SNS型投資詐欺の被害を未然に防いだとして、金融機関の職員2人に感謝状が贈られました。
大分東警察署から感謝状が贈られたのは、大分みらい信用金庫坂ノ市支店の高橋憲子さんと堀口裕美さんです。
2人は先月29日、窓口で70代の男性が現金およそ100万円を振り込もうとした際、振込用紙に不審な点があったことや、宛先が外国人の名前だったことから詐欺を疑い、上司や警察に相談して被害を防ぎました。
男性はLINEを通じて投資の話を持ちかけられ、送金を指示されていたということです。
■大分みらい信用金庫 堀口裕美さん:
「お客様が話を聞いてくださったことに感謝。周りの皆さんの対応で被害を防げたことが大きい。お客様の預金を守ることができてよかった」
県警によりますと、今年に入り21日までに県内で発生したSNSを使った投資詐欺とロマンス詐欺の被害額は、およそ12億円に上るということです。
警察犬がお手柄です。行方不明になっていた高齢男性の発見に貢献した警察犬が、指導士とともに表彰されました。
大分南警察署長から署長賞が贈られたのは、雄のラブラドールレトリバー「ロッキー」と、県警鑑識課の職員で指導士を務める高野羽瑠菜さんです。
ロッキーと高野さんは先月25日、大分市中戸次で行方が分からなくなっていた70代の男性を、地区内の山中で発見しました。
当初はスマートフォンの位置情報をもとに捜索したものの見つからず、ロッキーが出動。
嗅覚を生かし、捜索に加わって30分ほどで、足場の悪い斜面にたたずんでいた男性を発見しました。
■高野羽瑠菜指導士:
「(訓練で)失敗したこともあったが“人犬一体”となって一緒に成長してやっと出せた成果。好奇心いっぱいで、訓練も積極的に取り組んでくれる、とてもいい子」
大分県警の警察犬は、これまで民間に飼育と訓練を任せる「嘱託犬」のみでしたが、去年11月からは県警職員が訓練に関わる「直轄警察犬」の運用を始めました。
現在はロッキーを含む2頭が直轄警察犬として活動しています。
ロッキーは3月から現場に出動していて、行方不明者の捜索や被疑者の追跡に加え、爆発物捜査にも対応できるよう、訓練を重ねています。
8歳から4歳の子ども3人に高温のライターを押し付けてやけどを負わせた疑いで、大分県別府市の31歳の父親が逮捕されました。
警察によりますと、逮捕された職業不詳の31歳の父親は9月15日ごろ、自宅で8歳と4歳の息子、6歳の娘の3人の腕や足に、高温になったライターの金属部分を押し付けてやけどを負わせた傷害の疑いが持たれています。
児童相談所からの通報で発覚しました。
血縁関係があるかはわかっておらず、警察は子どもの特定につながるとして容疑者の名前を明らかにしていません。
警察の取り調べに対し容疑を否認しているということです。
父親は2024年4月にも児童相談所から虐待の恐れがあるとして警察に通報されていました。
4歳の男の子にけがをさせたとして、大分市の35歳の男が傷害容疑で逮捕されました。
逮捕されたのは、大分市の職業不詳、松下靖宏容疑者(35)です。
警察によりますと、松下容疑者は19日午後8時頃、大分市内の住宅で、4歳の男の子の胸ぐらをつかんで投げ飛ばし、後頭部を床に打ち付ける暴行を加え、およそ1週間のけがをさせた疑いがもたれています。
当時、現場には複数の家族がいたということですが、警察は被害にあった子どものプライバシー保護のため、松下容疑者との関係については明らかにしていません。
警察の調べに対し、松下容疑者は容疑を認めているということです。
「いつ、どのように誕生したのか不明」
火の粉が激しく飛び交う奇祭「ケベス祭」が、14日夜、国東市でありました。
国東市国見町の櫛来社で毎年10月14日に開かれている「ケべス祭」。
国の選択無形民俗文化財にも指定されていますが、起源や由来がわかっていないため、「奇祭」とも呼ばれています。
祭りは、面をつけた「ケべス」が炎に飛び込もうとするのを、白装束に身を包んだ「トウバ」が必死に押しとどめる激しい攻防が繰り広げられます。
クライマックスには、「トウバ」が燃え盛るシダを持って、火の粉をまき散らしながら境内を走り回ります。
■参加者:
「すごい怖かった。目が痛い」
「火を持って追いかけるところは他にはないので、怖さ半分、面白さ半分」
訪れた見物客たちは、火の粉を浴びながら1年間の無病息災を願いました。
女子生徒の着替えを盗撮したとみられる動画が県内の高校で見つかっていたことが分かりました。
学校は警察に相談しています。
県教委によりますと、9月下旬、女子生徒の着替えの様子を撮影した動画があると県立高校が生徒から相談を受けました。
動画を調べたところ校内で撮られた疑いがあるため警察に通報したということです。
学校は「撮影された時期や撮影機器の設置場所などは捜査中のため詳細は答えられない」と話していて、県教委は「生徒が盗撮に関与した可能性が高い」と話しています。
不安を感じた女子生徒にはスクールカウンセラーへの相談も行うということです。
8日朝、杵築市のJR中山香駅で、特急列車が人と衝突し、男性が死亡しました。
JR九州や消防よりますと、午前8時前、中山香駅を通過していた博多行きの特急列車が、ホーム付近にいた成人とみられる男性と衝突しました。
男性はその場で死亡が確認されました。
列車にはおよそ120人が乗っていましたが、乗員・乗客にけがはありません。
この事故の影響で、JR日豊線は一時、運転を見合わせましたが、午前9時に再開しました。
特急「ソニック」は上下線あわせて6本が運休し、最大で1時間以上の遅れが出るなど、およそ2000人に影響が出ました。