賭けゴルフの疑いで書類送検された複数の熊本県議会議員などを不起訴にした熊本地方検察庁の判断について、熊本検察審査会が「不当」と議決しました。
【写真を見る】熊本県議会議員の「賭けゴルフ」 不起訴不当 熊本検察審査会
自民党に所属または所属していた県議や元県議13人は、2019年12月から2023年7月にかけて、県内外で賭けゴルフを繰り返していた「常習賭博の疑い」があるとして書類送検され、2024年12月に熊本地検が不起訴処分としました。
その後、告発した熊本市の女性が処分を不服として2025年2月に検察審査会へ申し立てていました。
女性によりますと不起訴不当の議決は6月10日付だということです。
女性はRKK熊本放送の取材に「検察で改めて捜査を尽くして欲しい」とコメントしています。
一方で、熊本地検は「必要な捜査を遂げた上、適切に処分する」としています
追い越しのための右側通行が禁止されている道路で右側通行をしたとして40代の男が現行犯逮捕されました。
道路交通法違反の疑いで現行犯逮捕されたのは住所・職業ともに不詳の40代の男です。
男はきょう午前10時40分ごろ、熊本県宇城市小川町(うきしおがわまち)の国道3号で、軽乗用車を運転中に追い越しのための右側通行が禁止されているにもかかわらず、右側通行をした疑いが持たれています。
警察によりますと「ふらふらと運転している車がいる」と110番通報を受けた警察が男が運転する軽乗用車を見つけ、走行をやめるよう声をかけながら追跡しました。
すると男は前方の車を追い越すために中央線を越え約70メートル右側通行をしたということです。
その後、男は農道の方へ左折した先で、車ごと用水路に転落し、現行犯逮捕されました。
警察は男への聞き取りを行っていますが、認否などについて答えが得られない状態が続いていて任意のアルコール検査にも男は応じることができないということです。
警察は酒を飲んで運転していた可能性もあるとみて捜査しています。
コメの価格高騰が波紋を広げる中、これに便乗した「コメの詐欺サイト」も確認され、問題となっています。
【写真を見る】「安すぎ」「日本語がおかしい」「住所がない」コメ通販に要注意 2か月で詐欺の相談335件に
消費者庁によりますと、「コメの詐欺サイト」に関する相談が2025年4月と5月の2か月間に全国で335件が寄せられました。
熊本県内でも同様の相談があるということです。
(例)
◆通販サイトでコメをカード決済で購入したが、届かない
◆広告からコメを注文したはずが、領収書では別の商品を買ったことになっている。その商品も届かない
国民生活センターは、詐欺サイトを見分けるポイントを紹介しています。
■”コメの詐欺サイト”チェックリスト
1. サイトのURLの表記が、ブランドの正式な英語表記と少しだけ異なる。
2. 日本語の字体、文章表現がおかしい。
3. 販売価格が大幅に割引されている。
4. 事業者の住所の記載がない。住所が記載されていても、調べてみると虚偽や無関係の住所だった。
5. 事業者への連絡方法が、問い合わせフォームやフリーメールだけである。
6. 支払い方法が、クレジットカード決済のみ、銀行口座等への前払いのみ、代金引換サービスのみなど、支払い方法が限定されている。
7. 通販サイト内のリンクが適切に機能しない。
さらに、話を聞いた熊本県消費生活センターの担当者は、「自分が初めてのサイトで買い物をするときには、運営事業者に電話をかけて不審な点がないか確認するように心がけている」と話していました。
トラブルに遭った場合は、消費生活センターへの相談や、クレジットカード会社に連絡するよう呼び掛けています。
【熊本県消費生活センター】096-383-0999(平日 午前9時〜午後5時)
知人男性の母親に嘘の電話そして金をだまし取ったとして、男が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、住所不定・無職の田上希典(たがみ まれすけ)容疑者(39)です。
【写真を見る】タイで同居人死亡 その母親に「入院費が必要」と嘘の電話か 100万円の詐欺容疑で30代男逮捕 熊本県警
警察によりますと、田上容疑者は2023年6月にタイで死亡した知人男性の母親(65)に、男性が死亡したことを隠して「息子さんがタイで交通事故に遭って意識不明の重体です。入院費が必要です」と嘘の電話をして、現金100万円をだまし取った疑いが持たれています。
その後、被害者の女性が不審に思い警察に相談。タイ当局と情報を共有し、捜査を進めたということです。
当時、田上容疑者と男性は同居していて、電話の前日に、男性は病気で亡くなっていました。
警察の調べに対し、田上容疑者は「大筋で間違いありません」と容疑を認めているということです。
また、男性が亡くなった後に男性名義のクレジットカードが使用されていたことから、余罪の可能性も視野に捜査を進めています。
妻に暴行を加えて、死亡させた罪に問われている夫の初公判が熊本地方裁判所であり、男は起訴内容を否認しました。
【写真を見る】妻への傷害致死罪に問われた夫 初公判で起訴内容を否認 熊本地裁 裁判のポイントは
傷害致死の罪に問われているのは、熊本市東区小山の会社員、福永輝樹(ふくなが てるき)被告(53)です。
起訴状などによりますと、福永被告は2023年11月、自宅で妻の沙矢香(さやか)さん(当時40)に暴行を加えて出血性ショックで死亡させた罪に問われています。
11日に開かれた裁判員裁判の初公判で、福永被告は、「暴行を加えて傷害を負わせ、死亡させたことはない」と起訴内容を否認しました。
また弁護側も、沙矢香さんは以前、別の人物とのトラブルを抱えたことで自傷行為などを繰り返していたとして「沙矢香さんの死は自傷行為や事故によるもの」と無実を訴えました。
一方、検察側は冒頭陳述で、「2人は2022年の夏以降、けんかが絶えず、福永被告が暴力を振るうようになった」と指摘しました。
裁判はあす12日も開かれ、18日に結審する予定です。
この裁判は「沙矢香さんが死に至ったけがは、福永被告のDVによるものかどうか」が争点です。
弁護側は「暴力はなく、別の原因で亡くなった」と主張しているのに対し、検察側は「福永被告は日常的に暴力をふるっていた」と指摘していて、裁判員は難しい判断を迫られそうです。
警察によりますと、熊本県内のDVに関する相談件数は5年前は600件台でしたが、去年は400件台で、減少傾向にあります。
警察は減少の理由について「明確な要因はわからない」としていますが、相手への発覚を恐れて相談できないなど、潜在化しているケースもあると見ています。
警察は配偶者や交際相手からの暴力などDV被害を受けた可能性がある場合は、警察の相談電話(#9110)に相談して欲しいと呼びかけています。
覚醒剤を所持・使用したとして熊本大学薬学部に通う男が逮捕されました。「どんな効果があるのか気になった」と供述しています。
【写真を見る】〝覚醒剤〟で逮捕は薬学部の大学生 「どんな効果があるか気になった」 体調を崩して自ら救急車を呼び、使用を消防隊員に明かす 熊本
覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されたのは、熊本大学薬学部に通う、酒井宏樹(さかい ひろき)容疑者(21)です。
酒井容疑者には、覚醒剤を所持・使用した疑いが持たれています。
警察によりますと、酒井容疑者は、5月20日の午前5時ごろ、自宅アパートで体調を崩し、自ら救急車を呼んだということです。そして、病院へ運ばれる際、消防隊員に覚醒剤の使用をほのめかしたことから、消防が警察に通報していました。
警察による尿検査で覚醒剤の成分が検出され、自宅から覚醒剤約0.3グラムと注射器が押収されたということです。
調べに対し、酒井容疑者は容疑を認めているということて「SNSで興味を持ち、どんな効果があるのか気になり手を出した」と供述し「SNSで隠語を検索し、配送で受け取った」とも話していることから、警察は入手経路についても捜査しています。
「年間1万件」
これは熊本市の土木センターに寄せられる道路や河川に関する通報件数です。
【写真を見る】熊本市の「LINE通報」って? 記者も通報「枝が張りだし信号が見えづらい…」
この対応を強化するため、熊本市はメッセージアプリLINEを使った通報機能を導入しています。熊本市民の困った!に応える「LINE市民通報」とはどんなものなのでしょうか?
記者「やっぱりここ見えづらいです」
熊本市中央区島崎の市道。信号機の一部が街路樹で隠れています。
記者「この通り、緩やかにカーブになっているので木が生い茂っていることで信号が見えにくくなっているようです」
こうした困りごとや、道路や河川などで市民が気づいたことに対応するのが熊本市の「LINE市民通報」です。
中央区土木センター維持課道路班 岩本達也主査「写真を送ってもらうので、作業の度合いなどを想定してすぐに対応にとりかかれるメリットがある」
LINE市民通報は、道路の損傷や、のり面の異常、水道の漏水など、市民がスマートフォンから直接通報できる機能です。
熊本市は2021年4月に運用を始め、この4年間で1720件の情報が寄せられました。
2024年度だけでも600件を超えています。例えば・・・
通報例
「遊具のネットが破れて、穴があいている」
「水路の転落防止柵がぐらついている」
「けしの花のようなものが、咲いている。除草してほしい」
と言ったもの・・・
中央区土木センター維持課道路班 岩本達也主査「熊本市が管理する道路、公
園、河川に関するものであれば全て受け付けています」
そこで、記者が運転中に気になった、信号機の一部が街路樹で隠れていた場所を実際に通報してみました。
熊本市の公式LINEアカウントから通報内容を送信します。
緊急性が高いものについては通報があった当日や翌日には対応にあたります。
今回の場合、信号機が見えづらく、事故に繋がる恐れもあるとして、熊本市は緊急性が高いと判断。通報の翌日、市の担当者が現場に駆け付けました。
通報で最も多いのが『道路』に関する内容です。路面の穴や段差、除草や剪定などの通報が寄せられています。
6月9日未明に熊本県宇城市のコンビニエンスストアで発生した強盗事件で、逃走を続ける犯人が差してきたとみられる傘が現場に残っていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
【写真を見る】【独自】コンビニ強盗 傘を忘れて逃げたか 現場の傘立てからビニール傘を押収 熊本県宇城市
■現場の「傘立て」で発見
この事件は、9日午前3時ごろ、宇城市松橋町の「ファミリーマート松橋曲野店」で、50代くらいの男とみられる人物が店員に刃物を突き付け、現金約10万円を奪って逃走したものです。
犯人の特定には至っていませんが、その後の警察への取材で、犯人は傘を差して店を訪れ、犯行後にそれを差さずに逃走していたことが分かりました。
捜査関係者によりますと、現場の傘立てには透明のビニール傘が残っていたということです。
警察は9日に傘立ての周辺を調べ、傘3本のうち1本を押収していました。
■「早く捕まって」小学校はすべて休校に
事件当日は宇城市内すべての小中学校が休校となり、翌10日に授業を再開しました。現場近くの小学校では、保護者が集団登校に付き添ったり、車で送ってきたりしていました。
松橋小学校 岡村誠也校長「早く捕まって、子どもたちが安心して学校生活が送れるようになってほしい」
宇城市の末松直洋(すえまつ なおひろ)市長は、10日午前に開いた定例記者会見で、小中学校の休校について「子どもの安心安全を守るためだった」と述べました。
宇城市 末松直洋市長「宇城市内に限って起こる事件ではないが、宇城市で起こったことは非常に残念」
市の教育委員会によりますと、市内すべての小中学校に聞き取りをしたところ、犯人や不審者の目撃に関する報告はなかったということです。
市では今後、防犯体制の強化に取り組む方針です。
末松市長「コンビニに限らず、防犯体制をしっかりやっていかなければならない」
覚醒剤を所持・使用したとして大学生の男が逮捕されました。大学生は「SNSで隠語を検索した」と話していて警察が入手経路などを調べています。
覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されたのは、熊本市中央区の大学生、酒井宏樹(さかい ひろき)容疑者(21)です。
酒井容疑者は、覚醒剤を所持・使用した疑いが持たれています。
警察によりますと、5月20日の午前5時ごろ、自宅アパートにいた酒井容疑者が体調不良を訴えて消防に救急を要請し、病院へ運ばれる際、消防隊員に覚醒剤の使用をほのめかしたことから、消防が警察に通報していました。
警察による尿検査で覚せい剤の成分が検出され、自宅から覚醒剤約0.3グラムと注射器が押収されたということです。
調べに対し、酒井容疑者は容疑を認めていて「SNS投稿で興味を持ち、どんな効果があるのか気になって手を出した」「SNSで隠語を検索した」などと供述していることから、警察は入手経路についても捜査しています。
妻に暴行を加えて死亡させた罪に問われている男の初公判が熊本地裁であり、男は起訴内容を否認しました。
【写真を見る】妻への傷害致死罪に問われた夫 初公判で起訴内容を否認 熊本地裁
傷害致死の罪に問われているのは、熊本市東区小山の会社員、福永輝樹(ふくなが てるき)被告(53)です。
起訴状などによりますと、福永被告は2023年11月、自宅で妻の沙矢香(さやか)さん(40)に暴行を加えて死亡させた罪に問われています。
11日午前に開かれた裁判員裁判の初公判で、福永被告は、「暴行を加えて傷害を負わせ、死亡させたことはない」と起訴内容を否認しました。
弁護側も「沙矢香さんの死は自傷行為や事故によるもの」と無罪を主張しました。
一方、検察側は冒頭陳述で「2022年の夏以降、2人のけんかが絶えなくなり、福永被告が暴力を振るうようになった」と指摘しました。
裁判はあす12日も開かれ、18日に結審する予定です。
覚醒剤を所持・使用したとして大学生の男が逮捕されました。大学生は「SNSで隠語を検索した」と話していて警察が入手経路などを調べています。
覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されたのは、熊本市中央区の大学生、酒井宏樹(さかい ひろき)容疑者(21)です。
酒井容疑者は、覚醒剤を所持・使用した疑いが持たれています。
警察によりますと、5月20日の午前5時ごろ、自宅アパートにいた酒井容疑者が体調不良を訴えて消防に救急を要請し、病院へ運ばれる際、消防隊員に覚醒剤の使用をほのめかしたことから、消防が警察に通報していました。
警察による尿検査で覚醒剤の成分が検出され、自宅から覚醒剤約0.3グラムと注射器が押収されたということです。
調べに対し、酒井容疑者は容疑を認めているということで「SNS投稿で興味を持ち、どんな効果があるのか気になって手を出した」「SNSで隠語を検索した」などと供述していることから、警察は入手経路についても捜査しています。
9日未明、熊本県宇城市松橋町のコンビニエンスストアで、刃物を持った男とみられる人物が現金約10万円を奪って逃走しました。
【写真を見る】コンビニ強盗 発生から15時間で犯人は依然逃走中 熊本・宇城市 小中学校は集団登下校 地図を使って事件現場周辺を説明
警察は強盗事件として犯人の行方を追っています。
午前3時ごろ、宇城市松橋町にある「ファミリーマート松橋曲野店」の店員から「強盗にあいました」と110番通報がありました。
警察によりますと50代くらいの男とみられる人物が店員に刃物を突きつけて「金を出せ」と脅し、現金約10万円を奪って逃走しました。
店員にけがはありませんでした。
記者「犯人は現金を奪った後、南の方へ徒歩で逃げたということです。」
犯人は身長160センチから170センチくらいで、上下黒の長袖長ズボンに黒のニット帽と白のマスクを着用していたということです。
近隣住民「この辺りは全然そういうのはなかったから、ちょっとびっくりですね1人で住んでいるから怖い」
事件の発生を受けて、9日は宇城市内全ての小中学校が臨時休校となりました。
警察は強盗事件として逃げた犯人の行方を追っています。
<スタジオ>地図を使って事件現場周辺を説明
現場は国道266号沿いにあるコンビニエンスストアです。
約450メートル西には松橋小学校、約1キロ南には宇城警察署があります。
警察は、犯人の逃走経路について「南側に徒歩で逃げた」と説明していますが、取材した記者によりますと、この辺りは防犯カメラが少なく、事件発生が午前3時ごろということもあり、有力な目撃情報もないということです。
なお、宇城市の小中学校は、あす10日は集団登下校にして、地域の見守りも強化するということです。
空路で麻薬を持ち込み輸入したとして、東京都内に住む音楽プロデュ―サーの男が逮捕されました。
【写真を見る】押収されたMDMAやケタミンなど ズボンのポケットから取り出す様子も
麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたのは、ケツメイシなど人気アーティストの楽曲制作にも携わったことがある、東京都渋谷区の音楽プロデュ―サー、森田昌典(もりた・まさのり)容疑者(48)です。
熊本県警などによりますと、森田容疑者は5月22日、韓国から熊本空港に麻薬のMDMAなどを輸入した疑いが持たれています。
麻薬を入れたスーツケースを機内に持ち込み、熊本空港で税関職員に発見されたということです。
密輸した麻薬
MDMA 0.24グラム
ケタミン 0.21グラム
熊本県警は、森田容疑者が調べに対し容疑を認めているかについて「捜査に支障がある」として明らかにせず、動機や入手経路を慎重に調べています。
熊本県八代市は、市の職員が飲酒運転の疑いで警察に摘発されたと発表しました。
道路交通法違反の疑いで摘発されたのは、八代市の支所に勤める50代の課長補佐級の男性です。
八代市によりますと、職員は6月8日午前7時半ごろ、軽乗用車で市内の国道3号を運転中に検問中の警察官に呼び止められ、呼気から1リットルあたり0.44ミリグラムのアルコール分が検出されました。
警察から任意で取り調べを受けた職員は、摘発された直後に上司に報告しました。
職員はこの日、休日でした。
市によりますと、前日の午後5時ごろから当日の午前1時ごろまで、自宅で1人で500ミリリットルの缶チューハイ4本、焼酎のお湯割りを7〜8杯飲んだ後に就寝し、私用のため自家用車で外出したということです。
職員は市の調査に対し「職場の飲み会の翌日にはアルコールチェッカーを使うなど気を付けていたが、自宅で飲んだため甘さが出た。いったん就寝した後だったので、酒は残っていないと思っていた」と話しているということです。
(2025年6月9日)
6月9日未明、熊本県宇城市で発生した強盗事件は、現在も犯人が逃走中で、周辺地域に不安が広がっています。
【写真を見る】コンビニ強盗事件発生から1日 犯人は逃走中 授業再開の近隣小学校は「心配」 熊本県宇城市
この事件は、9日午前3時ごろ、宇城市松橋町(まつばせまち)のコンビニエンスストアで、男とみられる人物が店員に刃物を突き付け、現金約10万円を奪って逃走したものです。
事件を受け、9日は宇城市内の全ての小学校が休校となりました。翌10日から授業を再開し、現場近くの小学校では、保護者が集団登校に付き添ったり、車で送ったりする姿がありました。
保護者「心配ですよね」
保護者「防犯ブザーをランドセルにつけているので、何かあったら引くように言っています」
松橋小学校 岡村誠也校長「早く捕まって、子どもたちが安心して学校生活が送れるようになってほしい」
警察は犯人の行方を追うとともに、周辺の警戒を続けています。
【関連記事】6月9日(月)
▼コンビニ強盗 発生から15時間で犯人は依然逃走中 地図を使って事件現場周辺を説明
9日未明、熊本県宇城市のコンビニエンスストアに押し入り、現金を奪って逃げた人物の行方を、警察が追っています。
警察の発表によりますと、9日午前3時頃、宇城市松橋町曲野のコンビニに押し入った人物は、店員に刃物を突き付けて脅し、現金約10万円を奪って逃げたということです。
けが人はいませんでした。
逃げたのは男と見られます。
人物の特徴
年齢:50~60歳くらい
身長:160〜170センチくらい
体格:普通
着衣:黒い長袖シャツ 黒い長ズボン
ほか:黒いニット帽 白いマスク 刃物所持
警察は、自宅の窓や戸を確実に施錠するよう呼びかけると同時に、子ども達の登下校について、学校と連携し、集団登下校や大人の付き添いなどを検討して欲しいとしています。
空路で麻薬を持ち込み輸入したとして、東京都内に住む音楽プロデュ―サーの男が逮捕されました。
【写真を見る】押収されたMDMAやケタミンなど ズボンのポケットから取り出す様子も
麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いで逮捕されたのは、ケツメイシなど人気アーティストの楽曲制作にも携わったことがある、東京都渋谷区の音楽プロデュ―サー、森田昌典(もりた・まさのり)容疑者(48)です。
熊本県警などによりますと、森田容疑者は5月22日、韓国から熊本空港に麻薬のMDMAなどを輸入した疑いが持たれています。
麻薬を入れたスーツケースを機内に持ち込み、熊本空港で税関職員に発見されたということです。
密輸した麻薬
MDMA 0.24グラム
ケタミン 0.21グラム
熊本県警は、森田容疑者が調べに対し容疑を認めているかについて「捜査に支障がある」として明らかにせず、動機や入手経路を慎重に調べています。
9日未明、熊本県宇城市松橋町のコンビニエンスストアで、刃物を持った男とみられる人物が現金約10万円を奪って逃走しました。警察は強盗事件として逃げた人物の行方を追っています。
【写真を見る】コンビニ強盗 発生9時間で犯人は依然逃走中 熊本・宇城市 市内の小・中学校は臨時休校
午前3時ごろ、宇城市松橋町にある「ファミリーマート松橋曲野店」の店員から「強盗にあいました」と110番通報がありました。
警察によりますと、50歳から60歳くらいの男とみられる人物が店員に刃物を突きつけて「金を出せ」と脅し、現金約10万円を奪って逃走したということです。
店員に けがはありませんでした。
記者「逃げたとみられる男は、現金を奪った後、店の南側に徒歩で逃走したということです」
逃げた人物は、身長が160センチから170センチくらいで、上下黒の長袖長ズボンに、黒のニット帽と白のマスクを着用していたということです。
警察は強盗事件として逃げた人物の行方を追っています。
また、宇城市教育委員会によりますと、市内の小学校・中学校をすべて臨時休校としています。
8日未明、熊本県菊陽町の県道で自転車の男性が軽乗用車にはねられ、死亡しました。
警察によりますと8日午前0時5分ごろ、菊陽町光の森の県道で、自転車に乗っていた熊本・北区楠に住む67歳の加悦智之(かえつ・ともゆき)さんが軽乗用車にはねられました。
加悦さんは全身を強く打ち、意識不明の状態で病院に運ばれましたが、その後、多発外傷による出血性ショックで死亡しました。
現場は片側一車線の直線道路で横断歩道はなく、警察は 加悦さんが横断歩道がない場所を横断していたとみていて、軽乗用車を運転していた宇土市松山町(まつやままち)の58歳の女性から話を聞くなどして、事故の状況を詳しく調べています。
「宝くじの高額当選を占いで引き当てる」と嘘を言い、熊本県内の70代の女性から現金など約750万円をだまし取ったとして、男女8人が東京の警視庁に逮捕されました。
【写真を見る】「宝くじを占いで当てる」と嘘 熊本の女性から750万円詐取 警視庁が8人逮捕
詐欺の疑いで逮捕されたのは、職業不詳の青木雄也(あおき・ゆうや)容疑者(44)ら男女8人です。
青木容疑者ら8人は、2024年5月下旬から2025年3月上旬までの間に、占い師を装い、熊本県に住む70代の女性に「占い鑑定で宝くじの高額当選を必ず引き当てることができる」などと嘘を言い、350回以上にわたり現金など約750万円をだまし取った疑いがもたれています。
警視庁によりますと、8人は女性を占いサイトに誘導した後、「宝くじが当選する日や番号が分かる」などと伝え、「鑑定料としてポイントが必要」と言い、ポイント購入費として現金などをだまし取っていたということです。
警視庁は、8人が同じ様な手口で全国の10人ほどから現金など約5000万円以上をだまし取ったとみて、余罪も調べる方針です。
女性2人を飲酒運転ではねて死傷させたとして、一審で懲役12年の判決を受けた男が控訴しました。
【写真を見る】現場にたたずむ松本被告 なぎ倒された変圧器や、前方が大破した車 事故直後の現場の様子(2024年6月)
6月5日に控訴したのは、熊本市中央区島崎の元ホスト・松本岳(まつもと たける)被告(24)です。
松本被告は2024年6月15日、熊本市中央区細工町(さいくまち)の県道で、軽乗用車を飲酒運転し、トラックに追突したあと、その発覚を免れようと「後ろ向きで」約350メートル逆走して、歩道に乗り上げました。
そして、信号待ちをしていた熊本市職員の横田千尋(よこた・ちひろ)さん(当時27)をはねて死亡させ、一緒にいた横田さんの友人にもけがをさせたとして、危険運転致死傷の罪などに問われていました。
一審では危険運転致死傷罪が成立するかがひとつの争点でしたが、熊本地裁はそれを認め、5月27日に検察の求刑通り懲役12年の判決を言い渡していました。
今回の控訴で、今後、福岡高等裁判所で審理が続くことになります。
亡くなった横田千尋さんの父・邦祐(くにひろ)さんは、控訴に対し「怒りしかない。なんの反省も感じない。せめて誠意を見せてほしかった」と話しています。
【関連記事】裁判前、被告が記者に語った「反省の言葉」
▼「やってしまった…」飲酒運転の車と信号機に挟まれ女性死亡 被告の男が語る『後悔と反省』
【関連記事】判決の詳細・遺族のコメント
▼飲酒運転で死亡事故 元ホストに求刑通り懲役12年の判決 被害者の父は声を振り絞り「娘の分まで生きていく」 判決から争点を解く 熊本地裁
同僚から現金を盗んだとして、陸上自衛隊が20代の自衛官を懲戒免職処分としました。
6月5日付で懲戒免職処分となったのは、陸上自衛隊第8師団の第42即応機動連隊に所属する27歳の3等陸曹です。
第8師団によりますと、3等陸曹は2024年8月12日、同じ部屋に住む同僚隊員が休暇で部隊を離れていた隙に、ロッカーから現金1万6000円を盗みました。
盗まれたことに気付いた同僚が部隊に報告し、第8師団が調査を進めていました。
3等陸曹は、第8師団に対し「被害者の同僚隊員を裏切る行為をしてしまったことに加え、部隊の上司や同僚などに大変迷惑をかけたことを悔み、深く反省している」と話しているということです。
第8師団で司令部隊長を務める鈴木基数(すずき もとかず)1等陸佐は、「国民の信頼を失墜することとなり誠に遺憾。再発防止に万全を尽くして信頼回復に努める」としています。
第8師団は3等陸曹の名前や性別などについて明らかにしていません。
第42即応機動連隊は、5月下旬にも同僚の財布から現金を盗んだとして、3等陸曹を懲戒処分にしたばかりで、この時も鈴木1等陸佐が同じ様なコメントを出していました。
【関連記事】5月26日の懲戒処分
▼相部屋の同僚がいない隙に…財布から7000円を盗む 26歳自衛官が停職処分に 陸自・北熊本駐屯地
インターネット上のフリーマーケットを通じ、注文とは別のトレーディングカードを送って現金をだまし取ったなどとして、東京に住む20代の男が逮捕されました。
詐欺と組織犯罪処罰法違反の疑いで熊本県警に逮捕されたのは、東京都豊島区の無職、関谷絃太(せきや げんた)容疑者(25)です。
関谷容疑者は2021年12月、インターネット上のフリマサービスを通じて、人気ゲーム「ポケットモンスター」のトレーディングカードを注文した熊本県合志市の男性会社員(35)に対し、注文されたものとは異なるカードを送って、現金80万円をだまし取るなどした疑いが持たれています。
警察によりますと、合志市の男性は、当時80万円から100万円で取引されていたカードを注文しましたが、実際に送られて来たのは取引価格が1万円程度の別のカードでした。
直後に被害届を受けた警察が捜査を進めたところ、男性が代金を振り込んだのは、関谷容疑者の知人名義の口座だったということです。
関谷容疑者は、警察の調べに対し「出品したカードと異なるカードを送って現金をだまし取ったのは間違いない」と、容疑をおおむね認めているということです。
仲間と共謀して熊本市内の高齢男性から現金をだまし取ろうとしたとして、指示役とみられる暴力団幹部が逮捕されました。
【写真を見る】高齢男性から1000万円詐欺未遂容疑で暴力団幹部の男を逮捕 「口座から反社会勢力に資金が」と嘘 熊本
詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、横浜市緑区北八朔町(きたはっさくちょう)に住む指定暴力団「稲川会」系の組幹部 加藤剛(かとう・つよし)容疑者(55)です。
加藤容疑者は2024年10月1日から12日の間に、他の人物と共謀。警察官や金融庁の職員を装って熊本市に住む74歳の男性に電話をかけ、「あなたの口座から反社会勢力の口座に資金が流れている。あなたに逮捕状が出ているため、口座の現金の紙幣番号を確認する必要がある」などとうそを言って、1000万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。
74歳の男性は自宅付近で現金を渡すように言われましたが、異変に気付いて警察へ相談し、熊本県警が「受け子」役とみられる千葉市の男(当時44歳)を詐欺未遂の容疑で現行犯逮捕し、直後に近くにいた監視役とみられる横浜市の男(当時54歳)も詐欺未遂の容疑で逮捕していました。
警察はその後の捜査で、「受け子」の男を勧誘したとして、横浜市に住む男(当時55歳)を詐欺未遂容疑で逮捕していて、警察は加藤容疑者が、指示役の男と勧誘役の男に秘匿性の高いアプリなどを使って指示を出していたとみて調べています。
警察は加藤容疑者の認否について「捜査に支障がある」として明らかにしていません。
警察は暴力団が絡む組織的な犯行とみて、他の関与者の有無についても捜査を進めています。
車の中で、女性にわいせつな行為をしたとして、60代の男が逮捕されました。
男は容疑を否認しています。
不同意わいせつの疑いで逮捕されたのは、パキスタン国籍で飲食店経営の、自称・アリババ、本名・モハマド エーサン容疑者(61)です。
モハマド容疑者は5月9日の未明、熊本市中央区の駐車場に止めた車の中で、面識のない20代の女性に対し、体を触ったりキスをしたりする、わいせつな行為をした疑いが持たれています。
女性が県警に相談し、警察は女性の話や周囲の防犯カメラの映像から、モハマド容疑者を特定したということです。
警察の調べに対してモハマド容疑者は、「そのようなことをした記憶はなく、2〜3か月前から頭がおかしく、痺れていて覚えていない」と容疑を否認しています。
熊本県の木村敬知事が2024年3月の知事選挙で初当選した直後に、熊本市内の病院などにコチョウランを持ち込んだのは公職選挙法に違反するとして、告発されていた問題について、熊本地方検察庁は起訴しないことを決めました。
【写真を見る】木村知事が選挙直後に病院などへ『コチョウラン』 公職選挙法違反容疑で告発も “不起訴処分”
木村知事は2024年3月の知事選の直後、選挙事務所にあったコチョウラン11鉢を熊本市内の病院など7か所に持ち込んでいました。
これについて県内の男女49人が2024年6月、「公職選挙法で禁止する寄付行為にあたる」として告発状を提出し、県警が11月に受理していました。
捜査の結果、熊本地検は2025年5月30日付で「嫌疑不十分」として不起訴処分としました。
熊本地検は「捜査を尽くしたが告発事実を認めるだけの証拠が得られなかった」とコメントしています。
不起訴処分を受けて木村知事は、「私の主張を理解して判断した結果だと受け止めている。今回の件で県民のみなさんと関係者に心配や迷惑をかけて申し訳なく思っている。今後は、いささかも誤解を招くことがないように心掛けながら、全力で公務に取り組む」とのコメントを発表しました。
死亡事故の賠償金を巡る裁判で、熊本市が和解する方針を明らかにしました。
2017年、熊本市が管理する県道で、倒木が乗用車を直撃し、運転していた当時32歳の男性が死亡しました。
この事故で、熊本市と土地の所有者3人に、管理を怠ったとして賠償が命じられ、市が約6000万円を遺族側に支払いました。
その後、市は「繰り返し伐採を求めていた」として、所有者側に全額を支払うよう求め、2024年2月に提訴していました。
市によりますと、熊本地裁が2025年3月「所有者が連帯して3000万円を市に支払う和解案」を提示し、双方が合意したということです。
仲間と共謀して熊本市内の高齢男性から現金をだまし取ろうとしたとして、指示役とみられる暴力団幹部が逮捕されました。
【写真を見る】高齢男性から1000万円詐欺未遂で暴力団幹部の男を逮捕 「口座から反社会勢力に資金が」と嘘 熊本
詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、横浜市緑区北八朔町(きたはっさくちょう)に住む指定暴力団「稲川会」系の組幹部 加藤剛(かとう・つよし)容疑者(55)です。
加藤容疑者は2024年10月1日から12日の間に、他の人物と共謀。警察官や金融庁の職員を装って熊本市に住む74歳の男性に電話をかけ、「あなたの口座から反社会勢力の口座に資金が流れている。あなたに逮捕状が出ているため、口座の現金の紙幣番号を確認する必要がある」などとうそを言って、1000万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。
74歳の男性は自宅付近で現金を渡すように言われましたが、異変に気付いて警察へ相談し、熊本県警が「受け子」役とみられる千葉市の男(当時44歳)を詐欺未遂の容疑で現行犯逮捕し、直後に近くにいた監視役とみられる横浜市の男(当時54歳)も詐欺未遂の容疑で逮捕していました。
警察はその後の捜査で、「受け子」の男を勧誘したとして、横浜市に住む男(当時55歳)を詐欺未遂容疑で逮捕していて、警察は加藤容疑者が、指示役の男と勧誘役の男に秘匿性の高いアプリなどを使って指示を出していたとみて調べています。
警察は加藤容疑者の認否について「捜査に支障がある」として明らかにしていません。
警察は暴力団が絡む組織的な犯行とみて、他の関与者の有無についても捜査を進めています。