沖永良部島・和泊町の沖合いで、小学生の追い込み漁体験に参加していた63歳の男性の行方が分からなくなっています。
行方が分からなくなっているのは、和泊町に住む63歳の漁師の男性です。
奄美海上保安部によりますと、男性は12日午前11時半ごろ、小学生の追い込み漁体験イベントで、仲間の漁師3人と一緒に、和泊町の伊延港から近くのワンジョビーチ沖へ漁船で向かいました。
男性はウェットスーツを身につけ、水中で作業をしていましたが、昼すぎに一緒にいた漁師が目撃したのを最後に、行方が分からなくなっているということです。
これまでに手がかりは見つかっておらず、海保の巡視船や航空機、漁船が捜索を続けています。
鹿児島県内で去年、飲酒運転による交通事故で死亡した人は8人と、九州で最も多くなっています。酒を飲んで運転するとどうなるのかを知ってもらおうと、県警がこのほど体験講習会を開きました。
【写真を見る】飲酒運転による事故死者8人で九州ワースト 記者が飲酒運転の危険性体験「記憶がない」 鹿児島県
左右に曲がりくねったスラロームを上手く曲がりきれず、コーンにぶつかる車。
鹿児島西警察署などが先月開いたのは「飲酒運転の体験講習会」です。
県内では去年、鹿屋市で酒を飲んだ状態で車を運転し、県職員の男性をひき逃げして死亡させた男が、懲役4年6か月の実刑判決を受けました。
鹿児島市では道路を横断していた92歳の女性が飲酒運転の車にはねられ、死亡しました。
県内で去年発生した飲酒運転の事故による死者は8人で、九州で最も多くなっています。
酒により脳がまひすることで注意力や判断力が鈍るのが飲酒運転。体験会は、飲酒運転の危険性を知ってもらおうと、県警が去年から県内企業や報道機関などを対象に行っています。
まず30分間、酒を飲みます。
30分間で350ミリリットルのビール1本とチューハイ2本、グラスワイン1杯を飲んだ結果、基準値の3倍以上のアルコールを検知しました。
(記者)「今から運転したいと思います」
酒を飲んで顔が真っ赤になった状態で指導員に助手席に乗ってもらい、自動車学校の中のコースを運転しました。
(記者)「自分が何を運転しているのか分からなくなる。注意散漫になってしまう」
実際に運転してみると、ハンドル操作は不安定で、自分が今何をしているのか分からなくなる場面が数多くありました。
そして、車を降りた後には自分が運転したという記憶がありませんでした。
(玉里自動車学校 五反田大樹インストラクター)「ウィンカーとワイパーを間違えたり、アクセルとブレーキを踏み間違えたり、かなり危険な運転をしていた」
(鹿児島西警察署交通課 松田健史課長)「アルコールは少量でも脳を麻痺させ、注意力や判断力を鈍らせる。飲酒運転をしない・させないことの徹底を」
シルバー人材センターが運営する大隅地区の児童クラブで、職員が児童の着替えを盗撮していたことが分かりました。発覚後も一時カメラは設置されたままで、保護者らは、詳しい事件の経緯の説明などを求めています。
児童を盗撮していたのは、鹿児島県の大隅地区のシルバー人材センターに勤務し、児童クラブを監督していた30代の元男性職員です。
センターなどによりますと、元職員は2020年から去年8月までのおよそ4年間、児童クラブの女子更衣室に小型カメラを4台設置し、盗撮していました。
元職員は去年9月に懲戒免職処分を受け、今年1月、児童ポルノ禁止法違反の罪などで執行猶予付きの有罪判決を受けています。
事件を巡っては、去年7月に児童がカメラを見つけ、クラブの支援員に伝えましたが、カメラはその後も設置されたままで、センターが盗撮を把握したのは9月でした。
センターは先月、再発防止策を自治体と保護者に提出しましたが、保護者らは今月3日、自治体とセンターあてに詳しい事件の経緯の説明などを求める申し入れ書を出しています。
シルバー人材センターは「被害者の特定に繋がらないよう慎重に対応を進めた結果、遅れに繋がってしまった」とコメントしています。
鹿屋市内のスーパーマーケットで、買い物客のスカートの中を盗撮しようとしたとして、海上自衛隊鹿屋航空基地・第1航空隊所属の3等海佐が停職2か月の懲戒処分を受けました。
きょう6月9日付けで処分を受けたのは、第1航空隊に所属する30代の3等海佐です。
第1航空群司令部によりますと3等海佐は、去年2月、鹿屋市内のスーパーマーケットで、スマートフォンのカメラを起動させて買い物客に背後から近づき、スカートの中を盗撮しようとしたということです。
3等海佐は、去年5月、鹿児島県警から事情聴取を受けて容疑を否認しましたが、その3日後に上司に報告し、警察に出頭したということです。
3等海佐は海上自衛隊の聞き取りに対し、「二度とこのようなことを起こすことのないよう深く反省する」と話しているということで、海上自衛隊は、10日付けで、3等海佐を停職2か月の懲戒処分としました。
第1航空隊の片山稔文司令は「隊員がこのような事案を起こしたことについて大変重く受け止めている。服務指導を徹底し再発防止に努める」とコメントしています。
大崎町で7日午後、火事があり住宅1棟が全焼しました。
警察と消防によりますと、7日午後1時すぎ、大崎町野方で、「竹やぶが燃えている」と近所の住民から消防に通報がありました。
【写真を見る】「竹やぶが燃えている」大崎町で住宅1棟が全焼 けが人なし 鹿児島
消防車5台が出動し消火にあたり、火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、この火事で、無職・村野悦朗さん(67)の木造平屋の住宅1棟およそ70平方メートルが全焼したほか、敷地内の竹やぶの一部も焼けました。
村野さんは一人暮らしで、出火当時は外出していて無事でした。
警察と消防で、火事の原因について調べています。
鹿児島県内に住む知人女性の携帯電話にメッセージを繰り返し送ったとして、福岡市の20代の男が、ストーカー規制法違反の疑いで逮捕されました。
ストーカー規制法違反の疑いで逮捕されたのは福岡市の無職の男(28)です。
県警によりますと、男は今年の2月下旬から6月上旬までの間、携帯電話のSNSを利用して鹿児島県内に住む20代の知人女性に「会いたい」などとメッセージを送ったり、連絡するよう求めるメッセージを留守番電話に録音したりしたストーカー規制法違反の疑いがもたれています。
被害関係者からの相談を受けた警察が6日、鹿児島市内で男を逮捕しました。
取り調べに対して男は「メッセージを送ったことは間違いない」と容疑を認めているということです。
警察は動機などを調べています。
去年10月、三反園訓衆議院議員の後援会事務所に爆竹を投げ込んだ罪に問われている男の裁判が鹿児島地方裁判所で開かれ、男は起訴内容を一部否認しました。
威力業務妨害の罪に問われているのは、住所不定・無職の泉卓志被告(62)です。
起訴状によりますと、泉被告は去年10月、衆院選・鹿児島2区で当選した三反園訓議員の後援会事務所に向かって、点火した爆竹1束を投げて爆発させ、関係者の業務を妨害したとされています。
逮捕当時、泉被告は自身をユーチューバーと名乗っていました。
きょう5日の初公判で、泉被告は「爆竹は1束ではなく、1束の半分だった」などと述べ、起訴内容を一部否認しました。
検察は、三反園議員の政治活動に不満を抱いたことがきっかけだったと指摘し、弁護側は、威力業務妨害の罪が成立する点については争わない姿勢を示しました。
次回の公判は来月3日の予定です。
女性に暴行しけがをさせ、スマートフォンのSIMカードを奪った疑いで、31歳の男が逮捕されました。
強盗傷害の疑いで逮捕されたのは、住所不定で本籍が三重県の無職の男(31)です。
鹿児島中央警察署によりますと男はきのう5日午後0時半すぎ、鹿児島市内の路上で、知人で県内に住む40代女性の体をつかんで引き倒すなどの暴行を加え、女性のスマートフォンに入っていたSIMカード1枚を奪った疑いです。
女性は打撲などけがをしました。
目撃者が110番通報して事件が発覚し、付近を捜索していた警察官が男を発見し、その後逮捕しました。
取り調べに対し「間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察が動機などを調べています。
勤めていた会社にうその売上契約書類を提出し、現金およそ115万円をだまし取った疑いで、三重県の男が逮捕されました。
有印私文書偽造と詐欺の疑いで逮捕されたのは、三重県に住む無職の男(47)です。
鹿児島西警察署によりますと、男は大阪に本社がある情報処理サービス業の鹿児島支店で、営業社員として働いていた2020年に顧客との契約書類を偽造し、歩合給およそ115万円を会社からだまし取った疑いがもたれています。
会社が警察に告訴状を提出して発覚したもので、男は会社を辞め三重県に移り住んでいましたが、警察が捜査を進め容疑が固まったためきょう6日、逮捕しました。
取り調べに対し男は、契約書類の偽造については容疑を認めているということですが、詐欺容疑については「だまし取るつもりはなかった」と容疑を一部否認しています。
鹿児島県伊佐市の集合住宅で4日、一室を全焼する火事があり、焼け跡から1人が遺体で見つかりました。
伊佐湧水警察署によりますと4日午後8時前、伊佐市大口鳥巣で「建物が燃えている」と通行人から消防に通報がありました。
火はおよそ2時間後に消し止められましたが、この火事で、無職・二之形妙子さん(78)が住む木造平屋の集合住宅の一室が全焼し、焼け跡から1人が遺体で見つかりました。
二之形さんは息子・士郎さん(50)と2人暮らしで、出火当時、外出中で無事でしたが、家にいた士郎さんと火事のあと連絡がとれていないということです。
警察で遺体の身元の確認を進めるとともに、出火の原因を調べています。
伊佐市で4日夜、集合住宅の一室が全焼する火事があり、焼け跡から1人が遺体で見つかりました。
【写真を見る】集合住宅から炎と煙 1人遺体 50歳の息子と連絡取れず 鹿児島・伊佐市
国道沿いにある集合住宅から炎と煙が立ち上っています。伊佐湧水警察署によりますと4日午後8時前、伊佐市大口鳥巣を通りかかった人から「建物が燃えている」と消防に通報がありました。
火はおよそ2時間後に消し止められましたが、この火事で、無職・二之形妙子さん(78)が住む木造平屋の集合住宅の一室が全焼し、焼け跡から1人が遺体で見つかりました。
二之形さんは50歳の息子と2人暮らしで、出火当時、外出中でしたが、火事の後、家にいた息子と連絡がとれていないということです。
警察で遺体の身元の確認を進めるとともに、出火の原因を調べています。
鹿児島市の国道で3日正午ごろ、乗用車が道路わきのガードパイプに衝突し、運転していた71歳の男性が意識不明の重体です。
鹿児島南警察署によりますと、3日正午ごろ、鹿児島市新栄町の国道225号で、普通乗用車が道路わきのガードパイプに衝突しました。
この事故で、車を運転していた鹿児島市桜ケ丘3丁目の無職・濱崎勝さん(71)が病院に運ばれましたが、意識不明の重体です。
現場は片側2車線の見通しの良い交差点で、当時、濱崎さんは1人で車に乗っていて、走行していた車線の信号は青だったということです。
警察が事故の原因を調べています。
垂水市で、うそ電話詐欺を未然に防いだとして、コンビニエンスストアの女性店長に、警察から感謝状が贈られました。
鹿屋警察署長から感謝状を贈られたのは、垂水市のローソン垂水市木店の店長、北川佳子さん(54)です。
北川さんは、今年4月、来店した60代の男性から、ATMの操作方法や電子マネーカードの購入方法を質問されたことを不審に思い、男性にうそ電話詐欺の可能性を指摘し、警察に相談するよう思いとどまらせたということです。
(ローソン垂水市木店 北川佳子店長)「まずは身近な方とか、コンビニの店員さんとかにお話をしてみたほうがいいと思う」
(垂水幹部派出所 鎌田考博所長)「非常に鹿児島県内でも架空料金請求詐欺は、割合が非常に高い傾向があります。支払い方法をコンビニで電子マネーを買ってくださいという指示をされた典型的なもの(詐欺)です」
県警によりますと、今年に入ってからのうそ電話詐欺の被害は、4月末時点で、県内で100件、およそ3億5350万円で、去年の同じ時期に比べ、65件、2億8000万円あまり増加しています。
垂水市で、うそ電話詐欺を未然に防いだとして、コンビニエンスストアの女性店長に、警察から感謝状が贈られました。
「あなたは的確な判断と、適切な声かけにより、うそ電話詐欺被害を未然に防止しました」
鹿屋警察署長から感謝状を贈られたのは、垂水市のローソン垂水市木店の店長・北川佳子さん(54)です。
北川さんは、今年4月、来店した60代の男性から、ATMの操作方法や電子マネーカードの購入方法を質問されたことを不審に思い、男性にうそ電話詐欺の可能性を指摘し、警察に相談するよう思いとどまらせたということです。
(ローソン垂水市木店 北川佳子店長)「その方に『ちょっとおかしいんじゃないんですか』と言ったら、『やっぱりおかしいよね』という感じで言われたので、まずは身近な方とか、コンビニの店員さんとかにお話をしてみたほうがいいと思います」
(垂水幹部派出所 鎌田考博所長)「非常に鹿児島県内でも架空料金請求詐欺は、割合が非常に高い傾向があります。支払い方法をコンビニで電子マネーを買ってくださいという指示をされた典型的なもの(詐欺)です」
鹿児島県警によりますと、今年に入ってからのうそ電話詐欺の被害は、4月末時点で、県内で100件、およそ3億5350万円で、去年の同じ時期に比べ、65件、2億8000万円あまり増加しています。
大麻を使用したとして、鹿屋市の会社員の男が逮捕されました。去年、大麻に関する法律が改正されて以降、大麻を使用した疑いでの逮捕者は鹿児島県内で初めてです。
麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いで逮捕されたのは、鹿屋市札元2丁目の会社員の男(28)です。
鹿屋警察署によりますと、男は、先月、国内で大麻を使用した疑いが持たれています。
先月中旬、鹿屋警察署に、大麻が入ったボディバッグが拾得物として届けられ、その後、「落とし物はないですか」と男が鹿屋警察署を訪問。
男が話す落とし物の特徴と大麻が入ったボディバッグが一致したため、警察が男の尿を調べたところ、大麻の使用が分かったということです。
大麻については、去年12月に改正法が施行され、これまでの「所持」や「譲渡」に加え、新たに「使用」も禁止されました。
大麻使用疑いでの逮捕者は、法改正後、県内で初めてです。
警察の調べに対し、男は、概ね容疑を認めているということです。
警察で大麻の入手先などについて調べています。
付き合いがある会社に「早めに返済できる」などと嘘を言って借金を申し来み、300万円をだまし取ったとして、鹿児島市の47歳の男が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、鹿児島市吉野町の職業不詳の男(47)です。
鹿児島中央警察署によりますと、男は2022年5月、自身が代表を務める福岡市の会社の資金繰りのため、鹿児島市の会社の代表取締役に対し、返済の意思がないのに「成功報酬として手数料が入るので、早めに返済できる」などと電話で嘘を言って借金を申し込み、この会社から300万円をだまし取った疑いが持たれています。
男の会社と鹿児島市の会社は業務上付き合いがあったということで、鹿児島市の会社は電話を受けた当日に300万円を振り込んだということです。去年10月、鹿児島市の会社が警察に告訴状を出し、事件が発覚しました。
警察の調べに対し、男は「だまし取ったつもりはありません」と容疑を否認しているということです。
高速道路を無免許運転し、横転事故を起こして、同乗していた少女2人にけがをさせた疑いで、宮崎県内に住む19歳の男が逮捕されました。
【写真を見る】無免許運転で横転事故 無職の男(19)を逮捕 同乗の少女2人にけがをさせた疑い 鹿児島
無免許過失運転傷害の疑いで逮捕されたのは、宮崎県都城市に住む無職の19歳の男です。
志布志警察署によりますと、男は、先月16日の午後7時ごろ、大崎町假宿の東九州自動車道の下り線で無免許で軽貨物自動車を運転。
進行方向左側ののり面に乗り上げて横転させ、中央分離帯に衝突する事故を起こし、同乗していた少女2人にけがをさせた疑いが持たれています。
3人は知人関係で、事故当時、少女2人は後部座席に乗っていて、志布志市の17歳の少女は頭部に、宮崎県三股町の16歳の少女は右手にけがをしました。
男もけがをしましたが、3人とも命に別状はないということです。
男は、警察の調べに対し、容疑を認めているということです。
種子島の西之表市で1日夜、住宅1棟を全焼する火事がありました。
種子島警察署によりますと、西之表市鴨女町で1日午後7時45分ごろ、「家が燃えている」と、この家に住む男性から119番通報がありました。
火はおよそ1時間後に消し止められましたが、この火事で無職・日髙ユリ子さん(84)の木造平屋住宅1棟が全焼しました。
日髙さんは50代の息子と2人暮らしで、出火当時、2人とも家にいましたが、いずれも逃げ出して、無事でした。
2人は「日髙さんが台所で料理中に出火した」と話しているということで、警察が出火の原因を調べています。
鹿児島市で去年10月、商業施設の女性トイレに侵入し、盗撮した罪に問われている元刑務官の男の初公判が、きょう3日鹿児島地裁で開かれ、男は起訴内容を認めました。
性的姿態等撮影などの罪に問われているのは、鹿児島刑務所の元刑務官・黒坂友貴被告(27)です。
起訴状によりますと、黒坂被告は、去年10月、鹿児島市の公共施設の女性トイレに侵入し、使用中の個室の扉の下からスマートフォンを差し込み、盗撮したなどとされています。
黒坂被告は刑務官だった去年4月にも、鹿児島市の商業施設の女性トイレに侵入して盗撮した罪で、去年6月に罰金80万円の略式命令を受けていて、去年8月に懲戒免職になっていました。
鹿児島地裁で3日開かれた初公判で、黒坂被告は起訴内容を認め、「身勝手な行動で被害者の心に傷を残してしまった」と謝罪しました。
検察は、「常習性が認められる悪質な犯行」と指摘し、懲役1年を求刑。弁護側は、「依存症治療を受けるなど更生への意欲は高い」として、情状酌量を求めました。判決は今月12日に言い渡されます。