傘下組織の幹部の男が第三者を利用し、強盗事件の被害者に示談に応じるよう要求した疑いで逮捕されたことを受け、指定暴力団四代目小桜一家の本部事務所の家宅捜索が行われました。
25日午前10時ごろ、県警の捜査員14人が鹿児島市甲突町にある、指定暴力団四代目小桜一家の本部事務所の家宅捜索に入りました。
県不安防止条例違反の疑いで逮捕・送検されたのは、小桜一家の傘下組織幹部・大窪隼人容疑者(39)です。
警察によりますと、大窪容疑者は8月17日に鹿屋市内で発生した強盗事件の被害者の20代の男性に対し、第三者を介して示談に応じるように要求したり、職場に押しかけたりした疑いが持たれています。
この強盗事件の容疑者の男2人は既に逮捕されていて、大窪容疑者は2人と面識があるということです。
25日の家宅捜索は大窪容疑者の逮捕を受け行われたもので約1時間にわたりました。
警察は「捜査に支障がある」として、押収物の詳しい内容や大窪容疑者の認否を明らかにしていません。
元阿久根市長の竹原信一市議が、マットレスなどのゴミを空き地で違法に焼いたとして、廃棄物処理法違反で在宅起訴された裁判の判決公判が24日開かれ、鹿児島地裁川内支部は、罰金50万円の有罪判決を言い渡しました。
判決によりますと、竹原信一市議は2024年3月、鹿児島県阿久根市の自宅近くの空き地でマットレスや座椅子、布団など焼け残った分だけで約120キロのゴミを違法に焼いたとして廃棄物処理法違反の罪に問われています。
これまでの裁判で竹原市議はゴミを燃やした事実は認める一方、ゴミの減量などを目的に行ったもので廃棄物処理法の除外理由に当たり、違法性はないと主張し、無罪を訴えていました。
24日、鹿児島地裁川内支部で開かれた判決公判で、坂口和史裁判官は「廃棄物を処分する手間・費用を惜しんで自己流の焼却という手段に出たにすぎず、動機に酌量の余地は全くない」として、求刑通り、罰金50万円の有罪判決を言い渡しました。
判決後、竹原市議は会見を開き、改めて自身の行為の正当性を主張しました。
罰金50万円の有罪判決・竹原信一市議
「法の本来の目的、廃棄物の減量、生活環境の保全、そういうことの実現に向かっているのか、市民の暮らしの合理性を損ない、制度あるいは法への信頼を一層失うことになる」
竹原市議は控訴について、判決文を精査して今後、検討するということです。
22日、鹿児島県南大隅町の立目埼沖でダイビングをしていた福岡県の60代の男性が漂流しているのが見つかり、死亡が確認されました。
第10管区海上保安本部によりますと、22日午前11時前、南大隅町の立目埼灯台付近で釣り人から「漂流者がいる」と118番通報がありました。
通報から約1時間半後に立目埼灯台から南南東約1.3キロの海上で10管のヘリコプターが、漂流している福岡県久留米市の63歳の男性を発見し引き揚げましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
男性は、県内の業者のガイドを受け、ダイビングをしていました。
10管が当時の状況などを調べています。
22日午後、鹿児島市の交差点で横断歩道を渡っていた女性がトラックにはねられ、死亡しました。
警察によりますと、22日午後1時半ごろ、鹿児島市住吉町の県道交差点で、横断歩道を歩いて渡っていた女性が右から直進してきたトラックにはねられました。
この事故で中種子町野間の養護教諭、加藤昭代さん(61)が全身を強く打ち病院に運ばれましたが、約1時間後に死亡しました。
現場は信号機のある交差点で、警察はトラックを運転していた配送業の男性(72)から話を聞き、当時の信号の色など事故の状況を詳しく調べています。
県内で行方不明になった高齢者を次々に発見して、2025年2度表彰された警察犬、ウォルト・フォム・ネーベル・ドルフ号が22日朝、息を引き取りました。1歳4カ月でした。
ウォルト号は2025年3月に警察犬としてデビュー。6月の初出動では、指宿市で行方不明になった80代の男性を自宅近くの山林で無事発見。いきなりのお手柄で7月に指宿警察署から表彰を受け、大好物のサツマイモを贈られます。
さらに8月にも行方不明となった90代の女性の捜索に加わり、警察官60人が3日間かけて捜索する中、わずか1時間20分で女性を無事発見し、2カ月連続で表彰されていました。
立て続けにお手柄を挙げたウォルト号は、空気中に漂う人の匂いを探し出す能力に特に優れていたということですが、先週に入り体調を崩し、療養。看病もむなしく22日午前9時半ごろ、入院していた姶良市内の動物病院で息を引き取りました。死因は感染症によるものだったということです。
警察犬を管理する県警鑑識課の坂元健一理事官は「県民の安全安心に大きく寄与してくれた。これからの活躍を期待していただけに残念でならない。ありがとう。お疲れ様」とコメントしています。
#警察犬 #ウォルト号 #指宿市
22日午前、南大隅町の立目埼沖でダイビングをしていた福岡県の60代の男性が死亡しました。
第10管区海上保安本部によりますと、22日午前11時前、南大隅町の立目埼灯台付近で釣りをしていた人から「漂流者がいる」と118番通報がありました。
10管が巡視艇とヘリコプターで捜索したところ、通報から約1時間半後に立目埼灯台から南南東約1.3キロの海上で、ヘリコプターが漂流している福岡県久留米市の63歳の男性を発見し、引き揚げました。
男性は、鹿児島市内の病院に搬送されましたが、午後1時過ぎ、死亡が確認されました。男性は、発見された場所付近で県内の業者のガイドを受けダイビングをしていて、発見された当時、海上は波が高く荒れていたということです。10管が当時の状況などを調べています。
#南大隅町 #ダイビング
18日夜、鹿児島県奄美市で小屋1棟と軽自動車1台が全焼する火事がありました。
けが人はいませんでした。
警察によりますと、18日午後10時半ごろ、奄美市名瀬小宿で「倉庫が燃えている」と、近くの住民から消防に通報がありました。
火は約30分後に消し止められましたが、この火事で宿泊所経営、森山卓逸さん(62)の自宅近くにある木造平屋の小屋1棟と軽自動車1台が全焼しました。
森山さんは妻と2人暮らしで出火当時、2人とも外出していてけがはありませんでした。
消防によりますと、森山さんは「小屋の近くにある五右衛門風呂に火をつけたまま目を離した」と話していて、警察と消防は9月22日に実況見分を行い、火事の原因を調べることにしています。
18日夕方、鹿児島県西之表市の農業用ハウスで、金属製の支柱と耕運機の間に75歳の男性が挟まれているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、18日午後6時ごろ、西之表市国上の農業用ハウスの中で、近くに住む農業・河本健さん(75)が金属製の支柱と耕運機のハンドルの間に胸が挟まれているのを親族が見つけて消防に通報しました。
河本さんは心肺停止の状態で病院に運ばれましたが約1時間後に死亡が確認されました。
死因は出血性ショックでした。
農業用ハウスと耕運機は河本さんが所有しているもので、耕運機はエンジンがかかっていたということで、警察は河本さんが農作業中に何らかの原因で挟まれたとみて当時の状況などを調べています。
2019年に鹿児島県姶良市の高齢女性から現金をだまし取った疑いで8月逮捕されていた男が、京都でも同様の事件を起こした疑いで17日、再逮捕されました。
窃盗の疑いで再逮捕された重松英史容疑者は鹿児島県外の男6人と共謀し、2019年11月、警察官になりすますなどして、京都府に住む当時70歳代の女性からキャッシュカード2枚をだまし取り、ATMから現金約100万円を引き出した疑いがもたれています。
重松容疑者は姶良市で起きた同様の事件に関与した疑いで、8月、逃亡先のフィリピンから移送され逮捕されていました。
今回の事件はその余罪捜査の中で発覚したということです。
重松容疑者は容疑を認めていて、グループの中で現金の管理や金の回収役への指示を担っていたとみられています。
16日、桜島の橋の高架下で、テントの中で倒れている身元不明の遺体が発見されました。
死後、長期間が経過していて警察は事件と事故の両面で捜査しています。
警察によりますと、16日午前11時半ごろ、鹿児島市桜島赤水町で「橋の下にテントがあり人の生活感がある」と通行人から通報がありました。
警察が駆けつけたところ、ようがんなぎさ橋の高架下の護岸に置かれたテントの中で1人が毛布のようなものにくるまった状態で倒れていて死亡が確認されました。
遺体は死後数か月から1年以上経過しているとみられ損傷が激しく、警察はX線などで解析を行い人のものと断定しました。
また、設置されたテントは1人用ほどのサイズで、外にはごみや衣類などの生活用品があったということです。
警察は司法解剖を行い死因を調べるとともに、事件と事故の両面で捜査を進めています。
2025年7月に投票が行われた参院選を巡る公選法違反事件の続報です。
鹿児島市に本店を置くパチンコ店「モリナガ」の店員らに対し、比例代表で立候補した自民党の候補に投票する見返りに金を支払う約束をしたとして、モリナガの社長ら3人が公職選挙法違反の疑いで16日再逮捕されました。
鹿児島県警を含む1都7県の合同捜査本部に再逮捕されたのは、東京都港区の会社役員、山本昌範こと李昌範容疑者(50)ら3人です。
警察によりますと李容疑者らは、2025年7月20日に投票が行われた参院選で、李容疑者が社長を務めるパチンコ店「モリナガ」の店員107人に対し、自民党の比例代表で立候補した阿部恭久氏に投票すれば、4000円または3000円を渡すと約束した公職選挙法違反の疑いがもたれています。
李容疑者はパチンコ店の運営会社「デルパラ」の社長も務め、モリナガは2025年1月にデルパラに買収されていました。
李容疑者らは2025年7月3日に開いたWEB会議で、店員に期日前投票で阿部氏の名前を書いた投票用紙を写真で撮って送らせるようにモリナガ各店舗の店長に指示。
店長からの指示を受けた107人の店員がそれに応じ、写真を送っていたということです。
投票の見返りとして残業代の名目で社員に4000円、アルバイトに3000円が渡されることになっていましたが、実際には支払われていませんでした。
指示を受けた店長の一部は警察の調べに対し「指示を断れなかった」などと話しているということです。
逮捕された3人ともに阿部氏の選挙運動員で、警察は認否について明らかにしていません。
3人は8月、別の系列のパチンコ店で同様の依頼をした疑いでも逮捕されていました。
警察は広域かつ組織的な買収事件として事件の全容解明を進めています。
鹿児島市田上台で、当時73歳の女性が殺害された強盗殺人事件は未解決のまま16日で25年です。
16日は鹿児島市のJR鹿児島中央駅前で警察官らがチラシを配り、情報提供を呼びかけました。
鹿児島西警察署・重田克久刑事官
「被害者の無念を晴らすために協力を呼びかけてください」
この事件は2000年9月16日、鹿児島市田上台4丁目で1人暮らしの荒木スミエさんが何者かに首を絞められ殺害されたもので、金品も奪われたとみられています。
「何かささいなことでもあれば、捜査のご協力頂ければ」
「ご協力ありがとうございます」
事件は未解決のまま25年がたちました。
16日は約20人の警察官が鹿児島市のJR鹿児島中央駅前で通行人にチラシを配り、情報提供を呼びかけました。
チラシを受け取った人
「(時間が経つと)忘れてしまうので(広報は)どんどんやった方がいいと思う」
県警は8月末時点で延べ7万8500人の捜査員を投入。現在も専従の捜査員6人が引き続き捜査にあたっているということです。
またこの事件を巡っては、犯人の逮捕に結びつく有力な情報に400万円の懸賞金がかけられています。
鹿児島西警察署・重田克久刑事官
「発生から25年経っている。それでもいまだに未解決となっていて非情に残念な思い。ささいな情報でもかまわないので情報提供よろしくお願いします」
16日、鹿児島市桜島で橋の高架下で、テントのなかで倒れている身元不明の遺体が発見されました。
警察は事件と事故の両面で捜査しています。
警察によりますと、16日午前11時半ごろ、鹿児島市桜島赤水町で「橋の下にテントがあり人の生活感がある」と鹿児島中央警察署に通行人から通報がありました。
警察が調べたところ、ようがんなぎさ橋の高架下の護岸で、テントのなかに1人が倒れているのを発見し、死亡が確認されました。
テントの外にはごみや衣類などがあったということです。
遺体は年齢や性別が分からないほど腐敗が進んでおり、死後数か月から1年以上たっているとみられています。
警察は遺体の身元や死因を特定するとともに、事件と事故の両面で捜査を進めています。
14日、鹿児島・沖永良部島の和泊町の岩場で見つかった身元不明の女性の遺体について、警察は大阪府の45歳の事務員の女性であることを明らかにしました。警察はこの女性が、13日の夜、宿泊先から外出して連絡が取れなくなっている宿泊客ではないかとみて調べています。
警察によりますと14日午前7時半ごろ、沖永良部島の和泊町根折から北に約2キロの岩場で、身元不明の女性の遺体が見つかりました。
13日午後6時半ごろ「宿泊客と連絡が取れない」と宿泊施設の関係者から沖永良部警察署の署員に電話があり捜索していたところ、崖下約20メートルの岩場でうつぶせに倒れていた遺体が見つかったということです。
その後警察が身元の確認を進めた結果、遺留品などから、遺体は大阪府の45歳の事務員の女性と判明しました。女性は頭から出血していて、死因は転落による外傷性ショック死でした。
警察は、女性が13日夜、宿泊施設から外出して連絡が取れなくなっている宿泊客ではないかとみて、引き続き当時の状況など調べを進めています。
先の参院選を巡り、鹿児島市に本店を置くパチンコ店・モリナガの店員らに現金を渡すかわりに、特定の候補者に投票するよう呼びかけた公職選挙法違反の疑いで、モリナガの社長ら3人が再逮捕されました。
警察によりますと再逮捕されたのは、東京都港区の会社役員、山本昌範こと李昌範容疑者ら3人で、2025年7月の参院選で、李容疑者が社長を務めるモリナガの店員ら約100人に、自民党の比例代表で立候補した阿部恭久氏に投票すれば、4000円から3000円を渡すと約束した公職選挙法違反の疑いがもたれています。
3人は8月別の系列のパチンコ店で同様の依頼をした疑いで逮捕されています。
14日、沖永良部島の和泊町の岩場で身元不明の女性の遺体が見つかりました。
13日夜、宿泊施設から外出した宿泊客と現在、連絡がついておらず、警察が関連を調べています。
警察によりますと14日午前7時半ごろ、和泊町根折から北におよそ2キロの岩場で身元不明の女性の遺体が見つかりました。
13日午後6時半ごろ、「宿泊客と連絡がとれない」と宿泊施設の関係者から警察に電話があり、捜索していたところ、崖下およそ20メートルの岩場でうつぶせに倒れていた遺体が見みつかりました。
遺体は40代から50代の女性で身長およそ160センチ、灰色のTシャツに黒色のズボン、白色の靴を履いていました。
現在も宿泊客とは連絡がついておらず、警察は死因や身元の確認、遺体と宿泊客の関連など事件、事故の両面で調べを進めています。
12日夜、南さつま市の県道で普通乗用車が道路脇の木に衝突し、運転していた30歳の男性が死亡しました。
警察によりますと、12日午後11時半ごろ、南さつま市金峰町大坂の県道で、普通乗用車が道路脇の木に衝突しているのを通りかかった車の運転手が発見し、110番通報しました。
この事故で、普通乗用車を運転していた南九州市川辺町上山田の会社員、橋口溜成さん(30)が全身を強く打ち、病院に搬送されましたが、およそ5時間後に死亡しました。
事故現場は片側1車線の緩やかな左カーブで、警察は橋口さんがカーブを曲がり切れずに対向車線にはみ出し、木に衝突したものとみて、事故原因を調べています。
12日夕方、鹿児島市の県道で普通乗用車が道路左側の空き地のブロックに衝突する事故があり、運転していた80代の男性が意識不明の重体です。
警察によりますと、12日午後6時45分ごろ、鹿児島市犬迫町の県道で、普通乗用車が左カーブを曲がる際、道路左側の空き地にあるブロックに衝突しました。
この事故で普通乗用車を運転していた鹿児島市上谷口町の無職・篠原孝さん(81)が病院に搬送されましたが、意識不明の重体です。
現場の県道は上り坂の左カーブで、警察は、篠原さんが何らかの理由で運転操作を誤って道路脇の空き地に突っ込みブロックに衝突したとみて、事故の詳しい原因を調べています。
9月9日、鹿児島市に住む70代の男性が自宅で頭から血を流し死亡していた事案で、警察は男性の死因が銃でできた傷による脳障害だったと明らかにしました。
警察は、男性が拳銃のようなものを自作し、自殺を図った可能性が高いとみて捜査を進めています。
警察によりますと、9月9日午後4時ごろ、鹿児島市の住宅でこの家に住む70代の男性が頭から血を流して倒れているのを同居する親族が発見し、その後死亡が確認されました。
男性は発見時、室内の座椅子に座り、拳銃の様な物を左手に持った状態で、司法解剖の結果、男性の死因は銃でできた傷による脳障害だったということです。
室内からは弾丸のようなものも見つかっていて、頭部を貫通したものとみられています。
12日、同居する親族が取材に応じ、死亡した男性が自作したとみられる拳銃のようなものを持っていたと語りました。
同居する親族
「(拳銃のようなものは)このくらいの大きさかな。持つところがあって引き金があったと思うけど。(男性は)2階にいて外に鳥がよく来ていた。巣箱があって、それをめがけて(鳥を)撃っていた。(拳銃のようなものは)自分で作ったんじゃないかと思う」
警察は男性が拳銃のようなものを自作し、自殺を図った可能性が高いとみて、銃刀法違反の疑いでも捜査を進めています。