28日午前6時50分ごろ、岡山市北区今、税理士小田達也さん(67)方から出火、木造2階(1階約152平方メートル)を全焼した。両隣の空き家と民家の壁の一部も焼いた。小田さんが逃げ出す際にやけどを負い、市内の病院に搬送されたが、軽傷のもよう。
【動画】煙を上げて燃える民家
岡山西署によると、小田さんは妻(62)と2人暮らし。出火当時、2人とも家にいたが、妻は逃げ出し無事。爆発音を聞いた近所の女性(49)が外に出て火災に気付き、119番した。原因を調べている。
別の近くの女性(42)は「大きな火柱が上がり、爆発音もあって恐ろしかった」と話した。
1995(平成7)年4月28日未明、岡山県倉敷市児島上の町、農業角南春彦さん=当時(70)=方が全焼し、焼け跡から春彦さんと妻の翠さん=同(66)=の遺体が見つかった殺人放火事件で、夫婦が殺害されたとみられる時刻直前に、現場付近に3人組が車で乗りつけ、角南さん方に向かっていたことが26日、当時の捜査関係者の証言で分かった。それを見た角南さんが急いで自宅へ戻る姿も目撃されていたという。事件発覚から28日で30年。
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元捜査関係者によると、火災前日の4月27日午後3時半ごろ、自宅前の畑で角南さんはトラクターを使って農作業をしていた。女性が目撃しており、同じころ、1台の車が現場付近に停車。軽自動車ではなく、色は白っぽく、車種は不明だが、男とみられる3人が車を降り、角南さん方に向かった。
広島県福山市は25日、勤務中にパチンコ店で遊び、上司に侮辱的な言動を繰り返した男性職員(55)を同日付で停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。
市によると、窓口業務などを担当する職員は2024年9~11月に9回以上、勤務中に自家用車で外出しパチンコ店を利用。上司を呼び捨てにし、「お菓子を買ってこい」と命令するなどの発言を繰り返した。
このほか、医師の指示なくCT撮影をしたとして福山市民病院の30代男性診療放射線技師2人を戒告とした。23年12月に1人が体調不良を理由に自身の撮影を依頼し、もう1人が応じた。いずれも同技師法違反で病院が刑事告発し、不起訴処分(起訴猶予)となった。
岩崎雅宣総務部長は「市に対する信用を失墜させ、深くおわびする。綱紀粛正を徹底する」とコメントした。
岡山県警美咲署は25日までに、非現住建造物等放火の疑いで川崎市川崎区、自称ブロガー(27)ら男4人を逮捕した。
逮捕容疑は共謀して2023年10月29日午前0時25分ごろから同1時10分ごろまでの間、自称ブロガー(27)が当時、住んでいた岡山県美咲町打穴里の家屋と敷地内の蔵に何らかの方法で放火し、全焼させた疑い。認否を明らかにしていない。
他に逮捕されたのは、東京都品川区、アルバイト(27)、同調布市、自称調査員(53)、川崎市幸区、自称自営業(56)の3容疑者。
署によると、全焼した建物と土地はアルバイト(27)の所有。保険金目的で放火した可能性も視野に、動機や4人の関係を調べている。
岡山県備前市浦伊部の山中で女性の遺体が見つかった死体遺棄事件で、県警は19日、司法解剖の結果、女性の死因はひも状のもので首を絞められたことによる窒息死で、他殺と断定したと発表した。女性と顔見知りで、自宅で死亡しているのが見つかった30代男性=玉野市=の車からひもを発見。男性が殺害した可能性もあるとみて調べる。
県警によると、見つかったのは瀬戸内市の女性(24)。死亡推定時刻は17日午前0時ごろで、16日深夜に「友達が近所まで来ている」と家族に告げて外出した約1時間半後とみられている。頭や腹、腕に打撲痕があり、頭部には出血もあった。
これまでの調べで、16日午後11時15分ごろ、女性の携帯電話から「当て逃げされた」と110番があり、男女がもめるような会話が約10分間続いたことが分かっている。男性の車のボンネットにへこみがあり、車内から血痕が見つかったことも判明。県警は関連を慎重に調べている。
事件を巡っては、17日午後6時25分ごろ、山中の道路沿いで毛布をかけられた女性の遺体を捜査員が発見。男性は同日朝、首をつった姿で見つかった。
岡山西署は18日、特定商取引法違反(不備書面交付)の疑いで、岡山市南区、住宅リフォーム会社経営の男(34)を逮捕した。
逮捕容疑は2022年6月と23年9月に同市の女性(82)方、同12月に備前市の男性(88)方をそれぞれ訪問して外壁の塗装や補修の工事契約を結んだ際、クーリングオフ(契約解除)の記載がない書面を交付した疑い。容疑を認めている。
署によると、昨年11月に女性の親族から「工事が延期されて返金請求しようとしたら、連絡がつかない」と相談があり、犯行が発覚。他にも同様の被害があるとみて調べる。
岡山県警は18日、出勤時にスクーターを酒気帯び運転したとして、警察署勤務の男性警部補=50代=を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。同日付で道交法違反容疑で書類送検し、警部補は依願退職した。
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運転当日は人事の内示日で、警部補は「異動が気になって酒量が増えた。迷惑をかけてしまい、本当に申し訳ない」と容疑を認めているという。
書類送検容疑は3月13日午前8時50分ごろ、津山市内の路上で酒気を帯びた状態でスクーターを運転した疑い。
県警監察課によると、警部補は前日午後7時ごろから自宅で焼酎を5杯程度飲んだ。翌朝、体内にアルコールが残っていると分かっていながらスクーターで職場に出勤。上司が酒の臭いに気付いて検査し、呼気1リットル中0・69ミリグラムのアルコールが検出された。
難波隆弘首席監察官は「警察官としてあるまじき行為で、県民に深くおわび申し上げる。倫理意識の向上に向けた指導、教養を徹底し、再発防止と信頼回復に取り組んでいく」とコメントした。
息子などになりすまして高齢者から現金をだまし取ったとして、岡山東署は17日、詐欺の疑いで自称愛知県津島市、無職の男(18)を逮捕した。
逮捕容疑は、何者かと共謀し16~17日の間に複数回、息子などを装って岡山市の女性(80)に「勤め先の女性を妊娠させてしまい、示談金が必要になった」などと電話し、瀬戸内市の路上で女性から現金300万円をだまし取った疑い。容疑を認めている。
署によると、同様の事案発生を受けて警戒中だった警察官が現場近くにいた女性に声をかけて今回の事件が発覚。付近の防犯カメラの映像などから容疑者を割り出した。特殊詐欺グループの「受け子」とみて調べている。
17日午後6時25分ごろ、岡山県備前市浦伊部の山中の道路沿いで、岡山県警捜査員が毛布をかけられた女性の遺体を発見した。県警は死体遺棄事件とみて、殺害された可能性も視野に死因を調べる。一方、女性と顔見知りだった30代男性=玉野市=が自宅で死亡しているのが見つかっており、事件との関連を捜査している。
【現場周辺の地図】
県警によると、見つかったのは瀬戸内市の女性(24)。16日午後10時半ごろ、家族に告げて外出して以降、連絡が取れなくなった。約50分後、女性の携帯電話から男女がもめるような会話が聞こえる110番があり、県警は何らかのトラブルに巻き込まれた恐れがあるとみて行方を捜していた。遺体に目立った外傷はなく、司法解剖をして死因の特定を急ぐ。女性の携帯電話は瀬戸内市内で発見された。
30代男性は女性を捜索する過程で浮上したが、17日午前11時前、自宅で首をつった姿で見つかったという。親族が発見して110番しており、県警は自殺を図った可能性があるとみている。
登録を受けず違法な金利で現金を貸し付けたとして、岡山県警児島署は16日、貸金業法違反(無登録営業)、出資法違反(高金利)などの疑いで岡山市中区、会社役員の男(44)を逮捕した。全国規模でヤミ金業を営む「匿名・流動型犯罪グループ」(匿流)の一員とみて調べる。
逮捕容疑は、自営業の男(40)=廿日市市=らと共謀して2024年6月24日、岡山県知事などの登録を受けずに偽名を使って顧客の口座に振り込む手法で現金5万円を貸し付け、1万8千円の利息を受け取った疑い。認否を明らかにしていない。
署は、貸付金の返済を他人名義のキャッシュカードに振り込ませ、犯罪収益のマネーロンダリング(資金洗浄)を繰り返していたとみている。
岡山地検は16日、キャッシュカードから現金を引き出して盗んだ男性(24)=窃盗罪で有罪確定=を勧誘した窃盗ほう助罪で容疑者を起訴した。
岡山県警は7日、岡山西署の留置施設で勾留していたマレーシア国籍の男性被告(34)=窃盗罪で起訴=が死亡したと発表した。目立った外傷や自殺を図った形跡はなく、司法解剖で詳しい死因を調べる。
県警留置管理課によると7日午前7時ごろ、起床しない男性を不審に思い、署員が様子を確認すると、布団の中であおむけに寝た状態で呼吸と脈がなかった。病院に搬送され、約1時間後に死亡が確認された。
男性は6日午後8時50分ごろ、コップ2杯の水を飲んだ後に就寝し、夜間巡回では目立った異変は見られなかった。体調不良の申し出はなく、2日の健康診断でも異常はなかったという。
男性は他人名義のキャッシュカードを使って現金50万円を引き出した窃盗の疑いで昨年12月、逮捕されていた。