秋田県中央部の警察署に勤務する20代の男性巡査が、大麻のようなものの取り引きに関わったほか、バイクで事故を起こしたにもかかわらず届け出ないなど、不適切な対応に及んだとして1日付で停職6カ月の懲戒処分を受けました。
停職6カ月の処分を受けたのは、県中央部の警察署に勤務する20代の男性巡査です。
男性巡査は2024年10月、飲食店で知り合った県内の男性から麻薬の密売人を逮捕する計画を持ちかけられました。
その後、男性巡査は計画の中止を申し出ましたが、男性が密売の現場で大麻のようなものを受け取ったことを知ったとして、麻薬特例法違反の疑いで書類送検されました。
麻薬特例法は「規制薬物」に関わる不正行為を助長する行為などを防止するための法律です。
また、この男性巡査は、2024年11月に県中央部の国道を自分のバイクで走行中、単独で転倒する事故を起こしたにもかかわらず、警察に届け出なかった上、このバイクを不法に捨てたとして道路交通法違反と廃棄物処理法違反の疑いで書類送検されました。
男性巡査は、1日付で依願退職しています。
県警察本部の畠山洋首席監察官は「警察官による犯罪行為は遺憾。県民の信頼を失墜させたことをおわび申し上げる」とコメントしています。
1日夕方、秋田市で普通乗用車が道路脇の電柱に衝突する事故があり、運転していた90代の女性が死亡しました。
事故があったのは、秋田市下新城長岡の市道で、1日午後5時25分ごろ、下新城青崎方向へ進行していた普通乗用車が、進行方向左側の電柱に衝突しました。
この事故で、車を運転していた秋田市上新城中の無職の女性(90)が、胸などを強く打ち、市内の病院に搬送されましたが、事故から約3時間後に死亡しました。
現場は、見通しの良い片側1車線の緩やかなカーブで、女性は1人で運転していました。
警察が事故の原因を詳しく調べています。
29日夜、秋田県横手市の県道で、車が前を走っていた農業用のトラクターに追突し、トラクターを運転していた80代の男性が意識不明の重体となっています。
事故があったのは横手市黒川の県道で、29日午後7時25分ごろ、普通乗用車が前を走っていた農業用のトラクターに追突しました。
この事故で、トラクターを運転していた横手市百万刈に住む87歳の男性が頭などを強く打ち、大仙市内の病院に搬送されましたが意識不明の重体です。
普通乗用車を運転していた大仙市の45歳の男性にけがはありませんでした。
現場は道路脇に街灯がある見通しのよい直線道路で、事故当時天候は晴れていましたが、日は沈んでいて辺りは暗かったということです。
警察が事故の詳しい状況を調べています。
24日朝、秋田県鹿角市の住宅に侵入して60代の女性の首などを包丁で刺し殺害しようとしたとして、29日、41歳の男が殺人未遂の疑いで逮捕されました。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、鹿角市八幡平荒町に住む職業不詳の男(41)です。
警察によりますと、容疑者の男は24日午前6時20分ごろ、自宅近くの住宅に侵入し、この家に住む60代の女性の首などを台所にあった包丁で刺したとして、殺人未遂の疑いが持たれています。
女性は大館市内の病院に搬送されていて、命に別条はありません。
容疑者の男は駆け付けた警察官に現場周辺で取り押さえられましたが、体調不良を訴えて29日まで入院していました。
警察が男の回復を待って事情を聞いたところ、容疑を認めたため、29日午前8時半ごろ逮捕しました。
男と女性に面識はなく、警察が事件の経緯や動機などを詳しく調べています。
SNS型の詐欺被害が相次いでいます。
秋田県由利本荘市に住む50代の女性は、X(旧ツイッター)に表示された副業に関する広告を閲覧すると、「内藤」と名乗る女から副業サイトに誘導され、「暗号資産を送ればさらに報酬が得られる」と説明を受けました。
女性は3回にわたり517万円相当の暗号資産を送金し、報酬を引き出そうとすると「手数料が必要」などと説明されました。
不審に思った女性が弁護士に相談し、被害が明らかになりました。
この女性は、3月にも弁護士を名乗る相手から約23万円の暗号資産をだまし取られています。
秋田県内では25日も熱中症の疑いのある患者が相次いで搬送され、農作業中に倒れた潟上市の80代の男性が死亡しました。
25日の県内は、大館市と仙北市角館で最高気温35.5度の猛暑日を観測したほか、ほとんどの地点で32~35度近くまで上がりました。
この影響で午後4時までに、10~90代の男女9人が熱中症の疑いで搬送されました。
このうち潟上市では午前10時15分ごろ、農作業中の80代男性が倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたがその後死亡しました。
大仙市では、市内の高校に通う男子生徒が登校中に体調不良を訴え、意識がはっきりせず病院に搬送されました。
26日の各地の予想最高気温は31~32度と、厳しい暑さは収まりそうにありません。
秋田市に住む40代の女性が、SNSを通じて「すごい利益が出るサイトがある」などと株式投資を勧められ、現金約860万円をだまし取られました。
秋田市に住む40代の女性は4月下旬、X(旧ツイッター)で実在する有名投資家の投稿を閲覧中「すごい利益が出るサイトがある」などとアドレスが記載された文面を見つけ、アクセスしたところ日本人を名乗る者と知り合い、株式投資を勧められました。
女性はLINEに誘導され、投資の先生を名乗る者から株価が上がりそうな銘柄を教えてもらい、投資すると利益が出たため信用しました。
さらに相手から高額な取引を提案され、口座に50万円を送金すると資金が増えていたため、女性は6回にわたり現金計610万円を送りました。
また6月上旬には、女性が投資に関する別のサイトを見つけ、同様に投資すれば利益が得られると考え、7月7日に現金200万円を振り込みました。
女性が利益を引き出そうとすると、相手から指導料の名目で数百万円を請求されたため、警察に相談したところ被害が明らかになりました。
秋田県発注の道路工事を巡り、元県職員が特定の業者が委託先に選ばれるように便宜を図り現金を受け取った事件で、県が事件後に行った職員への調査で不適切な事案はありませんでした。
この事件は、県建設部の元職員の男(56)が、青森県の工事業者・大成産業が業務の再委託先となるよう便宜を図った見返りに、現金200万円を受け取った収賄の罪で起訴されているもので、県は男を懲戒免職処分にしています。
事件を受けて、県が建設部の職員など687人に聞き取り調査などを実施した結果、職員によるあっせんや情報漏えい行為などの不適切な事案はありませんでした。
また、建設業団体へ行ったアンケート調査でも、新たな事件につながるような報告はありませんでした。
秋田県にかほ市の50代の女性が、投資に関する投稿をきっかけに知り合った相手から株の購入を勧められ、現金275万円をだまし取られました。
にかほ市に住む50代の女性は5月7日、X(旧ツイッター)で投資に関する投稿を見つけアクセスするとLINEに誘導され、見知らぬ相手とやりとりを始めました。すると、相手から資料が送られるとともに投資と株の仕組みについて丁寧に説明され、女性は話を信用しました。
その後「株を購入するためには指定する口座に入金する必要がある」と言われ、女性は6月2日から7月17日までに株の購入費として指定口座に5回、現金計275万円を振り込みました。
さらに22日、相手から「600万円が必要」と要求され、女性は銀行で315万円を振り込もうと手続きしましたが、行員に詐欺の可能性を指摘され、被害が明らかになりました。
秋田県警察本部の男性警察官4人が、女性職員に対するセクハラや拳銃の不適切な管理、酒に酔って他人の家に侵入したなどとして、本部長注意などの処分を受けました。
県警察本部に勤務する40代の男性警部補は、1月ごろから3月までの間、同じ庁舎で働く女性職員に対して、複数回体を触ったほか、「好きでした」「かわいい」などのメッセージを送信するセクハラ行為に及んだとして、本部長注意の処分を受けました。
また、県中央部と県北部の警察署に勤務する30代と40代の男性巡査長が、実弾入りの拳銃を個人ロッカーなどに保管したまま帰宅したとして、県警は30代の巡査長を本部長注意、40代の巡査長を所属長注意としました。
さらに、県北部の警察署に勤務する20代の男性巡査は3月上旬、当直明けに飲食店3軒で酒を飲み、泥酔した状態で他人の住宅に侵入したとして本部長注意を受けています。
秋田市の男性と秋田・大仙市の女性がSNSで知り合った相手に投資を勧められ、2人合わせて暗号資産1040万円相当をだまし取られました。
秋田市に住む40代の男性は5月、TikTok(ティックトック)を通じて韓国人の女性を名乗る相手と知り合い、LINEでやりとりを始めました。
その後、男性が相手に勧められた投資用のアプリを使って暗号資産20万円相当を送金すると、利益として1万9000円が自身の口座に振り込まれました。
指示通りに暗号資産を送ると金を得られると信じた男性は、その後も6回にわたり暗号資産計640万円相当を送りました。
しかし、利益を引き出す前に相手から手数料や高額費用を請求されたため詐欺を疑い、17日に警察に届け出ました。
一方、大仙市に住む40代の女性は5月、インスタグラムを通じて知り合った相手に投資を勧められ、指定された取引用のアプリを通じて7回にわたり計約400万円相当の暗号資産を送金しました。
すると「口座凍結」という表示が出たため、女性は不審に思い、17日に警察に届け出ました。
17日午後、秋田県美郷町の町道で車同士が衝突する事故があり、軽ワンボックスカーを運転していた70代の男性が意識不明の重体となっています。
事故があったのは美郷町六郷の町道で、17日午後3時40分ごろ、普通乗用車が十字路交差点に進入しようとした際、軽ワンボックスカーと衝突しました。
この事故で、軽ワンボックスカーを運転していた大仙市刈和野に住む76歳の会社員の男性が、首の骨を折るなどして病院に搬送されましたが意識不明の重体です。男性は仕事中でした。
一方、普通乗用車を運転していた大仙市の22歳の会社員の男性にけがはありませんでした。
現場は、美郷中学校から南に約400メートルの地点にある片側一車線の見通しの良い道路で、普通乗用車が走行していた道路に一時停止の標識がありました。
警察が事故の原因を詳しく調べています。