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南海日日新聞の配信記事一覧

2025年07月21日

詐欺被害を防ぐ ドラッグストアに署長感謝状 沖永良部署

 沖永良部署は18日、電子マネーを悪用した詐欺被害を防いだとして鹿児島県和泊町のドラッグストア「マツモトキヨシ和泊店」(元榮愛菜店長)に署長感謝状を贈った。

 同署によると、同店舗は今月上旬、連日来店して電子マネーの購入を繰り返していた50代女性に、詐欺の可能性が高いことを伝えるとともに、警察へ通報するなどし、さらなる詐欺被害を防いだ。

 この日同署で石川智彦署長から感謝状を受け取った元榮店長(35)は「以前にも詐欺被害を通報したことがある従業員がいたので行動できたと思う。対応した従業員と警察官のおかげ。今後も今まで通り、従業員と連携を取り合って被害が防げたら」と話した。



7/19(土) 13:00

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2025年07月21日

違法わな繰り返し設置 悪質として通報、情報提供呼び掛け 奄美大島

 環境省と鹿児島県は15日、奄美市笠利町の国立公園地域内に許可なく設置された違法な昆虫わなを、9日までに計15個確認したと発表した。警告後も近くに新たなわなが仕掛けられるなど悪質なケースだったため、8日付で奄美署へ通報した。今後は関係機関がパトロールを強化するとともに、違法性が疑われる昆虫わなを見掛けた際の情報提供を広く求めている。

 発表によると、見つかったわなはいずれも目の細かいネットにバナナを入れて木の枝にぶら下げるバナナトラップと呼ばれるタイプ。6日に笠利町の蒲生崎観光公園周辺の市道近くにわな12個が仕掛けられていたのを市職員が発見した。

 わなを確認後の7日、わな設置が違法であることと、関係機関への連絡を求めるよう記した警告文を現地に掲示したが、8日に2個、9日に1個の新たなわなが設置されているのを関係者が確認した。現地には警告文が捨てられていたため、意図的な違法行為と判断して警察に通報した。

 今回わなが確認されたのは奄美群島国立公園第2種特別地域内で、工作物を設置する際は環境大臣の許可が必要。違反すれば1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が課される。正式に許可を得たわなには許可番号や設置者の連絡先などが記されたシールが貼られているという。

 違法なわな15個は環境省がすべて回収したが、現場付近の国立公園区域外にも複数の昆虫わなが確認された。回収したわなを調べた結果、捕獲が禁じられている希少な昆虫類は確認されなかったという。

 同省と県は「過去にも違反はあったが、今回は警告を無視して再度わなを設置しており、非常に悪質と言わざるを得ない」と警戒し、「国立公園区域で所有者不明のわなを見つけたらすぐに連絡してほしい」と協力を求めた。

 情報提供は電話0997(55)8520環境省奄美群島国立公園管理官事務所、同(57)7215県大島支庁総務企画課商工観光係へ。



7/16(水) 13:01

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