2025年5月、千葉市の路上で女性が殺害された事件で殺人などの非行内容で、家庭裁判所に送致された中学3年生の少年について、千葉家裁は観護措置の期間を延長することを決定しました。
15歳の中学3年生の少年は2025年5月、千葉市若葉区の路上で近所に住む84歳の女性を刃物で刺して殺害したとして殺人の疑いで逮捕・送検され、千葉地検は鑑定留置を経て7月18日に少年を千葉家裁に送致していました。
千葉家裁は7月31日までだった観護措置の期間を8月14日までに 延長することを決定しました。
これまでの調べに対し少年は、「誰でもいいから殺したかった」との趣旨の供述をしていて、捜査関係者によりますと少年の部屋で押収したナイフからは、殺害された女性のものと矛盾しないDNA型が検出されています。
東金九十九里有料道路に設置された料金徴収機に魚醤のようなものを流し込み破損させたとして、56歳の男が7月29日、逮捕されました。
器物損壊の疑いで逮捕されたのは、市川市の会社役員室木直人容疑者56歳です。
県警によりますと、室木容疑者は7月14日午後4時半すぎ、東金九十九里有料道路の福俵料金所に設置された自動の料金徴収機の硬貨投入口に魚醤のようなものを流し込み、機械を壊した疑いがもたれています。
調べに対し室木容疑者は「後方の車を困らせるいたずらのつもりでやった」と行為については認めているものの、「機械を壊すつもりはなかった」と容疑を一部否認しています。
この料金所では、6月23日から7月6日にかけて、生卵や油が投入される同様の被害が相次いでいて、県警は、室木容疑者がこれらの事案にも関わっているとみて捜査しています。
7月29日午前、千葉市の十字路交差点で、小学校低学年ぐらいの男の子が軽貨物車にはねられ重傷を負いました。男の子はキックスケーターに乗っていました。
29日午前10時半すぎ、千葉市稲毛区稲毛の十字路交差点で、軽貨物車とキックスケーターに乗った男の子が衝突する事故があり、車の運転手から「意識あり、首などから出血」と119番通報がありました。
県警によりますと、男の子は小学校低学年ぐらいで、千葉市内の病院に搬送されましたが頭や胸を強く打ち重傷ということです。車を運転していた31歳の男性にけがはありませんでした。
事故現場は、中央線がない一車線の市道が交わる交差点で、一時停止の標識などはなく、県警は、事故が起きた当時の状況を調べています。
柏警察署は、管内で交通死亡事故が相次いだことを受けて、7月28日「交通死亡事故多発警報」を発令しました。
7月25日午前0時45分ごろ、柏市弥生町の国道で路上に座っていた男性が車にはねられ、死亡しました。
また、7月27日午後6時10分頃には、柏市と松戸市の市境にある道路で横断歩道を渡っていた女性が車にはねられ、死亡しました。
管内での死亡事故は2025年に入って4件となり、柏警察署は「交通死亡事故多発警報」を発令しました。
発令期間は28日から8月6日までの10日間で、交差点などでの警戒や取り締まりを強化するほか、管内の企業・団体への注意喚起などを行っていく方針です。
7月27日夜遅く、JR茂原駅近くの路上で男性が男2人から暴行を受け、電子マネーを奪われる事件がありました。県警は、逃げた男らの行方を追っています。
県警によりますと、7月27日午後11時半過ぎ、茂原駅近くの路上で、友人と2人で買い物から帰宅中の20歳の男性が突然、見知らぬ男2人に「調子乗ってるんじゃないの」などと因縁をつけられ、顔や腹に殴る蹴るの暴行を受けました。
男らは、男性のスマートフォンに入っていた電子マネー4千円分を送金させて立ち去ったということです。男性は鼻を骨折したと見られています。
逃げた男らはいずれも18歳から19歳とみられ、1人は、身長178センチくらいで白の半袖Tシャツに灰色のジーンズ、もう1人は、身長170センチほど黒の半袖Tシャツに黒っぽい短パン姿だったということです。
県警は強盗致傷事件として逃げた2人の行方を追っています。
6月、八千代市の商業施設で女子高校生のスカートの中を盗撮したとして、消防士長の男が7月28日、逮捕されました。
性的姿態等撮影の疑いで逮捕されたのは、千葉市消防局緑消防署の消防士長、川合守流容疑者28歳です。
県警によりますと、川合容疑者は6月12日、八千代市の商業施設、「イオンモール八千代緑が丘」の店舗内で、買い物をしていた女子高校生に対し、後ろからスカートの中にスマートフォンを差し入れて、盗撮した疑いが持たれています。
近くにいた女子高校生の友人に犯行を目撃された川合容疑者は、その場から走って逃げましたが、県警は、防犯カメラの捜査を進めるなどして、川合容疑者の逮捕に至りました。
調べに対し、川合容疑者は容疑を認めた上で、「スカートの丈が短い女子高生を見つけて、性的欲求が抑えられなかった」と供述しているということです。
職員の逮捕を受けて、市村裕二千葉市消防局長は、「誠に遺憾であり心からお詫び申し上げます。事実関係を早急に調査し、厳正に対処します」とコメントしています。
夏休みを過ごす多くの家族連れなどでにぎわう大型プール施設で、犯罪や少年の非行を防ごうというパトロール活動が行われました。
パトロール活動は、千葉県山武市にある県内最大級のプール施設、蓮沼ウォーターガーデンで1年以上前から行われているもので、今回は少年警察隊のボランティアや山武警察署の警察官など6人が参加しました。
活動には、プールの利用者にパトロール中の姿を見せることで、置き引きや痴漢などの犯罪、少年の非行を防ぐ狙いがあり、参加者たちは真夏の暑さの中、広大な敷地を歩いて回りました。
山武警察署の担当者は「夏休み中のレジャー施設でみんなが楽しく、気持ちよく過ごせるように、犯罪防止に努めたい」と話していました。
今年4月、千葉市の出先機関に電話をかけ、「お前を殺すのは簡単だ」などと脅迫したとして、無職の男が7月25日、逮捕されました。
県警によりますと、脅迫の疑いで逮捕された大網白里市南横川の無職、飯高隆文容疑者(58)は4月14日、「千葉市若葉保健福祉センター」に電話をかけ、男性職員に対し、「お前を殺すのは簡単だ」などと、脅迫した疑いが持たれています。
飯高容疑者は千葉市に住んでいた2022年ごろから、生活保護の申請が受理されなかったことなどに腹を立て、このセンターに執拗に電話をかけるようになったということです。
飯高容疑者からの電話は、今年2月以降の5カ月間だけで、およそ6000回に上るとみられ、県警は業務妨害容疑も視野に捜査しています。
調べに対し、飯高容疑者は「許せなかったので恨みを伝えたかった。私は何も悪いことをしていません」と容疑を否認しているということです。
6月、千葉県鎌ケ谷市の路上で女性にわいせつな行為をしてけがをさせたとして、会社員の男が7月24日、逮捕されました。
不同意わいせつ致傷の疑いで逮捕されたのは、白井市冨士に住む会社員、石井大飛容疑者22歳です。
県警によりますと、石井容疑者は6月6日の未明、鎌ケ谷市内の路上を歩いていた面識のない20代の女性に対して、後ろから抱きつくなどのわいせつな行為をして転倒させ、けがをさせた疑いが持たれています。
女性は軽傷を負ったということです。
事件直後、女性が自ら県警に110番通報し、県警が防犯カメラの捜査などを進めた結果、24日、石井容疑者の逮捕に至りました。
調べに対し石井容疑者は「申し訳ない」などと供述し、容疑を認めているということです。
勤務中、公用パソコンを使って親族の会社の仕事を手伝っていた千葉県の職員が、減給の懲戒処分を受けました。
千葉県の会見
「職員がこのような不祥事を起こしたことは誠に遺憾であり、県民の皆さまに大変申し訳なく、深くお詫びを申し上げます」
7月24日付けで減給3か月の懲戒処分となったのは、県土整備部本庁の30歳の男性職員です。
県によりますと、この男性職員は、2023年3月から2025年2月までの140日にわたり、勤務時間中に公用パソコンで弟が代表を務める会社の作業をしていました。
1日数分から最長で2、3時間行っていて、県はその分の給与の返納を求めるとしています。
2024年6月に内部通報があり発覚したもので、男性職員は県に対し、「報酬は得ていない。親族の手伝いをしているという認識だった」と話しているということです。
県は、当時の所属長2人も監督責任を問い、厳重注意としました。
7月22日夜、千葉県流山市の路上で男性が車に振り落とされ意識不明の重体となっています。県警は殺人未遂事件として、逃げた車の行方を捜査しています。
22日午後9時過ぎ、流山市南流山の路上で「顔から血を流した男性が倒れている」と消防に通報がありました。
県警などによりますと、倒れていたのは40代くらいの男性で、顔や頭に大けがをして病院に搬送され、意識不明の重体ということです。
近くにいた知人の話や現場の状況などから、車は、男性がつかまった状態で、100メートルほど走行して男性を振り落とした後、逃げたとみられます。
現場は、JR南流山駅から北西におよそ1キロの住宅街で、県警は殺人未遂事件として、逃げた車の行方を追うとともに、詳しいいきさつを調べています。
走行中の電車内で女子高校生に「騒いだら殺すぞ」などと脅した上で、わいせつな行為をしたとして、7月23日、自称・会社員の男が逮捕されました。
不同意わいせつの疑いで逮捕されたのは、千葉県柏市手賀の杜の自称・会社員、岡陽介容疑者45歳です。
県警によりますと、岡容疑者は今年5月28日午前8時ごろ、JR武蔵野線の西船橋駅から新浦安駅を走行中の電車内で、県内に住む女子高校生に「騒いだら殺すぞ」「ナイフを持っているからな」などと脅したうえで、背後からスカートの中に手を入れて体を触るわいせつな行為をした疑いが持たれています。
調べに対し岡容疑者は「全くわからない」と容疑を否認しているということです。
県警は余罪も視野に捜査を進めています。
体罰などの被害を訴えた生徒を部活動に居づらくさせようと、他の生徒に対し、不適切な指導をしたとして、千葉県教育委員会は7月23日、県立高校の34歳の男性教諭を減給の懲戒処分としました。
減給3カ月の懲戒処分を受けたのは、県北西部の県立高校に勤務する34歳の男性教諭です。
男性教諭は去年7月、前任校の顧問を務めた運動部で、男子部員2人を部活動に居づらくさせるため、部員たちが順番に担当していた号令をかける役割から2人を外すよう、他の部員に指示を出す、不適切な指導をしました。
この男性教諭は部活動での体罰などを理由に去年9月に懲戒処分を受けていて、今回の男子部員2人はこの事案で被害を訴えた生徒でした。
今年1月に関係者から県教委に相談があり発覚したもので、男性教諭は「事実ではない」と不適切な指導を否定しているということですが、県教委は調査で事実関係を確認できたとして、処分を決定しました。
2023年、千葉県習志野市の質店に刃物を持って押し入り、強盗致傷などの罪に問われた「闇バイト」実行役の男の裁判員裁判で、千葉地裁は7月23日、懲役10年の判決を言い渡しました。
杉山翔吾被告30歳は、2023年に習志野市の質店に包丁を持って仲間と押し入り、従業員の男性にけがをさせたうえ、高級腕時計など合わせて3900万円相当を奪ったとして、強盗致傷などの罪に問われていました。
23日、千葉地裁で開かれた裁判員裁判の判決公判で、水上周裁判長は、実行役として関与した杉山被告について、「最終的に使い捨てられたが、終始指示役に従う立場にあり、犯行に不可欠な役割を担った」と指摘。
そのうえで「金欲しさという動機に酌むべき事情は認められず、強い責任非難に値する」として、懲役15年の求刑に対し、懲役10年の判決を言い渡しました。
7月18日午前、千葉市で女性が刃物のようなもので刺され死亡しました。県警は40代くらいの息子の身柄を確保していて、容疑が固まり次第逮捕する方針です。
県警によりますと、18日午前10時半前、千葉市花見川区幕張町で「高齢女性が背中を刃物のようなもので刺されている」と目撃者から110番通報がありました。
警察官が駆け付けると60代くらいの女性が背中に刃物のようなものが突き刺さった状態で見つかり、女性は搬送時「息子に刺された」と説明していたということです。
女性はその後、搬送先の病院で死亡しました。
県警は、40代くらいの息子の身柄を確保して話を聞いていて、容疑が固まり次第逮捕する方針です。
2024年6月、千葉県八街市でグループ同士の喧嘩に加わり、高校生らにけがをさせ有罪判決を受けた千葉県企業局の男性技師について、県は7月17日、懲戒免職にしました。
懲戒免職の処分を受けたのは、県企業局千葉水道事務所の立本元希技師(21)です。
県によりますと、立本技師は2024年6月、八街市内の駐車場で、グループ同士の喧嘩に加わり、男子高校生らにけがをさせたり、自動車のガラスを壊したりしたとして傷害や器物損壊の罪で起訴され、7月3日、千葉地裁で執行猶予付きの有罪判決を受けました。
立本技師は県の聞き取りに対し、「大変申し訳ありませんでした」と反省の弁を述べているということです。
県の担当者は「このような不祥事が二度と起こらないよう綱紀保持を徹底し、信頼回復に努める」としています。
7月16日夜、JR常磐線我孫子駅のエスカレーターで女性のスカート内を盗撮したとして、東京消防庁の消防士の男が17日、逮捕されました。
逮捕されたのは、東京消防庁金町消防署の消防士で、茨城県龍ケ崎市に住む雑賀辰徳容疑者です。
千葉県警によりますと、雑賀容疑者は16日午後9時半過ぎ、JR我孫子駅構内の上りエスカレーターで、20代の女性に後ろから近づき、カバンの中に隠したスマートフォンでスカート内を撮影した疑いが持たれています。
雑賀容疑者は当時仕事帰りで、県警の調べに対し「電車内で短いスカートを履いた女性を見つけ、下着がたまらなく見たくなった」などと容疑を認めているということです。
職員の逮捕を受け、金町消防署は「事実関係を確認し、厳正に対処していく」とコメントしています。
7月17日夕方、JR千葉駅の女子トイレ内で18歳の男が女性2人を金づちで殴った疑いで現行犯逮捕されました。
千葉県警などによりますと、18歳の男は17日午後6時過ぎ、JR千葉駅の中央改札口付近の女子トイレ内で、女性2人の体を金づちで殴った疑いが持たれています。
午後6時15分ごろ、女性2人から「金づちで殴られた」と110番通報がありました。
女性2人に大きなけがなどはなく、男は現行犯逮捕されました。
調べに対し容疑を認めているということです。
県警は事件のいきさつを調べています。
詐欺の疑いで6月逮捕された俳優の宮島三郎容疑者を含む男4人が7月16日、女性から電子マネーをだまし取ったとして再逮捕されました。
詐欺の疑いで再逮捕されたのは、都内に住む俳優の宮島三郎容疑者43歳と会社経営の高橋祐希容疑者39歳ら男4人です。
県警によりますと宮島容疑者らは去年12月、三重県に住む無職の高齢女性の携帯電話に、「生活維持補助金が貰える」といったうその内容とともに、個人情報やアップルギフトカードのコードを入力させるURLを送信して、女性から20万円相当をだまし取った疑いが持たれています。
4人は、詐欺グループのメンバーとみられ、宮島容疑者はカードのコードを管理する役とみられています。
宮島容疑者は6月、別の女性から同様の手口で4万円相当をだまし取ったとして逮捕されていました。
県警は、押収したパソコンからほかにも詐欺が疑われる記録が残っていることから、さらに余罪があるとみて捜査を続けています。
宮島容疑者は、ネット配信のショートドラマ「トクリュウ―闇バイトの罠―」などに出演していました。