17日午前、三重県尾鷲市の天狗倉山の山頂付近で70代の女性が岩から滑り落ちて死亡しました。
亡くなったのは津市一志町の73歳の会社員の女性です。
尾鷲警察署によりますと、女性は17日の午前7時過ぎから尾鷲市の天狗倉山に70代の夫と2人で登山に出かけ、午前9時前に山頂付近の岩場から約10メートル下に滑り落ちたということです。
夫が消防に救助を求め、尾鷲警察署の山岳警備隊と尾鷲消防署の署員が出動して女性を発見し、県の防災ヘリで市内の病院に搬送されましたが、正午過ぎに死亡が確認されました。
天狗倉山の山頂付近は尾鷲湾や熊野灘を見渡せる人気のスポットで、亡くなった女性は展望岩から滑り落ちたということです。
去年9月、三重県四日市市諏訪町に住む62歳の無職の男性から現金6000万円をだまし取ったとして、警察は51歳の男を逮捕しました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、四日市市西伊倉町アルバイト従業員・服部博貴容疑者(51)です。
服部容疑者は去年9月ごろ、架空の住宅分譲用地取得のための出資金名目で現金をだまし取ろうと考え、以前取引したことがある四日市市諏訪町に住む62歳の男性に対し「前回取引した土地について付近の土地も購入する計画がある」「利益2500万円のうち1500万円を出資の報酬として支払う」などと言い、男性から現金6000万円をだまし取った疑いが持たれています。
警察の調べに対し服部容疑者は「架空の土地取引購入代金として6000万円をだまし取ったことに間違いないが、別に計画していた不動産取引で出た利益で返す予定だった」と容疑の一部を否認しています。
三重県警察本部は12日、県内の警察署に勤務する47歳の男性警部補を懲戒免職の処分にしたと発表しました。
警察の調べによりますと、この男性警部補は今年4月上旬から中旬にかけて、捜査の過程でやりとりしていた男性に対し、自分に関係する事件が報道されることを恐れていることにつけこみ「報道を止めるには接待が必要だ」などと言い、4月19日に現金50万円をだまし取ったとされています。
その後、4月下旬に第三者から警察に情報提供があり、事件が発覚しました。
警察はこの男性警部補を詐欺事件の被疑者として津地方検察庁に書類送致しました。
男性警部補は、現金を受け取ったことは認めていますが、「だまし取るつもりはなかった」として一部容疑を否認しているということです。
警務部の山本展慶首席監察官は「事案・処分の重大性を厳粛に受け止め、組織を挙げて服務の厳正な保持と遵守の再徹底を図る」とコメントしています。
8月に三重県四日市市で車2台が衝突し、軽自動車を運転していた男性が死亡した事故で、酒を飲んだ状態で衝突事故を起こし、男性を救護しなかったとして津地方検察庁は12日に、41歳の男を危険運転致死と道路交通法違反の罪で在宅起訴しました。
起訴されたのは四日市市の自動車整備業・加藤周被告(41)です。
起訴状によりますと、加藤被告は8月15日の午前3時過ぎ、四日市市十七軒町の市道交差点で酒を飲んだ状態で普通乗用車を運転し、軽自動車にぶつかり、事故相手の男性を救護せず、警察署にも報告しなかったとされています。
この事故により、軽自動車を運転していた50代の会社の員男性は頭を強く打ち死亡しました。検察は加藤被告の認否を明らかにしていません。