おととし、日本維新の会の上野蛍元富山市議が県議選に出馬した男性に現金を要求して、受け取っていた問題で、富山地方検察庁は上野氏を不起訴処分としました。
この問題は、おととし4月、上野蛍元富山市議が県議選で次点で落選した 党公認候補の男性に現金を要求して45万円を受け取っていたとされるものです。
これに神戸学院大学の上脇博之教授は「県議選立候補者から選挙運動の報酬を受け取ったことは公職選挙法に違反する」とし、富山地検に告発状を送っていました。
告発は今月25日に受理されましたが、富山地検は同じ25日中に「不起訴処分」としました。
地検は不起訴とした理由を明らかにしていません。
滑川市の事業所で117万円相当の鋳鉄などを盗んだ疑いで、52歳のトラック運転手が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは石川県小松市のトラック運転手・渡邊義弘容疑者(52)です。
渡邊容疑者は今月19日の午前3時40分頃から4時10分までの間、滑川市内の事業所で鋳物の材料となる鋳鉄など203点、117万8千円相当を盗んだ疑いが持たれています。
今月14日に同様の被害届が警察に提出され、警察官が張り込んでいたところ渡邊容疑者が犯行におよび、その場で逮捕されました。
渡邊容疑者は「盗んだことに間違いない」と容疑を認めていて、警察は余罪についても調べています。
同僚に暴言を吐き精神的苦痛を与えたとして、県土木部の男性職員が懲戒処分を受けました。
県は、土木部の課長補佐級の55歳の男性職員がおととしから去年にかけ同僚に暴言を吐き精神的苦痛を与えたとして、去年12月、戒告処分したと発表しました。
職員は、同僚3人に「馬鹿じゃないんだから」や「脳みそ使えよ」などと暴言を吐いたということで、反省の態度を示しているということです。
県は、ハラスメント防止マニュアルの周知・徹底を図り、再発防止に努めるとしています。
また土木部の48歳の男性職員がおととし、自家用車を運転中バイクと接触し、運転者に手足骨折のけがをさせたとして減給処分を受けました。
25日、砺波市で酒造会社の倉庫から出火し、倉庫と工場の2棟が全焼しました。
この火事によるけが人はいません。
25日午前9時20分ごろ、砺波市若草町の吉江酒造の倉庫で「黒煙と炎が見える」などと消防に通報がありました。
消防が駆けつけ消火活動にあたりましたが、火の勢いは強く、木造2階建ての倉庫と木造平屋建ての瓶詰め工場が全焼しました。
通報からおよそ2時間45分後に火は消し止められ、けが人はいませんでした。
警察によりますと、火元の倉庫には酒の入った瓶や車のタイヤなどが保管されていたということです。
同じ敷地内にある事務所と製造所のほか、近くの複数の住宅にも延焼している可能性があり、警察と消防が被害状況と出火原因を調べています。
18日午前、滑川市の自宅の屋根でペンキの塗り替えをしていた男性が屋根から転落し、死亡しました。
18日の午前10時45分ごろ、滑川市横道の無職・高木正作さん(80)が自宅の屋根からおよそ3.6メートル下のコンクリートに転落し、高木さんの妻が消防に通報しました。
高木さんは救急車で病院に運ばれましたが、頭を強く打ち、およそ1時間半後に死亡が確認されました。
警察によりますと、高木さんは1人で屋根に上がり、ペンキの塗り替え作業をしていたということです。
警察は落下した原因について調べています。
未解決のまま、20日で15年となる富山市の会社役員夫婦殺人放火事件で、県警は情報提供を呼びかけました。
事件は、2010年4月20日、富山市大泉の会社役員、福田三郎さんと妻の信子さんが殺害され、自宅が放火されたものです。
「富山県警です。情報提供をお願いします」
あさって20日で15年となる18日、県警は、事件現場に近い商業施設など市内3か所でチラシの入ったティッシュを配り、目撃情報や写真などの提供を呼びかけました。
*県警刑事部捜査一課 奥村真一課長
「どんなに些細な情報でもいい。ぜひ情報を寄せてほしい」
県警は引き続き富山南警察署に捜査本部を置き、およそ40人態勢で捜査を継続します。
16日午後、富山市役所の駐車場で包丁を使って相手を脅したとして、警察は富山市の48歳の男を逮捕しました。
現行犯逮捕されたのは、富山市の自称 農業、保田昌義容疑者(48)です。
保田容疑者は16日の午後2時半ごろ、富山市役所の駐車場で口論になった30代の男性に対し、ケースに入った刃渡りおよそ15センチの包丁を使って、「やるならやったるぞ」と脅迫した疑いが持たれています。
「包丁を持っている男がいる」「男2人が喧嘩している」など複数の110番通報を受け、駆けつけた警察官が男を逮捕しました。
口論になった2人に面識はなかったとみられます。
調べに対し、保田容疑者は一部容疑を否認しているということで、警察は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、口論の原因などを調べています。
上市中学校で去年7月、部活動中に砲丸が生徒の頭にあたり、大けがをした事故で、砲丸を投げた男性教諭が業務上過失傷害の罪で略式起訴されました。
富山区検察庁が略式起訴したのは、上市中学校の25歳の男性教諭で、起訴状などによりますと、去年7月、顧問を務める陸上部の部活動中、前方に生徒がいることを分かっていたにも関わらず、注意喚起をせず、重さ4.5キロの砲丸を投げ、生徒の頭に直撃させたとされています。
生徒は頭の骨を折る大けがをしましたが、中学校によりますと、現在通常通り学校に通っているということです。
男性教諭は現在も上市中学校に勤務していますが、部活動の指導からは外れています。
中学校は「厳粛に受け止め、再発防止に向け、生徒の安全管理と教員の指導に努める」とコメントしています。
射水市は同僚の職員にハラスメント行為をしたとして、14日付けで2人の職員を懲戒処分したと発表しました。
懲戒処分となったのは、射水市民病院の医療技術部門の30代の主任と市民生活部の50代の副主幹の2人です。
このうち医療技術部門の30代の主任は同僚の職員に対し、過去2度にわたり威圧的な言動で精神的苦痛を与え院長から厳重注意を受けていたにもかかわらず、先月「どうして言ったとおりにしないのか」などとまた威圧的な言動を繰り返したとして停職1カ月の処分。
また、市民生活部の50代の副主幹は業務中の職員に対し、座っている椅子を蹴とばして胸ぐらをつかむ暴行行為を行ったとして減給1カ月の処分としました。
併せて、それぞれの部門の管理監督責任者を厳重注意としています。
14日未明、富山市で住宅1棟を焼き、焼け跡から身元不明の1人の遺体が見つかった火事で、火元は2階の寝室と見られることがわかりました。
この火事は、14日午前3時ごろ、富山市山室荒屋新町の古川靖さん(56)宅で、
「2階の窓から火と煙が見える」と近くに住む人から消防に通報があり、火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、木造2階建て住宅の2階部分が燃え、焼け跡から身元不明の1人の遺体が見つかったものです。
警察と消防による実況見分の結果、焼失面積は38平方メートルで、建物2階北東側の寝室が激しく燃えていることから、ここが火元とみられることが分かりました。
古川さんはこの家に1人で住んでいたとみられ、現在、古川さんと連絡が取れていないことから、警察は、遺体は古川さんの可能性があるとみて、身元の特定を急ぐとともに、出火原因を調べています。
「銅器のまち」高岡市で、複数の店舗前に設置されていた銅像4体が盗まれ、警察が窃盗事件として捜査しています。
銅像が盗まれた店の防犯カメラの映像には、12日午前1時40分ごろ、高岡市金屋町の金属工芸品店の前に止まった車から2人が降り、店舗前に設置されていた銅像を車に積み込んで持ち去る様子が映っています。
盗まれた青銅製の銅像は、高さはおよそ1メートル。
周辺では、12日朝までに3つの店舗前から銅像あわせて4体が盗まれていて警察に被害届を出したということです。
※大寺幸八郎商店 大寺康太さん
「地金(として換金)目的で盗まれたと思う。そんな浅はかな考えで持っていかれたと思うとむなしい気持ちでいっぱい」
警察が窃盗の疑いで捜査しています。