熊本県警は、飲み会の後に同僚にパトカーで自宅まで送迎させた20代の男性巡査長と、酒気帯び運転をした30代の女性巡査長をそれぞれ停職1か月の処分としました。
■飲み会の送迎にパトカー 知人女性に不適切な行為も
熊本県警によりますと、男性巡査長は去年(2024年)10月、勤務時間外に同僚4人と一般の知人女性の合わせて6人で食事をした際、知人女性に不適切な行為をしたうえ、午前2時ごろに帰宅する際には勤務中の同僚2人をパトカーで呼び出し、この巡査長を含む3人をそれぞれの自宅まで送らせました。
女性が翌日、別の警察官に一連の経緯を話したことで発覚しました。
県警の聞き取りに対し、男性巡査長は「タクシーが捕まらないと思い、親しい同僚を呼んだ」と話しているということですが、実際にはタクシーを呼ぼうともしていなかったということです。
パトカーが送迎にかかった時間は20分ほどで、この間に出動はありませんでしたが、県警はこの送迎に使ったパトカーのガソリン代などについて「請求する予定はない」としていて、女性に対する不適切な行為の具体的な内容についても「女性のプライバシーに配慮する必要がある」として、明らかにしていません。
■「アルコールが抜けていない」認識あった
一方、30代の女性巡査長は今年2月の朝、自家用車で警察署に出勤した際、酒の臭いに気付いた同僚が調べたところ、検出されたのは基準値を下回るアルコール分でした。
しかし、検査したのが運転から1時間ほど後だったことから、県警は自宅から警察署までの道のり1.6キロは基準値を上回る状態だったとして、女性巡査長を酒気帯び運転の疑いで書類送検したうえで、停職1か月の懲戒処分としました。
女性巡査長は警察の調べに対し、「アルコールが抜けていない認識はあった」と容疑を認めていて、28日付けで依願退職しています。
大島誠吾(おおしま/せいご)首席監察官は「今回の飲酒に絡む不適切行為と飲酒運転は、警察職員としてあるまじき行為で、県民の皆様に深くおわびします。この事態を厳粛に受け止め、全職員に対する指導をさらに徹底し、信頼回復に全力を尽くします」とコメントしました。
大麻を使用したとして、19歳の男が再逮捕されました。
麻薬取締法違反の疑いで再逮捕されたのは、熊本市に住む無職で19歳の男です。男は4月17日ごろ、大麻を使用した疑いが持たれています。
【写真を見る】大麻使用の疑いで19歳男を再逮捕 詐欺事件の調べで「液体入りのカートリッジ」押収 熊本
男はこの日に別の詐欺事件で逮捕されていて、警察は、男の自宅から大麻リキッドのような液体が入ったカートリッジを押収していました。
その後、男の尿を鑑定した結果、陽性だったため再逮捕し、使用した場所について調べを進めています。
法改正後、大麻使用の疑いで20歳未満が逮捕されるのは熊本県内で初めてです。
調べに対し、男は「大麻を吸ったことは間違いない」と容疑を認めているということです。
26日に栃木県の東北自動車道で起きた逆走事故では3人が死亡しました。
熊本県警は、ゴールデンウィークで交通量が増加する中、改めて安全運転を心がけてほしいと呼びかけています。
【写真を見る】逆走事故 熊本県内では過去5年に一般道で4件 6人けが
東北道での事故は、26日の午後10時ごろ、那須インターから黒磯板室インターの上り線で、逆走車が乗用車と正面衝突しました。さらに、この事故による渋滞の列にトラックが追突し、合わせて3人が死亡したものです。
熊本県警によりますと、熊本県内では過去5年間に、高速道路での逆走事故は起きていないものの、一般道では4件発生し、合わせて6人が怪我をしています。
警察は「道路標識や自分の進路をしっかり確認し、万が一、逆走してしまった時は安全な場所に停止して110番通報してほしい」と呼びかけています。
熊本県内に住む女子生徒を誘拐し、わいせつな行為をしたとして26日、千葉県に住む外国籍の男が逮捕されました。
未成年者誘拐と不同意性交等の疑いで26日逮捕されたのは、千葉県大網白里市(おおあみしらさと)の無職 外国籍のエリオ シュウイチ容疑者(22)です。
警察によりますと エリオ容疑者は今月17日、オートバイで熊本に来て女子生徒を自宅近くの路上に誘い出して誘拐、千葉に戻る途中、女子生徒が未成年と知りながら熊本県内のホテルでわいせつな行為をした疑いです。女子生徒の親が警察に行方不明届を提出し21日、千葉県にあるエリオ容疑者の自宅で保護されました。女子生徒にけがはありませんでした。
エリオ容疑者は「今年に入り 女子生徒とSNSで知り合った」と話し、警察の調べに「間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察が詳しい動機を調べています。
熊本県美里町の職員が事務処理を怠ったうえ、そのミスを隠そうとしたとして、減給の懲戒処分となりました。
【写真を見る】「自分で解決したかった」美里町職員が医療費の事務処理ミスを隠そうとして・・・懲戒処分 熊本
減給10分の1(3か月)の懲戒処分を受けたのは美里町総務課の38歳の男性主事です。
美里町によりますと、当時、健康保険課に所属していた主事は、後期高齢者医療費に関して、加入者13人が2024年7月ごろから提出していた口座振替の依頼書を金融機関に提出していませんでした。
そのため保険料が引き落とされず、主事はミスに気付いた後も保険料の支払い時期を不正に変更して発覚しないようにするなど、不適切な事務処理をしていました。
主事は町の聞き取りに「自分で解決したかった」と話しているということです。
特殊詐欺事件の「受け子」の疑いで、10代の男女が相次いで逮捕などされています。若者が「受け子」のターゲットになっていて、中学生が補導されたことも新たにわかりました。
【写真を見る】女子高校生逮捕の直前…19歳男も自ら通報 「受け子」容疑で20歳以下の逮捕相次ぐ 中学生の補導も判明 熊本県警
■女子高校生、19歳男に「受け子」容疑
25日、詐欺の疑いで逮捕されたのは、福岡市に住む自称解体業の19歳の男です。
男は4月21日ごろから23日までの間に他の人物と共謀し、熊本県八代市に住む85歳の女性に息子を装って複数回電話をかけ、「滞納している税金を支払わなければならない」などとうそを言い、現金80万円をだまし取った疑いが持たれています。
きのう(24日)は、同じ女性に対し同様の手口で現金を受け取ろうとした、福岡県久留米市の女子高校生が詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕されています。
警察によりますと、女子高校生が逮捕される直前、男が福岡県内の警察署に「八代市で法律事務所の職員を装ってお金をだまし取った」と自ら通報していたということです。
警察の調べに対し、男は「お金に困っていたため受け子をした」と容疑を認めているということです。
■中学生も補導…若者・高齢者に迫る「特殊詐欺」の闇
また、これとは別に、「受け子」として特殊詐欺に関わったとして、中学生が補導されていたことが捜査関係者への取材で新たに分かりました。中学生が「受け子」で補導されたのは熊本県内初ということです。
4月に入り熊本県警が「受け子」として逮捕・補導したのは7人で、いずれも20歳以下です。
被害者は80歳以上で、息子を装った電話が発端というのが特徴です。
熊本県警によりますと、この手口は4月14日〜18日の5日間だけでも未遂を含めて30件確認されていて、今週も増加傾向です。
■GWは家族内で啓発を
警察は、ゴールデンウィーク中に家族が集まったら、高齢者には「電話でお金の話があれば、必ず家族に相談する」ことを、若者には「簡単に稼げるアルバイトはない」ことなどを確認するよう呼びかけています。
熊本県八代市の高齢女性から現金をだまし取ろうとしたとして、福岡の17歳の女子高校生が詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕されました。
【写真を見る】福岡の女子高校生を現行犯逮捕 特殊詐欺の受け子か 熊本県警
逮捕されたのは福岡県久留米市(くるめし)に住む17歳の女子高校生です。
22日から24日にかけて、共謀した別の人物が息子を装って85歳の女性に電話をかけ、「税金の滞納分を支払わなければならない」と嘘を言い、現金数十万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。
警察によりますと23日午後、「特殊詐欺に加担しているような人物を八代市内で下ろした」とタクシーの運転手から通報があり、警察が捜査したところ、24日に女性の元を受け子が訪れることが分かったということです。
そして、その通りに、法律事務所のスタッフを装った女子高校生が女性の家を訪れ張り込んでいた警察官に現行犯逮捕されました。
警察の調べに対し女子高校生は「お金が欲しくて受け子をやった」と容疑を認めているということです。
85歳の女性はここ数日の間に別の男に現金数十万円を渡したと話していることから、警察は捜査を続けています。
4月25日未明、熊本県上天草市の住宅から火が出て、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。警察が身元の確認を進めています。
【写真を見る】熊本・上天草市で住宅が全焼し1人死亡 1人暮らしの67歳男性と連絡取れず
25日午前1時半ごろ、上天草市松島町で「隣の家が燃え上がっている」と、近くに住む人から119番通報がありました。
消防が駆け付け、火は約3時間後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅が全焼し、焼け跡から性別のわからない遺体が見つかりました。
警察によりますと、この家に1人で暮らしていたパート従業員、三宅政幸(みやけ まさゆき)さん(67)と連絡が取れていないということです。
警察は遺体の身元の特定を急ぐとともに、火事の原因を調べています。
24日夜、熊本市内の九州新幹線の高架で、新幹線にはねられたとみられる人が死亡しました。
【写真を見る】九州新幹線の高架 はねられたと見られる人が死亡 乗客約70人は5時間動けず 熊本
警察やJR九州などによりますと24日午後11時20分ごろ、熊本市西区池亀町付近を走っていた鹿児島中央駅発、博多駅行きの「さくら410号」の運転士が、ドンという異音を感知して緊急停車させました。
現場は高架にある線路で、辺りを確認したところ2両目の下に血痕を確認し、異音に気づいた付近で人らしきものを見つけました。
その場で死亡が確認され、上下黒っぽい服を着た男性と見られています。
現場近くには、高架へ上がる作業用の階段があるということで、警察が身元の確認を急ぐとともに事故原因を調べています。
この事故で約70人の乗客を乗せたまま、新幹線は5時間ほど停車しましたが、体調を崩した人は出なかったということです。
また、九州新幹線は上り1本が運休、下り1本が遅延し、約150人に影響が出たということです。始発からは通常通り運行しています。
不正に入手したスマートフォンのキャッシュレス決済機能を使い、スポーツシューズを購入したとして、熊本の大学生の男が逮捕されました。
【写真を見る】拾ったスマホで買い物「試しに番号を入れたらロック解除できた」 大学生を詐欺容疑で逮捕 熊本
■「試しに番号を入れたらロックを解除できた」
詐欺の疑いで逮捕されたのは、熊本市中央区黒髪の20歳の大学生の男です。
この大学生は3月28日の正午ごろ、不正に入手したスマホのキャッシュレス決済機能を使い、熊本市中央区にある靴の販売店で約2万4000円のバスケットシューズ1足を購入した疑いがもたれています。
警察によりますと、不正使用されたスマホの所有者は、熊本市に住む70代の男性で「3月26日に落とした」と話しているということです。
警察の調べに対し男は「落ちているスマホを見つけ、試しに番号を入力したところ、ロックを解除できたので使った」と容疑を認めているということです。
落とした男性がスマホを買い替えた3月28日までの3日間に、コンビニエンスストアや飲食店などであわせて11回、5万9000円分のキャッシュレス決済が使用されていて、警察は、この大学生が関与した疑いがあるとみて捜査を続けています。
■「0000」や「1234」などは要注意
一方で、警察は「他人が分かるような簡単な番号は設定しないほうが良い」と注意を呼び掛けています。
熊本市で4月、タクシーの運転手を殴ってけがをさせたとして現行犯逮捕された男性について、熊本地方検察庁は起訴しないことを決めました。
※2025年4月23日(水)放送
【写真を見る】タクシー運転手を殴りけがさせたとして逮捕の男性 不起訴に 熊本
4月22日付で不起訴処分となったのは、逮捕当時、熊本市に住んでいた68歳の男性です。
男性は4月10日夜、JR南熊本駅付近で乗車したタクシーの運転手を殴るなど暴行を加え、後頭部にけがをさせたとして、傷害の疑いで現行犯逮捕されていました。
男性は当時酒に酔っていて、逮捕直後、警察の調べに黙秘していましたが、翌日は「全く覚えていない」と容疑を否認していました。
熊本地検は不起訴の理由について「回答を差し控える」としています。
熊本市で3月、タクシー運賃の支払いを免れようと、運転手にけがをさせ逃げたとして逮捕された男性について、熊本地方検察庁は起訴しないことを決めました。
【写真を見る】支払い免れようとタクシー運転手に暴行容疑で逮捕の20代男性 不起訴処分 熊本
きょう(4月22日)付で不起訴処分となったのは、熊本市の20代の男性です。
男性は先月23日、客として乗ったタクシーの車内などで運賃1900円の支払いを免れようと、50代の男性運転手に暴行を加えてけがをさせたとして、強盗傷害の疑いで逮捕されていました。
男性は当時、酒を飲んだ状態で、逮捕後の警察の調べに対し「暴行を加えた記憶はない」と容疑を一部否認していました。
熊本地検は不起訴の理由について「回答を差し控える」としています。
熊本市の小学校に不法に侵入したとして逮捕された50代の男が、複数の児童の上履きに尿をかけて汚した疑いで追送検され、4月22日付で略式起訴されました。
【写真を見る】小学校の防犯カメラに映った「放尿する男」…複数の上履きが汚される 器物損壊などで略式起訴 熊本
4月15日付で器物損壊の疑いで書類送検されたのは、熊本市中央区国府に住む会社員の男(51)です。
男は3月20日の午前0時ごろ、熊本市中央区の託麻原小学校で、複数の児童の上履きに尿をかけて汚した疑いが持たれています。
警察などによりますと、事件後に被害に気付いた児童が学校に報告し、学校が警察に被害届を出していました。
男はこの学校へ不法に侵入したとして、建造物侵入容疑で4月1日に逮捕されていました。学校の防犯カメラには男が放尿する様子が映っていて、警察の捜査の結果、上履きから人の尿の成分が検出されたということです。
警察の調べに対し男は容疑を認めていて、4月22日付で熊本簡裁に略式起訴されました。
警察は動機について「児童の心情を配慮して公表を差し控えたい」としています。
熊本県相良村(さがらむら)に住む80歳の女性から現金をだまし取ろうとしたとして、「受け子」とみられる19歳の男が現行犯逮捕されました。
【写真を見る】「今日も来る」現金を受け取りにきた男を現行犯逮捕 「知らない人から指示を受け、知らない人に渡すつもりだった」 詐欺未遂容疑 熊本
きょう(4月23日)午前9時半ごろ、相良村に住む80歳の女性から「きのう(22日)、息子を名乗った電話があり、自宅に来た人に現金を手渡した。今日も来ると言っていた」と110番通報がありました。
警察が女性の家で張り込んでいたところ、男が現金を受け取りに来たため、詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕しました。
逮捕されたのは、熊本県阿蘇市に住む契約社員の19歳の男です。
男は他の人物と共謀し、女性の息子などを名乗って「株に投資して利益を得たが、滞納している税金を支払う必要があるので、現金を用意してほしい」と女性の家に電話をし、現金180万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。
男は警察の調べに容疑を認めたうえで、「名前も知らない人から指示を受け、女性から現金を受け取って、知らない人に渡す役割だった」と話しているということです。
警察は、男の背後関係などを詳しく調べる方針です。
警察はいわゆる「闇バイト」について、「一度犯罪に加担するとその後は脅されて抜け出せなくなるため、闇バイトだと気付いた時点で相談してほしい」と呼びかけています。
今月8日に自宅へ放火しようとしたとして逮捕された男性について、熊本地方検察庁は起訴しないことを決めました。
不起訴処分となったのは八代市に住む30代の男性です。男性は、今月8日の未明、スプレーとライターを使って部屋のじゅうたんに火をつけたとして、現住建造物等放火未遂の疑いで逮捕されました。
けがをした人はいませんでした。
男性は当時、警察の調べに対し「火をつけたのは間違いないが、虫を殺すつもりだった」と容疑を一部否認していました。
熊本地検は容疑を器物損壊に切り替えたうえで、きょう4月21日付で不起訴処分にしました。処分の理由については「回答を差し控える」としています。
今日18日午前、熊本県玉名市の工事現場で男性2人が土砂に巻き込まれ、そのうち1人が心肺停止の状態です。
【写真を見る】「人が埋まったようだ」玉名市の残土処分場で男性2人が生き埋め 58歳の男性1人が心肺停止 熊本
18日午前11時半ごろ、玉名市富尾の残土処分場の工事現場で、「人が埋まったようだ」と工事関係者から119番通報がありました。
警察によりますと土砂に埋まった状態で見つかったのは、現場で作業をしていた鹿児島県薩摩川内市の中嶋卓生(なかしま たくお)さん(58)で心肺停止状態だということです。
また、消防によりますと玉名市に住む27歳の男性も土砂に巻き込まれ軽いけがをしました。
当時2人は、深さ3メートルほどの溝の中で作業をしていて、そこに落ちてきた土砂に巻き込まれたということです。
4月15日、熊本市のマンションで、落下してきたとみられる物が男性の頭を直撃し、男性が重傷を負いました。警察は事件の可能性もあるとみて捜査しています。
【写真を見る】一つ目は“爆発” 二つ目は後頭部に マンションで落下物か 直撃し重傷…「当たり所が悪いと死んでいた」 熊本
けがをした男性「当たり所が悪かったら、多分死んでいたんじゃないと言われた」
後頭部に大きなガーゼを当てた男性。50代のこのマンションの住人です。けがの状況について話しました。
4月15日午後6時ごろ、この男性が熊本市中央区にあるマンションの駐車場で仕事で使うバイクを洗っていたところ、2度、上から物が落ちてきたとみられ、そのうちの一つが男性の頭を直撃しました。
けがをした男性「1個、私の右斜め前で“爆発”があって、粉々に吹き飛んでいた。次に2発目が来た。多分1個目も、どこからか落ちてきて破裂したと想像している」
男性は頭にけがをして、一時、入院することになりました。周辺には、陶器のようなものが散乱していたということです。
警察は事件と事故の両面で捜査していますが、物が故意にマンションから落とされていた場合、殺人未遂や傷害の疑いもあるとして、落下したとみられる物の特定など調べを進めています。
18日午前、熊本県八代市で高齢女性をはねた車が逃走していた事件で、警察は、75歳の男をひき逃げの疑いで逮捕しました。
【写真を見る】車輪が外れた手押し車、現場のコンビニエンスストアや付近の道路の様子(18日午後撮影)
過失運転致死と道路交通法違反の容疑で逮捕されたのは、八代市古城町のアルバイト、田村高雄(たむら たかお)容疑者(75)です。
警察などによりますと、18日午前9時50分ごろ、古城町にあるコンビニエンスストアの駐車場で、「高齢の女性が倒れている」と110番通報がありました。
はねられた女性は頭を強く打っていて、その場で死亡が確認されたということです。
死亡したのは近くに住む82歳の中山タツ子(なかやま たつこ)さんで、中山さんは手押し車を使い歩いていたとみられています。
中山さんをはねた車はその場から逃走していて、警察は緊急配備をして車の行方を追い、午後には田村容疑者に接触して任意で事情を聞いていました。
現場は八代市役所から2キロほど離れた場所です。
4月18日に八代市で起きたひき逃げ事件で警察は70代の男を逮捕しました。
ひき逃げと過失運転致死の疑いで逮捕されたのは八代市のアルバイト田村高雄(たむら・たかお)容疑者(75)です。
田村容疑者はきのう午前9時50分ごろ、八代市古城町(ふるしろまち)にあるコンビニエンスストアの駐車場で近くに住む中山(なかやま)タツ子さん(82)を大型トラックではねて死亡させそのまま走り去った疑いがもたれています。
中山さんは手押し車を押しながら駐車場内を歩いていたとみられています。
警察によりますと田村容疑者は当時、仕事で大型トラックを運転していて、調べに対し、中山さんを死亡させたことについては「納得します」と話す一方で「事故には気づかなかった」と容疑を一部否認しています。
警察が事故の状況を調べています
18日午前、熊本県八代市で高齢女性をはねた車が逃走していた事件で、警察は、75歳の男をひき逃げの疑いで逮捕しました。
【写真を見る】車輪が外れた手押し車、現場のコンビニエンスストアや付近の道路の様子(18日午後撮影)
過失運転致死と道路交通法違反の容疑で逮捕されたのは、八代市古城町のアルバイト、田村高雄(たむら たかお)容疑者(75)です。
警察などによりますと、18日午前9時50分ごろ、古城町にあるコンビニエンスストアの駐車場で、「高齢の女性が倒れている」と110番通報がありました。
はねられた女性は頭を強く打っていて、その場で死亡が確認されたということです。
死亡したのは近くに住む82歳の中山タツ子(なかやま たつこ)さんで、中山さんは手押し車を使い歩いていたとみられています。
中山さんをはねた車はその場から逃走していて、警察は緊急配備をして車の行方を追い、午後には田村容疑者に接触して任意で事情を聞いていました。
現場は八代市役所から2キロほど離れた場所です。
タクシーの運転手を殴り、けがをさせたとして、68歳の男が現行犯逮捕されました。ドライブレコーダーには事件当時の様子が記録されていました。
【写真を見る】運転手を殴る、蹴る…ドライブレコーダーに映っていた68歳男の暴行
■ドライブレコーダーに映っていたのは
無抵抗の運転手を激しく殴りつける男。
記者「暴行を受け続けた運転手は道路わきに車を停め、周りに助けを求めました」
4月10日午後9時40分ごろ、タクシー会社から「乗客から殴られているとの連絡が運転手からあった」と110番通報がありました。
警察が駆けつけ、後部座席にいた男を現行犯逮捕しました。
■逮捕された68歳男 当初は「黙秘」していたが…?
傷害の容疑で現行犯逮捕されたのは、熊本市南区田井島(たいのしま)に住む塘口達也(ともぐち たつや)容疑者(68)です。
塘口容疑者は乗車したタクシーの運転手を10分以上にわたって殴り、後頭部などにけがをさせた疑いが持たれています。
警察によりますと塘口容疑者は、約2キロ離れたJR南熊本駅の近くから1人でタクシーに乗り、自宅方面に向かわせましたが、途中から一方的に怒り始めたということです。
塘口容疑者は当時、酒に酔っていて、逮捕直後は黙秘していましたが、翌日の取り調べでは「全く覚えていない」と、容疑を否認しています。
警察は塘口容疑者を送検し、当時の状況を調べています。
【写真を見る】
運転手を殴る、蹴る…ドライブレコーダーに映っていた68歳男の暴行
部下の隊員の太ももなどを触ったとして、熊本市にある陸上自衛隊第8師団が、50代の2等陸佐を停職1年としました。
【写真を見る】「性的欲求があったが、セクハラにあたる意識が欠けていた」2等陸佐を停職処分 部下が被害相談 陸上自衛隊・第8師団
4月17日付で停職1年の懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊第8師団司令部に勤務する50代の2等陸佐です。
第8師団によりますと、2等陸佐は去年(2024年)10月下旬から11月上旬の間に、食事の場で複数回、部下の隊員の太ももを触ったり、服の上から尻を触ったりしたということです。
直後にこの隊員が上司に被害を相談したことで発覚しました。
2等陸佐は第8師団に対し「性的欲求があったが、セクハラに該当するという意識が欠落していた」と話しているということです。
■第8師団 停職処分相次ぐ
北熊本駐屯地司令の大場智覚陸将補は、「指導教育に徹底し、再発防止に努める」とコメントしましたが、第8師団では今年に入ってからだけでも交際相手の頭を殴るなどした3等陸尉や、後輩の隊員に暴行を加えた別の3等陸尉を停職の懲戒処分としています。
第8師団は、今回処分した2等陸佐の年齢や性別のほか、問題が起きた食事の場が公務中かどうかなどを含めて詳細を明らかにしていません。
2等陸佐は、処分を終えた後も勤務を続ける意思を示しているということです。
4月17日夜、熊本県八代市の九州自動車道のトンネル内でトラックが壁に衝突し、運転していた宮崎県の男性が死亡しました。
【写真を見る】九州自動車道でトラック事故 宮崎県の運転手が死亡 熊本
警察によりますと17日午後7時半ごろ、八代市坂本町(さかもとまち)の九州自動車道下り線、鮎帰(あゆがえり)トンネル内でトラックが壁に衝突しました。
この事故でトラックを運転していた宮崎県都城市の会社員、海田直哉(かいだ・なおや)さん(37)が意識不明の状態で人吉市内の病院に運ばれ、その後、死亡しました。
現場は、トンネルの出口から300メートル手前で、片側2車線の緩やかな右カーブでした。
警察が事故の原因を調べています。
18日午前、熊本県八代市で高齢女性が車にはねられ死亡しました。はねた車は逃走していましたが、警察は運転していたとみられる人物から任意で事情を聞いているということです。
【写真を見る】現場のコンビニエンスストア 付近の道路の様子(18日午後撮影)
18日午前9時50分ごろ、八代市古城町にあるコンビニエンスストアの駐車場で、
「高齢の女性が倒れている」と110番通報がありました。
警察などによりますと、はねられた女性は頭を強く打っていて、その場で死亡が確認されたということです。
警察のその後の調べで、死亡したのは近くに住む82歳の中山タツ子(なかやま たつこ)さんであることが分かりました。中山さんは手押し車を使い歩いていたとみられています。
記者「車は女性をはねたあと、西の方に向かって逃走したとみられています」
中山さんをはねた車はその場から逃走し警察が緊急配備をしていましたが、捜査関係者によりますと、警察は車を運転していたとみられる人物を午後には特定し、任意で事情を聞いているということです。
SNS型のロマンス詐欺で、熊本県北部に住む男性から500万円をだまし取ったとして、東京に住む大学生の男が逮捕されました。
【写真を見る】「ロマンス詐欺」出し子への指示役か 中国籍の男を逮捕 被害1億円とも 熊本
詐欺と組織犯罪処罰法違反の疑いで熊本県警に逮捕されたのは、東京都渋谷区に住む中国籍の大学生の男(22)です。
男は他の人物と共謀し、去年(2024年)3月、熊本県北部に住む67歳の男性をだまして現金500万円を他人名義の口座に振り込ませた疑いが持たれています。
警察によりますと、男のグループは架空の女性になりすましてマッチングアプリを通じて男性と接触し、「投資で一緒にお金を増やそう」などと嘘を言って、別の人物が管理する他人名義の口座に現金を振り込ませたということです。
この事件を巡っては、男性が振り込んだ現金を引き出した「出し子」の疑いで別の中国籍の男が去年8月に逮捕されていて、その捜査の中で今回の男の関与が明らかになりました。
男らのグループは、「日本人と台湾人の両親を持ち、東京の金融会社に勤めている30代の独身女性」を装い、現金を振り込ませたということで、男はこの「出し子」の男に指示していたとみられます。
この男性は、今回の500万円以外にも1億円あまりの被害を訴えていて、警察は男を含むこのグループが関与した可能性があるとみて捜査しています。
警察は男の認否について「捜査に支障がある」として明らかにしていません。
熊本市消防局は、119番通報を受けて出動した救急隊の到着が、指令員の住所確認不足のため遅れたことを発表しました。
【表を見る】通報から9分後、救急隊が「現場ではない」と気づき…通報〜女性の死亡確認までの時系列
通報した90代の女性はその後病院に運ばれましたが、死亡しました。
熊本市消防局の担当者「傷病者の方のご冥福をお祈りするとともに、ご家族ご親族に心よりお詫び申し上げます」
■なぜ遅れた?
熊本市消防局によりますと、4月12日午後10時37分、熊本市南区に住む90代女性から119番通報がありました。
通報は固定電話から行われ、電話番号に紐づいた住所が複数件、登録されていたため、本来はそこから住所を特定する必要がありました。しかし、指令員は最初に表示された住所を現場と思い込み、救急隊へ出場指令を出したということです。
通報した女性は一人暮らしで、通報から1分ほどで会話が出来なくなり、指令員は現場の詳細を聞くことができませんでした。
救急隊が最初に到着した場所と現場の住宅は約90m離れていて、本来かかる時間より11分ほど到着が遅れたとみられます。
女性は心肺停止の状態で発見され病院に運ばれましたが、その後、死亡しました。
熊本市消防局によると、指令システムは全国で同じような仕組みを使っていて、複数の住所が登録されていることは珍しくなく、その場合には点滅して警告する仕組みになっているということですが、4月に着任したという50代の男性指令員がそれを見逃していたと説明しています。
熊本市消防局は、今回の事案と女性が死亡した因果関係については「調査中」とする一方で、遺族へ説明し理解を得られたと説明しています。
■どうすればミスを防げたのか
今回のミスの状況を見ていきます。
通報があった固定電話には、2つの住所が登録されていました。これは、珍しいことではないそうです。
指令システムの画面には2つの住所があることを知らせる表示がありましたが、今回の発端は、担当者がそれに気付かず、最初に表示された住所を現場だと思い込み救急隊を出動させたことです。
大麻を所持したうえ使用もしたとして、20代の男が再逮捕されました。法改正後、大麻を使った疑いでの逮捕は、熊本県警で初めてだということです。
【写真を見る】“使用容疑”で県内 初逮捕 大麻所持と使用の疑いで26歳の男を逮捕 熊本
麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたのは、熊本市西区上代の無職、福山公成(ふくやま こうせい)容疑者(26)です。
福山容疑者は3月、大麻約1.4グラムを所持し、使用した疑いが持たれています。
福山容疑者は2024年12月、福岡県の20代の女性に同意のないままわいせつな行為をしたとして、今月2日に不同意性交等の疑いで逮捕され、その後、熊本地検に送検されていました。
警察によりますと、前回に逮捕した捜査の過程で、福山容疑者の自宅のトイレのタンクから大麻が濡れた状態で見つかり、その後の福山容疑者への検査で大麻の使用も認められたということです。
改正された法律では大麻の「使用」も禁止となり、2024年12月に施行されました。警察によりますと熊本県警による「使用」での逮捕は初めてということです。
警察の調べに対し、福山容疑者は「所持し、使用したことは間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察は大麻の入手経路なども含めて詳しく調べています。
4月に入り、振り込め詐欺など特殊詐欺の被害が急増しているとして、金融機関などでつくる団体が「電話で『お金』詐欺アラート」を発表しました。
【写真を見る】『警察官』から『お金』の電話が来たら詐欺!アラート発表 1週間の被害総額1億7600万円に 熊本
警察官「警察官をかたる詐欺が多く発生しています。ご注意を」
熊本県警によりますと、4月1日から1週間の被害総額は1億7600万円に及び、その1週間で去年1年間の被害総額、4億6700万円の4分の1を超えました。
また今年(2025年)1月から3月の被害申告(未遂を含む)も38件に上り、去年の同じ時期と比べて3倍以上に増えています。
被害者の年代も20代から高齢者まで幅広く、こうしたことから金融機関などでつくる団体がアラート(警告)を出して県民に警戒を呼びかけるとともに、自治体に
「防災行政無線などでの注意の呼び掛け」の協力などを求め、犯罪の手口を周知することなどで被害防止に力を注ぎます。
最近では警察官や行政職員をかたった詐欺の被害や相談が目立つということで、警察は「電話を受けたら必ず身近な人に相談したり、警察に電話をかけ直したりしてほしい」と呼びかけています。
熊本県警犯罪抑止対策室 釜賀ルミ室長「警察や行政職員が電話に登場して、お金に関する言葉が出たら詐欺と思ってほしい」