佐賀南署は30日、ストーカー規制法違反の疑いで、吉野ケ里町大曲、自称会社役の男(63)を逮捕した。
逮捕容疑は26〜28日、佐賀県内の30代女性に対し、202回にわたって性的羞恥心を害するようなメッセージを送信したり、電話を16回かけたりした疑い。「拒まれてもいないし、不安にさせたつもりもない」などと容疑を否認している。
同署によると、女性は飲食店の経営者で、男は客だった。同署は24日、女性から被害に関する相談を受け、26日に男に対して口頭で指導していた。
佐賀県警によると、県内の今年上半期(1〜6月)のニセ電話詐欺の認知件数は138件で、被害総額は約8億9793万円に上った。前年同期と比べて76件、約7億8281万円増えた。
類別型ではオレオレ詐欺が64件で最も多く、被害総額は全体の9割を占める8億2120万円だった。2〜3月には、警察官らをかたる手口で県内の60代女性が5億円以上をだまし取られる事件が発生した。
SNS(交流サイト)型投資詐欺の認知件数は36件で、被害総額は2億1436万円。SNS型ロマンス詐欺はそれぞれ32件、1億479万円だった。(沖田日和)
30日午前5時20分ごろ、佐賀市高木瀬町東高木の国道34号で、暴走行為の取り締まり中のパトカーが追走していたミニバイクが、佐賀北署の出入り口で停車していた別のパトカーに衝突し、転倒した。少年2人が乗っていて、同署は運転していた佐賀市の少年(15)を道交法違反(無免許運転)の疑いで逮捕した。
同署によると、ミニバイクは同日未明から2人乗りをして信号無視や交差点周回などを続けていたとみられる。事故発生時、約300メートル後方をパトカーが追走していた。ミニバイクの車体にアルミホイルが巻かれ、ナンバープレートは付いていなかった。
衝突されたパトカーは暴走行為の取り締まりで停車していた。
佐賀県内の60代女性が5億円以上をだまし取られたニセ電話詐欺事件を巡り、佐賀県警は30日、詐欺の疑いで、住所不定の無職の男(34)を逮捕した。現金を受け取る「受け子役」だったとみられ、逮捕者は4人目となる。
また、現金の「回収役」だったとして、横浜市神奈川区入江1丁目、自称アルバイト従業員の男(25)を詐欺容疑で再逮捕した。
2人の逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀して2月26〜28日ごろ、女性に対して電話で警察官などになりすまして「口座のお金を全ておろして」「資金拘束する」などとうそを言い、同28日に女性の自宅で約6940万円を受け取った疑い。無職の男は「荷物を受け取ったことは間違いない。ただ中身が現金だとは知らなかった」と供述し、自称アルバイト従業員の男は「黙秘する」としている。
県警組織犯罪対策課によると、無職の男は別の詐欺事件に関与した疑いで警視庁が逮捕していた。
30日午前5時20分ごろ、佐賀市高木瀬町東高木の国道34号で、暴走行為の取り締まり中のパトカーが追走していたミニバイクが、佐賀北署の出入り口で停車していた別のパトカーに衝突し、転倒した。少年2人が乗っていて、同署は運転していた佐賀市の少年(15)を道交法違反(無免許運転)の疑いで逮捕した。
同署によると、ミニバイクは同日未明から2人乗りをして信号無視や交差点周回などを続けていたとみられる。事故発生時、約300メートル後方をパトカーが追走していた。ミニバイクの車体にアルミホイルが巻かれ、ナンバープレートは付いていなかった。
衝突されたパトカーは暴走行為の取り締まりで停車していた。
伊万里市東山代町の住宅で母娘が刃物で切り付けられた強盗殺人事件で、男が侵入した後に玄関が施錠されていたことが29日、捜査関係者への取材で分かった。現場付近の路上で、血の付いた作業用の手袋も発見された。佐賀県警は、逮捕したベトナム国籍の技能実習生ダム・ズイ・カン容疑者(24)が事件の発覚を遅らせようと鍵をかけた可能性があるとみて、当時の状況を調べている。
県警によると、現場では玄関の土間から室内に向かった足跡や室内が荒らされた形跡があった。女性(40)が玄関で倒れていて、70代の母親は玄関とは別の出入り口から逃げ出した。現場近くにカン容疑者が住む寮があった。2人とカン容疑者との間にトラブルなどは確認されていない。
事件発生時、現場近くに住む男性は、けがを負った母親が住民に介抱されている所から数メートル離れた壁の陰で顔を出してのぞく外国人風の男を見かけた。追いかけたが、見失ったという。
県警によると、事件は26日午後4時20分ごろ発生。インターホンが鳴り、母親が玄関を開けると男が侵入して現金を要求した。女性が現金を2度出した後、抵抗したところを切り付けられ、殺害された。
関係者によると、女性は中国江西省の景徳鎮陶磁大学の日本語講師だった。2012年9月から3年半、同大学に勤務した後、19年から再び勤めていた。6月末に大学が夏季休業に入って以降、一時帰国中だった。
女性の通夜が29日、伊万里市内の斎場で営まれた。(取材班)
伊万里市東山代町の住宅で26日に住人の母娘が刃物で切り付けられた強盗殺人事件で、佐賀県警は27日、娘を殺害したとして強盗殺人と住居侵入の疑いで、ベトナム国籍の技能実習生ダム・ズイ・カン容疑者(24)を逮捕した。「何も話したくない」と供述している。現場近くのカン容疑者が住む寮から血痕が付着したナイフ(刃渡り約13・5センチ)が見つかり、凶器とみて調べている。
逮捕容疑は26日午後4時20分ごろ、住宅で日本語講師の女性(40)にナイフを示して脅し、現金1万1千円を奪った上、ナイフで首を切り付けるなどして殺害した疑い。県警は28日、カン容疑者を送検した。
県警によると、カン容疑者は同市内の食品加工の作業員で、複数のベトナム人の技能実習生と一緒に寮に住んでいた。寮から血の付いたナイフ1本を押収し、鑑定を進めている。
母親は外へ逃れ、救急搬送された。現場周辺の住民は「(母親の)体の半分以上が血に染まっていた」のを目撃した。命に別条はなかった。首付近などに切り傷があり、県警は母親に対しても強い殺意があったとみて強盗殺人未遂容疑での立件を視野に捜査を進めている。
県警によると、娘と母親が在宅時に男がインターホンを押し、母親が玄関を開けたところを侵入して「お金」「財布見せろ」などと要求した。娘が1万円を渡した後も脅迫を続け、さらに千円を奪って2人を切り付けた。母親は玄関とは別の出入り口から逃げ、近隣に助けを求めた。娘は玄関の土間で血まみれになって倒れているのが見つかり、現場で死亡が確認された。
玄関のインターホンに記録された画像には、カン容疑者とみられるマスク姿の男が映っていた。住宅の土間から室内に向かった足跡や、室内が荒らされた形跡もあった。母親はカン容疑者との面識はないと話しており、娘との面識の有無について調べるとともに、現場の住宅を狙った経緯なども捜査している。(取材班)
佐賀南署は28日、佐賀市の80代女性が1090万円をだまし取られるニセ電話詐欺事件が発生したと発表した。
同署によると、女性は30日、警察官をかたる男から自宅に電話があり、「このままでは逮捕される。あなた名義の口座が犯罪によって得られたお金かどうか確認する必要がある」などと言われた。「インターホンが鳴ったら、玄関前に置いたバッグに現金を入れて自宅に戻るように」との指示を受け、7月1〜14日に5回にわたって計1090万円をバッグに入れ、だまし取られた。
金融機関からの情報提供を受けて女性に確認し、被害が発覚した。
同署はまた、警察官などを装う手口で佐賀市の70代女性が350万円をだまし取られるニセ電話詐欺事件が発生したと発表した。
伊万里市東山代町の強盗殺人事件で27日に逮捕されたダム・ズイ・カン容疑者(24)は、ベトナム国籍の技能実習生だった。市内には約900人の外国人が暮らしており、地域との交流を支援する人たちは「許されるものではない」とした上で、外国人全体に厳しい目が注がれることを懸念する。
佐賀県警は26日の事件発生直後、容疑者の特徴を「外国人風」と発表した。翌27日、市内では2カ所で外国人と地域住民の交流イベントが開かれ、事件のことが話題に上った。
インドネシアの技能実習生ら約500人の外国人が暮らし、人口の2割近くを外国籍が占める黒川町では、相互理解を目的にした夏祭りを初めて開催した。実習生として来日して20年以上たち、現在は教育係をしているカルドノ・サバルさん(45)は「今後も実習生が増えていく中で、悲しい事件」と声を落とした。
祭りは、実習生の受け入れを仲介する大手の監理団体「国際人材育成機構」(東京都)が企画した。金森仁会長(70)は「事件により外国人に厳しい目が向けられるかもしれないが、十把ひとからげに見るのではなく、一人一人人格のある人間として見てほしい。ほとんどの実習生は真面目に仕事し、礼儀正しく暮らしている」と強調した。
松島町の市生涯学習センターでは「多文化ジョイントコンサート」が開かれ、ベトナム、韓国、インドネシアの人らが歌や踊りを披露し合った。主催者の日本語教室いまり代表の中村章さん(66)は事件について「悲しくて残念。決して許せることではないが、なぜ犯罪を犯すに至ったのか、背景を知りたい」と話した。(青木宏文)
文化庁の「文化芸術振興費補助金」を不正受給したとして、佐賀南署は27日、詐欺の疑いで、佐賀市成章町、会社役員の男(60)を再逮捕した。逮捕は3回目。
逮捕容疑は、任意団体「さが昔話の会」(佐賀市)の会長として、「佐賀の民話デジタル化モデル事業」の架空の経費を計上した収支予算書や見積書を提出し、2018年12月に補助金437万5千円をだまし取った疑い。「不正受給だった認識は全くない」と容疑を否認している。
同署はこれまで、同様に架空、水増し計上した企画書を提出して助成金をだまし取ったとして詐欺容疑で2回逮捕していた。
伊万里市東山代町の住宅で26日に住人の母娘が刃物で切り付けられた強盗殺人事件で、佐賀県警は27日、近くに住む外国籍の20代男を逮捕する方針を固めた。女性(40)が死亡し、男が刃物を持ったまま現場を逃走していた。県警は単独犯とみて行方を追っていた。
県警によると、女性は日本語講師をしていた。司法解剖の結果、死因は失血死だった。首や腹などに複数の傷があり、強い殺意があったとみられる。70代の母親は首付近を負傷していて、命に別条はなかった。母親は逃走した男と面識はなかったという。現場に凶器の刃物は残っていなかった。
事件は26日、住宅のインターホンが鳴って住人が玄関のドアを開けると、男が入ってきて「お金」「財布見せろ」などと言いながら2人を刃物で切り付けた。午後4時半ごろに「2人が刺された」と通報があり、住宅の玄関の土間で血まみれになった女性が倒れているのが見つかって死亡が確認された。母親は救急搬送された。住宅は2人暮らしだった。
県警は26日に捜査本部を設置し、外国人風の若い男が逃走したとみて捜査していた。外国籍の20代男が事件に関わっている疑いがあるとして、任意同行して事情を聴き、逮捕状を請求していた。(取材班)
伊万里市東山代町の住宅で26日に住人の母娘が刃物で切り付けられた事件で、強盗殺人などの疑いで逮捕されたベトナム国籍の男、ダム・ズイ・カン容疑者(24)が住む寮から、凶器とみられる血痕が付着したナイフが見つかったことが28日、分かった。佐賀県警が明らかにした。容疑者は「何も話したくない」と容疑を否認している。
県警によると、容疑者は食品加工の作業員で、複数のベトナム人技能実習生とともに現場近くの寮で暮らしていた。寮から血痕が付着したナイフ1本(刃渡り13・5センチ)を押収した。事件に使われた可能性が高いとみて鑑定を進める。
事件現場のインターホンには容疑者が来た際の画像が記録されており、室内も荒らされた形跡があった。
逮捕容疑は26日午後4時20分ごろ、住宅で女性(40)にナイフを示して脅し、現金1万1千円を奪うとともに、ナイフで切り付けるなどして殺害した疑い。
原子力規制委員会は27日、九州電力玄海原発(玄海町)の敷地内の上空にドローンとみられる三つの光る物体が侵入したと発表した。九電から、運転に影響を及ぼす恐れがある核物質防護情報の通報を受けた。原発に飛来物が侵入するのは極めて異例。原発の設備に異常は確認されておらず、放射線量の上昇もなかった。発見に至っておらず、佐賀県警は物体の捜索や情報収集を進めている。九電は4号機の定期検査を予定通り27日から始めた。
九電によると、26日午後9時ごろ、正門付近の警備員が、光る物体が飛んでいるのを目視で確認し、飛び去る様子も見えた。操縦者や侵入の目的、具体的な飛行経路などは分かっていない。
玄海原発の1、2号機は廃炉作業中で、3号機は営業運転中。4号機は27日午前2時半から定期検査に向けた出力降下を始め、午前8時59分に発電停止、午後0時に原子炉を止めた。
テロ対策強化のため、重要施設上空のドローンの飛行を禁じる規制法が2016年に施行され、玄海原発を含む全国22カ所の原発施設も対象になっている。規制委は通報を受け、「情報収集事態」に当たるとして初動対応の職員を参集した。
規制委は当初、「敷地内でドローン3機が飛行していた」と発表したが、27日午後0時すぎに「ドローンと思われる三つの光が確認された」と訂正した。九電も同様の認識を示し、「関係機関からの問い合わせに対応する過程で、ドローンと特定されたものではないため、誤解を生じないよう、ドローンと思われる三つの光を確認した事実を反映した表現に見直した」としている。(松岡蒼大、上田遊知、井手一希)
伊万里市東山代町の住宅で起きた強盗殺人事件から一夜明けた27日、現場周辺は佐賀県警の捜査が続いて物々しい雰囲気に包まれた。殺害された住人の女性(40)は、日本語講師をしていた。関係者は動揺を隠せず、「かわいそうでならない」と沈痛な表情を見せた。
女性とけがを負った70代母親の親類の男性は「最近物騒だからと言って、2、3年前にカメラ付きのインターホンを取り付けたと聞いていた。もし知らない人だったのならば、玄関に出ていなければ、こんなことにはならなかった」と悲痛な思いを語った。事件直後に現場を訪れたが、規制線が敷かれていて立ち寄ることができなかったという。
別の親類の男性は数年前に女性と会う機会があった。「勉強熱心で活発だった。大学卒業後は中国で日本語学校の先生をして、すごく元気そうだった。まだ若く、本当にかわいそうでならない」と肩を落とした。
現場周辺には27日も規制線が張られ、事件現場で鑑識作業をしたり、棒で草を探りながら捜索する警察官の姿があった。近くに住む70代女性は「辺りは小中学校の通学路。夏休みだけれど、孫を外で遊ばせることはできず、玄関の鍵も二重にしないと心配で寝られなかった」と話した。(取材班)
文化庁の「文化芸術振興費補助金」を不正受給したとして、佐賀南署は27日、詐欺の疑いで、佐賀市成章町、会社役員の男(60)を再逮捕した。逮捕は3回目。
逮捕容疑は、任意団体「さが昔話の会」(佐賀市)の会長として、「佐賀の民話デジタル化モデル事業」の架空の経費を計上した収支予算書や見積書を提出し、2018年12月に補助金437万5千円をだまし取った疑い。「不正受給だった認識は全くない」と容疑を否認している。
同署はこれまで、同様に架空、水増し計上した企画書を提出して助成金をだまし取ったとして詐欺容疑で2回逮捕していた。
伊万里市東山代町の住宅で住人の母娘が刃物で切り付けられた事件で、佐賀県警は28日、強盗殺人などの容疑で逮捕されたベトナム国籍の技能実習生の男、ダム・ズイ・カン容疑者(24)を送検した。
逮捕容疑は26日午後4時20分ごろ、住宅で女性(40)にナイフを示して脅し、現金1万1千円を奪うとともに、ナイフで切り付けるなどして殺害した疑い。女性と同居する70代の母親も首などを切られ負傷した。
県警によると、容疑者は食品加工の作業員で、複数のベトナム人技能実習生とともに現場近くの寮で暮らしていた。寮から血痕が付着したナイフ1本(刃渡り13・5センチ)を押収した。事件に使われた可能性が高いとみて鑑定を進める。
事件現場のインターホンには容疑者が来た際の画像が記録されており、室内も荒らされた形跡があった。
伊万里市東山代町の住宅で26日に住人の母娘が刃物で切り付けられた事件で、強盗殺人などの疑いで逮捕されたベトナム国籍の男、ダム・ズイ・カン容疑者(24)が住む寮から、凶器とみられる血痕が付着したナイフが見つかったことが28日、分かった。佐賀県警が明らかにした。容疑者は「何も話したくない」と供述している。
県警によると、容疑者は食品加工の作業員で、複数のベトナム人技能実習生とともに現場近くの寮で暮らしていた。寮から血痕が付着したナイフ1本(刃渡り13・5センチ)を押収した。事件に使われた可能性が高いとみて鑑定を進める。
事件現場のインターホンには容疑者が来た際の画像が記録されており、室内も荒らされた形跡があった。
逮捕容疑は26日午後4時20分ごろ、住宅で女性(40)にナイフを示して脅し、現金1万1千円を奪うとともに、ナイフで切り付けるなどして殺害した疑い。
26日午後4時半ごろ、伊万里市東山代町の住宅で「2人が刺された」と近くの住民から110番があった。現場で30〜40代とみられる女性が血まみれで倒れていて、死亡が確認された。70代女性もけがを負い、救急搬送された。2人は刃物で切り付けられ、20代くらいの男が現場から逃走した。佐賀県警は強盗殺人事件として捜査し、逃げた男を追っている。
県警によると、住宅のインターホンが鳴り、住人が玄関のドアを開けると男が入ってきて「お金」「財布見せろ」などと言って刃物で2人を切り付けた。70代女性は外に逃げて近隣に助けを求めた。110番を受けて警察官が駆け付け、住宅の玄関の土間で倒れている女性を発見し、現場で死亡が確認された。2人は親子とみられる。
男は外国人風。痩せ形。黒色の短髪で、黒色の半袖Tシャツに茶色のズボンを着用し、マスクを着けていた。凶器は現場に残っておらず、男が持ったまま逃走したと見られる。
県警は同日午後6時半に伊万里署に捜査本部を設置した。現場は国見中から北西約200メートルの住宅地。
原子力規制委員会は26日原子力関連緊急情報を発表した。同日午後9時ごろ、玄海原子力発電所(玄海町)の敷地内にドローン3機が侵入したという。原発敷地内へのドローン侵入は異例。
九州電力によると、警備員が発見した。九電は、「原子力施設の運転に影響を及ぼすおそれがある核物質情報」として規制委に通報した。担当者は「ドローンは既に敷地外に退去していて、原発の設備に影響はない」としている。玄海3、4号機は営業運転中で、4号機27日午後2時から定期検査に向けた出力降下を予定通り実施する。
小型無人機等飛行禁止法では、ドローンなどの小型無人機について、国会議事堂や防衛関係施設などと並び、原子力事業所の周辺地域の上空を飛行することを禁じている。県警警備2課は「ドローンであれば法に触れるが、まずは本当にドローンなのか確認が必要」として捜索を進めている。(上田遊知)
26日午後4時半ごろ、伊万里市東山代町長浜の住宅で「2人が刺された」と近くの住民から110番があった。現場で住人の女性(40)が血まみれで倒れていて、死亡が確認された。70代の母親も負傷し、救急搬送された。2人は刃物で切り付けられ、20代くらいの男が現場から逃走した。佐賀県警は強盗殺人事件として捜査本部を設置し、行方を追っている。
県警によると、住宅のインターホンが鳴り、玄関のドアを開けると男が入ってきて、「お金」「財布見せろ」などと言いながら、2人を刃物で切り付けた。母親は外へ逃げて近隣に助けを求めた。110番を受けて午後4時37分に警察官が駆け付け、住宅の玄関の土間で血を流して倒れている女性を発見した。女性は現場で死亡が確認された。
母親は首などに切り傷を負ったが、命に別条はないという。住宅は女性と母親の2人暮らしだった。
男は20代くらいの外国人風でやせ形。髪は黒色で両側を刈り上げていて、黒色の半袖Tシャツに茶色の長ズボンを着用し、マスクを付けていた。凶器の刃物は現場に残っておらず、男が持ったまま逃走したとみられる。
県警は同日午後6時半に伊万里署に捜査本部を設置し、約50人態勢で捜査している。現場は国見中から北西約200メートルの住宅街。(取材班)
小城署は25日、多久市の60代女性が約6700万円相当をだまし取られるニセ電話詐欺事件が発生したと発表した。
同署によると、昨年4月20日以降、女性の自宅の電話や携帯電話に厚生労働省の職員や警察官などをかたる男から「あなたの口座がマネーロンダリング(資金洗浄)に使用されたことが判明し、逮捕される」「今後、全ての金融資産を調査する」などと告げられた。暗号資産取引所の口座開設などの指示を受け、女性は同10月8日までに8回にわたって約6700万相当の暗号資産を送金した。
相手と連絡がつかず、暗号資産が返金されないことなどから今年3月に警察に相談し、被害が発覚した。
県内では今年2〜3月、60代女性が警察官などをかたる手口で約5億3540万円をだまし取られるニセ電話詐欺事件が発生している。
小城署は25日、多久市の60代女性が約6700万円相当をだまし取られるニセ電話詐欺事件が発生したと発表した。
同署によると、昨年4月20日以降、女性の自宅の電話や携帯電話に厚生労働省の職員や警察官などをかたる男から「あなたの口座がマネーロンダリング(資金洗浄)に使用されたことが判明し、逮捕される」「今後、全ての金融資産を調査する」などと告げられた。暗号資産取引所の口座開設などの指示を受け、女性は同10月8日までに8回にわたって約6700万相当の暗号資産を送金した。
相手と連絡がつかず、暗号資産が返金されないことなどから今年3月に警察に相談し、被害が発覚した。
県内では今年2〜3月、60代女性が警察官などをかたる手口で約5億3540万円をだまし取られるニセ電話詐欺事件が発生している。
鳥栖署は24日、鳥栖市の50代男性が100万円をだまし取られるニセ電話詐欺事件が発生したと発表した。
同署によると、男性は15日、電話でクレジットカード会社の社員や警察官をかたる男らから「あなた名義の口座がマネーロンダリング事件の被害金の振込先に使われている。容疑者として取り調べる必要がある」などと言われた。16日にはビデオ通話で警察手帳や逮捕状のような物を見せられた。「資産調査が終われば返金する」などと言われ、指定の口座に100万円を振り込んだ。
男性はネットで似たような手口を見て、16日に同署に相談した。
白石署は24日、傷害の疑いで、パキスタン国籍で江北町佐留志、自称自営業の男(33)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は23日午後11時40分ごろ、江北町山口の飲食店敷地内で、同店の経営者の50代男性に対し、拳で口付近を殴って上唇に出血を伴うけがを負わせた疑い。「ノーパンチ」と容疑を否認している。
同署によると、店の従業員が「外国人の男性客からグラスを投げられた。お金を払って出ていき、また戻ってきた」などと通報があり、駆け付けた警察官が容疑者を逮捕した。
鳥栖署は22日、傷害とストーカー規制法違反の疑いで、福岡県筑前町四三嶋、会社員の男(65)を逮捕した。
逮捕容疑は17日午後0時18分ごろ、元交際相手の30代女性の勤務先駐車場に押しかけ、女性に対して電話に出るよう要求した上、右腕をつかんで約10日間のけがを負わせた疑い。また17〜18日、女性の携帯電話に116回にわたってメッセージを送信したり、電話を17回かけたりするなどのストーカー行為をした疑い。
同署によると、17日に女性が被害を申告した。
唐津署は20日、監禁や恐喝などの疑いで、いずれも職業不詳の佐賀市久保田町徳万、男(31)と同市本庄町本庄、男(27)を逮捕した。
逮捕容疑は6月19日午後11時20分ごろ、唐津市で20代男性を車に乗せて佐賀市内まで車内に監禁し、男性から現金19万円などを脅し取ったり、「50万円で話をつけてやる」「どやんして残りの31万払う」と言って月々5万円の支払いを要求したりするなどした疑い。2人の認否は明らかにしていない。
同署によると、2人と男性との間に金銭の貸し借りがあったとみられる。同24日に男性が「恐喝された」と届け出ていた。
小城署は18日、小城市の80代女性が300万円をだまし取られるニセ電話詐欺事件が発生したと発表した。
同署によると、6月26日ごろ、女性の自宅に警察官をかたる男から電話があり、「あなたに詐欺の疑いがあり、逮捕状が出ている」「口座が使えなくなるので、預金をおろしてほしい」などと告げられた。その後も、検事を名乗る男らから連日連絡があった。7月8日ごろに「自宅に大金を置いていたら危険」と言われ、女性は指示に従って袋に入れた300万円を玄関先に置き、だまし取られた。
玄海町内のビニールハウスからミカン約60キロを盗んだとして、唐津署は16日、唐津市鎮西町の男(72)を窃盗の疑いで逮捕した。汗水流して栽培したミカンの“異変”に生産者が気付いて備えた防犯カメラが、ハウスからコンテナが運ばれていく様子を捉えていた。
ハウスを所有する男性によると、5月30日に何者かに収穫された形跡があったのを受け、入り口と通路の2カ所に防犯カメラを設置した。翌31日もハウスに侵入されたが、映像が鮮明ではなかった。6月8日夜にミカンが盗まれ、持ち込んだコンテナを運ぶ状況が映っていた。届け出を受けた同署が捜査し、容疑者逮捕に至った。
昨夏に男性の近所で同様の盗難被害が起きていたという。今季は収穫中のミカンが6月8日時点で2〜3割残っており、同9日に全て収穫する予定だった。ハウスの加温などに使う燃油の高騰が生産者を悩ませる中、男性は「盗まれるために栽培しているのではない。ミカンに限らず、農家は大変な思いをして農作物を作っている」と話した。
佐賀北署は16日、脅迫の疑いで、住所不定、無職の男(72)を逮捕した。
逮捕容疑は15日午後6時46分〜同7時2分ごろ、佐賀市内から50代女性に電話をかけ、「何回でも来て、めちゃくちゃにしてやる」「このまま死ぬんだったら、ここに来て壊してやる」などと脅した疑い。
同署によると、女性の知人から「(男が)従業員に電話をかけてくる。歩いて来ると言っている」と110番があった。男と女性は元内縁関係で、同日午後2時50分ごろに女性から「付きまとわれている」と110番があり、同署は男に警告していた。
小城署は15日、小城市の40代女性が約276万円相当をだまし取られる「SNS(交流サイト)型ロマンス詐欺」事件が発生したと発表した。
同署によると、3月中旬ごろ、女性はSNSを通じて知り合った台湾に住む男性をかたる人物から「神様が私たちの出会いを意図しているかもしれない。あなたが恋しい」とのメッセージが送られてきて、「親の夢を短時間で実現するにはデジタル通貨投資しかない」などと投資話を持ちかけられた。4月21日〜5月23日に計7回にわたって指定の暗号資産アドレスに暗号資産約276万円相当を送信し、だまし取られた。
佐賀南署は15日、脅迫と暴行の疑いで、指定暴力団浪川会系組員の男(36)=自称武雄市武雄町富岡=を逮捕した。
逮捕容疑は5月24日午後10時20分ごろ、佐賀市大財1丁目の路上で、福岡県内の20代男性に対して「お前誰か。誰に声かけたか、分かってんのか。俺がどこの組の者か分かっとるとか。浪川のもんぞ。殺すぞ」などと脅迫し、男性の左肩付近を右手で突き飛ばした疑い。「肩を押したことは間違いないが、脅迫したり組の名前は出していない」と容疑を一部否認している。
同署によると、当時、男性は組員の男にあいさつをしようとしていて、「声をかけたら胸を押されて首をつかまれた」と110番した。男性の関係者と組員の男は以前、トラブルがあったという。
鹿島署は15日、佐賀県内の60代男性が約1200万円をだまし取られる「SNS(交流サイト)型投資詐欺」事件が発生したと発表した。
同署によると、男性は1月中旬ごろ、SNSを通じて知り合った人物からFX(外国為替証拠金取引)の投資を勧められた。「絶対に利益が出る」と言われて投資し、運用益を出金しようとした際に「あなたの口座は国際大口の通路を開通するため9千ポンドを送金する必要がある」などと説明を受け、6月9日までに指定の口座に計約1172万円を振り込んでだまし取られた。
同署はまた、SNS型投資詐欺の手口で県内の50代男性が300万円をだまし取られたと発表した。
佐賀県内の60代女性が5億円以上をだまし取られたニセ電話詐欺事件を巡り、県警は21日、現金を回収する役で関与したとして、詐欺の疑いで横浜市都筑区池辺町の無職の男(21)を再逮捕した。
逮捕容疑は氏名不詳者らと共謀して3月19〜22日、女性に対して電話で警察官などを名乗ってうその内容を告げ、同22日に女性の自宅で1億4100万円を受け取って詐取した疑い。「現金をだまし取った」などと容疑を認めている。
事件を巡っては、現金の受け取り役とみられる男(70)と見張り役とされる男(25)のいずれも横浜市の2人が逮捕、起訴されている。