県内で相次ぐ警察官などをかたる詐欺を連携して未然に防いだとして佐賀銀行の女性行員3人に感謝状が贈られました。
伊万里警察署と有田防犯協会から感謝状が贈られたのは佐賀銀行行員の山口啓子さん、江口理絵子さん、清水和美さんの3人です。
3月、山口さんは銀行の窓口で1000万円を自分のネット口座に振り込もうとする女性に預金の使用目的を確認しました。
女性が奈良の警察官や検察官を名乗る人から指定された口座に預金を移すよう指示をされたと話しため詐欺を疑い、清水さんと江口さんの3人で連携し、本店の犯罪対策室や警察に連絡をして被害を防いだということです。
【佐賀銀行有田支店 山口啓子さん】
「未然に防げたということはやっぱりよかったなと思いますし身近でこういうことが起こるっていうことがちょっと怖いなと思いました」
【佐賀銀行北方支店 江口理絵子さん】
「最初の金額と使い道が一致しないというところが不審に思ったところです。佐賀銀行の行員としてとても誇りに思います」
対応した行員によりますと電話で検察に確認したところ検察官を名乗った氏名の人物は奈良の検察にはいなかったということです。
27日、唐津市で木造2階建ての空き家が燃える火事がありました。けが人はいませんでした。
27日午後0時半頃、唐津市北波多で「建物2階まで燃えている。住宅の裏の林まで燃えている」と、近くを通りかかった人から消防に通報がありました。
火は約3時間後に消し止められましたが、唐津市北波多の古河満法さん49歳の木造2階建ての住宅1棟、約150平方メートルが全焼しました。
また、消防によりますと火は裏の林にも一部燃え移ったということです。
この家には以前から住人が住んでおらず空き家となっていて、けが人はいませんでした。
近隣住人によりますと、「2日前に住人関係者がゴミを燃やしていたようだ」と話していることから、警察や消防が原因を調べています。
27日未明、交番の出入口ガラスを足で蹴って割ったとして男が器物損壊の疑いで現行犯逮捕された。
現行犯逮捕されたのは、自称、福岡県宗像市に住む会社員の男(28)。
警察によると、男は27日午前3時30分ごろ、唐津警察署中央交番の出入口のガラス戸を足で蹴り割ったとして器物損壊の疑いが持たれている。
男は、交番にいた警察官などにその場で取り押さえられ、現行犯逮捕された。
警察の調べに対して男は、「割れるほどの力で蹴ったつもりはない」などと容疑を一部否認している。
男は当時、酒を飲んだ状態だったということで、警察は動機などを調べている。
武雄市のスーパーで別の安い商品のバーコードをセルフレジでかざし、ウイスキーを不正に清算したとして50代の男が現行犯逮捕されました。
逮捕されたのは大町町に住む自称会社員の50代の男です。男は今月23日、武雄市のスーパーマーケットで1900円相当のウイスキーに別の菓子類の商品から切り取った9円分のバーコードを重ねてセルフレジでかざし、不正に清算。その差額分、1891円をだまし取ったとして電子計算機使用詐欺の疑いで現行犯逮捕されました。
男がセルフレジで清算するところを近くで見ていた店員がバーコードをかざす動作がおかしいと不審に思い、男の清算後に声をかけ発覚したということです。警察の調べに対し、男は「間違いありません」と容疑を認めています。
警察は手口の詳細や余罪などについて詳しく調べています。
電話でうその話をして140万円をだまし取ったとして福岡市の18歳の男子高校生が詐欺の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、男子高校生は3月、共犯者と共謀し武雄市の80代の女性に証券会社の職員などを名乗り、「息子の証券が満期になったので300万円振り込むが違法になるため仕事をクビになる」「弁護士費用を貸してほしい」と電話で伝えました。
その後、息子から依頼を受けたという男になりすまし女性から現金140万円をだまし取ったということです。
男子高校生は、現金を直接受け取る「受け子」役だったとみられ、警察の調べに黙秘しているということです。
21日の午後6時半すぎ、小城市で木造2階建て住宅を全焼する火事がありました。けが人はいないということです。
【吉冨綾花】「現場は焦げ臭い臭いが漂っています。奥には白い煙が空に立ち上っているのが見えます。現在も懸命な消火活動が続けられています」
21日午後6時半すぎ、小城市芦刈町の木造2階建て住宅で火事があり、近くに住む人から「南の家の小屋と家から煙と炎が出ている」と119番通報がありました。消防によりますと火はほぼ消し止められましたが岸川賢吾さん73歳の木造2階建ての住宅と隣にある小屋が全焼しました。
岸川さんは6人暮らしで、全員火事に気づいて逃げ出しけが人はいないということです。
逮捕状と書かれた書類がポストに投函されていたということです。法務局職員や警察をかたる男などからの電話で60代女性が現金200万円を振り込みだまし取られました。
4月17日、佐賀市の60代の女性に法務局職員をかたる男から+(プラス)で始まる番号から電話がありました。
さらにその後、警察官をかたる男からビデオ通話で「不正アクセスや人身売買で6800万円の被害が出ています」「このままだと逮捕されます」などと言われ、翌日には「逮捕状が届いているはずなのでポストを見てください」と言われたためポストを確認すると、東京地方裁判所が発行したとされる「逮捕状」と書かれた書類が投函されていました。
書類には、女性の氏名や生年月日なども書かれていたということです。
その後、検察官をなのる男から「手続きのため指定する口座にお金を振り込んでください」と電話があり女性は指定された2つの口座に合わせて現金200万円を振り込みだまし取られました。
口座が外国人名義だったことをおかしいと思った女性が警察に相談し事件が発覚しました。
また、佐賀市に住む50代の男性がSNSで知り合った男から勧められたうその投資話を信じ、投資や保険料名目で合わせて910万円を振り込みだまし取られています。
準詐欺や窃盗などの罪に問われている元佐賀市議会議員の男に、検察は懲役8年を求刑しました。
起訴状などによりますと、佐賀市議会議員や自治会長を務めていた佐賀市川副町の川崎直幸被告75歳は、正常な判断ができない状態だった80代女性から相続金や女性の自宅を売却した代金など、現金合わせて4145万円を取ったり盗んだりした準詐欺や窃盗の罪に問われています。
また、自治会長会の会長の立場を利用し自治会長名義の口座などから46万円を着服したとして業務上横領の罪にも問われています。
川崎被告は起訴内容を認めています。
21日の被告人質問で川崎被告は、被害者に謝罪の言葉を述べ、地元に帰りたいと話している80代女性に対し、「自分の家に一緒に住んでもらって見守っていければ」などと話しました。
裁判は21日に結審し、検察側は、過去2回自己破産をしていることや競艇の場外舟券売り場近くのコンビニで150回以上、多額の現金を引き出しているなど、ギャンブルにのめり込んでいたと指摘しました。
その上で、「市議会議員や自治会長としての信頼を逆手に取った、人道に反する悪質極まりない犯行。経緯についても不合理な弁解に終始していて、反省の態度も十分とは到底言えず、多額の被害に対する弁償がなされる見込みも薄い」などとして懲役8年を求刑しました。
一方、弁護側は、社会復帰後は妻が監督することや入院しギャンブル依存症の治療を受けることを約束していて、再犯の可能性が低いなどとして寛大な判決を求めました。
判決は5月12日に言い渡される予定です。
19日午前、伊万里市山代町の国道で軽乗用車と乗用車が正面衝突し、軽乗用車を運転していた70代の男性が死亡しました。軽乗用車に乗っていた孫も意識不明の重体です。
19日午前11時頃、伊万里市山代町の国道で長崎県・松浦市方面に向かっていた軽乗用車と対向車線を走っていた普通乗用車が正面衝突しました。この事故で、軽乗用車を運転していた伊万里市東山代町の松尾健一さん78歳が頭などを強く打って病院に搬送されましたが、およそ1時間後に死亡しました。また、軽乗用車の後部座席に乗っていた松尾さんの孫の9歳女の子が病院に搬送され意識不明の重体となっています。一方、普通乗用車を運転していた37歳の女性は命に別状はないということです。
現場は見通しの良い直線道路で、警察は、松尾さんが運転していた軽乗用車が何らかの理由で対向車線にはみ出したとみて調べを進めています。
19日午前、唐津市鎮西町の波戸岬近くで仰向けで海に浮いていた70代の男性が発見され、その後死亡が確認されました。
19日午前10時50分ごろ、唐津市鎮西町の波戸岬近くで釣りをしていた男性から「漂流者を引き上げた」と唐津海上保安部に連絡がありました。
漂流していたのは唐津市に住む70代の男性で、病院に搬送されましたが、その後死亡しました。
発見当時、男性は黒いウェットスーツに足ひれをつけていて、知人2人とスキューバダイビングをしていたということです。
男性を救助したとき、ほかの2人も近くにいたということで唐津海保は当時の状況など詳しく調べています。
県内に住む60代の女性から、現金約1億4000万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで逮捕された男が18日、佐賀地方検察庁に送られました。女性は同様の手口であわせて約5億3500万円をだまし取られていて、警察は「匿名・流動型犯罪グループ」による犯行も視野に入れ捜査しています。
【大川内記者】
「午後0時半ごろの小城警察署です。田中容疑者を乗せた車が出てきました。これから身柄が佐賀地検へ送られます」
送検されたのは、神奈川県横浜市の自称アルバイト従業員、田中俊晃容疑者25歳です。
田中容疑者は3月、複数人と共謀し、県内に住む60代の女性に対し、長野県警の警察官になりすまして「お金を資金拘束します」などとウソをつき、現金1億4100万円をだまし取った詐欺の疑いが持たれています。
警察の調べに対し田中容疑者は、「今年3月に佐賀に行ったことは間違いないが、現金は受け取っていないし、分からない」と容疑を否認しています。
被害にあった女性は、今年2月から3月にかけて、警察官や検事を名乗る男から「あなた名義の口座が詐欺に使われていて、逮捕状が出ている。警察職員が自宅に向かう」などのウソを言われ、これまでに6回現金を渡し、あわせて約5億3500万円をだまし取られていました。
警察は田中容疑者を犯行の見張り役などと見ていて、SNSなどで実行役を集め離合集散を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ」による犯行も視野に入れ捜査しています。
佐賀県警によりますと、今回の被害総額は、県内のニセ電話詐欺の中で過去最高額としています。
長崎県壱岐沖で3人が死亡した医療用ヘリの事故で、17日、国土交通省の職員が佐賀市の運航会社で立ち入り検査を行いました。
検査を受けたのは、ヘリを運航していた佐賀市の「エス・ジー・シー佐賀航空」です。
17日は、国交省の職員4人が午前9時から正午ごろまで佐賀航空に入りました。
国土交通省大阪航空局によりますと、検査は16日から行われていて、会社の安全管理や整備の体制に問題がなかったかなどを調べたということです。
この事故では、医療搬送用のヘリに乗っていた患者と付き添いの息子、医師の3人が死亡し、司法解剖の結果、いずれも溺死とみられています。
また、救助された機長は「ヘリから異音があった」と話していて、海上保安部などが当時の状況を調べています。
あまりにも多額の詐欺被害が発生しました。
県内に住む60代の女性が、先月までの1カ月あまりで約5億3500万円をだましとられていたことが分かりました。
警察は神奈川県の25歳の男を詐欺の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、神奈川県横浜市のアルバイト従業員、田中俊晃容疑者(25)です。
田中容疑者は今年3月、県内の60代女性に対し、警察官になりすまして「お金を資金拘束します」などとウソをつき、約1億4100万円をだまし取った詐欺の疑いが持たれています。
被害にあった女性は、今年2月から3月にかけて通信会社や警察官を名乗る人物から同じようなウソを言われ、あわせて約5億3500万円をだまし取られていました。警察が詳しく調べています。
飲食店の女性従業員にわいせつな行為や暴力をふるってけがをさせたとして、逮捕・送検されていた奈良県の自衛官について佐賀地方検察庁は、4月11日付けで、不起訴としました。
不起訴となった23歳の男性自衛官は、吉野ヶ里町の目達原駐屯地に所属していた今年3月、佐賀市内のビルの通路でこのビルにある飲食店の20代の女性従業員にわいせつな行為をした上、暴力をふるってけがをさせたとして不同意わいせつや傷害の疑いで逮捕・送検されていました。
佐賀地検は、不起訴にした理由を明らかにしていません。
年金支給日に合わせ、ニセ電話詐欺などを防ごうと警察と市の職員などが連携し詐欺への注意を呼びかけました。
この活動は県内で増加傾向にあるニセ電話などによる詐欺被害を減らそうと、年金支給日に合わせて警察などが行っているものです。
そのうち、武雄市では市内の8つの金融機関で一斉に武雄署の警察官や市の職員など約20人が、利用者に防犯チラシを配って被害に遭わないよう呼びかけました。
このあと、市の防災行政無線を活用して屋外のスピーカーからニセ電話やSNSなどでの詐欺被害防止についての呼びかけも行っていました。
県警察本部によりますと、県内ではことし2月末までにニセ電話による詐欺が42件発生し被害額が約5000万円と去年の約2倍ほどに増えていて、そのうち65歳以上の高齢者の被害が約半分を占めているということです。
闇バイトによる強盗でした。唐津市の民家に押し入り、住人に暴行を加えて刃物で脅し現金約500万円を奪ったなどとして、強盗などの罪に問われた男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。
起訴されているのは住所不定の建設作業員、神戸琉偉被告20歳です。
神戸被告は今年1月、伊万里市の会社に窓から侵入しスーツケース2つを盗んだほか、同じ日に唐津市の民家に押し入り、住人の60代女性に暴行を加えたうえガムテープで手首を縛って包丁で脅し、現金約500万円と財布を奪ったとして窃盗や強盗などの罪に問われています。
14日、佐賀地裁で開かれた初公判で、神戸被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察の冒頭陳述によりますと、神戸被告は知人から紹介された闇バイトをしていて、事件の前には指示役から「ヤクザの家だから最低1億ある。1億持ってこい」などと言われ、強盗の報酬として約100万円を受け取っていたということです。
また、神戸被告は犯行の後、母親に「闇バイトをしてしまった。本当にごめん」などとメッセージを送っていたということです。
長崎県壱岐沖で3人が死亡した医療用ヘリの事故で、国の運輸安全委員会は11日、引き揚げた機体を再調査しました。一方、亡くなった3人の死因は溺死とみられていて、海上保安部などが詳しく調べています。
10日午後6時半ごろ、唐津港で引き揚げられた機体は、佐賀市の運航会社「エス・ジー・シー佐賀航空」に運ばれました。
【大川内記者】
「午前9時前です。きのう引き揚げられた機体を改めて調べるため、事故調査官がエス・ジー・シー佐賀航空の中に入っていきます」
調査は午前11時半ごろに終わり、調査官によりますと10日に確認できなかったエンジンの細部などを詳しく調べたということです。
【運輸安全委員会事務局 奥山克也航空事故調査官】
「海水に浸かっていましたので、潮の影響だと思われますがメインローターは回すことができませんでした。ただ、目視的には(エンジンに)異常はありませんでした。総合的には見えてきている部分はありますけども、今回はここでは申し上げることはできません。総合的に全部判断をして検討いたします」
このほか、回収したエンジンの記録装置や動態管理システムなどを11日に都内へ持ち帰り、今後、データの解析など詳しく調べるとしています。
一方、海上保安部による機長への聞き取りで、飛行中に「ヘリから異音があった」と話していることが分かりました。
また、事故で亡くなった3人の死因について、司法解剖の結果いずれも溺死とみられるということです。
ヘリが着水したときには生存していた可能性もあり、海上保安部などが詳しく調べています。