超過、大幅な速度超過、果てはシートベルトを締めていなかった可能性も…。警察の捜査で明らかになったのは安全軽視も甚だしい無謀な運転だ。全国的には高齢ドライバーの交通事故が目立っているが、実は10万人あたりでみた事故発生率は10代が最多で、20代前半がそれに続く。若者の事故は交通ルールの軽視によるものが目立っており、専門家は「軽率な運転には重い代償がある」と警鐘を鳴らす。

【写真】5人が死亡する横転事故を起こした軽乗用車。衝撃で車体が大きく変形していた

■黒い電柱、縁石の傷…衝撃のすさまじさ

片側1車線のなだらかな坂を上り切ると、緩やかな右カーブが現れる。見通しもよく、制限速度の時速50キロで走ると、全く危険を感じることはない。しかし、10月3日の午前0時10分ごろ、ここで事故は発生した。

闇の中を猛スピードで走っていた軽乗用車がカーブを曲がり切れず、電柱に衝突したとみられる。車でこすったような白い傷が20メートル以上続く縁石や、衝突によって黒く変色したとみられる電柱が、事故の激しさをものがたる。

三重県警によると、4人乗りの車には高校生3人を含む計6人が乗車。事故で全員が車外に投げ出され、5人が死亡、1人が重傷を負った。シートベルトは装着していなかったとみられ、司法解剖でアルコールが検出された遺体もあった。運転者が誰かは捜査中だが、車の所有者は死亡した男性(20)だった。

関係者などによると、現場手前の速度は時速100キロ超に達していたとみられる。県警は定員超過による車体の重さと高速度などで車を制御できず、カーブを曲がり切れなかった可能性があるとみて、事故原因などを調べている。

■若者無謀運転「スリル味わう」目的か

こうした無謀な運転は若年ドライバーに多い。警察庁によると、令和6年に各年代が何件の事故を起こしたかを免許保有者10万人あたりに換算して比較した場合、16~19歳が976件▽20代前半が551件▽85歳以上が496件▽80代前半が416件▽20代後半が399件-の順で多かった。

さらに10代は、事故発生率が最も低い40代後半と比べ、原因が速度違反の事故が20倍超で、わき見運転や安全不確認といった安全運転義務違反も3倍超。元千葉県警の交通捜査官で、「交通事故調査解析事務所」(千葉市)の熊谷宗徳代表は「若年層の事故はスリルを味わおうとして起きていることが特徴だ」と指摘する。交通ルールを軽視し、運転技術が未熟なことも事故の多さにつながっているという。



10/18(土) 17:00

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2025年10月17日

クレジットカードを不正取得疑い 中国籍の男女4人を再逮捕 母国に指示役か

他人の個人情報を悪用してクレジットカードを不正に取得したとして、警視庁国際犯罪対策課は私電磁的記録不正作出・同供用や窃盗などの疑いで、東京都大田区蒲田、無職、杜晶江被告(36)=入管難民法違反罪などで起訴=ら中国籍の男女4人を再逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。

他に再逮捕されたのは、李龍(37)、張坤(38)、周彦偉(35)-の3容疑者。同課によると、杜、李両容疑者は在留カードの偽造事件に関与したとして5月に逮捕されており、押収したスマートフォンやパソコンの解析などで今回の事件が発覚した。

4人は、2~4月ごろ、クレジットカード39枚を不正に取得し、約600万円をキャッシングしたほか、約1500万円分のiPhoneを購入した疑いがもたれている。杜容疑者はSNSで、中国にいる人物から指示を受けていたとみられ、詳しい経緯を調べている。

4人の再逮捕容疑は共謀の上、2~3月、新潟県と山口県の60代男性2人の個人情報を利用して、クレジットカード2枚を不正に作成。現金計100万円を引き出したり、スマートフォンや食品などの購入に充てたりしたとしている。



10/16(木) 21:33

2025年10月17日配信の記事を見る

2025年10月17日

合法成分に化学反応起こし麻薬製造 トクリュウメンバー2人を再逮捕・起訴 警察初の摘発

合法成分から違法な麻薬を製造したとして、京都府警は16日、麻薬及び向精神薬取締法違反(THC類の営利目的製造)の疑いで、いずれも無職で東京都東久留米市の東薫亨(まさゆき)(25)と宮崎県高鍋町の井上堅士郎(40)の両容疑者=いずれも大麻取締法違反罪などで逮捕、起訴済み=を再逮捕し、同罪で起訴したと発表した。東容疑者は黙秘し、井上容疑者は容疑を認めている。

府警によると、大麻草由来の合法成分「カンナビジオール(CBD)」に化学反応を起こせば、大麻の有害成分「テトラヒドロカンナビノール(THC)」に変換することができるといい、国内で警察が合法成分を基にした麻薬製造事件を摘発するのは初めて。

幻覚作用などを引き起こすTHCは、昨年12月の麻薬取締法と大麻取締法の改正法施行により、製品中のTHC残留限度値が設けられ、限度値を超える場合は「麻薬」として規制対象となった。一方、CBDは安全性が高く規制対象外でリラックス効果などをうたう含有製品が流通している。

2人の再逮捕容疑は氏名不詳者と共謀し4~5月、宮崎県高鍋町のマンション一室で、大麻草由来のCBDからTHCを含む液体を製造したとしている。

府警は6月、大麻を密輸したとして、大麻取締法違反(営利目的輸入)容疑で2人を逮捕。マンション一室の捜索で、THC成分を含む液体約20グラムや製造に使ったとみられるフラスコなどの器具が見つかった。

府警によると、2人は匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)のメンバーで互いに面識はなかった。東容疑者が秘匿性の高い通信アプリを使って井上容疑者に製造を指示し、SNS上で販売しようとしていたとみられる。



10/16(木) 20:14

2025年10月17日配信の記事を見る

2025年10月17日

大阪や兵庫中心に約200人に覚醒剤密売か 容疑で内縁の夫婦を逮捕、送検 兵庫県警

大阪府や兵庫県を中心に覚醒剤を密売したとして、兵庫県警薬物銃器対策課は16日、麻薬特例法違反容疑で、大阪府東大阪市東鴻池町の無職、辻光一(59)=覚醒剤取締法違反罪で起訴、内縁の妻で無職の大橋直子(55)=同=の両被告を逮捕、送検したと発表した。辻容疑者は「自分で使うものだった」と容疑を一部否認し、大橋容疑者は「知りません」と容疑を否認している。

2人は令和4年1月ごろから覚醒剤の密売を始めたとみられ、同課は少なくとも顧客約200人に覚醒剤を売り渡したとみて入手ルートなどを調べている。

逮捕・送検容疑は共謀し、令和5年7月~7年2月、兵庫県や大阪府を中心に複数人に覚醒剤を販売したとしている。

県警によると、覚醒剤は1㌘当たり4万7千円で取引。両容疑者は同月までの約1年半の間に顧客84人に販売し、約1800万円を売り上げていた。覚醒剤の受け渡しは対面や配送で行い、やりとりには秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」を用いていたとみられる。

逮捕された顧客の1人の供述で事件が発覚。今年2月、自宅で覚醒剤約19・034㌘、大麻約15㌘などを所持したとして覚醒剤取締法違反(営利目的所持)などの容疑で現行犯逮捕。起訴されていた。



10/16(木) 20:10

2025年10月17日配信の記事を見る

2025年10月17日

中国スパイの英国人への起訴取り下げ 労働党政権が対中配慮で介入か 野党が追及強化へ

【ロンドン=黒瀬悦成】英国で、中国のためにスパイ活動をしたとして起訴された英国人の男2人の起訴が取り下げられ、労働党のスターマー政権が中国との関係修復を図りたい思惑から検察当局に介入したとする批判が噴出している。スターマー首相は「取り下げは検察独自の判断だ」として疑惑の打消しを図るが、野党の保守党は「政権の対中弱腰は明白だ」としてさらに追及する構えだ。

■首相は否定「検察の独自判断」

起訴が取り下げられたのは、保守系の英政策研究機関「チャイナ・リサーチ・グループ」の元部長、クリストファー・ベリー氏と、元国会議員付調査官のクリストファー・キャッシュ氏。ともに無罪を主張していた。

2人は2021年12月~23年2月にかけて、政府の対中政策に関する機微な情報を中国の情報機関員に渡していた疑いで、同年3月に逮捕された。英検察庁は24年4月、2人の行為が国家機密法に抵触するとして起訴した。

ところが、検察庁は初公判直前の今年9月15日に突然起訴を取り下げた。保守党は、パウエル首相補佐官(国家安全保障担当)など英政権の「対中融和派」が検察に圧力をかけたためだと主張。スターマー氏は「取り下げは検察の独自判断だ。閣僚らは失望している」と反論した。

これに対して検察庁は、政権が中国を「国家安全保障上の脅威」として正式に指定することを拒否したために犯罪の構成要件を満たすことができず、不起訴にせざるを得なかったと説明。スターマー氏への批判はさらに強まった。

■政権交代で陳述内容に変化

英国の国家機密法は、直接または間接的に「敵」に有用となる可能性のある情報を収集・提供することを禁じている。「敵」という用語の解釈を巡っては、24年7月に英国内でロシアのために活動をしていたブルガリア人のスパイが有罪となった裁判で「現状で英国の安全保障の脅威となっている国」が該当するとの判断が示された。

検察庁はこれを根拠として政権に対し、中国を「国家安全保障上の脅威」と位置付ける証拠や証言の提出を数カ月間にわたって求めてきたが、提出されなかったとしている。



10/17(金) 11:45

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2025年10月17日

トランプ政権「司法の武器化」加速 ボルトン元補佐官を起訴、政敵への報復続く

【ワシントン=大内清】米国でトランプ大統領が「敵」とみなす人々の刑事責任を問う動きが加速している。16日には、トランプ氏に批判的なボルトン元大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が起訴された。過去にトランプ氏関連の不正疑惑を追及した高官らの訴追に続くもので、トランプ氏が大統領選で批判してきたはずの「司法の武器化」が、当のトランプ政権で進められている形だ。

■FBI長官、州司法長官も標的

「やつは悪い人間、それだけだ」。トランプ氏は16日、ボルトン氏について記者団にこう吐き捨てた。ボルトン氏はこの日、機密情報を家族にメールで共有したなどとして、東部メリーランド州の連邦大陪審で起訴された。

ボルトン氏は第1次トランプ政権の2018~19年に大統領補佐官を務めたが、政権を去って以降はトランプ氏の資質に疑問を呈する発言を続け、今年8月には自宅がFBIの捜索を受けていた。ボルトン氏は起訴を受けて声明を発表し、トランプ氏を旧ソ連の独裁者スターリンになぞらえた上で「(トランプ氏の)権力乱用を明らかにする」と全面的に争う姿勢を示した。

トランプ氏の憎悪の対象となり、訴追されたのはボルトン氏だけではない。

9月25日に起訴されたコミー元連邦捜査局(FBI)長官は、16年大統領選でトランプ陣営とロシアの共謀が疑われた「ロシア疑惑」の捜査を巡ってトランプ氏の怒りを買い、解任された人物だ。10月9日に起訴された東部ニューヨーク州のジェームズ司法長官は、トランプ氏の一族企業が資産価値を偽って不正に利益を得たとして同州が不当利得の返還を求めた民事訴訟を指揮した。

■DM誤送信で司法介入あらわに

一連の起訴は、トランプ氏の意を受けたものとの見方が強い。トランプ氏は9月20日にSNSで、腹心のボンディ司法長官に向け、コミー氏やジェームズ氏らは「有罪だ」とし、「これ以上遅らせるわけにはいかない」と書き込んだ。米メディアによると、トランプ氏はボンディ氏へのダイレクトメッセージを誤って投稿したのだという。

23年にトランプ氏は、20年大統領選の結果を覆そうとした罪など計4つの事件で刑事訴追を受けた。これらについてトランプ氏は「魔女狩り」だと主張し、選挙戦では「司法の武器化を終わらせる」などと訴えた。一方でトランプ氏は政敵への「報復」も公言しており、一連の起訴はその具体化といえる。



10/17(金) 10:38

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2025年10月17日

失踪のベトナム人技能実習生ら13人逮捕、不法残留容疑で岩手県警 中国人ブローカー関与か

岩手県警は16日、入管難民法違反(不法残留など)容疑でベトナム国籍の21~46歳の男女13人を逮捕したと発表した。うち11人は技能実習生として入国し、在留期間が切れた後に失踪したとみられる。岩手県内で農業を営む中国人ブローカーが関与した疑いもあり、県警は不法就労助長容疑での立件も視野に捜査を進める。

この事件を巡っては、東京、仙台出入国在留管理局も不法残留容疑などで中国人やタイ人らを含む18人を同日までに摘発。ブローカーが経営する農場には、少なくとも50人を超える不法滞在の外国人が働いていたとみられるという。

13人の逮捕容疑は、在留資格を更新せず、今月15日まで不法に残留したとしている。いずれも容疑を認めているという。県警によると15日早朝、不法残留の疑いがあると通報を受けた捜査員が、同県二戸市内の滞在先で職務質問したところ、20代の女が逃走。4時間後に近くで発見し、身柄を確保した。

逮捕された13人のうち数人が偽造パスポートを所持していたことも判明。中国人ブローカーが用意した一軒家2棟に分かれ、共同生活を送っていたとみられる。



10/17(金) 8:27

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2025年10月17日

大阪・梅田の地下で男性がペティナイフで刺される、容疑で知人の40代女逮捕

17日午後1時半ごろ、大阪・梅田のビル地下で、職業不詳の男性(58)=神戸市東灘区=が女にペティナイフで背中や胸を刺された。男性は病院に搬送されたが、命に別条はないという。男性が女を取り押さえ、通報を受けて駆け付けた大阪府警曽根崎署員が殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。

【ひと目でわかる】ストーカーの主なタイプ それぞれの特徴は

同署によると、女は大阪市平野区長吉出戸の職業不詳の44歳で、容疑を認めているという。2人は知人とみられ、通路で女が男性の背後に近付き、背中を刺した後に振り返った男性の胸も刺したという。

現場はJR大阪駅から東に約300メートルの飲食店や商業施設が並ぶ地下街の近く。



10/17(金) 17:46

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2025年10月16日

「資産17億円の投資家」名乗り50万円詐取 容疑で男逮捕

SNSを通じて女性から現金50万円をだまし取ったとして、灘署は15日、詐欺の疑いで、名古屋市千種区千種の無職、藤田健吾容疑者(29)を逮捕した。容疑を認めているという。

逮捕容疑は3月17日、県内に住む女性(23)にLINE(ライン)のメッセージで「友達が自分のキャッシュカードをなくしてしまい、しばらく手持ちがない」などと噓を言って現金50万円を自分の口座に振り込ませ、だまし取ったとしている。

藤田容疑者は同月上旬ごろ、県内の居酒屋で「自分は投資家で17億円以上の資産を持っている」と言って女性に接近。振込明細を作成できるアプリを悪用し、女性あてに1千万円を振り込んだとする噓の振込明細を送信し、女性を信じ込ませたという。

不審に思った女性から5月上旬に署に相談があり、口座情報などから藤田容疑者の関与が浮上した。



10/15(水) 19:26

2025年10月16日配信の記事を見る

2025年10月16日

覚醒剤所持容疑で男を逮捕、自宅から760万円相当を押収 男女5人に販売・譲渡か

自宅で覚醒剤約130グラムなどを所持したとして、大阪府警布施署は15日、覚醒剤取締法違反(営利目的所持)などの疑いで、大阪府松原市天美南の会社員、山本秀次容疑者(54)を逮捕、送検したと発表した。署は認否を明らかにしていない。

逮捕、送検容疑は今年5月、松原市の自宅で覚醒剤や大麻を所持したなどとしている。

署は山本容疑者の自宅から覚醒剤約130グラム(約760万円相当)と大麻草約1キロ(約500万円相当)を押収。これまでに大阪や岡山県、静岡県の30~50代の男女5人に販売、譲渡していたとみられ、入手先などを調べている。



10/15(水) 19:11

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2025年10月16日

「絶望した」2度誤認逮捕の責任は 大阪地裁で初弁論、府警側は争う姿勢

大阪府警のずさんな捜査によってリベンジポルノ防止法違反容疑などで2度誤認逮捕されたとして、20代男性が国や大阪府などに計約1900万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日、大阪地裁(達野ゆき裁判長)であった。被告側はいずれも請求棄却を求め、争う姿勢を示した。

法廷では男性の代理人弁護士が男性のコメントを代読。42日間の勾留中に「真犯人のことを何度も説明したが、全く調べようとしなかった。再逮捕されたときは絶望した」と述べた。さらに釈放後も約3カ月間は携帯電話などが差し押さえられて周囲に連絡できず、弁護士費用なども多額に上ったとして「誤認逮捕の経緯を明らかにし、二度と起きないようにしてほしい」と訴えた。

訴状によると、原告は令和5年4月、SNSで元交際女性を脅迫したとして守口署に逮捕された。その後の捜査で、女性と交際を解消したばかりの別の男が脅迫していたことが判明し、府警は原告に謝罪した。原告側は勾留中の取り調べで「9割お前が犯人。状況からもお前しかいない」と自白を迫られたなどと主張している。



10/16(木) 11:55

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2025年10月16日

「職務範囲を超えてしまった」家宅捜索中の暴行認める 大阪府警の2警察官の初公判

家宅捜索中に現場にいた捜査対象の男性を殴るなどしたとして、特別公務員暴行陵虐罪に問われた大阪府警捜査4課の警部補、時長力被告(51)と巡査部長、阪口裕介被告(33)の初公判が15日、大阪地裁(加藤陽裁判官)で開かれた。時長被告は「間違いありません」、阪口被告は「私の行為は職務範囲を超えてしまった」と述べ、いずれも起訴内容を認めた。

検察側の冒頭陳述などによると、府警は当時捜査員約20人態勢で、女性を性風俗店に紹介する国内最大規模のスカウトグループ「ナチュラル」の関係先を捜索。両被告は押収したスマートフォンの暗証番号を教えるよう求めたのに男性が応じなかったことに腹を立て、暴行を加えた。阪口被告は顔などを多数回殴ったり、腹を蹴ったりした。

今後、いずれの被告にも追起訴の予定があるとして審理は分離された。

府警は捜索後、職業安定法違反容疑で男性ら4人を逮捕したが、違法行為があったとして釈放するとともに、押収した証拠品も返却している。



10/16(木) 11:22

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2025年10月16日

知人女性の画像使い生成AIでわいせつ動画作成しネット投稿 容疑で男2人逮捕 京都府警

知人女性の画像を使い、生成人工知能(AI)で作成したわいせつ行為の動画を不特定多数の人が閲覧できるようにしたとして、京都府警は16日、わいせつ電磁的記録陳列の疑いで、埼玉県加須市川口の会社員、黒田蒼容疑者(28)と同細間の会社員、長谷川舜容疑者(29)を逮捕した。黒田容疑者は「共謀した覚えはない」などと容疑を一部否認。長谷川容疑者は容疑を認めている。

府警によると、黒田容疑者は勤務先のオンライン会議中に同僚女性の顔を画像で保存するなどし、生成AIでわいせつ動画を作成。長谷川容疑者は黒田容疑者に知人女性3人の画像を提供してわいせつ動画の作成を依頼し、いずれもスマートフォン向けのコミュニケーションアプリ上に投稿したという。

2人の逮捕容疑は共謀し5~7月、男性の性器を露骨に描写した動画計17点を黒田容疑者のスマートフォンからアプリ上に投稿し、不特定多数の人が閲覧できるようにしたとしている。

5月末、府警のサイバーパトロールで発覚し、捜査していた。



10/16(木) 18:05

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2025年10月16日

欲望に負け、強い刺激を求めて…大阪府警「パパ活」警視を懲戒免職、相手は11人と供述

「パパ活」で知り合った10代少女の体を触るなどしたとして、不同意わいせつ罪で大阪府警の警視、辻本浩嗣被告(53)が逮捕、起訴された事件で、府警は16日、辻本被告を懲戒免職処分にした。辻本被告は過去に11人のパパ活の相手になったと供述。府警は被害を特定できた少女2人に対する計3件を立件した。

府警によると、6月下旬、カラオケ店の個室で、少女2人にわいせつな行為をし、うち一人の少女には7月上旬にも同様の行為をした。2度被害を受けたのは13歳未満で、もう一人は16歳未満だった。辻本被告は逮捕後に釈放され、大阪地検がすでに3件の不同意わいせつ罪で在宅起訴しているという。

辻本被告は見返りに1万円程度の現金を手渡したと説明。「中学生くらいの女性に興味を持ち、パパ活をするようになった。欲望に負け、強い刺激を求めて次々と同じ行為を続けてしまった」と供述しているという。

辻本被告は、生活安全特別捜査隊の特別捜査官で隊長、副隊長に次ぐ幹部だった。府警は「言語道断の行為で厳正に処分した」としている。



10/16(木) 17:53

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2025年10月16日

元交際相手を待ち伏せ首絞める 殺人未遂容疑で建設作業員の男逮捕 殺意を否認 兵庫・姫路

元交際相手の女性の首を絞めて殺害しようとしたとして、兵庫県警姫路署は16日、殺人未遂容疑で、兵庫県姫路市中地の建設作業員、宗行和也容疑者(43)を逮捕、送検したと発表した。「首を絞めたことに間違いない」と話す一方、殺意を否認している。

逮捕・送検容疑は12日午後6時10分ごろ、兵庫県姫路市十二所前町の駐車場で、県内に住む女性(38)を待ち伏せし、首を絞めて殺害しようとしたとしている。女性は頸部(けいぶ)を捻挫する軽傷を負った。

同署によると、宗行容疑者は女性を待ち伏せし、声を掛けて復縁を迫った上、女性が車に乗る際に自らも助手席に乗り込んだ。女性が110番しようと携帯電話を取り出したところ、暴力行為に及んだという。その後、女性は車から脱出。容疑者は女性を追いかけたが、騒ぎを聞きつけた通行人が集まり始めると逃走したという。

2人はもともと交際関係にあったが、女性が「交際相手から暴行を受けている」と飾磨署に相談。同署が9月4日に傷害容疑で宗行容疑者を逮捕していた。



10/16(木) 17:22

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2025年10月16日

大阪のホストクラブでツケ抱えた女性を風俗店に斡旋か 容疑で男4人を逮捕

ホストクラブでの多額の売掛金(ツケ)を抱えた女性2人を性風俗店に斡旋(あっせん)したとして、大阪府警生活安全特別捜査隊は16日、職業安定法違反の疑いで大阪市西区新町の自称、職業紹介業、草本竜世容疑者(29)や大阪市浪速区桜川の元ホスト、高崎祐斗容疑者(23)ら男4人を逮捕したと発表した。

同隊によると、草本容疑者は「弁護士と会ってから話します」と供述。高崎容疑者は認めているという。

女性2人は高崎容疑者の客で、それぞれ数百万円のツケがあったとみられる。同隊は容疑者らが女性を性風俗店に斡旋した見返りに紹介料「スカウトバック」を受け取っていた可能性も視野に捜査を進める。

草本容疑者の逮捕容疑は共謀して昨年2~10月、大阪市中央区内の性風俗店などに10代~20代の女性2人を紹介したとしている。



10/16(木) 17:17

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2025年10月15日

カンボジアで韓国人拉致増、安否不明80人 就職詐欺被害か 李大統領は閣僚に対応指示

韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は14日の閣議で、カンボジアで韓国人を狙った拉致、監禁事件が相次いでいるとして「被害者を速やかに保護、帰国させるべきだ」と関係閣僚に対応を指示した。韓国外務省関係者は、カンボジア国内で韓国人80人余りが安否不明となっていると述べた。聯合ニュースが報じた。

現地では昨年以降、高収入の海外就職をうたう詐欺が活発化。渡航した韓国人が犯罪行為に加担させられるケースもあるといい、現地当局は昨年、オンライン詐欺に関与した疑いなどで韓国人約90人を逮捕した。

犯罪組織からの逃亡を試みた際に、暴行や拷問を受ける被害も報告されている。韓国外務省は昨年から今年8月までに、500人以上の失踪・監禁などの被害申告を受理。このうち、今年8月時点で約80人の行方がわかっていないという。(石川有紀)



10/14(火) 21:29

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2025年10月15日

女子中学生がビルから飛び降り死亡 巻き込まれた男性もけが 東京・歌舞伎町

13日午後5時40分ごろ、東京都新宿区歌舞伎町で、「人が落ちてきた」などと119番通報があった。警視庁新宿署によると、ビルの階段の踊り場から女子中学生(14)が落ちて、ビル付近にいた20代男性にぶつかった。女子中学生は自ら飛び降りたとみられ、病院に搬送されたが死亡。男性は頭を打つなどのけがをしたが、命に別条はないとみられる。

新宿署によると、女子中学生は歌舞伎町の「トー横(東宝ビル横)」周辺に出入りしており、当日、薬の過剰摂取(オーバードーズ)をしていたという情報もあるという。署は詳しい経緯などを調べている。



10/14(火) 20:01

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2025年10月15日

奈良・三郷町の談合事件巡り接待受けた部長を懲戒処分 副町長は月額給与の一部を自主返納

奈良県三郷町発注の町立保育園建て替え事業を巡る談合事件で、同町は14日、業者から飲食や旅行などの接待を受けた町こども未来創造部長を同日付で停職6カ月、主査へ降格する懲戒処分を行ったと発表した。部長は同日付で依願退職した。管理監督責任を問い、副町長に月額給与の5分の1を3カ月分、自主返納させる。

同事件で官製談合防止法違反罪に問われた元職員2人は控訴が棄却され、今月11日付で失職している。

木谷慎一郎町長は「事件を総括し、最終報告書を取りまとめ、町民に公表したい。信頼回復に向け二度と不正を起こさない組織づくりに全力で取り組む」とのコメントを出した。



10/14(火) 19:13

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2025年10月15日

宝塚ボーガン殺傷事件で28歳被告に死刑求刑 神戸地裁公判で検察側

兵庫県宝塚市の住宅で令和2年6月、家族ら4人をボーガン(クロスボウ)で撃って殺傷したとして、殺人殺人未遂の罪に問われた無職、野津英滉(ひであき)被告(28)の裁判員裁判の論告求刑公判が15日、神戸地裁(松田道別裁判長)で開かれ、検察側は被告に死刑を求刑した。判決は31日に言い渡される。

責任能力の程度と量刑が争点。弁護側は、被告が発達障害の影響で「心神耗弱状態だった」と主張している。

これまでの公判で被告は「早く死刑になりたい」と述べ、「死刑になるためには3人以上を殺さないといけないことを(大学で)習った」などと説明していた。

起訴状などによると、被告は2年6月4日、自宅で同居していた祖母の好美さん=当時(75)=と弟の英志さん=同(22)、別居する母親のマユミさん=同(47)=の頭部をボーガンで撃って殺害。伯母(55)の首にも矢を命中させ、重傷を負わせたとしている。



10/15(水) 12:08

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2025年10月15日

米、ベネズエラ沖で「麻薬運搬船」を攻撃 6人死亡 9月以降で5回目

【ワシントン=坂本一之】トランプ米大統領は14日、ベネズエラ沖の公海で「麻薬を密輸していた」とする船を米軍が攻撃したと自身のSNSで発表した。乗船していた「麻薬テロリスト」6人が死亡したと説明し動画も公表した。「米国第一」主義を掲げるトランプ氏は、国境・麻薬流入問題への対応として「麻薬運搬船」を公海上で攻撃するという強硬策を継続している。

トランプ氏は攻撃した船に関し「麻薬を密輸し、違法な麻薬テロ組織のネットワークと関係していた」ことを情報機関が確認したと主張。現場は米南方軍の管轄海域だと説明した。

トランプ政権は9月に入ってから米軍による「麻薬運搬船」への攻撃を続けていて、動画の公表は5回目。攻撃を受けた船から大きな炎が出る様子が確認できる。

「麻薬運搬船」への攻撃を巡っては、正当性を疑問視する声もあるが、政権側は麻薬密輸組織と「武力紛争」の状態にあると主張して正当化している。また、トランプ氏はベネズエラの反米マドゥロ政権による麻薬密輸対策が不十分だと問題視。米軍による海上警備などを強化している。



10/15(水) 10:25

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2025年10月15日

「真摯な反省がみられない」同居女性殺害 正当防衛主張の24歳男に懲役18年判決 東京地裁

同居中だった交際相手の女性=当時(24)=を包丁で刺殺したとして、殺人などの罪に問われた東京都大田区の無職、梶川寛人被告(24)の裁判員裁判の判決公判が15日、東京地裁で開かれた。戸苅左近裁判長は「ただ偶発的に起きた犯行とはいえない」として懲役18年(求刑懲役20年)を言い渡した。

被告は初公判で「(被害者が)襲ってきたのを避けようとした結果、刺さってしまった」と主張。弁護側は正当防衛が成立するとして無罪を訴えていた。

戸苅裁判長は、遺体の左胸の傷が深く一直線だったことなどから、被告があおむけになっていた女性を不意に強い力で突き刺したと認定。正当防衛との主張を退けたほか、被告が救命行為を怠ったことなどを挙げ「真摯(しんし)な反省がみられない」と述べた。

判決によると、被告は令和5年1月13日、大田区にある自宅で、女性の左胸を包丁で1回突き刺し、出血性ショックで死亡させた。



10/15(水) 18:06

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2025年10月15日

イスラエルが人質遺体返還受け、ガザ物資搬入制限撤回 トランプ氏はハマス武装解除へ圧力

【ニューヨーク=本間英士】イスラエルは14日、パレスチナ自治区ガザに食料や医薬品などの支援物資を搬入するトラックの数を15日以降、当初方針から半減させると国連に通告。イスラム原理主義組織ハマスが新たに人質4人の遺体を引き渡したことを受け、方針を撤回した。停戦合意の実施を巡り、綱渡りの状況が続いている。

ロイター通信などによると、停戦を受けてイスラエル側は1日当たり約600台のトラックのガザ入りを認める方針を提示。ハマスは遺体を含めた人質全員をイスラエルに引き渡すことになっている。ハマスは13日、人質48人のうち生存する20人を解放し、4人の遺体を引き渡した。イスラエルは遺体引き渡しの遅れは「停戦合意違反だ」と反発し、搬入トラックの検問所通過台数を半減させると国連に通知した。

一方、ハマスは、2年超の戦闘により遺体の所在確認が困難になっていると主張。14日に新たに4人の遺体を引き渡した。これを受けてイスラエル側も通知を撤回した。

トランプ米大統領は14日、SNSに「約束通りに遺体が返還されていない」と投稿し、速やかな引き渡しを求めた。また、ホワイトハウスで記者団に対し、ハマスが和平案の「第2段階」で自主的に武装解除しない場合は「われわれが武装解除させる。迅速に、おそらく力づくで行われる」と述べ、圧力をかけた。



10/15(水) 17:39

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2025年10月15日

勘違いで男性を金属バットで襲撃か トクリュウの男ら強盗致傷容疑で再逮捕

男性からスマートフォンを奪い、暴行を加えて重傷を負わせたなどとして、警視庁暴力団対策課は15日、強盗致傷の疑いで、神奈川県綾瀬市の職業不詳、小林剣心容疑者(21)ら男6人を再逮捕した。暴対課は認否を明らかにしていない。

【写真】「わしは一心会の能塚じゃ」「殺したれ」山口組直系組長、トクリュウ集め脅迫

暴対課によると、小林容疑者らは匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)のメンバーとされ、違法薬物関連でトラブルになった人物に報復するため約10人で集まった後、トラブルと無関係の男性を誤って襲撃したとみられる。暴対課はほかに関与した人物の行方を追い、グループの実態解明を進める。

再逮捕容疑は共謀して、4月28日未明、東京都調布市のマンション敷地内などで、20代男性からスマートフォン1台(時価8万円相当)を奪った上、金属バットのようなもので頭を殴るなどして重傷を負わせたとしている。



10/15(水) 16:10

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2025年10月15日

元職員は約250メートル離れた路上で確保、凶器所持せず 埼玉の老人ホーム女性2人死亡

埼玉県鶴ケ島市の老人ホームで女性2人が死亡した事件で、県警が15日に身柄を確保した20代の元施設職員の男が女性の殺害をほのめかす供述をしていることが、県警への取材で分かった。

県警によると、男を確保したのは老人ホームから東側の線路沿いの約250メートル付近の路上で、警察官が職務質問をした。当時、通勤通学者が多く、凶器を持っている可能性もあったため、県警は警戒態勢を強めていた。

身柄を確保した当時、男は凶器を所持しておらず、県警は「現在のところ凶器については施設内も含めて発見されていない」としている。



10/15(水) 14:52

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2025年10月15日

京都府亀岡市の木造住宅で火災 焼け跡から性別不明の遺体 住人男性と連絡取れず

15日午前5時55分ごろ、京都府亀岡市篠町篠合戦野の民家で「火事です。家が燃えています」と近隣住民から119番があった。消防などによると、木造2階建て住宅1棟が全焼。焼け跡から性別不明の1人が見つかったが、まもなく死亡が確認された。住人の空木正(うつろぎただし)さん(78)と連絡が取れておらず、京都府警亀岡署は身元の確認を急ぐ。

消防によると、消防車など計6台が出動。隣の民家など2棟にも延焼した。

現場はJR嵯峨野線馬堀駅から南東に約1・5キロの住宅街。



10/15(水) 14:12

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2025年10月15日

「スリルとストレス発散で」女子高生を盗撮で停職6カ月 千葉市の消防士

八千代市の商業施設内で女子高生のスカート内を盗撮したとして、千葉市消防局は15日、緑消防署の男性消防士長(28)を停職6カ月の懲戒処分にした。消防士長は同日、依願退職した。市の聞き取りに「スリルによる興奮や、ストレスを発散するためだった」と話しているという。

市によると、消防士長は6月12日夕、商業施設の店舗内で女子高生のスカート内にスマートフォンを差し入れ、動画を撮影。女子高生の友人が盗撮に気づき、問い詰めようとしたところ、逃走を図った。7月28日に八千代署に逮捕され、その後、示談が成立。今月6日に不起訴処分となった。

市村裕二消防局長は「市民の信頼を損ねることとなり、深くおわび申し上げる。職員一丸となって再発防止に取り組むとともに市民の信頼回復に努める」とコメントした。



10/15(水) 14:03

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2025年10月15日

「客の前では言わないで」16歳少女も接待か 容疑で歌舞伎町のガールズバー経営者逮捕

無許可で接待営業を行ったとして、警視庁少年育成課は風営法違反の疑いで、東京・歌舞伎町のガールズバー「RaBBi2(ラビッツ)」経営、平裕一郎容疑者(29)=住所不定=を現行犯逮捕した。容疑を認めている。

逮捕容疑は13日夜、風俗営業の許可を受けず、女性従業員らが40代男性客2人に対し、カウンター越しに対面接待するなどの営業を行ったとしている。

同課によると、摘発時には店内で16歳の少女が接待を行っており、少女は採用面接時に年齢を伝えたが、平容疑者から「お客さんの前では未成年と言わないで」と指示されたという。7月に店で未成年者が働いているとの情報提供があったほか、警視庁が店に対して接待営業に関する指導を行っていた。



10/15(水) 14:02

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2025年10月15日

「身も心もボロボロに」女性をGPSで監視、東京・歌舞伎町で管理売春疑いで男女2人逮捕

自身が店長を務めるガールズバーの20代の女性従業員にGPS(衛星利用測位システム)装置を持たせて東京・歌舞伎町の大久保公園周辺で売春させたとして、警視庁保安課は売春防止法違反(管理売春)の疑いで、東京・池袋のガールズバー店長、鈴木麻央耶容疑者(39)=住所不定=と別の従業員の女(21)を逮捕した。

【写真】女性が並ぶ「立ちんぼ公園」と呼ばれる大久保公園前。全体的に若く、ルックスもいい

鈴木容疑者は容疑を否認し、女は「位置情報を監視し、立ちんぼしているか店長と一緒に確認しに行っていた」と容疑を認めている。

保安課によると、女性は昨年から店で働き始め、鈴木容疑者から「売り上げが悪い」と怒鳴られ、シャンパンの瓶で殴られるなどの暴力を受けるようになった。給料を渡されず、自宅を解約されて店のバックヤードで寝泊まりさせられ、今年4月ごろから大久保公園周辺で売春の客待ちをさせられていた。

鈴木容疑者らは女性に客との会話を録音させた上、様子を見に行き、女性が休憩していると裏路地に連れ込んで暴行を加えていたという。女性は3カ月で約400人を相手に売春し、約600万円を得たとみられるが、ほぼ全額を鈴木容疑者に送金していた。7月に売春防止法違反容疑で摘発され、警察が事情を聴く中で事態が発覚。女性は「身も心もボロボロで逃げ出す気力もなかった」と話しているという。

鈴木容疑者らの逮捕容疑は5~7月ごろ、女性を店内で寝泊まりさせてGPSで位置情報を監視し、売春をさせたとしている。



10/15(水) 13:41

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2025年10月14日

大阪の市営住宅で「パジャマで妻の首絞めた」交番出頭の86歳男を逮捕、女性は死亡

13日午後9時25分ごろ、大阪府八尾市の大阪府警八尾署木本交番に、近くの市営住宅に住む男(86)が訪れ、「妻とけんかになり、パジャマで首を絞めた」と申告した。署員が男の自宅を確認し、リビングで倒れている妻とみられる高齢女性を発見。殺人未遂容疑で男を緊急逮捕した。女性は搬送先の病院で死亡が確認された。

同署によると、男は無職の岩田源一容疑者。「間違いない」と容疑を認めている。容疑者は80代の妻と2人暮らしで、女性は首にパジャマのズボンが巻き付いた状態で倒れていた。署は容疑を殺人に切り替え、女性の身元の特定を進めるとともに、トラブルの原因などを調べている。



10/14(火) 8:00

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2025年10月14日

通学中の高校生の自転車が接触か 高齢女性が転倒し死亡 東京・杉並

10日午前7時20分ごろ、東京都杉並区桃井の路上で、通学途中だった男子高校生(17)が乗っていた自転車が、歩行者の高齢女性と接触する事故があった。女性は転倒して頭などを強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。

警視庁荻窪署によると、自転車のハンドルが当たった弾みで、女性は転倒したとみられるという。男子生徒は「坂を上るために下を向いて漕いでいた」と話しているといい、荻窪署は詳しい状況や事故原因を調べている。



10/14(火) 17:14

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2025年10月14日

収賄と談合罪で前岸和田市長起訴、無担保で現金1900万円を「借金」 業者側は不起訴に

大阪府岸和田市発注の工事を巡る汚職事件で、大阪地検特捜部は14日、入札で便宜を図った見返りに現金計1900万円を受け取ったとする収賄と官製談合防止法違反などの罪で、前市長の永野耕平容疑者(47)を追起訴した。特捜部は認否を明らかにしていない。一方、特捜部は同日、贈賄側の業者については不起訴処分とした。

起訴状によると、永野被告は市長在任中だった令和3年8月と昨年5月に行われた水道管取り換え工事の入札に先立ち、市内に本店を置く建設業者の社長(今年7月に辞任)に非公表の最低制限価格を漏らして落札させた。さらに昨年11月までに計3回、便宜供与の見返りなどとして社長側から計1900万円を借り受けたとしている。

貸し付けは低金利で無担保で行われており、特捜部はこの金が賄賂にあたると判断した。

特捜部は9月24日、3年5月にあった「岸和田競輪場施設整備工事」の入札でも最低制限価格を漏らしたとして、官製談合防止法違反などの罪で永野被告を起訴。同日、収賄容疑などで再逮捕していた。

いずれの工事入札でも、下回れば失格となる最低制限価格付近で応札する業者が多く、熾烈(しれつ)な競争があった。特捜部は確実に落札するには正確な価格情報が必要だったとみて、漏洩(ろうえい)の経緯などを調べている。

永野被告は平成30年に地域政党「大阪維新の会」公認で市長に初当選。2期目の昨年11月、政治活動で関わりのあった女性から「性的関係を強要された」として訴訟を起こされ、解決金500万円を支払う内容などで和解した。その後、2度にわたる市議会の不信任決議を経て失職、今年4月の出直し市長選でも敗れた。



10/14(火) 16:53

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2025年10月14日

高齢両親を承諾得て殺害した疑い 息子を容疑者死亡のまま書類送検 借金苦に無理心中か

奈良県大和高田市の集合住宅で今年6月に男女3人の遺体が見つかった事件で、奈良県警捜査1課と高田署は14日、承諾殺人の疑いで、地方公務員の男=当時(62)=を容疑者死亡のまま、奈良地検葛城支部に書類送検した。

書類送検容疑は6月24日午前7時ごろ、同市の集合住宅の自宅で父親=当時(85)=と母親=同=の承諾を得て、それぞれの首を手で絞めて殺害したとしている。

県警は男がギャンブルでの借金を苦に無理心中を図ったとみている。男の両親の死因は窒息死で、男は練炭を使った急性一酸化炭素(CO)中毒で死亡したという。



10/14(火) 16:50

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2025年10月13日

兵庫・尼崎の民家で23歳女が83歳男性を包丁で切り付ける 死亡し、殺人容疑視野に捜査

兵庫県尼崎市の住宅で高齢男性を包丁で切り付けて殺害しようとしたとして、兵庫県警尼崎東署は12日、殺人未遂容疑で、同市若王寺の無職、明石愛花容疑者(23)を現行犯逮捕した。署によると、容疑を認めている。男性は救急車内で死亡が確認された。

署によると、死亡したのは近くに住む無職の森松嘉親さん(83)。逮捕容疑は12日午後1時35分ごろ、森松さん宅で、森松さんの首などを包丁で切り付けて殺害しようとしたとしている。署は殺人容疑への切り替えを視野に、詳しい動機やトラブルの有無などを調べる。

同1時25分ごろ、森松さんの妻(81)から助けを求められた近隣住民が110番。署員が現場へ駆け付けたところ、自宅1階で、うつぶせで倒れている森松さんの首などを、明石容疑者が両手で包丁を持って切り付けていたといい、その場で取り押さえた。

森松さんの妻も左手に刃物のようなもので切られたような傷があったという。明石容疑者は、森松さんの家族と顔見知りだったという。

現場はJR塚口駅から約1キロの住宅街。



10/12(日) 19:43

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2025年10月12日

軽ワゴン車と衝突したミニバイクの男性が搬送先の病院で約4時間後に死亡 京都

11日午前9時ごろ、京都市上京区西橋詰町の府道交差点で、軽ワゴン車がミニバイクと衝突した。ミニバイクを運転していた京都市上京区大宮町の無職、佐竹正登さん(83)が転倒して右足を骨折し、搬送先の病院で意識不明となり、約4時間後に死亡が確認された。

京都府警上京署によると、現場は片側3車線の見通しのよい交差点で、直進していた軽ワゴン車が対向車線から右折してきたミニバイクと衝突したという。軽ワゴン車を運転していた男性(19)は「ぶつかる直前になるまでミニバイクに気付かなかった」などと話しており、同署が詳しい事故原因を調べている。



10/11(土) 22:27

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2025年10月12日

不自然な日本語、偽レビュー…モバイルバッテリー火災の闇 6割で製造輸入事業者が不明

インターネット通販で購入したモバイルバッテリーが火災などの事故を起こすケースが相次いでいる。特に気を付けたいのが海外製の粗悪な製品だ。工業製品の安全確認などを手がける製品評価技術基盤機構(NITE)が過去10年間の報告を分析したところ、モバイルバッテリーを含む「バッテリー」で計372件の事故が発生。販売元が海外にあるなどして製造輸入事業者が特定できないケースがこのうち約6割を占めた。

【写真】リチウムイオン電池の事故再現実験で焼損したモバイルバッテリー

モバイルバッテリーを巡っては電車内や宿泊施設などで突然発火する事故が多発しており、消費者庁が注意を呼びかけている。

NITEによると、ネットで購入した製品に関する事故の報告は令和6年3月までの10年間に計1617件あった。製品別ではバッテリー(372件)が突出して多く、充電器(119件)、照明器具(117件)が続いた。

またバッテリーでの事故を分析したところ、約6割(228件)が製造輸入事業者を特定できないケースだった。また事業者不明のバッテリーの事故では208件が火災に至っており、1人が重傷、23人が軽傷を負っていた。

注意点は何か。NITEによると1つは価格だ。低価格と引き換えに安全性が確保されていないケースも考えられ、そうした製品は材質や設計に必要なコストをかけていない場合がある。

購入する際に参考にすることが多い製品の説明文やレビューもポイントだ。海外の事業者であれば翻訳ソフトをそのまま使用するなどし、説明が不自然な日本語になっている可能性がある。

またわずか数日間で多数の高評価レビューがある場合は「やらせレビュー」の恐れがある。

このほか、安全基準の適合を証明する「PSマーク」の近くに事業者名があるかなどの確認も重要としている。



10/11(土) 19:00

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2025年10月12日

自転車女性がトラック巻き込まれ死亡、ミャンマー国籍の運転手逮捕 事故後も引きずりか 大阪

11日午前9時40分ごろ、大阪市福島区野田の市道交差点で、自転車に乗っていた20代くらいの女性がトラックにはねられた。女性は病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。

大阪府警福島署は、自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで、トラックを運転していたミャンマー国籍のアウン・チョウ・ミイン容疑者(57)=名古屋市緑区=を現行犯逮捕。容疑を過失致死に切り替えて経緯を詳しく調べる。

同署によると、トラックが交差点を左折するときに、後方からきた自転車を巻き込んだとみられる。容疑者は事故後も約250メートル走行を続け、消防には「女性がトラックに引きずられている」との通報もあった。同署は道交法違反(ひき逃げ)の疑いも視野に調べる。

現場は、大阪メトロ千日前線玉川駅から南西に約750メートルの住宅街。



10/11(土) 18:14

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2025年10月12日

不審者通報48件、警視庁光が丘署が防犯イベント「謎解き町探検」で意識高める

子供や女性に対する犯罪被害の抑止に向け、警視庁光が丘署と練馬区が12日、地元住民を対象に区内を「探検」しながら注意地点などを確認する防犯イベントを開催した。

「謎解き町探検」と題したイベントには小学生や保護者ら約30人が参加。「人が隠れやすい」「交通上の障害がある」といった地点や、児童・生徒らの緊急避難所の位置などを確認し、探検の成果を書き込んだ安全マップを作成した。散策エリア内の複数箇所に署員らが立ち、「警察への通報は何番?」といったクイズも出題された。

光が丘署管内では今年9月までに不審者による声かけや、わいせつ行為などの通報が48件寄せられており、遭遇した際の対応も署員が指導した。

同署の蜂須賀茂生活安全課長は、「安心して過ごすことができるように、地域の中の危険な場所や助けを求める施設を楽しみながら知ってもらえれば」と話した。



10/12(日) 16:30

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2025年10月11日

高級車不正流通事件 千葉でアルファード盗む 容疑で盗みの実行役の男逮捕

トヨタの高級車「アルファード」などが暴力団関係者らの間で不正に流通した事件で、千葉県内でアルファードを盗んだとして、警視庁と千葉県警の合同捜査本部は、窃盗の疑いで、住居不定の無職、本間愁也容疑者(22)を逮捕した。高級車を盗む「実行役」とみられ、調べに対し、黙秘している。

合同捜査本部は4月以降、主犯格の暴力団幹部や、不正に取得したナンバーを盗難車に付け替えた整備会社社長ら7人を摘発。令和3年10月~6年5月に1都4県で被害にあったアルファードなど計17台を押収。このグループが盗難車を売却するなどして約1億5千万~2億円を得ていたとみている。

本間容疑者の逮捕容疑は5年9月20日、千葉県市川市内のマンション内に駐車中のアルファード1台(時価約700万円相当)などを盗んだとしている。



10/10(金) 21:19

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2025年10月11日

米テネシー州の工場で爆発 19人安否不明、死者複数か 保安官「全て消えてしまった」

【ニューヨーク=本間英士】米南部テネシー州の軍事用の爆薬製造工場で10日、大規模な爆発が起きた。地元の保安官によると、19人が安否不明となっており、複数の死者が確認されたという。地元当局などが行方不明者の捜索を続けるとともに、爆発の原因を調べている。

米メディアによると、現場は州都ナッシュビルの南西約100キロ。デービス保安官は記者会見で、爆発によって工場の一つが完全に破壊されたとした上で、「形容のしようがない。全て消えてしまった」と述べた。



10/11(土) 7:43

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2025年10月11日

祭りの地車にひかれて26歳の男性が死亡 大阪・泉南市

11日午前7時10分ごろ、大阪府泉南市岡田の府道で、地元の秋祭りの関係者から、男性が「地車に引かれた」と119番があった。地車を引っ張っていた同市岡田の職業不詳、高橋海斗さん(26)が病院に搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。

大阪府警泉南署によると、地車は全長約7メートル、幅約2メートル、高さ約4メートルで車輪が付き、約30人で引っ張っていたという。高橋さんは法被を着て地車の前方にいたが、何らかの原因で転倒し、車輪に引かれたとみられる。

秋祭りでは、朝から複数の地車が市内を練り歩いていた。

現場は、南海岡田浦駅から北に約250メートルの住宅街。



10/11(土) 13:41

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2025年10月10日

女子大生だと思って送金したら…「ロマンス詐欺」容疑で男子高生を再逮捕

女子大生になりすまし、男性から現金をだまし取ったとして、警視庁少年事件課は詐欺の疑いで、宮城県仙台市の高校1年の男子生徒(15)を再逮捕した。調べに「オンラインカジノを続けるため、たくさんのお金が欲しかった」と話し、容疑を認めている。

恋愛感情につけこむ「ロマンス詐欺」の手口で、男子生徒は「だました男性は30人以上、500万円になると思う」と話している。

再逮捕容疑は、令和6年8月~7年3月、30代男性に、架空の女子大生になりすまし、71回にわたって電子マネーを送金させるなど計134万5千円をだまし取ったとしている。男性とはインターネット上の掲示板で知り合い、ネット上で見つけたわいせつな動画を送るなどして送金させていた。

同課によると、男子生徒は中学1年のころにオンカジを始めたとみられる。熱中していたゲームアプリでより有利な条件でプレーするため、SNSで販売されていた高額なアカウントを購入しようとしたのがきっかけだったという。男子生徒は8月以降、同じ男性に対する別の詐欺容疑で2回、逮捕されていた。



10/10(金) 14:28

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2025年10月10日

陸自姫路駐屯地所属の自衛官逮捕 路上で女性2人にわいせつな行為か 容疑を否認

兵庫県姫路市の路上で20代女性2人にわいせつな行為をしたとして、姫路署は10日、不同意わいせつの疑いで、陸上自衛隊姫路駐屯地所属の自衛官の男(29)を逮捕した。同署によると「わいせつなことはしていない」と容疑を否認している。

逮捕容疑は9月6日午前4時半~4時45分ごろ、同市内の路上で、いずれも25歳の女性2人に対して胸を触るなどのわいせつな行為をしたとしている。

署によると、防犯カメラの捜査などから男の関与が浮上した。男は女性2人のうち1人と面識があり、事件当時は3人で話しながら歩いていたという。署は経緯などを詳しく調べている。

姫路駐屯地は取材に「現在詳細を確認中のためコメントは差し控える」としている。



10/10(金) 14:03

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