12日朝、鹿児島県南大隅町の田んぼで、78歳の男性が田植え機の下敷きになり死亡しました。
鹿屋支局・春山たかよ記者
「事故が起きたのは山の斜面に沿っていくつも小さな田んぼが並ぶ場所です。次の田んぼへ向かう途中の急な坂道を下るときに事故が発生したと見られます」
警察によりますと、12日午前9時15分ごろ、南大隅町佐多伊座敷で近くに住む団体職員、鞍掛道雄さんが田植え機の下敷きになっているのが発見されました。
田植え機の重さは約200kgあり、鞍掛さんは病院に搬送されましたが、約2時間後に死亡が確認されました。
鞍掛さんは、田植え機で田んぼから町道に出るための下り坂を移動している途中で横転したとみられています。
警察は当時の状況や鞍掛さんの死因について捜査を進めています。
海上自衛隊鹿屋航空基地は、鹿児島県鹿屋市内のスーパーで、スカートの中を盗撮しようとした30代の3等海佐の隊員を9日付けで停職2カ月の懲戒処分にしました。
停職2カ月の懲戒処分を受けたのは、第1航空隊に所属する30代の3等海佐です。
鹿屋航空基地によりますと、この隊員は、2024年2月、鹿屋市のスーパーの店内でスマートフォンのカメラを起動させた状態で、被害者の背後に近づきスカートの中を盗撮しようとしましたが、周囲にいた人の指摘により未遂に終わったということです。
隊員は警察の事情聴取に、行為を否認していましたが、その後、上司に事実を報告し、警察に出頭したということです。
隊員は「ストレス解消の方法として、盗撮を選択した」と話しているということです。
海上自衛隊第1航空隊の片山稔文司令は「隊員に対する服務指導を徹底し再発防止に努めます」とコメントしています。
8日未明、知名町で県道にいた40代の女性が普通乗用車にはねられ意識不明の重体となっています。
警察によりますと8日前4時45分ごろ、知名町知名の県道で車道にいた女性が普通乗用車にはねられました。
女性は近くに住む農業・松野理恵さん(47)で病院に運ばれましたが、意識不明の重体となっています。
現場は信号機や横断歩道のない片側1車線の直線道路で街灯はなく、事故当時は暗かったということです。
普通乗用車を運転していた知名町の24歳の男性は警察の聞き取りに「女性に気がついたが間に合わなかった」と話しているということで、警察が当時の状況や事故の原因などを調べています。
鹿児島市消費生活センターは6月に入り、実在するコメ店になりすました詐欺サイトに関する相談が県内から数件寄せられていることを発表し、注意をよびかけています。
鹿児島市消費生活センターによりますと、相談は県内に住む2人の個人から寄せられたものです。5月末、2人はそれぞれ新潟県に実在するコメ店を名乗る事業者のサイトにアクセスし、5キロあたり2000円から2500円の米を3~4袋購入しようとクレジットカードで代金を支払いました。
しかしその後、購入したはずの米が届かなかったことから、事業者が名乗っていたコメ店や消費生活センターに相談し、事案が発覚したということです。
このコメ店では「当社を名乗る詐欺サイトがある」などと注意喚起しています。また、相談を寄せたうちの1人は請求先が海外業者のような名称だったということです。 鹿児島市消費生活センターでは「極端に安い価格やサイトに表示される不自然な日本語、振込先が個人名義のときはよく注意して購入してほしい」とよびかけています。
KTSの情報カメラで捉えたのは5日、昼過ぎに鹿児島市で発生した火事です。
住宅が立ち並ぶ地域から白い煙が立ち上っています。
5日、午後1時ごろ、鹿児島市魚見町で「建物が燃えていて、2階から白煙が上がっている」と、近くに住む人から119番通報がありました。
近隣住民
「ここらへんが もやっと煙がしてたから、これはちょっとただ事じゃないなと思ってすぐに娘に(消防に)早く電話して」
火は約2時間半後に消し止めれましたが、この火事で看護助手・山下昌孝さん(70)が管理している木造2階建て空き家1棟が全焼しました。
山下さんは火事があった空き家と同じ敷地内にある住宅で、妻と2人暮らしをしていて出火当時、山下さんは家にいましたが、けがはないということです。
こちらは鹿児島県指宿市の火事現場です。
焼け焦げた建物の骨組みだけが残されています。
5日午前9時40分ごろ、指宿市山川大山で「空き家で炎が上がっている」と近くに住む人から119番通報がありました。
火は約1時間後に消し止められましたが、この火事で鹿児島市紫原6丁目の無職・重久秀雄さん(59)が所有する木造平屋の空き家1棟、約90平方メートルが全焼しました。
出火当時、重久さんは空き家の管理に訪れていたということですが、けがはありませんでした。
警察と消防はいずれの火事についても原因を調べています。
2024年10月、鹿児島市で三反園訓衆議院議員の後援会事務所に爆竹を投げ込んだとして、威力業務妨害の罪に問われている男の初公判が鹿児島地裁で開かれ、男は起訴内容をおおむね認めました。
威力業務妨害の罪に問われているのは、本籍が鹿児島市で住所不定の無職・泉卓志(62)被告です。
起訴状などによりますと、泉被告は衆院選翌日の2024年10月28日、鹿児島市谷山中央3丁目の「みたぞのさとし後援会」の事務所前に火をつけた爆竹1束を投げつけて原付バイクで逃走し、選挙後の取材対応業務を妨害したとされています。
鹿児島地裁で開かれた5日の初公判で、泉被告は起訴内容をおおむね認めた一方で、「爆竹については1束の半分だけ」などと主張しました。
冒頭陳述で検察側は、泉被告が事件当日の朝に見た三反園議員のインタビューで自分が気にくわない団体に感謝の言葉を述べていると思い込み、腹が立って犯行に及んだと事件の経緯について指摘しました。
次回の公判は7月3日で、証拠調べや被告人質問が予定されています。
4日夜から5日にかけて県内では3件の建物火災が発生し、鹿児島県伊佐市では1人が死亡しました。
警察によりますと、4日午後7時45分ごろ、伊佐市大口鳥巣で「住宅が燃えている」と通行人から消防に通報がありました。
火は約2時間後に消し止められましたが、この火事で無職・二之形妙子さん(78)の木造平屋の住宅が全焼し、隣の空き家の屋根部分が焼けました。
また、住宅の居間からはあおむけに倒れていた男性とみられる1人の遺体が見つかりました。
二之形さんは息子の士郎さん(50)と2人暮らしで出火当時、二之形さんは外出していましたが家にいた士郎さんとは現在、連絡がとれていないということです。
警察は遺体の身元の確認を進めています。
5日、県内の歩道上で知人女性に暴行を加えてけがをさせ、女性のスマートフォンのSIMカードを奪ったとして、強盗致傷の疑いで31歳の無職の男が逮捕されました。
強盗致傷の疑いで逮捕されたのは、本籍が三重県で住所不定の無職・檜作勇輝容疑者(31)です。
警察によりますと、檜作容疑者は5日午後0時40分ごろ、県内の歩道上で県内に住む40代の知人女性の体をつかんで引き倒すなどの暴行を加えてけがをさせ、女性のスマートフォンのSIMカードを奪った疑いが持たれています。
女性は頭部に打撲を負い、1週間の治療を要するけがを負いましたが、命に別条はないということです。
目撃者から「女性が路上に倒れている」と110番通報があり、警察が現場に向かいましたが男は逃走していて、防犯カメラの映像や被害者への聞き取りなどから檜作容疑者を逮捕しました。
警察の調べに対し、檜作容疑者は「間違いない」と容疑を認めているということです。
警察が犯行の経緯や動機などを詳しく調べています。
4日夜、鹿児島県伊佐市で木造住宅が全焼する火事があり、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
この家に住む50歳の男性と連絡がついておらず、警察が遺体の身元確認を進めています。
警察によりますと、4日午後7時45分ごろ、伊佐市大口鳥巣で「住宅が燃えている」と、通行人から消防に通報がありました。
火は約2時間後に消し止められましたが、この火事で無職、二之形妙子さんの木造平屋の住宅が全焼し、隣の空き家の屋根部分が焼けました。
また、住宅の居間からは男性とみられる1人の遺体が見つかりました。
二之形さんは息子の士郎さんと2人暮らしで、出火当時、二之形さんは外出していましたが、家にいた士郎さんとは現在連絡がとれていないということです。
警察は遺体の身元の確認を進めるとともに、6日から消防と実況見分を行い、火事の詳しい原因を調べることにしています。
2024年11月、鹿児島県の徳之島の伊仙町で、保育士の女性を殺害したとして鹿児島家庭裁判所に送致され、観護措置を受けていた18歳の元少年について、家裁は観護措置の期間を6月17日までに延長する決定をしました。
この事件は2024年11月、伊仙町佐弁の住宅に侵入し、この家に住む保育士・菊池房子さん(当時55)を刃物のようなもので刺し、殺害した疑いで、当時17歳だった元少年が逮捕されたものです。
元少年は鹿児島地検に送検された後、事件の責任能力などを調べるために鑑定留置され、地検は5月21日に鹿児島家庭裁判所に送致していました。
家裁はこの元少年について、少年鑑別所で日頃の行動や心身の状態などを調べる観護措置の決定をしていましたが、その期間を当初の6月3日までから6月17日まで延長したということです。
観護措置が終わった後、家裁は元少年を検察官に再び送致するかどうかを判断する見通しです。
2024年11月、鹿児島県の徳之島の伊仙町で、当時55歳の女性を殺害したとして鹿児島家庭裁判所に送致され、観護措置を受けていた18歳の元少年について、家裁は観護措置の期間を6月17日までに延長する決定をしました。
この事件は2024年11月、伊仙町佐弁の住宅に侵入し、この家に住む保育士・菊池房子さ(当時55)を刃物のようなもので刺し、殺害した疑いで、当時17歳だった元少年が逮捕されたものです。
元少年は鹿児島地検に送検された後、事件の責任能力などを調べるために鑑定留置され、地検は5月21日に鹿児島家庭裁判所に送致していました。
家裁はこの元少年について、少年鑑別所で日頃の行動や心身の状態などを調べる観護措置の決定をしていましたが、その期間を当初の6月3日までから6月17日まで延長したということです。
観護措置が終わった後、家裁は元少年を検察官に再び送致するかどうかを判断する見通しです。
6月1日夜、鹿児島県西之表市で住宅1棟が全焼する火事がありました。
けが人はいませんでした。
警察によりますと、1日午後7時50分ごろ、西之表市鴨女町の日高ユリ子さん(84)の住宅で「家が燃えた」と、日高さんの息子から119番通報がありました。
火は約1時間10分後に消し止められましたが、日高さんの木造平屋の住宅1棟約80平方メートルが全焼しました。
日高さんは50代の息子と2人暮らしで、出火当時、2人とも家にいましたが火事に気づいて逃げ出しけがはありませんでした。
2人は「台所で調理中にコンロから火が出た」と話しているということで、警察と消防は2日朝から実況見分を行い、火事の詳しい原因を調べています。
5月31日夜遅く、徳之島の伊仙町で住宅など4棟が全焼する火事がありました。
けが人はいませんでした。
警察と消防によりますと5月31日午後11時ごろ、鹿児島県伊仙町伊仙で「家が燃えている」と近くに住む人から119番通報がありました。
火は約5時間後に消し止められましたが、この火事で、無職・義永良治さん(79)の木造平屋住宅をはじめ、隣接する木造平屋住宅2棟と木造平屋の空き家1棟のあわせて4棟が全焼しました。
出火当時、全焼した住宅3棟にはそれぞれ住人がいましたが、全員、けがはないということです。
警察と消防は1日朝から実況見分を行い、火事の原因について詳しく調べています。
1日未明、肥薩おれんじ鉄道の線路上で男性が貨物列車にはねられ、死亡しました。
事故の影響で肥薩おれんじ鉄道は、川内駅から出水駅の間で始発から一時、運転を見合わせました。
警察などによりますと1日午前4時50分ごろ、鹿児島県出水市中央町で、肥薩おれんじ鉄道の線路上にいた成人とみられる男性が、JR鹿児島中央駅に向かう貨物列車にはねられる事故がありました。
男性は、到着した救急隊によりその場で死亡が確認されました。
事故の影響で肥薩おれんじ鉄道は川内駅から出水駅の間で始発から約3時間運転を見合わせましたが、午前8時過ぎに運行を開始したということです。
現場の線路は出水駅と西出水駅の間にある古市踏切から、西出水方面に約25m先の場所だったということで、警察は、事故当時の状況などについて詳しく調べています。