沼津市内で「当たり屋」行為をして示談金などをだまし取ったとして、詐欺罪に問われた同市の歌手の男(30)の初公判が24日、静岡地裁沼津支部(奥山雅哉裁判官)で開かれ、被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
検察側の冒頭陳述などによると、男は仕事で必要な大阪までの交通費を得るために当たり屋行為に及んだと指摘。柱の後ろから携帯電話を見ている様子で故意に飛び出し、被害者の車両の前に自身の体をぶつけたと説明した。
起訴状などによると、男は7月6日、沼津市のスーパーの駐車場で同市の50代男性の妻が運転する乗用車に故意に体を接触させて事故に遭ったかのように装い、示談金名目で男性から現金10万円をだまし取ったとされる。さらに8月16日、同様の手口で別の男性から現金15万円を詐取したとされる。
掛川市大坂の自宅の冷凍庫に当時5歳の長女の遺体を遺棄したとして、死体遺棄の疑いで掛川署と県警捜査1課に逮捕された母親(37)が、他の家族が不在で誰にも見られない状況で遺棄したとみられることが23日、関係者への取材で分かった。同署は同日午後、母親を死体遺棄容疑で静岡地検浜松支部に送致した。
関係者によると、母親と長女は母屋に住んでいて、冷凍庫は母屋に置かれていたという。近隣住民によると、家族4人で暮らしていたとみられる。
遺体の発見当時、冷凍庫は作動していた。服を着た状態で目立った外傷はなく、死後数日たっていたとされる。同署によると、冷凍庫は上開きの家庭用で、子ども1人が入ることができる程度の大きさだった。事件は9月16日午前、母親からの「娘がいなくなった」との申告を受けて捜索し、遺体を見つけて発覚した。
母親の逮捕容疑は9月中旬、長女の遺体を自宅の冷凍庫に遺棄した疑い。司法解剖の結果、死因は窒息死とみられる。
天竜署と静岡県警組織犯罪対策課は24日までに、詐欺と組織犯罪処罰法違反の疑いで宇都宮市雀の宮6丁目、無職の男(43)を再逮捕した。特殊詐欺のリクルーター役とみられる。
再逮捕容疑は詐欺グループの一員として何者かと共謀し7月下旬、静岡市清水区の80代無職女性宅に息子や弁護士をかたって「税金の延納によるトラブルを回避するために現金を弁護士に送付する必要がある」などとうその電話をかけ、同26日、現金400万円を神奈川県内のアパートに送付させ、だまし取るとともに、だまし取った被害金を隠した疑い。
容疑者は10月上旬にも、特殊詐欺事件に関与したとして同署に逮捕されていた。
静岡中央署と静岡県警交通指導課は21日、タクシー業を営むのに必要な運行管理者の解任・選任手続きを運輸支局に届け出なかったとして道路運送法違反の疑いで、ともに静岡市駿河区のタクシー会社役員の男(53)=同市清水区八千代町=、男(50)=同=の両容疑者を逮捕した。同社のタクシー運転手を逮捕した死亡ひき逃げ事件の捜査の過程で発覚した。
2人の逮捕容疑は共謀した上で、同市駿河区の営業所の運行管理者が4月15日に退職したにもかかわらず、運行管理者の解任と選任の手続きを法令で義務付けられた15日以内に国土交通省静岡運輸支局長に届け出なかった疑い。8月13日に新たな管理者を選定するまで不在の状態だったとされる。関係者によると2人は兄弟で、2人とも容疑を認めている。
同署は8月12日、同市葵区の国道1号で同11日の業務中に死亡ひき逃げ事件を起こしたとして同社のタクシー運転手を自動車運転処罰法違反(過失致死)などの疑いで逮捕した。関係先の捜索で運行管理者未届けの疑いが浮上した。
タクシー運転手は静岡地検に送検された後に釈放され、在宅での捜査が続いている。
高齢者宅を訪問し、給湯器に異常があるとうそを言って不当な契約を結び、工事代金をだまし取ろうとしたとして静岡県警が神奈川県厚木市の住宅設備販売会社「e―LIFE」を摘発した事件で、伊豆中央、裾野両署と県警生活保安課は22日、別の高齢女性に対する詐欺未遂と特定商取引法違反容疑で同社役員の男(40)=神奈川県座間市相模が丘2丁目=、訪問販売員の男(40)=厚木市三田南1丁目=の両容疑者を再逮捕した。関係者によると、訪問販売員が被害者に対して「(息子らに)相談する必要はない」などと言い、契約を急がせていたとみられる。
2人の再逮捕容疑は共謀して昨年12月、長泉町の80代無職女性宅を訪れ、交換の必要がない給湯器に異常があるとうそを言い、取り換え工事代金約36万円をだましとろうとした疑い。
県警などによると、女性宅を訪問した販売員の男が給湯器の炎が一部消えているとして「いつ止まってもおかしくない」などと不安をあおり、取り換え工事を急がせていたとみられる。
同署などは今月1日、伊豆市の80代と70代の無職女性宅を3月に訪問して給湯器の工事代金をだましとろうとしたなどとして詐欺未遂と特定商取引法違反容疑で2人のほか、同社元従業員の男(34)=広島県海田町新町=を逮捕。同社に関する相談が全国で少なくとも80件以上、県内は30件超確認されていて、県警が実態の解明を進めている。
沼津区検は22日、同社元従業員の男を特定商取引法違反の罪で沼津簡裁に略式起訴した。同簡裁は罰金10万円の略式命令を出した。一方、詐欺未遂について地検沼津支部は不起訴処分とした。
掛川市大坂の自宅の冷凍庫に当時5歳の娘の遺体を遺棄したとして、掛川署と静岡県警捜査1課は22日、死体遺棄の疑いで、母親の無職の女(37)を逮捕した。司法解剖の結果、死因は窒息死とみられ、県警は殺人容疑も視野に捜査を進めている。
【地図】事件発生の容疑者宅
逮捕容疑は9月中旬、同居する当時5歳の長女の遺体を自宅内の冷凍庫に遺棄した疑い。
関係者によると、9月16日午前、署員が市内で発生した自動車事故現場に駆けつけると、事故を起こした容疑者が「娘がいなくなった」などと申告したという。事故は現場付近の住民が通報していた。行方不明事案として署員が周辺の捜索を開始し、同日正午ごろ、自宅の冷凍庫内から遺体を見つけた。死後、数日たっていたとみられる。
同署によると、発見された遺体に損壊はなかったという。冷凍庫は上開きの家庭用で、子ども1人が入ることができる程度の大きさだった。発見当時、冷凍庫は作動していた。
市こども相談課と県西部児童相談所は、虐待での相談は取り扱っていないとしている。
現場は掛川駅から南東に約10キロの住宅地の一角で、付近には大坂小がある。
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20日午前10時40分ごろ、長泉町の静岡県立静岡がんセンターのエネルギーセンター棟で、巡視点検をしていた会社員の男性(55)=沼津市三枚橋町=が、1階開口部から高さ4・5メートル下の地下部分に転落した。意識不明で搬送されたが、約1時間20分後に死亡が確認された。裾野署は労災事故を視野に調べている。がんセンターによると、事故が起きた建物は地上3階建てで、一般の人は立ち入ることができないという。当時、男性は1階で院内の空調の熱源となる機械の点検をしていた。地下部分にいた別の作業員から119番があった。同署は事故の原因などを調べている。
御殿場署は19日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)の疑いでブラジル国籍、清水町新宿、自称工員の男(54)を逮捕した。
逮捕容疑は同日午前3時半ごろ、御殿場市神場の信号交差点で乗用車を酒気帯び運転し、信号待ちをしていた同市のトラック運転手の男性(25)の乗用車に追突して足などに軽傷を負わせた上、そのまま逃走した疑い。
同署によると、男は事故後、車を路上に放置して走って逃げたが、しばらくして自ら現場に戻ってきた。「酒を飲んでいない」などと容疑を一部否認しているという。
静岡県が県民を対象に実施した県政インターネットモニターアンケートで、「被害に遭うかもしれないと不安な犯罪」にサイバー犯罪を挙げた人が79・7%に上り、最も多かった。県警が17日に結果を公表した。
調査は治安とサイバー犯罪に対する認識をテーマに実施。6月9~22日の期間中に、15歳以上の県内在住・通勤・通学者458人から有効回答を得た。
「不安な犯罪」の設問に対する回答は、サイバー犯罪が特殊詐欺や悪質商法(72・1%)、住宅侵入犯罪(56・8%)を上回った。不安や危険性を感じるサイバー犯罪の類型を問う設問では、フィッシングによる個人情報詐取、偽サイトでの詐欺・悪質商法、アカウント乗っ取りなどの不正アクセスの順に回答が多かった。
一方、対策に関する設問では「パスワードを長く複雑にする」との回答が25・3%にとどまるなど、パスワード強化の割合が低調だった。いずれも複数回答。
県警サイバー企画課の担当者は「サイバー犯罪を身近な犯罪と思っている半面、対策に対する認識が甘いことが分かった。セキュリティー強化を強く呼びかけていきたい」と述べた。
浜松労働基準監督署は17日、労働安全衛生法違反の疑いで浜松市中央区の生コンクリート製造業「浜松生コン」と同社の前工場長の男性(51)を静岡地検浜松支部に書類送致した。
書類送検容疑は2024年12月20日、同社工場内でコンクリートミキサー車に生コンクリートを投入する作業を行う際、生コンクリートをミキサー車に流し入れる「ホッパー」の排出口にある開閉扉について、開閉する合図を定めるなどの危険防止措置を講じなかった疑い。同労基署によると、ホッパーからコンクリートを流し入れる作業をしていた男性従業員=当時(39)=が開閉扉に頭部を挟まれ、死亡した。
静岡県内で17日夜から18日早朝にかけて、3件のひき逃げ事件が相次ぎ、県警が捜査を進めている。浜松市で2件、函南町で1件発生し、男性計4人が軽傷を負ったとみられる。
17日午後7時ごろ、浜松市浜名区細江町中川の県道交差点で乗用車が信号待ちをしていた軽乗用車に追突し、車3台が絡む玉突き事故を起こした。乗用車の運転者は車をその場に放置して逃走した。細江署によると、乗用車は黒色。追突された同市中央区の男性(72)と、別の乗用車の同市浜名区の男性(70)はいずれも軽傷のもよう。
同10時50分ごろ、同市中央区上石田町の信号機のない市道交差点で、乗用車が同区の建設業男性(37)のミニバイクと衝突し、逃走した。男性は軽傷。事故後に車から降りてきた男とみられる人物が男性に声をかけ、再び車に乗り込んで走り去った。白っぽい車だったという。
18日午前4時ごろには函南町間宮の信号交差点で、乗用車が横断歩道を徒歩で渡っていた同町の無職男性(84)と衝突し、そのまま逃走した。男性は軽傷とみられる。三島署によると、乗用車は交差点を右折した際に男性と衝突した。
静岡市葵区の繁華街で開かれていた「夜店市」で2023年8月、歩行者天国にいた当時2歳の男児を含む男女7人に車で突っ込み殺害しようとしたとして殺人未遂罪に問われた無職の被告(28)=同市駿河区=の裁判員裁判の論告求刑公判が16日、静岡地裁(丹羽芳徳裁判長)で開かれ、検察側は懲役12年を求刑した。殺意の有無などが争点で、弁護側は傷害罪にとどまると主張して執行猶予付き懲役刑を求めた。判決は21日に言い渡される。
検察側は論告で、乗用車で歩行者天国に約30メートル進入し、人が座っているテーブルセットをなぎ倒した点を挙げて「人が死ぬ危険性の高い行為」と主張した。被告が犯行前に車で現場付近を7回通過し、人が密集している状況を目視で確認した上、ハンドルを切って向かったとして「明らかに被害者らを標的にした走行。当然自身の行為を認識していた」とした。
弁護側は、被告の車が時速14~19キロという低速で、自らブレーキを踏んで停止したなどとし、「ぶつかった衝撃で人が死に至る危険性が高いと言えない。殺意があると評価するには不自然」と指摘。「人が死ぬ危険性が高い行為だと分かって行ったと言えない」と訴えた。
起訴状などによると、23年8月11日午後5時55分ごろ、歩行者天国にいた男児を含む男女7人に向けて、殺意を持って乗用車を時速14~19キロで進行させたが、4人に全治1~2週間のけがを負わせて殺害の目的を遂げなかったとされる。
下田市は15日、消防団の団員2人が分団の活動費計150万円超を私的に流用していたと発表した。14日付でいずれも懲戒免職となった。
市によると、2人はいずれも第6分団所属の30代男性。うち1人は2022年度から24年度にかけて108万円、もう1人は22年度に46万円を着服した。共に「生活費の足しにした」との旨の説明をしていて、既に返済した。
2人とも分団の会計業務に携わる立場だった。22年度に着服した団員は、23年度以降は会計業務を離れていた。少なくとも22年度分については互いの着服を把握していたという。分団名義の銀行口座から出金し、現金の流用もあった。分団内で資金不足が判明、調査に不正を認めたとしている。退職に伴う報償金は支給しない。
市は「市民の信頼を裏切り、心からおわびする。再発防止へ綱紀粛正や服務規律を徹底する」との清水賢消防団長のコメントを出した。
静岡市教委は10日、元教え子の18歳未満の女性らに、性的部位の画像を送信したなどとして、市立中の男性教諭(34)を懲戒免職、同校の校長を指導監督不適正で文書訓告にするなど、教職員3人に対する懲戒処分を発表した。処分はいずれも同日付。市教委によると、教諭は2023年4月から25年6月にかけて、メッセージアプリを使って勤務校の卒業生ら複数の女子生徒に対し、デートへの誘い出しや、性的部位の画像の要求、自身からの画像送信を繰り返した。行為を認めているという。教諭はかつてJ1清水エスパルスに所属していた元サッカー選手。ストーカー規制法違反容疑で逮捕、送検され、不起訴処分になった。
市教委は事件を受け、卒業生との私的連絡に明確な禁止規定がなかった教職員の交流サイト(SNS)利用に関するガイドラインを改定。近く市内各校に周知し、順守を求めるという。
市教委はそのほか、盗撮行為を繰り返したとして市立小の男性教諭(60)=県迷惑防止条例違反容疑で送検、不起訴処分=を懲戒免職にした。23年から約2年間、市内外の食料品販売店や駅、電車内で、女性のスカート内にカメラを差し向ける行為を約40~50回行っていたという。
中村百見教育長は「重大事案が相次ぎ誠に遺憾。全ての教職員が事態を自分事として受け止め、服務規定の順守と倫理意識の向上を徹底できるよう、研修や指導の充実を図る」とのコメントを発表した。
静岡県警は9日、今年の県警警察官の逮捕者が過去10年で最多の5人になり、全国的にも事件捜査に関して国民の信頼を損なう事案が相次いでいるとして、危機意識を共有するための臨時署長会議を県警本部で開いた。久田誠本部長は「組織の規律が緩んでいる」と強い懸念を示し、真に実効性のある不祥事防止策や適正捜査の推進を指示した。
久田本部長は、交番女性用トイレに設置した小型カメラで女性職員を盗撮したとして静岡南署前刑事1課長の男性警部(45)を建造物侵入と性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の容疑で9月に逮捕したことに触れ、「幹部警察官が盗撮という深刻な人権侵害で逮捕され、極めて遺憾。これまで全国の警察を挙げて取り組んでいた警察改革の精神が形骸化していないか」と踏み込んだ。その上で、部下職員が業務の基本やルールを順守しているかあらためて確認し、部下とのコミュニケーションの取り方も見つめ直すよう求めた。
適正捜査の推進に関しては、横浜市の機械製造会社「大川原化工機」を巡る冤罪(えんざい)事件やストーカー被害を訴えた川崎市の女性(20)が殺害された事件を踏まえ、捜査員が声を上げやすい環境づくり▽ストーカーなど人身関連事案への組織的な対応の徹底―などを指示した。
県内全28警察署の署長と県警本部の部長、所属長ら約70人が参加し、松永由弥子県公安委員長から「警察の原点に立ち返ってほしい」との訓示も受けた。
静岡市葵区の繁華街で開かれていた「夜店市」の歩行者天国で2023年8月、当時2歳の男児を含む7人に乗用車で突っ込んで殺害しようとしたとして殺人未遂の罪に問われた無職の被告(28)=同市駿河区=の裁判員裁判の第2回公判が8日、静岡地裁(丹羽芳徳裁判長)で開かれた。証人尋問では、男児のベビーカーを持ち上げ、車との衝突を回避した当時の状況について父親が「あと1秒遅れていたら、息子がひかれていた。息子の死を覚悟した瞬間だった」と証言し、被告に厳しい処罰を訴えた。
起訴状などによると、被告は23年8月11日午後5時55分ごろ、夜店市会場で男児を含む男女7人に向け、殺意をもって、自身の乗用車を時速14~19キロで進行させたが、4人に全治1~2週間のけがを負わせて殺害の目的を遂げなかったとされる。
静岡市葵区の繁華街で開かれていた「夜店市」の歩行者天国で2023年8月、当時2歳の男児を含む7人に乗用車で突っ込んで殺害しようとしたとして殺人未遂の罪に問われた無職の被告(28)の裁判員裁判の初公判が7日、静岡地裁(丹羽芳徳裁判長)で開かれた。被告は「人を殺すつもりでやったわけではない」と起訴内容を一部否認し、弁護側は傷害罪の成立を主張した。
検察側は冒頭陳述で、被告が借金などがある中で抑うつ気分や消えてなくなりたいといった気持ちを抱く状態になっていたと指摘。当日は「逃げたい」「死にたい」と思いながら車で街中を周り、事件現場付近を7回通過。夜店市で楽しそうにしている人を見て「みんなめちゃくちゃになればいい」と考え、犯行を決意したとした。警察官には「彼女との関係でむしゃくしゃしていた。人が死んでもいいと思っていた」と供述したと説明した。
弁護側は車が「低速度」にとどまった状況などを踏まえて「殺そうとしている行動として自然だろうか」と指摘。「殺人未遂は死刑も含む非常に重い罪。適用してよいのか」と訴えた。
車に後ろから衝突された被害女性の一人は証人尋問で事件当時を「地獄絵図のよう。震えが止まらなかった」と振り返った。体の痛みだけでなく精神的にも大きなダメージを負ったといい「反省し、重い処罰で2度と忘れることのないようにしてほしい」と述べた。
起訴状などによると、被告は23年8月11日午後5時55分ごろ、歩行者天国だった夜店市会場で路上に設置されていたテーブルセットで食事などをしていた2歳男児を含む男女7人に向け、殺意をもって、自身の乗用車を時速14~19キロで進行させたが、4人に全治1~2週間のけがを負わせて殺害の目的を遂げなかったとされる。