今月15日、広島市西区の集合住宅でベトナム人女性が殺害された事件で、県警の捜査本部はきょう、佐伯区に住むベトナム人の技能実習生の女を強盗殺人などの疑いで逮捕しました。
【県警本部・若林栄児刑事部長】
「広島市西区における女性被害殺人事件捜査本部は本日、被疑者を住居侵入・強盗殺人の容疑で通常逮捕しました」
強盗殺人と住居侵入の疑いで逮捕されたのは、広島市佐伯区に住むベトナム国籍の技能実習生、ディン・ティ・フォン容疑者(32)です。
警察によりますと、ディン容疑者は今月15日、広島市西区中広町の集合住宅の一室に金品を奪う目的で侵入。午前9時ごろから午後6時半までの間に、この部屋に住むベトナム国籍のグエン・トゥイ・ガーさんの頭や顔面を何らかの硬いもので複数回殴り殺害した後、室内を物色した疑いがもたれています。
現場での鑑識活動や、周辺の防犯カメラの解析などでディン容疑者が浮上。けさ、捜査員がディン容疑者の自宅を訪ね、逮捕しました。
警察は、捜査に支障があるとしてディン容疑者の認否を明らかにしていません。
被害者のグエンさんは、今年5月末に自宅周辺で見知らぬ女から暴力をうけけがをしたとして、警察が傷害事件として捜査していたということです。
警察は、この事件がディン容疑者と関連があるか調べるとともに、被害者と面識があったかや動機などについて詳しく捜査する方針です。
県警は、きょう午前、今月15日に広島市西区中広の集合住宅であった、ベトナム人女性が殺害された事件で、佐伯区に住むベトナム人技能実習生、ディン・ティ・フォン容疑者(32)を住居侵入と強盗殺人の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、ディン容疑者は、15日午前9時5分から午後6時半頃の間に、殺意をもって被害女性の顔などを鈍器のようなもので打撃し、頭蓋骨骨折による出血性ショックで殺害し、金品を奪おうと、室内を物色したなどの疑いが持たれています。
県警は、このあと記者会見を開き、逮捕に至る詳細などを発表するとしています。
昨夜、広島市西区で、道路を並走していた中型トラックと自転車が衝突し、自転車に乗っていた37歳の男性が意識不明の重体です。
警察によりますと、きのう午後11時半頃、広島市西区商工センターの市道で、3車線道路の左側車線を走っていた長崎県平戸市の男性会社員(57)が運転する4トントラックと、並走していた自転車が衝突しました。
この事故で、自転車に乗っていた広島市中区の会社員の男性(37)が
転倒し、病院に搬送されましたが、意識不明の重体です。
自転車の男性はヘルメットを着用していませんでした。
また、トラックの運転手にケガはありませんでした。
警察は詳しい事故の原因を調べています。
恋愛感情が満たされなかったことによる恨みの矛先を相手の家族に向け、ストーカー行為などを行ったとして江田島市の会社役員の男(57)が逮捕されました。
ストーカー規制法違反の疑いなどで逮捕されたのは江田島市大柿町の会社役員、出海庸治容疑者(57)です。
出海容疑者は今年7月16日から9月14日までの間、知人男性の家族に対する恋愛感情が満たされなかったことを理由に恨みの感情を解消する目的で4回にわたり、知人男性に家族の写真や動画をメールで送り、ストーカー行為をした疑いが持たれています。
また、知人男性に「無視しとんなら、次は職場も聞いとるし画像を送るよ」というメッセージをメールで送り、脅迫した疑いが持たれているほか、「これからは地獄しかないよ」「さっさと連絡してこい」「本当に会社に行くよ」というメッセージを知人男性にメールで送って、折り返しの電話をさせた強要の疑いも持たれています。
事件は、知人男性の家族が警察に届け出たことで発覚しました。
調べに対し、出海容疑者は「行為について間違いない」と容疑を認めていて、警察は、詳しい動機やいきさつなどを調べています。
福山市で18日早朝、10代の男女3人が乗った軽自動車が斜面に転落した事故で、重体となっていた運転手の男性(18)が死亡しました。
警察や消防によりますと、18日朝早く、福山市新市町下安井で、軽自動車が約20メートル下の斜面に転落し、乗っていた10代の男女3人のうち、女性が骨折の重傷を負い、もうひとりの男性が軽傷。運転手の男性が意識不明の重体で病院に搬送されていました。
警察によりますと、男性は21日夜に脳ヘルニアで亡くなったということです。
事故の現場は、下り坂の、いわゆるヘアピンカーブとなっていて、ガードレールが途切れている箇所もあります。
この道を利用する人は、TSSの取材に対し、「下りるときは特にブレーキを十分にかけないと危ない」「これまでも車が転落したのを見たことがある」などと話していて、普段から、特に安全運転が求められる区間だということです。
警察は、詳しい事故の原因を調べるとともに、現場の危険度を検証することも検討しているということです。
24年前、福山市で主婦が殺害され無職の男が殺人などの罪に問われた裁判で、最高裁判所は上告を退けました。
懲役15年の判決が確定することになります。
福山市西新涯町の無職・竹森幸三被告(71)は、2001年2月福山市明王台の住宅に侵入し、当時35歳だった主婦を果物ナイフで突き刺すなどして、殺害した殺人と住居侵入の罪に問われていました。
竹森被告は無罪を主張したものの、一審の広島地裁は現場に残された血痕が竹森被告のDNA型と一致するなどとして犯行を認定し、懲役15年を言い渡しました。
二審の広島高裁も一審判決を支持。
被告側は不服として上告していましたが、最高裁は20日付でこれを退ける決定をしました。
懲役15年の判決が確定することになります。
ショッピングセンターのトイレで男子児童の下半身を盗撮した罪などに問われている陸上自衛隊員の男の裁判で広島地裁は拘禁刑2年6カ月、執行猶予付き4年の有罪判決を言い渡しました。
判決などによりますと、陸上自衛隊海田市駐屯地に所属していた元自衛隊員、早川竣被告(27)は今年3月と今年6月に、呉市や廿日市市にあるショッピングセンターの男子トイレで小便器を使っていた当時6歳と7歳の男の子2人の下半身をスマートフォンで盗撮した罪などに問われています。
きょうの裁判で広島地裁の横井裕美裁判官は「被告は中学生の頃に同様の事件を起こしたにも関わらず、2、3年前から同様の行為を繰り返し、常習性が認められ、再犯も懸念される」と指摘。一方で、「被告は被害者の1人と示談が成立しているほか、謝罪を述べている」として早川被告に拘禁刑2年6カ月、保護観察付きの執行猶予4年の判決を言い渡しました。
なお、早川被告は、きのう付けで、陸上自衛隊を懲戒免職処分となっています。
広島市東区で70代の女性が殺害されているのが見つかった事件からきょうで1週間が経ちました。付近の住民への取材で、なんらかの事情を知っているとみられる男の人物像が見えてきました。
【片平記者】
「遺体発見から1週間が経った現場には、まだ規制線が張られています」
警察によりますと、今月14日午後7時ごろ、広島市東区戸坂山根の住宅から通報があり、駆け付けた警察官が近くに住む土井鈴江さん(71)の遺体を発見。
死因は窒息死で首に絞められた痕や体に複数のあざがあり、警察は殺人事件として捜査しています。
成年後見人を務めていた男性の財産を横領したとして逮捕・起訴された府中町の元司法書士の男が、別の男性からも200万円あまりを横領していたとして再逮捕されました。
警察によりますと、府中町青崎南の配送業 刎本(ますもと)真一容疑者(56)は、司法書士として2022年11月から成年後見人を務めていた県内に住む70代の男性の財産から約207万円を横領した疑いがもたれています。
刎本容疑者は「間違いありません」と容疑を認めています。
刎本容疑者は2023年、「被後見人の財産を着服して横領した」と警察に自首。
関係資料を調べた結果、県内に住む男性(53)の財産から約368万円を横領した疑いがあるとして先月逮捕、今月20日に起訴され、さらに捜査を進めたところ今回の事件が発覚しました。
刎本容疑者は、2023年に広島司法書士会を退会しています。
警察は、刎本容疑者が、成年後見人を務めた別の人の財産も横領した可能性があるとみて、余罪を調べています。
三次市にあるコンビニエンスストアの店長が、女子トイレにスマートフォンを設置して客の下半身を盗撮しようとしたとして、逮捕されました。
警察によりますと、三次市西酒屋町の河本晴信容疑者(42)は、20日午後10時ごろ、自身が店長を務める三次市内のコンビニエンスストアで、女子トイレに置いてあった掃除道具入れに、ビニール袋で包んだスマートフォンを設置。客として訪れた40代の女性の下半身を盗撮しようとした疑いがもたれています。
河本容疑者は、袋に穴をあけ、そこからカメラ部分を出し盗撮しようとしたものの、袋がレンズに被っていたため撮れず未遂に終わっています。
女性がスマートフォンに気付き警察に届け出て被害が発覚。警察の調べに対し河本容疑者は「盗撮したことに間違いありません」と容疑を認めています。
警察は、スマートフォンに保存された映像や店の防犯カメラの映像を解析するなどして、余罪を調べています。
商業施設のトイレで男子児童の下半身を盗撮したほか別の児童にわいせつな行為をしたとして、陸上自衛隊海田市駐屯地の隊員の男が懲戒免職処分を受けました。
懲戒免職の処分を受けたのは陸上自衛隊海田市駐屯地第46普通科連隊の陸士長だった早川竣被告(27)です。
海田市駐屯地などによると、早川被告は3月2日、呉市の商業施設の男子トイレで小便器を使っていた10歳未満の男の子の下半身をスマートフォンで盗撮。6月21日には、廿日市市の商業施設のトイレで児童にわいせつな行為をしたということです。
海田市駐屯地は事実を確認したうえで、きょう付けで早川被告を懲戒免職としました。
早川容疑者は不同意わいせつと性的姿態等撮影の罪ですでに起訴されていて、今月21日に判決が言い渡されます。
福山市で、行方がわからなくなっていた高齢男性を保護したとして、高校生に感謝状が贈られました。
20日、警察から感謝状を受け取ったのは、高校3年の山崎柊太さんと三藤大雅さんです。
2人は、9月14日の午後9時ごろ、友人の大原琉之介さんとともに、福山市のスーパーで買い物中、店内で雑草を持っている90代の男性を見つけました。
男性が店の外に出て横になったことを不審に思い、110番通報。
男性には行方不明届が出ていて、駆けつけた警察に無事保護されました。
警察は、認知症などの可能性がある人を見つけた場合は、ためらわずに通報してほしいと呼び掛けています。
福山市で、18日早朝、10代の男女3人が乗った軽自動車が斜面に転落しました。うち運転手の男性1人が意識不明の重体です。
【毛利記者】「転落した軽自動車は後ろのガラスがほとんどなく、フロントガラスにひびが入っていて事故の大きさを物語っています」
警察や消防によりますと、18日午前5時半ごろ福山市新市町下安井で、「車の単独事故で崖から転落している、けが人が3人いる」と同乗者の1人から通報がありました。
【追記】
年齢が判明したため記事を更新しています(19日午前2時30分)
広島市西区の集合住宅でベトナム人女性が何者かに殺害された事件で、警察は、女性の死因を頭部を何らかの硬いもので殴るなどされた「出血性ショック」と発表しました。
この事件は、15日夕方、広島市西区中広町の集合住宅で妻が殺害されているのを夫が発見したもので、警察は殺人事件として犯人の行方を追っています。
死亡したのは集合住宅に住むベトナム人のアルバイト、グエン・トゥイ・ガーさん(32)で、県警は、広島西警察署に刑事部長を本部長とする捜査本部を設置し、70人態勢で捜査を行うと発表しました。
警察は、グエンさんの死因を頭や顔を何らかの硬いもので複数回殴られたり圧迫されたりした「頭蓋骨骨折などによる出血性ショック」と発表。
グエンさんの腕などには複数の痣もあったということです。
警察は、犯人が強い殺意を持って犯行に及んだとみて、捜査を進めています。
特殊詐欺の「受け子」として86歳の女性から現金をだまし取った疑いで、海上自衛官の男が再逮捕され、送検されました。
詐欺の疑いで、17日朝、送検されたのは、海上自衛隊護衛艦「さざなみ」の海士長で三次市三和町に住む齊藤統太容疑者(27)です。
警察によりますと、齊藤容疑者は仲間と共謀し、先月21日から23日までの間、複数回にわたり、福山市に住む86歳の女性に息子になりすまして電話し、「現金を至急必要としているので代わりに行く者に渡してもらいたい」などと嘘を言い、息子の代理人を装って現金およそ100万円をだまし取った疑いが持たれています。
齊藤容疑者は、先月、福山市に住む別の高齢女性から現金をだまし取ったとして、警察の「だまされたふり作戦」で逮捕されていました。
その時の事件では容疑を認めていましたが、今回は容疑を否認しているということです。
警察は共犯者の有無や余罪などを調べています。
10月14日、福山市のコンビニエンスストアで、店員に包丁のようなものを突き付け、現金などを脅し取ろうとしたとして男が逮捕された事件で、警察は現場周辺に土地勘があったことも視野に捜査しています。
強盗未遂の疑いで送検されたのは、福山市水呑町の無職・橋本宇宙容疑者(20)です。
橋本容疑者は、10月14日の午前3時すぎ、福山市箕沖町のコンビニエンスストアで、71歳の男性店員に包丁のようなものを突き付け、金などを要求した疑いがもたれています。
店員が大声を出したため、橋本容疑者は何も奪わず逃走していました。
警察は橋本容疑者の居住地などから、現場周辺に土地勘があった可能性も視野に捜査しています。
警察の調べに対し、橋本容疑者は「私がやったかもしれませんが、記憶があいまいです」などと供述しているということです。
警察が詳しい動機などを調べています。
今月14日、福山市のコンビニエンスストアで店員に包丁のようなものを突き付けて現金などを脅し取ろうとしたとして20歳の男が逮捕されました。
強盗未遂の疑いで逮捕されたのは福山市水呑町の無職橋本宇宙容疑者です。
橋本容疑者は今月14日午前3時すぎ、福山市箕沖町のコンビニエンスストアで71歳の男性店員に無言で包丁のようなものを突き付け金などを要求しました。
店員が大声を出したため、橋本容疑者は何も奪わず逃走しました。
当時、店内は男性店員1人で客はおらず、店員に、けがはありませんでした。
店内の防犯カメラ映像や屋外の防犯カメラをたどるリレー捜査などから橋本容疑者が浮上。
警察の調べに対し橋本容疑者は「私がやったかもしれませんが記憶があいまいです」などと供述しているということです。
警察が詳しい動機などを調べています。
15日夕方、広島市西区の集合住宅で、ベトナム国籍の女性が倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。警察は殺人事件とみて捜査しています。
【高橋徹記者】
広島市西区の事件現場です。アパートの前には規制線が張られ、警察官による捜査が進んでいます。
警察によりますときょう午後6時半ごろ、広島市西区中広町の交番に近くに住むベトナム人男性が来て、「妻が血を流して倒れている」と届け出ました。警察が男性の自宅に駆け付けたところ、男性の妻とみられる30代のベトナム人の女性が倒れているのが見つかりました。女性は頭のあたりから血を流していて、その場で死亡が確認されました。女性の頭には、切り傷のようなものがあるほか部屋には血のついた足跡が確認されていることから、警察は、何者かが女性を殺害し逃走したものとみて、殺人事件ととして犯人の行方を追っています。
三原市で知人男性を包丁で刺して殺害した罪に問われている男の初公判で、男は起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、三原市田野浦の塗装工・池田照男被告は去年7月、自宅で知人の石川健志さんの左胸を包丁で突き刺し、殺害した罪に問われています。
きょうの初公判で池田被告は「違いはありません」と起訴内容を認めました。
検察は「被告人は元同僚である被害者が自宅に殴りこみに来るため、返り討ちにすることを決意した」と指摘。「包丁を刺したのは自分の身を守るための行為ではない」と主張しました。
一方、弁護側は「包丁を見せれば部屋の中に入ってこないと考えた。緊急状況における過剰防衛が成立する」と反論しました。
明日の公判では被告人質問が予定されています。
特殊詐欺の被害が過去最悪のペースで発生していることを受けて、県警と金融機関などが緊急の会議を開きました。
会議には、金融機関や警察の関係者などおよそ60人が集まりました。
警察によりますと、今年に入って県内の特殊詐欺の被害額は、先月末時点で17億5254万円と、これまで過去最悪だった2014年の年間の被害額をすでに上回っています。
会議では、被害を防ぐには振り込みの現場で対応する金融機関の役割が重要であることを確認。
また、警察官が詐欺の被害者に扮して、多額の現金を引き出そうとした際の、銀行員の対応訓練も行われました。
【広島県警 直原順一 減らそう犯罪情報官】
「新しい色んな手口が発生していることを知ってもらった上でお客さんの言動等でおかしいところに気付いて、防ぐということをお願いしたい」
県内では8月末までに金融機関などでの対応により、およそ1億9000万円の被害を未然に防ぐことができたということです。
15日午後、大竹市で海に潜って作業していた水産会社の男性が、心肺停止の状態で引き上げられました。
消防によりますと、15日午後3時ごろ大竹市の阿多田島の港で、「潜水作業をしていた作業員があがってこない」と118番通報がありました。
男性は阿多田島にある水産会社に勤める20代の男性とみられ、同僚に引き上げられて病院に搬送されましたが、心肺停止の状態です。
警察によりますと、男性は湾内にとめてあった船の様子を確認するため潜水器具を装備して海に潜ったということです。
15日夕方、広島市西区の集合住宅で、ベトナム国籍の女性が倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。警察は殺人事件とみて捜査しています。
【高橋徹記者】
広島市西区の事件現場です。アパートの前には規制線が張られ、警察官による捜査が進んでいます。
警察によりますときょう午後6時半ごろ、広島市西区中広町の交番に近くに住むベトナム人男性が来て、「妻が血を流して倒れている」と届け出ました。警察が男性の自宅に駆け付けたところ、男性の妻とみられる30代のベトナム人の女性が倒れているのが見つかりました。女性は頭のあたりから血を流していて、その場で死亡が確認されました。女性の頭には、切り傷のようなものがあるほか部屋には血のついた足跡が確認されていることから、警察は、何者かが女性を殺害し逃走したものとみて、殺人事件として犯人の行方を追っています。
15日夕方、広島市西区の集合住宅でベトナム国籍の女性が死亡していた事件で、15日午前中に女性の生存が確認されていることが分かりました。
【片平 知里 記者】
「午前10時です。いま鑑識が、きのう事件があった現場の建物に入っていきます。これから鑑識活動が行われます」
事件があったのは広島市西区中広町の集合住宅です。
警察によりますと、15日午後6時半ごろ、近くの交番にベトナム人男性が訪れ、「妻が血を流して倒れている」と届け出ました。
男性の自宅では、男性の妻とみられる30代のベトナム人の女性が倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されました。
男性は15日午前、仕事のため外出し、帰宅して倒れている女性を発見したということです。
近くの小学校では16日、保護者が付き添って登校するように呼び掛けました。
【近所の人】
「今まで何年も住んでいるんだけど、こういうことがなかったので怖い」
【広島市立天満小学校・東 健一郎 校長】
「今朝、保護者付き添いの登校をお願いして、通常通りの学校を行うと連絡しました。1日でも早く、事件が解決することを望んでいますし、当面は安全を考えながら学校としては対応してまいりたい」
捜査関係者によりますと、15日午前中には女性の生存が確認されているということです。
女性の頭には、切り傷のようなものがあるほか、部屋は荒れていて、血のついた足跡が確認されていることから、警察は強盗殺人容疑も視野に犯人の行方を追っています。
広島市東区で14日、70代の女性が首を絞められ殺害されているのが見つかりました。
警察は、現場にいた自称建設業の56歳の男が事情を知っているとみて話を聞いています。
【向井記者】
「現場と思われる家には規制線が張られています。また長時間にわたり鑑識作業が行われています」
警察によりますと、14日午後7時ごろ、広島市東区戸坂山根にある住宅から通報があり、駆け付けた警察官が土井鈴江さん(71)の遺体を発見しました。
土井さんの死因は窒息死で、首に絞められた跡や体に複数のあざがあり、警察は殺人事件として捜査。
覚せい剤使用の疑いで15日逮捕した56歳の自称建設業の男が何らかの事情を知っているとみて話を聞いています。
現場の住宅にはこの男が一人で住んでいて、警察が土井さんの遺体を発見した時に男は家にいたということです。
電車内などで後を絶たないちかんや盗撮行為といった犯罪被害をなくそうと、警察がJR西日本と協力して注意を呼びかけました。
15日朝、JR西広島駅で行われたキャンペーンには、警察官やJR西日本の職員のほか地域で防犯活動を行う団体が参加し通勤・通学中の女性たちにちかんや盗撮の被害から身を守る方法などが書かれたチラシを配りました。
県警によりますと、今年1月から8月に県内で把握したちかん被害は70件に上り、去年1年間の件数に迫る勢いです。
【広島西警察署 生活安全課・田中裕一郎警部補】
「(ちかんなどの)被害に遭った場合は声が上げにくいと思うので、県警の安全安心アプリ・オトモポリスがあるので、防犯ブザーや助けてくださいという音声が流れる機能もあるので有効活用してもらいたい」
県警では、今月を「減らそう犯罪月間」として対策に力を入れていて、特殊詐欺の被害防止を呼びかけるキャンペーンも行う予定です。
列車の中で16歳の女性2人に対しそれぞれ体を触った罪に問われた広島県警の幹部職員の男の初公判で、男は「全て間違っています」と起訴内容を否認しました。
起訴状などによりますと、県警科学捜査研究所の管理官田中雅史被告(59)は、今年4月17日と22日にJR五日市駅から横川駅間の列車内で、いずれも16歳の女性に対し太ももや尻を触った罪に問われています。
15日の初公判で田中被告は、「全て間違っています」と起訴内容を否認しました。
検察は「被告人が自宅から職場に行く際、通学していた女性2人に対し頻繁に犯行を行っていて女性は被告人の存在を把握していた」と指摘。
さらに、「女性は触られたため、立ち位置をずらしたが被告人は犯行を継続した」と主張しました。
一方、弁護側は被告人が犯行を行っていないとして無罪を訴えています。
きょう未明、福山市のコンビニエンスストアで男が店員に刃物のようなものを突き付けて脅し、逃走する強盗未遂事件が発生しました。警察は逃げた男の行方を追っています。
警察によりますと、きょう午前3時ごろ、福山市箕沖町のコンビニエンスストアで男性店員に刃物のようなものを突き付けて金を要求しました。
店員は大声を出したため、男は現金を奪うことなく、逃走しました。
当時、店内に客はおらず、店員にけがはありませんでした。
逃げた男は目出し帽を被っていたということです。
警察は店内の防犯カメラの映像などから男の行方を追っています。
「給湯器の支払いが終わっていない」などとうそを言い、現金およそ10万円をだまし取ったとして自称・会社役員の男(33)が逮捕されました。
警察によりますと、詐欺の疑いで逮捕された住居不詳・自称会社役員の長尾崇義容疑者(33)は今年8月20日午後3時半から午後4時ごろの間、広島市東区に住む無職の男性(83)の自宅を訪問。
「給湯器のローンの支払いが終わっていません」「今、9万2000円を支払ってもらわないと損害金が発生します」などとうそを言い、現金9万2000円をだまし取った疑いが持たれています。
長尾容疑者は被害男性と面識はなく、警察の調べに対し、「今はお話することができません」と供述しているということです。
被害男性は、過去に分割払いで給湯器を購入したことがありますが、すでに支払いは完了していました。
被害男性からの届出で事件は発覚し、警察は動機や余罪を調べています。
10日午後、広島県廿日市市で
横断歩道を歩いていた80歳の女性が、車にはねられ意識不明の重体です。
警察によりますと、10日午後5時前、廿日市市上平良の国道433号で、
横断歩道を歩いて渡っていた近くに住む80歳の女性が、
右折してきた普通乗用車にはねられました。
女性は、病院に搬送されたときには意識があったものの、
その後、容態が急変し、意識不明の重体になったということです。
車に同乗者はおらず、車を運転していた76歳の女性に、けがはありませんでした。
車側と歩行者側の信号はどちらも青だったとみられ、
警察が事故の状況を詳しく調べています。
今年1月、東広島市の住宅で親子3人の遺体が見つかった事件で、警察は両親を殺害した疑いで死亡していた次男を書類送検しました。
この事件は今年1月、東広島市八本松南の住宅で、この家に住んでいた当時71歳の父親と69歳の母親、それに32歳の次男あわせて3人が死亡しているのが見つかったものです。
両親はそれぞれ1階と2階のベッドであおむけに倒れていて、次男は首を吊った状態だったということです。
警察は、死亡していた次男が、両親の首を手で絞めて殺害したとして、殺人の疑いで容疑者死亡のまま書類送検しました。
次男は両親を殺害した後、自殺を図ったとみられています。
教室で女子児童のスカートの中を盗撮した疑いなどで、広島市の小学校教師の男が再逮捕されたことを受け、男が当時、勤務していた学校で保護者説明会が開かれました。
9日、全校児童の保護者を対象に開かれた説明会にはおよそ120人が出席しました。
警察によりますと、広島市西区の小学校教師、根来弘馬容疑者は、去年10月、当時勤務していた学校の階段の踊り場で、女子児童のスカートの中にスマートフォンを入れて盗撮しようとし、今年1月にも、教室で別の児童に同様の行為に及び下半身を盗撮した疑いがもたれています。
説明会で学校側は、根来容疑者が使っていたタブレット端末や教室の点検を行った結果、異常はなかったと説明。
その上で、スクールカウンセラーによる児童の心のケアにも力を入れると話したということです。
【保護者】
「絶対に繰り返すことのないよう、保護者としては祈りたいので、根絶に努めていただきたいと思っております」
成年後見人として管理していた女性の財産を横領したとして、弁護士の男が逮捕された事件で、男は、後見人を務めた複数の人から財産を横領していたとみられる事がわかりました。
業務上横領の疑いで、9日、送検された弁護士の久行康夫容疑者(67)は、7年前、成年後見人として、管理していた県内に住む30代の女性の口座から、現金400万円を横領した疑いがもたれています。
久行容疑者は、女性の成年後見人として広島家庭裁判所から選任されていて、着服がばれないよう、預貯金通帳の写しを偽造して家裁に提出していたということです。
捜査関係者への取材で、久行容疑者は、成年後見人を務めた複数の人から、同様の手口で財産を着服していたとみられることがわかりました。
今年7月下旬に、被害女性の後任の成年後見人を務めた弁護士の届け出で事件が発覚した後、久行容疑者の事務所は廃業しています。
家庭裁判所の調査では、久行容疑者の横領の総額は1億3000万円にのぼるとみられ、警察は余罪があるとみて捜査しています。
8日未明、広島市中区の路上で10代の女性のスカートをまくりあげたとして、広島ホームテレビのグループ会社に勤務する番組ディレクターの男が逮捕されました。
警察によりますと、県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されたホームテレビ映像の小野貴之容疑者(48)は、8日午前1時半ごろ、広島市中区三川町の路上で、10代の女性のスカートをまくり上げた疑いがもたれています。
女性が現場近くの交番に届け出たことで被害が発覚。小野容疑者は当時酒に酔った状態で、警察の調べに対し「全く覚えていません」と容疑を否認しています。
ホームテレビ映像によりますと、小野容疑者は今年2月に中途入社し、ディレクターとして広島ホームテレビの番組の制作を担当していたということです。
逮捕をうけてホームテレビ映像は「詳細を確認して厳正に対処する」とコメントしています。