熊本県の阿蘇広域消防本部は、部下にパワハラをしたとして、トップである消防長を停職3か月の懲戒処分にしたと発表しました。
【写真を見る】「パワハラの認識なかった」阿蘇広域消防本部トップが高圧的言動 管理職が精神疾患に 停職3か月の懲戒処分
9月24日付で停職3か月の懲戒処分を受けたのは、阿蘇広域消防本部のトップである54歳の男性消防長です。
阿蘇広域消防本部によりますと、男性消防長は会議などで他の管理職の意見を聞かず高圧的な言動を重ねたことから、管理職の1人が精神疾患を発症し、2か月の病気療養となりました。
このほか複数の職員に人事権を振りかざし、恐怖を感じさせたということです。
去年7月に全職員を対象としたハラスメントに関するアンケートで事案が発覚しました。
第三者委員会の聞き取りに、男性消防長は「パワハラの認識はなかった。ハラスメントと認められるなら、今後、悔い改めます」と話したということです。
地域おこし協力隊だった当時、女子生徒にみだらな行為をしたとして逮捕されていた男性について、熊本地方検察庁は起訴しないことを決めました。
不起訴処分となったのは、熊本県 御船町の地域おこし協力隊だった40代の男性です。
男性は、共に不起訴になった20代の男性と共謀して、2025年1月に熊本市内のホテルで16歳未満で5歳以上年齢差がある女子生徒とみだらな行為をしたなどの疑いで、8月に逮捕されていました。
逮捕当時、男性は警察の調べに対し行為自体は認めていましたが、女子生徒の年齢を知っていたかについては明らかになっていませんでした。
熊本地検は不起訴の理由について「刑事訴訟法に基づき明らかにできない」とコメントしています。
万引きして車で逃げる際、立ちふさがった店員をボンネットに乗せ、振り落とした疑いで60代の男が逮捕されました。
事後強盗の疑いで逮捕されたのは熊本市北区徳王の無職、甲斐吉秀(かいよしひで)容疑者(61)です。
甲斐容疑者は昨日(22日)午後7時半ごろ、熊本市中央区萩原町のスーパーで、ビールなど11点、約6000円相当を万引きした後、車で逃げようと、車の前に立ちふさがった店員の男性をボンネットに乗せたまま約30m走行し振り落とした疑いが持たれています。
店員の男性に けがはありませんでした。
警察によりますと、甲斐容疑者は、商品をかごに入れたまま店の外に出て店員に声をかけられた際、「金を払えばいいんでしょ」とその場でかごを落とし、車に乗り込んだということです。
警察の調べに甲斐容疑者は「どうしても酒を飲みたくなり万引きした。警察に捕まりたくなかった」と容疑を認めているということです。
去年3月、飲食店で店員3人を殺そうとした罪に問われた元店長の男に対し、熊本地方裁判所が言い渡した懲役20年の判決について、控訴はなく、刑が確定しました。
【写真を見る】コンカフェで女性店員3人を包丁て突き刺した殺人未遂罪 元店長の男の懲役20年判決が確定 熊本
判決によりますと、熊本市中央区草葉町の奈良公明被告(31)は、「コンセプトカフェ」と呼ばれる飲食店で店長を務めていた去年3月、女性店員3人の顔や首などを包丁で突き刺したとして殺人未遂などの罪に問われていました。
熊本地裁は9月17日に懲役20年の判決を言い渡しました。
弁護士や熊本地裁によりますと、奈良被告は控訴する権利である「上訴権」を放棄する手続きを判決の翌日までに取り、判決は9月22日付で確定しました。
弁護士は「奈良被告が起こした事件や判決を重く受け止めた結果と認識している」とコメントしています。
熊本市のドラッグストアで滋養強壮剤を盗んだとして現行犯逮捕されていた熊本県教育委員会の職員の男性について、熊本地方検察庁は起訴しないことを決めました。
9月19日付で不起訴処分となったのは、県教育委員会の50代の男性職員です。
この男性職員は8月2日、熊本市中央区九品寺にあるドラッグストアで、約2万1000円の滋養強壮剤1点を盗んだ疑いで現行犯逮捕されていました。
逮捕当時、男性職員は警察の調べに「他に購入したものを車に置いた後に代金を払うつもりだった」と、容疑を否認していました。
熊本地検は、不起訴の理由を明らかにできないとしています。
覚醒剤を使ったとして、16歳の女子高校生が逮捕されました。
覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで熊本県警に逮捕されたのは、熊本市に住む16歳の女子高校生です。
高校生は今年7月中旬ごろ、覚醒剤を使用した疑いが持たれています。
警察によりますと、別の件でこの高校生から話を聞いていた際に、「覚醒剤を使った」と話したことから、尿検査をしたところ、覚醒剤の成分が検出されました。
高校生は警察の調べに対し、「使ったらどうなるのか気になった」と容疑を認めているいうことです。
警察が入手経路についても調べを進めています。
日没が早くなるこれからの季節は、交通事故に特に注意が必要です。
熊本県内では、去年までの5年間に、夜間の交通事故で53人の歩行者が死亡しています。
【写真を見る】夜間の交通事故、5年間で歩行者53人が死亡 日没が早まる季節は「反射材」着用を JA共済が熊本県警にステッカー提供
熊本県警によりますと、ほとんどの人が反射材などを身に着けておらず、事故を起こしたドライバーが歩行者に気付かなかったケースも多くあったということです。
こうした事故を防ごうと、9月21日に始まる全国交通安全運動を前に、JA共済が県警に2万5000枚の反射ステッカーを提供しました。
県警は、歩行者には「明るい服装」や「反射材の着用」を、ドライバーには「早めにライトをつける」ことを呼びかけています。
腰痛を訴える患者に不適切な措置をした結果、死亡させた罪に問われている医師の裁判が熊本地方裁判所で始まり、医師は起訴内容を認めました。
【写真を見る】腰痛治療に来た女性が麻酔後に死亡 医師が業務上過失致死の起訴内容認める 検察「脈拍や血圧の管理などせず」 熊本
業務上過失致死の罪に問われているのは、熊本市南区城南町にあるクリニックの院長で医師の下田幸嗣被告(68)です。
起訴状などによりますと、下田被告は2020年5月、慢性的な腰の痛みを訴えて治療に訪れた50代の女性に麻酔薬を注射しました。
直後に女性が尻に激しい痛みを訴えたため、鎮静薬の投与などをしたところ、容体がさらに悪化し急性呼吸不全で死亡しました。
■ポイントは? 初公判の様子
今回、被告が問われている罪には2つのポイントがあります。
(1)「予見可能性」
事故が起きる可能性を予想できたか
(2)「結果回避義務」
事態を避けるために適切な対策をとったのか
検察側は今日(9月18日)の冒頭陳述で「下田被告は脈拍や血圧の管理などをせず、容体が急変した際も救急搬送などをしなかった」などと指摘しました。
一方、下田被告は「やったことは認めます」と起訴内容を認めました。
次の裁判は10月2日の予定です。
熊本市内のマンションでメンズエステを営業し、女性従業員に性的サービスをさせたとして男2人が逮捕されました。
【写真を見る】店のホームページ/押収品
風俗営業法違反の疑いで逮捕されたのは、住所不定でメンズエステ店従業員の畑上海斗容疑者(25)と、熊本市東区秋津に住むメンズエステ店元従業員の本田倖聖容疑者(21)です。
2人は、8月7日と22日にそれぞれ熊本市西区と中央区のマンションの一室にあるメンズエステ店で、法律で禁止している地域にも関わらず、女性従業員に客への性的サービスをさせた疑いが持たれています。
警察は、2人が店の受付や案内などをしていたと見ていますが、捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。
今年6月に風営法が改正されて以降、禁止地域で性的サービスをしたとして摘発されたのは熊本県内で初めてということです。
客だった女性から売掛金を脅し取ろうとしたとして、ホストクラブで働く男が逮捕されました。
恐喝未遂の疑いで逮捕されたのは、熊本県合志市幾久富に住むホストクラブ従業員の園田侑輝容疑者(22)です。
園田容疑者は今年1月、熊本市中央区下通の路上で、かつて客だった女性(32)に偶然出くわした際、持っていたバッグで女性の足を小突きながら「飲みに行く金があるなら売掛金を払え」「警察を呼んだら、お前が捕まるぞ」などと言って、現金を脅し取ろうとした疑いが持たれています。
女性は直後に警察に相談したということです。
警察の取り調べに対し、園田容疑者は「金を要求したのは間違いないが、脅しの言葉を言ったかは覚えていない」と容疑を一部否認しています。
今年6月に熊本県宇城市のコンビニで強盗に及んだ男に対し、熊本地方裁判所は拘禁刑3年の判決を言い渡しました。
【写真を見る】コンビニ強盗事件で拘禁刑3年の判決 スマホ料金支払えず「金を出せ」 裁判官は「短絡的」と指摘 熊本地裁
判決を受けたのは、熊本市南区城南町の無職、長田健児被告(49)です。
判決によると、長田被告は今年6月9日午前3時ごろ、宇城市松橋町のコンビニに押し入り、店員に包丁を突きつけて「金を出せ」「強盗だぞ」などと脅迫し、現金約10万円を脅し取った罪に問われていました。
9月19日の判決で、熊本地裁の鈴木和彦裁判官は、長田被告が携帯電話料金を支払うために強盗に及んだ動機を「短絡的」と指摘し、「包丁を突きつけ脅した悪質性は軽視できない」と述べました。
一方で、「計画性があったとは言えない」として、拘禁刑3年の判決を言い渡しました。
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自転車に乗った女子生徒に後ろから抱きついたとして、40代の男が熊本県警に再逮捕されました。
不同意わいせつの疑いで再逮捕されたのは、熊本県菊池市泗水町吉富の無職、有田隆史容疑者(47)です。
有田容疑者は7月9日午後8時半ごろ、熊本県内の路上で自転車に乗って帰宅途中だった女子生徒に対し、同意のないまま後ろから抱きついて、女子生徒の上半身を触るわいせつな行為をした疑いが持たれています。
警察によりますと、男は「危ないよ。大丈夫だから」と言って女子生徒に抱きつきました。
その直後、この生徒の前を自転車で走っていた別の女子生徒が異変に気付き、男に「警察を呼びますよ」と言葉をかけると、男は走り去ったということです。
その後、女子生徒の母親が110番通報し、警察が有田容疑者と特定しました。
警察の調べに対し、有田容疑者は「女の子を怖がらせて心に傷を負わせたかった」と容疑を認めているということです。
有田容疑者は、この事件が起きた約1時間後に別の10代の女子生徒に同意なくわいせつな行為をしたとして、9月1日に不同意わいせつの疑いで逮捕されていました。
19日昼前、熊本市南区の家電量販店に軽自動車が突っ込みました。
警察によりますと、午前11時40分ごろ、南区馬渡にある家電量販店に、熊本市の50代の男性が運転する軽自動車が突っ込みました。
【写真を見る】家電量販店に車が突っ込む 50代運転手「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」 熊本
突っ込んだ一階部分に幸い、客や従業員はおらず、けが人はいませんでした。
運転手にもけがはありませんでした。
男性は買い物を目的に1人で店を訪れていて、警察の聞き取りに「駐車するときにブレーキとアクセルを踏み間違えた」と話しているということです。
熊本県山鹿市は、50代の男性職員が飲酒運転の疑いで警察に摘発されたと明らかにしました。
酒気帯び運転の疑いで摘発されたのは、山鹿市建設部に所属する50代の男性主任です。
山鹿市によりますと、男性は9月17日、熊本市南区の飲食店で午後7時半ごろから約2時間、友人1人と共に酒を飲んだにもかかわらず、1時間ほど仮眠をとった後に乗用車を運転し、国道57号の縁石やガードパイプに接触したということです。
男性は事件直後、現場近くの駐車場に停車していた時に警察官から職務質問を受け、飲酒運転が発覚しました。
男性の呼気からは、基準値の約2倍となる1リットルあたり0.32ミリグラムのアルコール分が検出されたということです。
山鹿市はこの男性について、今後、幹部で構成する懲戒等審議会で処分を検討する方針です。
劣悪な環境でネコを飼育し10匹以上を衰弱死させたなどとして、熊本市に住む女が逮捕されました。
【写真を見る】現場写真 たくさんのネコが運ばれた
動物愛護管理法違反の疑いで逮捕されたのは、熊本市北区の無職、宮田由紀容疑者(51)です。
警察によりますと、宮田容疑者は去年2月ごろから今年6月にかけて、住宅と、住宅に隣接する貸家内で、ネコの排泄物や死骸を放置した不衛生な環境で、十分な餌をやらずにネコ13匹を衰弱死させるとともに、12匹を飼育する虐待をした疑いが持たれています。
警察によりますと「宮田容疑者に預けたネコが死んでいる」と110番通報があり、熊本市動物愛護センターや警察が詳しく調べていました。
警察の調べに宮田容疑者は「預かるネコが増えていき、飼育の費用や手間が増え面倒になっていった」と、容疑を認めているということです。
警察は、132匹分のネコの頭蓋骨を確認していて、死んだネコはさらに増えるとみています。
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10代の女子生徒の制服を盗む目的で住宅に侵入し、逃走しようとした際にその父親にけがをさせたとして、30代の男が現行犯逮捕されました。
強盗傷害の疑いで現行犯逮捕されたのは、住所・職業ともに不詳の自称・岡﨑健太容疑者(37)です。
岡﨑容疑者は9月18日午前4時15分ごろ、熊本市東区の住宅に10代女子生徒の制服を盗む目的で侵入し、逃走しようとした際に女子生徒の父親の顔に軽傷を負わせた疑いが持たれています。
警察によりますと、当時就寝中だった父親がたまたま目を覚ましたところ、和室で「娘の制服を着用した男」を見つけました。
その後2人はもみ合いになり、自宅前の路上で父親が取り押さえて、駆けつけた警察官に身柄を引き渡しました。
警察の調べに対し、岡﨑容疑者は「学生服を盗んだことは間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察は今後、住宅への侵入方法などについて調べることにしています。
二人乗りのバイク2台で信号無視や蛇行運転など危険な運転をしたとして、男子高校生2人が逮捕されました。
【写真を見る】押収された2台のバイク
道路交通法違反(共同危険行為等の禁止)の疑いで逮捕されたのは、熊本市に住む18歳と16歳の男子高校生です。
2人は9月1日午前2時40分ごろ、熊本市西区上代の県道28号でそれぞれのバイクに別の少年を乗せた二人乗りの状態で、蛇行運転や信号無視、高速走行をしながら、パトカーからの停止命令にも従わず逃走した疑いがもたれています。
■直前、交番に向けて「花火」
警察によりますと、事件の直前、現場近くの交番に向けて複数台のバイクから花火が投げ込まれました。
関与したと見られるバイクを警察が捜索していたところ、2台のバイクが逃走したということです。
これらのバイクを運転していたのが逮捕された2人で、逃走中に危険な運転をしている様子を警察が確認していました。
防犯カメラから2人を特定し、逮捕に至ったということです。
警察の調べに対し、2人は「警察に追われていたので逃げた。捕まりたくなかった」と話し、容疑を認めているということです。
また、16歳の少年は無免許運転の状態でした。
警察は、この2人が直前に花火を交番に投げたか、他にも関与した少年などがいなかったかを調べています。
熊本県の旧公立玉名中央病院の元院長が、業務上横領の罪に問われた裁判で、熊本地方裁判所が言い渡した無罪判決が確定しました。
【写真を見る】公立玉名中央病院の元院長 「業務上横領」の裁判で無罪判決が確定 熊本
旧公立玉名中央病院の元院長で医師の中野哲雄さん(73)は、2016年に研究費約700万円を着服し、車の購入費にあてたとして業務上横領の罪に問われていました。
9月3日の判決で熊本地裁の中田幹人裁判長は、預金の使い道の取り決めがなかったことなどから「横領行為とは認められない」として無罪を言い渡していました。
そして9月17日、検察側が控訴を断念し、中野さんの無罪判決が確定しました。
検察は「判決内容を精査した結果」としています。
熊本県内で急増する「特殊詐欺」を防ぐため、熊本県警と県バス協会がバスの車内にポスターを掲示しました。
【写真を見る】くまモン…じゃない!熊本県警の新マスコット「ワルモン」がポスターで自慢する『詐欺の手口』に要注意
描かれているのは「県警の新たなマスコット」です。
■電話・画面の先の「ワルモン」に気を付けて!
9月17日、バスの車内に電話やSNSの「詐欺の手口」を紹介するポスターが掲示されました。
描かれているのは、9月15日の敬老の日に生まれた熊本県警の新たなマスコット、自称・詐欺師の「ワルモン」です。
時に警察官になりすまし、時に投資家になりすまして、電話で「オレオレ」とかたって…様々な詐欺の手口を自慢げに披露します。
今年1月から8月末までに熊本県内で発生した特殊詐欺の被害総額は約6億6000万円で、去年の同じ時期と比べて2倍以上となっています。
熊本東警察署生活安全課の柳原宏則課長は「今年の秋から特に警察官をかたる詐欺が増えている」として、注意を呼びかけました。
熊本東警察署生活安全課 柳原宏則課長「犯人が、SNSで偽物の警察手帳や偽の逮捕状を送ってくるケースがあります。詐欺の手口と対策を知っていただいて、くれぐれも詐欺の被害に遭わないように注意していただきたい」
また、バスターミナルに隣接する商業施設・サクラマチクマモトでは警察官が「ワルモン」のチラシやティッシュなどを配り、買い物客にも対策を呼びかけました。
こちらは県警のシンボルマスコット、子ぐまの警察官「ゆっぴー」が活躍しました。
ポスターは、熊本県内を走るバス約700台と、熊本桜町バスターミナルの乗り場に掲示されています。
大津町の住宅に忍び込み、干してあった下着に体液をかけたとして、ベトナム人の20代の男が逮捕されました。
住居侵入と器物損壊の疑いで逮捕されたのは、大津町に住む会社員でベトナム人のグエン・ドゥック・キエン容疑者(23)です。
グエン容疑者は、今年7月、50代の女性の家に忍び込み、1階テラスに干してあった女性用下着2着に、自分の体液をかけた疑いが持たれています。
気づいた女性からの通報を受けた警察が、目撃情報などをもとに捜査を進め、グエン容疑者を特定しました。
警察の調べにグエン容疑者は「自己の欲求を満たすためにやった」と容疑を認めているということです。
きのう(9月16日)午前、熊本県益城町で、倉庫を解体していた70代の男性が屋根から転落して死亡しました。
午前11時ごろ、熊本県益城町田原で「70代の男性が工事中に屋根から転落した」と、その場にいた作業員から119番通報がありました。
男性は意識がない状態で病院に運ばれましたが、約3時間半後に出血性ショックで死亡しました。
警察によりますと、死亡したのは、熊本県山鹿市方保田の解体作業員、原田敬助(はらだ/けいすけ)さん(78)です。
原田さんは当時、高さ3mほどの倉庫の屋根の上で解体作業をしていましたが、屋根の一部が壊れて屋根ごと地面に転落したとみられています。
警察が原田さんが転落した状況や原因を調べています。
アメリカから麻薬を輸入したとして、40代の男が再逮捕されました。
麻薬取締法違反の疑いで再逮捕されたのは、菊陽町津久礼に住む、タクシー運転手の篠崎進容疑者(43)です。
警察によりますと、篠崎容疑者は、今年6月21日から7月17日までの間に、営利目的でアメリカから麻薬を輸入した疑いが持たれています。
警察は、今年6月下旬に長崎税関から「麻薬成分を含んでいると見られるゼリー状の黄色い物が見つかり、送り先が菊陽町になっている」と情報提供を受け、捜査を進めていました。
ゼリー状の物はあわせて386.54gあり、鑑定の結果、大麻の成分が検出されたということです。
この荷物の送り先だった篠崎容疑者は、今年7月に麻薬特例法違反の疑いで現行犯逮捕され、すでに起訴されていますが、警察は捜査に支障があるとして篠崎容疑者の認否を明らかにしていません。
熊本市のコンセプトカフェで起きた殺人未遂事件の裁判で、熊本地裁は、求刑通り懲役20年の判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、熊本市中央区のコンセプトカフェ「あにぽり」の店長だった奈良公明被告(31)です。
奈良被告は、去年3月、当時19歳から21歳の女性店員3人を殺害しようと、顔や首などを包丁で突き刺した罪などに問われていました。
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今日(15日)午後、熊本県八代市の球磨川で遊んでいた男子中学生が流され、死亡しました。
【写真】川の中と防災ヘリで消防が捜索 球磨川
死亡したのは、八代市高小原町に住む中学2年生の内田謙信(うちだ・けんしん)さん(13)です。
警察や消防によりますと、今日午後3時15分ごろ、八代市渡町の球磨川で「川で遊んでいた男子中学生の姿が見えなくなった」と一緒に泳いでいた友人から119番通報がありました。
内田さんは通報から約2時間後に消防によって川の中から救助されましたが、心肺停止の状態で病院に運ばれ、その後、死亡が確認されました。
内田さんは、当時友人たちと6人で遊んでいたということです。
現場は「球磨川河川緑地」の南側で、警察が当時の状況などを調べています。
覚醒剤を所持し、使用した罪に問われた熊本大学薬学部の学生だった男に猶予付きの判決が言い渡されました。
【写真を見る】「SNSで興味持ち」覚醒剤を使って体調急変、自ら119番通報 薬学部の大学生に猶予付き判決 熊本地裁
判決などによりますと、元大学生の酒井宏樹被告(21)は、熊本大学薬学部に通っていた今年5月、熊本市内の自宅で覚醒剤約0.332グラムを所持し、使用しました。
酒井被告は覚醒剤の使用後に体調が急変したため、自ら119番通報していました。
自宅からは注射器も見つかりました。
■「SNSで感想を見て」
9月16日の判決で、熊本地方裁判所の中田幹人裁判官は「SNS上に覚醒剤使用の感想が投稿されているのを見て興味を持ち、インターネットで購入して犯行に及んだという安易な動機に酌量の余地はない」としました。
一方で「依存性、常習性は認め難く、危険性を改めて自覚し反省している」として、酒井被告に「懲役1年6か月、執行猶予3年」の判決を言い渡しました。
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菊陽町の温泉施設にあるサウナで面識のない男性の体を触るわいせつな行為をしたとして、自称学校職員の男が現行犯逮捕されました。
不同意わいせつの疑いで現行犯逮捕されたのは、熊本市東区昭和町の自称・私立学校職員、佐藤誠二(さとう・せいじ)容疑者(53)です。
佐藤容疑者は、14日午後6時半ごろ客として訪れていた菊陽町にある温泉施設のサウナで、面識のない32歳の男性客の体を触るわいせつな行為をした疑いがもたれています。
警察によりますと、当時サウナには2人のほかに人はおらず、男性客が温泉施設の職員に被害を申告しました。
警察の調べに対し佐藤容疑者は「性的欲求があり我慢できなくなり触った」と容疑を認めているということです。
警察は当時の状況を調べています。
B型肝炎訴訟の弁護団の口座から約9300万円を着服したとして罪に問われた元弁護士の男に、熊本地方裁判所が言い渡した懲役6年の判決が12日、確定しました。
判決によりますと、元弁護士の内川寛(うちかわ/ひろし)被告(63)は2018年からおととしまでの間に、弁護団長として管理していた「全国B型肝炎訴訟熊本弁護団」の口座から約9300万円を着服しました。
8月28日の判決で、熊本地裁の中田幹人(なかた・まさと)裁判長は、「犯行は常習的かつ悪質で具体的な弁償の見込みもない」として、内川(うちかわ)被告に懲役6年の判決を言い渡していました。
そして、検察と弁護側はともに期限の11日までに控訴せず、12日判決が確定しました。
陸上自衛隊の西部方面隊は、複数の部下にパワーハラスメントをしたとして40代の幹部自衛官を停職2日の懲戒処分としました。
処分を受けたのは、西部方面総監部の42歳の2等陸佐です。
陸上自衛隊健軍駐屯地によりますと、2等陸佐は2019年3月から12月ごろまでの間、複数の部下を、威圧的な態度や長時間立たせたまま指導するなどのパワハラ行為をしたということです。
部下が相談窓口に相談したことで発覚し、部下の1人は精神疾患を発症しています。
陸上自衛隊の聞き取りに対し、2等陸佐は「反省しています」と話しているということです。
健軍駐屯地は、2等陸佐の性別について「LGBTQの観点から公表できない」としています。
今年6月、熊本県宇城市のコンビニで起きた強盗事件の初公判が開かれ、検察は被告に対し、拘禁刑5年を求刑しました。
【写真を見る】コンビニ強盗の理由「スマホ料金が支払えず…」 10万円を奪った罪で49歳男に拘禁刑5年の求刑 熊本地裁
強盗などの罪に問われているのは、熊本市南区城南町の無職、長田健児被告(49)です。
起訴状によりますと、長田被告は今年6月9日午前3時ごろ、宇城市のコンビニに押し入り、店員に包丁を突きつけて脅して現金約10万円を奪った罪などに問われています。
9月12日の初公判で、長田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は、冒頭陳述で「奪った10万円をスマートフォンの料金の支払いやパチンコ、競馬代に充てた」とした上で、警察の捜査による長田被告の供述として「スマホ料金が払えず、今すぐに金を得るには強盗するしかないと思った」という動機を述べました。
そして「複数のコンビニを下見した上で計画的に犯行に及んだ」などと指摘し、拘禁刑5年を求刑しました。
一方、弁護側は「包丁は脅すだけの道具で抵抗されたら逃走する予定だった。また、店も場当たり的に選んでいて、計画性も高いとは言えない」などして、執行猶予付きの判決を求めました。
拘禁刑は刑法の改正に伴い今年6月に施行されたもので、これまでの懲役刑と禁固刑が一本化されたものです。
判決は9月19日に言い渡される予定です。
自宅アパートでマットレスに火をつけて部屋を半焼させたとして逮捕されていた男性について、熊本地方検察庁は起訴しないことを決めました。
不起訴処分となったのは、熊本県合志市に住む70代の男性です。
男性は8月25日午前1時40分ごろ、自身が暮らすアパートの一室でライターを使ってマットレスに火をつけて部屋を半焼させた疑いで、直後に逮捕されていました。
警察によりますと、男性は当時、ほかの住民に「火事だ」と伝えて回っていて、警察の調べに対し「自分が火をつけた」と容疑を認めていたということです。
熊本地検は9月12日付で男性を不起訴としましたが、その理由については「刑事訴訟法に基づき明らかにできない」としています。