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河北新報の配信記事一覧

2025年10月21日

痴漢・盗撮防止へ宮城・亘理高生ら街頭キャンペーン 受験シーズン前に、JR亘理駅前でチラシ配布

 亘理署と県警鉄道警察隊は本格的な受験シーズンに向け、亘理町のJR亘理駅前で痴漢や盗撮の防止を呼びかける街頭キャンペーンを行った。

 亘理高生や亘理地区少年補導員ら約20人が参加。乗降客に「痴漢・盗撮を見かけたら積極的な声がけと110番通報」と書かれたチラシを配った。生徒会長の板橋駿さん(18)は「犯罪に遭ったら怖いけど、勇気を持って周りの人に伝えてほしい」と話した。

 受験期には「受験生は試験会場に急ぐため通報しない」という卑劣な書き込みがインターネット上に増えるという。犯罪を目撃したら、スマホの画面で被害者に痴漢に遭っているかを尋ねるアプリを使ったり、周囲の人と協力して加害者に近づいたりしてほしいと、署は協力を呼びかける。

 生活安全課の豊島伸晃課長代理は「被害に遭った後を含め『被害者を独りにしない、孤立させない』ことが大切。勇気を出して声を上げてほしい」と話した。キャンペーンは14日にあった。



10/21(火) 11:01

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2025年10月20日

無許可でガスメーターを持ち出して自宅のガスメーターと交換 仙台市ガス局が職員を懲戒免職

 仙台市ガス局は17日、導管管理課係長(49)を懲戒免職処分にしたと発表した。16日付。2018年4月ごろ、ガス局から無許可で持ち出したガスメーターを自宅に設置し、ガスを不正使用していた。未払い額は遅延損害金を含めて計123万7220円に上った。

 ガス局によると、検針日前に正規のガスメーターに戻すことで使用量を少なく見せかけ、料金を抑えようとした。使用量の多い冬場を中心に交換していた。

 今年8月の検針時に、検針員がメーターの登録番号が違うことに気付き、発覚した。「生活費の支出を抑えるためだった」と話しているという。遅延損害分含め全額が返金されている。

 メーターはガス局の倉庫に保管されているが、施錠や在庫管理はしていなかった。杉山朋弘総務部長は「市民の信頼を大きく損ねたことを深くおわびを申し上げる」と陳謝した。

 ◇仙台市人事(17日)兼他工事係長事務取扱 ガス局供給部導管管理課長今野彰



10/20(月) 9:40

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2025年10月15日

飲酒運転事故の元小学校教頭に有罪判決 裁判官説諭「やり直せる」

 酒を飲んで乗用車を運転し物損事故を起こしたとして酒酔い運転の罪に問われた宮城県大崎市の元小学校教頭の男性被告(56)=休職中=の判決公判が10日、仙台地裁古川支部であった。

 斉藤隆広裁判官は「相当量の飲酒の上でブロック塀に激しく衝突するなど危険な運転行為だった。長時間労働が続いていたとはいえ刑事責任は重い」とし、懲役8月、執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。

 斉藤裁判官は「一歩間違えば重大な事故になっていた」と指摘した上で「長年、教員として愛情深く児童に接してきたことは変わらない。教え子たちの心にも残っており、あなたなら必ずやり直せる」と説諭した。

 判決によると、被告は2023年5月21日午前0時50分ごろ、大崎市古川の国道108号などで酒に酔った状態で乗用車を約1・6キロ運転し、店舗や民家のブロック塀に衝突した。

 古川支部は、被告が公判で児童や保護者に謝罪の思いを述べていること、被害者と示談が成立していること、判決確定後に失職が見込まれることなどを考慮し執行猶予を付けた。



10/15(水) 9:47

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2025年10月15日

「一方通行」⇔「進入禁止」 標識切り替えで逆走防止 仙台・堤通雨宮町の一方通行路

 逆走する車が相次いでいた仙台市青葉区堤通雨宮町の市道に、可変式の一方通行の標識が設置された。時間帯で変わる通行方向に合わせて表示が切り替わり、逆走防止を図る。近くにイオンモール仙台上杉が開業し、交通量は急増するとみられ、仙台北署は「新しい標識がトラブル解消の切り札になってほしい」と期待する。

【画像】新たに設置された可変式標識

 可変式標識は9月下旬にできた。仙台厚生病院の西側を通る市道にあり、時間帯で変わる一方通行の方向を「一方通行」と「進入禁止」と切り替えて表示。運転手が見落とさないよう道路の真上に据え付けた。

 これまで市道では逆走の車が多く、トラブルが絶えなかった。通勤時間帯の交通量を踏まえ、午前6~9時は県庁方面、それ以外の時間は北仙台方面に一方通行となる。市道に進入する横道などに一方通行の標識が設けられているが、見過ごす運転手が少なくなく、周知が課題となっていた。

 標識設置を後押ししたのは、周辺の交通量の大幅な増加だ。市道東側の東北大雨宮キャンパス跡地に大型の分譲マンションが建設され定住人口が増加。8日にイオンモール仙台上杉が開業するなど、道路事情を知らない運転者の通行が増えることが見込まれる。

 昨年5月にオープンした仙台厚生病院は、市道に緊急車両の出入り口を設けており、逆走防止の対策が急がれていた。

 ただ標識設置後も課題は残っているようだ。「10月に入ってからも逆走車を見た」と話すのは市道近くの駐車場を利用する青葉区の会社役員今野豊さん(60)。「同じような標識を市道に進入する横道の交差点付近にも設置してほしい」と要望する。

 新しい標識設置について仙台北署は「周辺の交通環境が変化しており、規制を知らないドライバーにも周知する必要があった」と説明。本間俊行交通課長は「標識をしっかり確認して運転してほしい」と呼びかける。

(手代木みずき)



10/15(水) 9:44

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2025年10月10日

盛岡市長、実は飲酒伴う会食に出席 これまでは「体調不良で自宅で寝ていた」 8月の大雨で災害本部設置中 

 盛岡市で土砂災害警戒情報が出された8月20日夜、内舘茂市長が公用携帯電話を庁舎に置いて翌朝まで連絡が取れなかった問題で、市長は7日の定例記者会見で、退庁後に知人と飲酒を伴う会食をしていたことを明らかにした。これまでは「体調が優れず、風邪薬を飲んで自宅で寝ていた」と述べ、飲酒について説明していなかった。

 同市では8月20日午後4時53分、線状降水帯が発生する恐れがあるとの予測が出され、市は午後7時44分に災害警戒本部を設置。市長は午後6時ごろから市内で知人とビールや焼き鳥などを飲食し、午後9時ごろ帰宅したという。

 市内では雨量が増えて土砂災害警戒情報が午後10時5分に発令され、災害警戒本部は災害対策本部に格上げされた。市長は同50分ごろ、個人の交流サイト(SNS)に災対本部の情報を再投稿したが、登庁しなかった。

 市職員は翌21日午前0時前後に約20回、市長の私用携帯に電話したがつながらなかった。公用携帯は市長室に置いてあった。

 市長は定例会見で「公務を終えた午後6時ごろ、体調は悪くなかった。(飲酒を伴う会食をして)帰宅した後、妻から熱っぽいのではと言われ、風邪薬を飲んだ」と弁明。「この日しか都合が合わず1カ月前から約束をしていた」「キャンセルするべきだった」と謝罪した。



10/9(木) 11:48

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2025年10月10日

特殊詐欺防止へ、コンビニで声かけの訓練 みちのくプロレス・新崎人生さんが被害者役務める 宮城県警と仙台・泉署

 電子マネーを使った特殊詐欺被害を防ごうと、県警生活安全企画課と泉署は9月30日、仙台市泉区のローソン仙台八乙女1丁目店で、来店客に注意を呼びかける声かけの訓練を行った。

 みちのくプロレス(岩手県滝沢市)のプロレスラー新崎人生さん(58)が被害者役を務め、電子マネー10万円分を購入しようと来店。対応した店員はパソコンがウイルス感染したとの虚偽表示で金をだまし取る「サポート詐欺」を疑い、県警などが作成したチェックシートで新崎さんに購入目的を確かめるなど、被害を防ぐ手順を確かめた。

 対応した店員の赤松光さん(23)は「訓練で学んだことを生かし、実際に同じような機会があれば、お客さんに寄り添い親身に対応したい」と話した。新崎さんは「特殊詐欺防止に向けて皆さんと一緒に戦っていく」と力を込めた。



10/6(月) 10:26

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